ノーザン・アイルランドのシン・フェイン党党首ジェリィ・アダムスの専属運転手をつとめていた男が英国政府に情報を売っていたという。いわゆる「聖金曜日合意」の交渉がたけなわの時期の話だそうな。
シン・フェインは IRA の政治部門で、IRA は英国の軍部や情報機関を向こうにまわして、長年互角に情報戦を戦っていたわけだが、「敵」もさるもの、というところだろう。
Winds Cafe 134 の準備続行。かけるうたの歌詞対訳。なかなか難しい。フェアポートが原曲の〈Farewll, farewell〉も、何十回となく聞いてはいるが、こんな歌詞だったっけ。聞いているかぎりでは、もっとシンプルな内容に聞こえていた。あと3曲。最後にはおそらく一番の難物デッドの〈Black muddy river〉が控えている。
1曲ごとに聞きかえしながらやるが、聞くのはもっぱら、iPod touch から Go-Vibe Petite につなぎ、EarPhone M である。最近は SHURE ソフトフォームイヤパッド をつけている。黒い、スポンジの小。Westone のものも使える。Westone の買い置きが切れたので、試しに Shure のを買ってみた。性能としては違いは感じられない。デフォルトのダブル・フランジよりスポンジのイヤチップまたはイヤパッドのほうが明らかに音は良くなる。なにより低音が締まる。全体の輪郭も一層はっきりする。遮音性が格段に高まるだけでなく、音の出口が鼓膜により近くなるかららしい。Shure のチップの遮音能力は結構なもので、外部の音はまったく気にならない。
最新の変化は Go-Vibe のアップグレード。一年前に買った Go-Vibe 5 は すばらしく CP が良く、PHA の格好の入門機で、これなくしては生きられなくなってしまった。が、やはり作りがやや貧弱なところはあった。音量ダイアルを回すと動かしている間、右チャンネルにノイズが入るのは買った当初からだったが、そのうち歩きながら聞いているとだんだんノイズが入るようになった。はじめはコネクタの ALO Jumbo Cryo Dock がおかしいのかと思ったのだが、試しに普通のピン―ピン・コードに換えてみたら、入力のジャックが中でゆるんでいるらしい。だましだまし使ってはいたものの、だんだんノイズはひどくなり、時には音が切れてしまう。修理に出そうにも、製造元はアンプ製作から引退して、ウエブ・サイトも閉じてしまった。代わりを物色もしたが、良さそうなのはどれも高い。一時は清水の舞台から飛びおりて、iQube に張りこむか、とも思ったところで Go-Vibe Petite が昨年末に出ていることに気がついた。Go-Vibe の設計と権利を買ったシンガポールの Jaben Network が初めて出した製品だ。評判もなかなか良い。ものは試しと Uncle Wilson にメールを出したら速攻で返事が来た。えいやっと注文して待つこと8日。これは大当りでした。
まず小さい。Go-Vibe 5 はできあいのケースを使っていたから、iPod といっしょにすると、かさばった。これはその名の通り、ふたまわりは小さくなった。iPod touch と比べると、底面積では半分、厚さは倍というところ。一番犠牲になったのが音量ダイアルで、コネクタを刺していると、回しにくいことおびただしい。そしてジャックの間隔が短かすぎて、Jumbo Cryo Dock のがっちりしたピン・ジャックが入らない。しかし音にくらべれば、こうしたことはささいなものだった。
聞きはじめたとたん、顔がにやけるのがわかる。Go-Vibe の6や7は知らないが、これはもう5とは別次元の音だ。EarPhone M の周波数特性が急に広がったようにすら思える。このイヤフォンは比較的高音のほうにポイントがあることは確かだが、Go-Vibe Petite を入れると低音も豊かになる。同時に音が磨かれてくる。すべての音がぴかぴかになるのではなく、それぞれの個性がはっきりわかる感じだ。立ちあがりと減衰の美しさ。見通しはさらに良くなり、分解能力が上がり、ひとつひとつの音の立体感が増し、とにかく新しい世界に入って気持ち良い。他と比べたわけではないが背景ノイズも低く、無伴奏歌唱とか、小編成の生楽器アンサンブルとかになると、音楽だけが浮かびあがる。USB 入力の DAC もついているので、iPod では聞けない FLAC も MacBook から最高の音で聞ける。
価格(送料込みで195米ドル)からしても、性能からしても、PHA の入門機としてやはりベストだろうし、長く使えるとも思う。Go-Vibe 万歳。Long live the Go-Vibe!
