第8回目の今年の受賞者が発表になりました。詳しくはこちら

 授賞式の模様の放送はこちら。放送後、1週間、オンラインで聞けます。

 今年の話題はなんと言っても、オリジナル・ペンタングルの30年ぶりの再編で、《LIGHT FLIGHT》からの曲を含む2曲を演奏したそうです。

 今回のキーワードは「新旧交代」かな。大ベテランとここ数年急速に台頭している若手の二つにみごとに分かれてます。中間がいない。オイスターバンド、アルビオン・バンド一族、ショウ・オヴ・ハンズなど、いないわけではないですが、昨年は年寄りと若者の活躍の影に隠れてしまったのでしょう。


BEST ALBUM -- 《FREEDOM FIELDS》 -- SETH LAKEMAN
FOLK SINGER OF THE YEAR -- SETH LAKEMAN
 これまではどちらかというと兄さんたちばかり注目されてきましたが、一気にブレイク、かな。ベロウヘッド、ティム・ヴァン・エイケンなど、並み居るライヴァルを押しのけての受賞。

BEST DUO -- MARTIN CARTHY & DAVE SWARBRICK
 スウォブ復活のお祝いでしょうか。デュオの新作《STRAWS IN THE WIND》まで出てしまったのには驚きました。

BEST GROUP -- BELLOWHEAD
http://www.bellowhead.co.uk/
 フル・アルバムとしてはデビューの《BURLESQUE》は fRoots 誌のベスト・アルバム、Songlines や MOJO の両誌でもベスト・アルバムに選ばれました。

BEST ORIGINAL SONG -- DAISY: KARINE POLWART
 セカンド・ソロ《SCRIBBLED IN CHALK》収録。
 個人的にはショウ・オヴ・ハンズの〈Roots〉(この授賞式でもライヴ演奏されました)の受賞を期待してましたが、まあ、文句はないです。

BEST TRADITIONAL TRACK -- BARLEYCORN: TIM VAN EYKEN
 《STIFFS LOVERS HOLYMEN THIEVES》収録。これ、なぜかライス・レコードより国内盤が出てます。確かにこの曲の解釈としては出色。

MUSICIAN OF THE YEAR -- CHRIS THILE
 新世代ブルーグラス・バンド、ニッケルクリークのマンドリン奏者クリス・シーリーがアメリカ人として唯一の受賞。ソロ・アルバム《HOW TO GROW A WOMAN FROM THE GROUND》に対するものらしい。

HORIZON AWARD -- KRIS DREVER
 ソロ・デビュー作《BLACK WATER》が好評のスコットランドのシンガー。エイダン・オルーク、Martin Green とのトリオ Lau もなかなかです。

BEST LIVE ACT -- BELLOWHEAD

LIFETIME ACHIEVEMENT AWARD -- PENTANGLE

LIFETIME ACHIEVEMENT AWARD -- DANNY THOMPSON

GOOD TRADITION AWARD -- NIC JONES

FOLK CLUB AWARD -- THE RAM, CLAYGATE

AUDIENCE VOTE -- FAVOURITE FOLK TRACK -- WHO KNOWS WHERE THE TIME GOES: SANDY DENNY/FAIRPORT CONVENTION