買ってしまってからやばかったかなと思いましたが、後の祭り。これは禁断の世界です。一度入ったら抜けられません。そしてこの向こうにはオソロシイ世界が広がっています。
思えば AKG K701 を衝動買いしたのが運の尽きだったのでありましょう。通常のオーディオはタイムドメインですっかり留めを刺されたのでありますが、幸いというか、不幸にもというか、タイムドメインはヘッドフォンは今のところ出す気がないようです(試作品はできてるらしい)。なので、まだオーディオとしての楽しみ、「音が変わる」というあの楽しみがヘッドフォンの世界では味わえます。メーカー、方式が変われば、同じ音楽も違って聞こえます。iPod 景気でヘッドフォンも活気が出てきていますし、それにつれてヘッドフォン自体のステイタスも上がってきたようであります。
ぼくが現在使っているのは安い方から、KOSS KSC75、同35、iGrado、Westone Labs UM2、AKG K701。実は KSC35 は 75 が出て一度引退していましたが、表題にあるヘッドフォン・アンプを買ったことでみごとに復活してしまいました。おかげで 75 が引退気味。
気に入った録音をくり返し聞く際に、これらをとっかえひっかえします。その他にも電車やバスに乗る外出の際は UM2、散歩や家事の際は iGrado、就寝の音楽は KSC35 というメインの使用法があります。
さて「音の違い」を求めて、情報をあさっているうちに見つけたのがここ。
まず目についたのが iPod 用にポータブルのヘッドフォン・アンプを使っているという話。これが安い。定価75ドル。送料入れても1万円でおつりが来ます。PayPal で注文したら、10日でやってきました。それがカナダのメーカー(と言ってもほとんど個人でやっているらしい)の Go-Vibe V5 です。
オーディオ・テクニカのミニミニの接続ケーブル、ナショナルの 9V 6P 電池を用意し、聞いてみると……。
上にあげた中で一番「音が変わった」のは、KSC75 と K701 でした。オーディオの世界で最高の賛辞である「別世界」という言葉はこういうことをさすのか。
75 がこれだけ変わるのなら、35 はどうだ、と試してみたら、復活してしまったという次第。
UM2 で違いが目立たないのはもともとの能力が高いからでしょうが、他の二つと比べて目立たないというだけで、音楽は格段に魅力的になります。聞くのが楽しくなります。
iGrado はと言えば、使いはじめたばかりで、まだ音に耳も機械もなじんでいないからでしょう。おいおい楽しみです。
K701 は、これがわたしの本来の能力なんだよ、と言われているようであります。質の高いヘッドフォンの能力を十分に引き出すには、専用のアンプが必要というのが納得されました。
こうなると iPod に入れるファイルのフォーマットも問題になってきます。あくまで音質を最優先にするなら、AIFF ないし WAV で入れるところですが、そんなことをすればHDがいくらあっても足りません。入れる時はとにかく Apple Lossless で入れた上で、そこまでの必要なしと判断した録音は AAC 320kbps に落とすことにしました。フィールド録音やSPからの復刻ははじめから AAC320 です。もちろん、CDの縁はゼブラ Popstar の蛍光緑で塗ります。
こうしてすっかりオーディオ・マニアにもどってしまったわけですが、その Go-Vibe が国内で正式に輸入・販売されることになったそうです。
個人的にはすでに直接買ってしまっていましたが、こうしてルートができるのはありがたいことです。購入の時のメーカーとのやり取りで、もう少し薄くならないかとたずねたら、価格が高くなってしまうが検討してみるとのことでした。薄い筐体は高いのだそうです。もし実現したら多分また扱われるのではないでしょうか。
この上はこのアンプ用として推奨されている電池と充電機、iPod との接続用のミニミニ・ケーブルも扱っていただきたいところです。電池は 6P の 9V ですが、これには実質電圧が 8.4V のものと 9.6V のものがあり、国産ではナショナルと東芝の 8.4V のものしかありません。アメリカから通販で買うことは可能ですが、やはり割高になりますし、充電器の不安もあります。
アイルランドやスコットランドものは録音の良いものが多いですから、これで全部もう一度聞直したくなってきます。Linn のバーンズ全曲集などはちょっと聞いてみただけでも、いつまでもひたっていたくなりました。最近のではアイリス・ケネディやルナサ、それにケルクリで来るティム・オブライエンのものなども魅力です。
さて、そうなると、ポータブルでこれなら、据置型のヘッドフォン・アンプはどうだろうと気になるわけです。そして、今聞いているのとはまったく方式の違う STAX で、ドロレス・ケーンやキャサリン=アン・マクフィーを聞いてみたくなってきました。(ゆ)
