ノルウェイ独特の楽器ハーディングフェーレをフィーチュアしたグループ Gjetord(イェートール)が来月初旬に来日し、東京と大阪でライヴを行うそうです。大阪では、ご存知、山口智さんがサポート。

 ちなみにハーディングフェーレは普通のフィドルの弦の間に3本の共鳴弦を備えた弦楽器です。代表的な演奏家としてはアンビョルグ・リーエンがいます。

 このツアーを企画されたのは関西在住の樫原聡子さん。元はアイリッシュ・フィドルを演奏されていたのが、ノルウェイの音楽に魅せられ、テレマルク(ノルウェイのドニゴールかクレアですな)に単身留学されていたそうな。そこの学校での仲間が結成したイェートールを連れてきてしまったらしい。

 ヤマハを除き、ノーPAだそうです。ハーディングフェーレのあの響きを聞くには最適。

 グループのCDはまだ作っていないそうですが、ヤマハではノルウェイ音楽の特集も組むそうです。クラシック中心ではありましょうが。

 なお、自由学園明日館でのコンサートは、「グリーグ生誕没後100年記念事業」の一環の由。


 樫原さんには本誌向けに、アイリッシュからノルウェイに移り、グループ結成にまでいたった遍歴をつづった記事の執筆をお願いしています。お楽しみに。


★スケジュール

12/04(月)東京・銀座 ヤマハ インストア・ライヴ
12/05(火)-- 07(木)
      東京池袋 自由学園明日館
      開場18:15/開演18:45 2500円
12/09(土)大阪北浜 CHAKRA
      ゲスト:山口智
      開場18:00/19:00 2500円(当日3000円)

★チケット購入&問合せ
12/05--07のコンサートに関しては
Grieg2007実行委員会 電話:03-5021-3983 またはメール 

12/09公演に関しては 
CHAKRA 電話 06-6361-2624 もしくはメール

 「Gjetord (イェートール) は、エレン・マリエの呼びかけによって、2005年冬、テレマルク大学フォークカルチャー科の学生によって結成された。ヤギ牧場を経営するエレン・マリエのレパートリーは生活に深く根ざしたセートラ音楽(setramusikk:牧場の生活から生まれた音楽。動物を呼ぶロックlokkなど実用的なものを含む)である。Gjetord はエレン・マリエとマグンヒルがリードする伝統的ながらユーモアあふれるノルウェーのセートラ音楽をサラ・ナイジェルと樫原聡子によるフェーレとハーディングフェーレと共に演奏する一方、ハリエットのオリジナル曲もレパートリーとしている。年齢差と国籍を超えた、異なるバックグラウンドを持つミュージシャンによるノルウェーのフォークミュージック」

☆メンバー
エレン・マリエ・タンゲン Ellen Marie Tangen: 歌 sang,
マグンヒル・ベルゲ Magnhild Berge: 歌 sang
ハリエット・ヘレネ・フェルドハイム Harriet Helene Fjeldheim: 歌 sang
セーラ・ナイジェル Sarah Nagell: 歌 sang, フェーレ fele, ハーディングフェー
レ hardingfele
樫原聡子 Satoko Katagihara: フェーレ fele, ハーディングフェーレ hardingfele、歌 sang


Thanx! > 樫原さん