クリスマスも過ぎ、
心静かに新しい年を迎えたいところですが、
そうは簡単に問屋が卸してくれません。
せめて、こういうものでつかの間の息抜き。

 東京公演の「ミート・ザ・バンド」の「起こし」も読めるようになっています。

 個人的には
デンマークとノルウェイの両親のもと、
スウェーデン南端に生まれたという
アレ・メッレルの出自が目鱗でした。
たがいに異なる音楽をつなぐかれの位置が
すとんと納得されました。

 フリーフォートももちろんすばらしいのだけれど、
アレの仕事としては
近年のアレ・メッレル・バンドが出色。
北欧とアフリカとバルカンを中心に
これぞ真の「世界音楽」。
しかも、いいかげんな混ぜあわせではなく、
それぞれの素材の味を生かしながら、
全体として新しい味を作っています。

 今年でたセカンド《DJEF DJEL》は基本になってる「出汁」の取り方と
「鍋奉行」たるアレの采配の妙で、
稀に見る旨い音楽です。


Thanx!>やまだまさん