思えば AKG K701 を衝動買いしたのが運の尽きだったのでありましょう。通常のオーディオはタイムドメインですっかり留めを刺されたのでありますが、幸いというか、不幸にもというか、タイムドメインはヘッドフォンは今のところ出す気がないようです(試作品はできてるらしい)。なので、まだオーディオとしての楽しみ、「音が変わる」というあの楽しみがヘッドフォンの世界では味わえます。メーカー、方式が変われば、同じ音楽も違って聞こえます。iPod 景気でヘッドフォンも活気が出てきていますし、それにつれてヘッドフォン自体のステイタスも上がってきたようであります。
ぼくが現在使っているのは安い方から、KOSS KSC75、同35、iGrado、Westone Labs UM2、AKG K701。実は KSC35 は 75 が出て一度引退していましたが、表題にあるヘッドフォン・アンプを買ったことでみごとに復活してしまいました。おかげで 75 が引退気味。
気に入った録音をくり返し聞く際に、これらをとっかえひっかえします。その他にも電車やバスに乗る外出の際は UM2、散歩や家事の際は iGrado、就寝の音楽は KSC35 というメインの使用法があります。
さて「音の違い」を求めて、情報をあさっているうちに見つけたのがここ。
まず目についたのが iPod 用にポータブルのヘッドフォン・アンプを使っているという話。これが安い。定価75ドル。送料入れても1万円でおつりが来ます。PayPal で注文したら、10日でやってきました。それがカナダのメーカー(と言ってもほとんど個人でやっているらしい)の Go-Vibe V5 です。
オーディオ・テクニカのミニミニの接続ケーブル、ナショナルの 9V 6P 電池を用意し、聞いてみると……。
上にあげた中で一番「音が変わった」のは、KSC75 と K701 でした。オーディオの世界で最高の賛辞である「別世界」という言葉はこういうことをさすのか。
75 がこれだけ変わるのなら、35 はどうだ、と試してみたら、復活してしまったという次第。
UM2 で違いが目立たないのはもともとの能力が高いからでしょうが、他の二つと比べて目立たないというだけで、音楽は格段に魅力的になります。聞くのが楽しくなります。
iGrado はと言えば、使いはじめたばかりで、まだ音に耳も機械もなじんでいないからでしょう。おいおい楽しみです。
K701 は、これがわたしの本来の能力なんだよ、と言われているようであります。質の高いヘッドフォンの能力を十分に引き出すには、専用のアンプが必要というのが納得されました。
こうなると iPod に入れるファイルのフォーマットも問題になってきます。あくまで音質を最優先にするなら、AIFF ないし WAV で入れるところですが、そんなことをすればHDがいくらあっても足りません。入れる時はとにかく Apple Lossless で入れた上で、そこまでの必要なしと判断した録音は AAC 320kbps に落とすことにしました。フィールド録音やSPからの復刻ははじめから AAC320 です。もちろん、CDの縁はゼブラ Popstar の蛍光緑で塗ります。
こうしてすっかりオーディオ・マニアにもどってしまったわけですが、その Go-Vibe が国内で正式に輸入・販売されることになったそうです。
個人的にはすでに直接買ってしまっていましたが、こうしてルートができるのはありがたいことです。購入の時のメーカーとのやり取りで、もう少し薄くならないかとたずねたら、価格が高くなってしまうが検討してみるとのことでした。薄い筐体は高いのだそうです。もし実現したら多分また扱われるのではないでしょうか。
この上はこのアンプ用として推奨されている電池と充電機、iPod との接続用のミニミニ・ケーブルも扱っていただきたいところです。電池は 6P の 9V ですが、これには実質電圧が 8.4V のものと 9.6V のものがあり、国産ではナショナルと東芝の 8.4V のものしかありません。アメリカから通販で買うことは可能ですが、やはり割高になりますし、充電器の不安もあります。
アイルランドやスコットランドものは録音の良いものが多いですから、これで全部もう一度聞直したくなってきます。Linn のバーンズ全曲集などはちょっと聞いてみただけでも、いつまでもひたっていたくなりました。最近のではアイリス・ケネディやルナサ、それにケルクリで来るティム・オブライエンのものなども魅力です。
さて、そうなると、ポータブルでこれなら、据置型のヘッドフォン・アンプはどうだろうと気になるわけです。そして、今聞いているのとはまったく方式の違う STAX で、ドロレス・ケーンやキャサリン=アン・マクフィーを聞いてみたくなってきました。(ゆ)
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