ダブリン、クラダ・レコードの今月の新入荷CDです。例によってコメントはクラダのものがベースです。


☆Seamus Ennis: Ceol, Scealta & Amhrain
 1961年、ゲール・リンから出たLPのCD復刻。シェイマス・エニスは第二次大戦後、BBCの求めに応じ、アイルランド、スコットランドのゲールタハトで膨大な量の歌や曲、物語を録音・収集しています。その一部を自らパイプやホイッスルで演奏し、うたい、語った録音。

☆Sarah & Rita Keane: Once I Loved
 ドロレス、ショーンを生出したゴールウェイのケーン一族の最長老セーラとリタの姉妹の最初のアルバムがついにCD復刻されました。二人のユニゾンが基本ですが、時にそれが微妙にずれて、しかしコーラスとまでは行かない、不思議な世界をつくり出します。現代的な押しだす歌では無く、「語り」に近い歌でもあります。秋の夜長、暖炉の傍でおばあさんたちの物語に耳をかたむける感じ。"Keane" を「ケーン」と読むのはこのアルバムのライナーにそう書かれているため。

☆Various Artists Flute: Wooden Flute Obsession 3
 41人のフルーティストによる95曲を収めたCD2枚組。タイトル通り、フルート・マニアにはたまらんでしょう。今回参加の主なミュージシャンは Conor Byrne, Ronan Browne, Brid O'Donohue, Mick Mulvey, Caoimhin O Raghallaigh and Mick O'Brien。

☆Rachel Hair: Hubcaps & Potholes
 アイルランド人を母に、スコットランド人を父に持つハーパーのデビュー。双方の伝統曲と自作を演奏しています。演奏スタイルも双方の伝統と現代のフォークやジャズのスタイルも採入れた独自のもの。

☆Cathal Hayden: Time to Dance 2
 ダンスのための教則CDとして作られた2枚組。ですが、Cathal Hayden, Mark Mohan, Brian McGrath, Mairti/n O'Conner, Alan Kelly and Arty McGlynn がやるとなれば、聞いても楽しい。

☆The Racketeers: Silver & Dust
 ダブリンのソング・ライター、Eamonn Dowd の唄をうたうバンドの4作目。

☆Sliotar: Crew of Three
 ダブリンをベースとするトリオ。Ray MacCormac: whistles, uilleann pipes and vocals。J.P. Kallio: guitars, bouzouki, kantele and vocals。Des Gorevan: drums, percussion。年刊200本を越えるライヴをこなしてきた蓄積が形になった最新作。

☆Eileen Ivers: Crossing the Bridge
 ご存知アイリーンの出世作の再発。参加ミュージシャンの中には Colin Dunne, Seamus Egan, Tommy Hayes, Jerry O'Sullivan and Maria Page がいます。