ここで言うのはヘッドフォンのいわゆるアクティヴ・ノイズ・キャンセリング、つまり周囲のノイズに対して逆位相の音を出すことでノイズを消す、という形です。代表的なのはボーズの Quiet Comfort ですが、これが売れてるというので、各社からいろいろ出てます。先日出た JBL もラインナップに入ってました。

 原理的にはわからないでもないですが、どうもどこかに無理があるように思っていたら、「趣味は音楽鑑賞」のブログで体験談が載りました。

 眉に唾をつけていたのはやはりぼくだけではなかったのは当然としても、実際に試してしまうところがさすが。

 で、結果も予想どおり。この喩えはなかなかうまいと思います。表面上消えたようにみえても、実際になくなったわけではない、というのは卓見。結局は聞こえないノイズが増えていて、そのためにかえって害があるというのは、他にも良くある気がします。

 ぼく個人としては今のところ UM-2 のパッシヴ・ノイズ・キャンセリング、つまり耳栓方式で十分で、楽しく音楽が聴けてます。電車やバスで出かけるときは、これと Go-Vibe 5 が手放せません。

 余談ですが、ひょっとして Shure のイヤフォンて、Westone Laboratory の OEM なんてことはないんでしょうか。だからって別に Shure がどうこうというわけではありませんがね。

 それにしても最近は Apple Lossless で入れているので、 iPod は80GBでもすぐいっぱい。新しく入れるには何を削るか悩むという事態になってます。タイムドメイン掲示板でそそのかされるおかげで、最近は AIFF 48KHz での読みこみ、なんてのも始めてしまったため、容量不足はますます深刻。HDがいくら大きくなろうと解決はしないので、もう、早く全部ネット上で常時アクセス、ストリーミング、定額サービスにならんですかね。そうなれば、別に全部の楽曲が手元にある必要はないんです。プレイリストやブックマークみたいなものさえあればいい。それだってネット上で、携帯でもPCでも端末の形がなんであっても、どこにいても見ることができればいい。ファイルは AIFF とか WAV とかケチなこと言わずに1ビット5.6448MHzフォーマットの、SACDもてんでかなわない(?)超高音質。というより、ファイル・フォーマットをTPOでいろいろ選べるのがいいな。

 そう言えば、iTunes 7 はパソコンで聞いても、音が良くなってる気がしませんか。昔デフォルトの AAC 128kbps で入れておいたものを聞いても、前より音楽の生々しさが増して聞こえます。うちの環境は iMac G5 + Timedomain Light なんですが。