デンマークのフォーク&ルーツ音楽を代表するミュージシャン12組がライヴを行い、ネットでストリーミング放送するとともに、後日、自由にダウンロードできるようになるそうです。仕掛けたのはデンマークを代表するレーベルの GO' Danish Folk Music

 サイトはこちら

 ライヴのネット中継、ネット配信はあたりまえですが、ネットでの中継、配信を前提に、そのためにわざわざライヴをするのは初めてではないでしょうか。少なくともフォーク&ルーツ音楽シーンではこれまで聞いたことがありません。

 ライヴが行われるのは現地時間の今月26日から29日の4日間。連日3組ずつ、計12組。会場はユトランド半島東部の港街フレゼレシャにある ‘Bruunske Pakhus’(サイトはこちら。ただし、当然デンマーク語です。英語ページは見つからず)。ライヴそのものも無料だそうですが、上記の会場に予約が必要。デンマークおよびその付近在住、またはその頃にあちらにいらっしゃる方はトライされてはいかがでしょう。

 また、毎日ライヴの前に、様々なテーマでの講演もあるそうです。

 ライヴそのものはいずれも現地時間(グリニッジ標準時+1時間)の19:00から23:00まで。
 各ミュージシャンのサイトへのリンクは上記公式サイトにあります。

11/26
TRIO MIO
EIVOR
PHONIX

11/27
SUSSIE NIELSEN BAND
ZAR
INSTINKT

11/28
KASI/R
TUMULT
HENRIK JANSBERG BAND

11/29
HAUGAARD & HOIRUP
SERRAS
AFENGINN

 ぼくは半分ほどしか聞いたことがありませんが、それから判断するかぎり、どれも一級のミュージシャンばかりです。Kasi/r のよう生だ10代の若手から、ハウゴー&ホイロップまで、世代もスタイルもジャンルの幅も広い。ハウホイだけが飛びぬけているわけでもなく、デンマーク音楽の層の厚さ、今のシーンの活況がわかります。このイベントはおそらく自体を画するものになるはず。

 なかなかデンマークにまで来られない世界中の人びとに、デンマーク音楽のすばらしさを伝えたいという熱意には感服します。