Mac OS X 10.5 Leopard が届いたので、MacBook Kro(初代)Intel Core Duo 2.0GHz にインストール。はじめ、所要時間3時間と出るが、実際には30分強で終了。デフォルトのインストールでは、設定の移行ややりなおしは一切不要。

 一番懸念していた親指シフトはあっさりOK。まったく何もせずに、これまで通り使用できる。というより、10.4.10 までは、再起動やログインしなおすと、システム環境設定で設定しなおさなければならなかったので、その手間がなくなった。ちゃんと自動的に Tesla が入っている。ひょっとするとアップルの方で、こういうサード・パーティ・ツールが使えるように組んでいるのだろうか、とすら思える。Xcode 3 で再コンパイル、ターミナルでファイル・コピーというのを覚悟していたので、正直、ほっとする。やってしまえばそんなにたいへんではないのだが、ふだん縁がないツールを使うのはやはりめんどい。

 Safari でも、あらたに機能がついた Mail でも RSS がまったく読めなくなるというトラブルが出ていて、モーレツに腹が立ったのだが、親指シフトがあっさり通ったのでとたんに機嫌が直る。

 Leopard は外見はあまり変わっていないが、細かいところでいろいろ使い勝手が良くなったり、表示が見やすく、あるいは美しくなっている感じがある。CPUは最新ではないが、全体の動作もよりきびきびしていて、快適。

 ホーム・ディレクトリに「ダウンロード」フォルダができ、メールの添付ファイルもブラウザでダウンロードしたものも、デフォルトではすべてここにまとまる。これまで自分で専用フォルダを作って指定していたが、デフォルトでこういうものがあるのは助かる。このフォルダはドックにも入っている。

 それにしても、今回の発売については、ごく普通のメディアが大々的に取りあげているのに驚いた。iPod 効果でMacそのものの売り上げも増えているそうだが、それ以上に Mac をめぐる風向きが変わっている。これまでは Mac はもう消えゆくのみ、とみなしていたのに。一台でウインドウズと両方使えるというのは、意外なメリットなのだろうか。アメリカの大学や学生の間ではもはや Mac がデファクト・スタンダードになりつつあるような気配だが、それが一般に広がるのも時間の問題か。(ゆ)