買ったのは Jaben から直。
"Shop Online" のページの一番下 "Others" で "Add to Cart" をクリック。
PayPal に飛ぶので
"Purpose" に "Go-Vibe Petite"
"Donation Amount" に "195"と入れる。
あとは PayPal で支払う。
Go-Vibe Petite はここでも買えるらしい。
ヤフオクでも売っていたし、他にも探せば国内で買えるところはあるはず。Uncle Wilson 自身、日本でのディストリビュータを探すつもりのようだから、近々正式輸入がされるかもしれない。(ゆ)
シン・フェインは IRA の政治部門で、IRA は英国の軍部や情報機関を向こうにまわして、長年互角に情報戦を戦っていたわけだが、「敵」もさるもの、というところだろう。
Winds Cafe 134 の準備続行。かけるうたの歌詞対訳。なかなか難しい。フェアポートが原曲の〈Farewll, farewell〉も、何十回となく聞いてはいるが、こんな歌詞だったっけ。聞いているかぎりでは、もっとシンプルな内容に聞こえていた。あと3曲。最後にはおそらく一番の難物デッドの〈Black muddy river〉が控えている。
1曲ごとに聞きかえしながらやるが、聞くのはもっぱら、iPod touch から Go-Vibe Petite につなぎ、EarPhone M である。最近は SHURE ソフトフォームイヤパッド をつけている。黒い、スポンジの小。Westone のものも使える。Westone の買い置きが切れたので、試しに Shure のを買ってみた。性能としては違いは感じられない。デフォルトのダブル・フランジよりスポンジのイヤチップまたはイヤパッドのほうが明らかに音は良くなる。なにより低音が締まる。全体の輪郭も一層はっきりする。遮音性が格段に高まるだけでなく、音の出口が鼓膜により近くなるかららしい。Shure のチップの遮音能力は結構なもので、外部の音はまったく気にならない。
最新の変化は Go-Vibe のアップグレード。一年前に買った Go-Vibe 5 は すばらしく CP が良く、PHA の格好の入門機で、これなくしては生きられなくなってしまった。が、やはり作りがやや貧弱なところはあった。音量ダイアルを回すと動かしている間、右チャンネルにノイズが入るのは買った当初からだったが、そのうち歩きながら聞いているとだんだんノイズが入るようになった。はじめはコネクタの ALO Jumbo Cryo Dock がおかしいのかと思ったのだが、試しに普通のピン―ピン・コードに換えてみたら、入力のジャックが中でゆるんでいるらしい。だましだまし使ってはいたものの、だんだんノイズはひどくなり、時には音が切れてしまう。修理に出そうにも、製造元はアンプ製作から引退して、ウエブ・サイトも閉じてしまった。代わりを物色もしたが、良さそうなのはどれも高い。一時は清水の舞台から飛びおりて、iQube に張りこむか、とも思ったところで Go-Vibe Petite が昨年末に出ていることに気がついた。Go-Vibe の設計と権利を買ったシンガポールの Jaben Network が初めて出した製品だ。評判もなかなか良い。ものは試しと Uncle Wilson にメールを出したら速攻で返事が来た。えいやっと注文して待つこと8日。これは大当りでした。
まず小さい。Go-Vibe 5 はできあいのケースを使っていたから、iPod といっしょにすると、かさばった。これはその名の通り、ふたまわりは小さくなった。iPod touch と比べると、底面積では半分、厚さは倍というところ。一番犠牲になったのが音量ダイアルで、コネクタを刺していると、回しにくいことおびただしい。そしてジャックの間隔が短かすぎて、Jumbo Cryo Dock のがっちりしたピン・ジャックが入らない。しかし音にくらべれば、こうしたことはささいなものだった。
聞きはじめたとたん、顔がにやけるのがわかる。Go-Vibe の6や7は知らないが、これはもう5とは別次元の音だ。EarPhone M の周波数特性が急に広がったようにすら思える。このイヤフォンは比較的高音のほうにポイントがあることは確かだが、Go-Vibe Petite を入れると低音も豊かになる。同時に音が磨かれてくる。すべての音がぴかぴかになるのではなく、それぞれの個性がはっきりわかる感じだ。立ちあがりと減衰の美しさ。見通しはさらに良くなり、分解能力が上がり、ひとつひとつの音の立体感が増し、とにかく新しい世界に入って気持ち良い。他と比べたわけではないが背景ノイズも低く、無伴奏歌唱とか、小編成の生楽器アンサンブルとかになると、音楽だけが浮かびあがる。USB 入力の DAC もついているので、iPod では聞けない FLAC も MacBook から最高の音で聞ける。
価格(送料込みで195米ドル)からしても、性能からしても、PHA の入門機としてやはりベストだろうし、長く使えるとも思う。Go-Vibe 万歳。Long live the Go-Vibe!
買ったのは Jaben から直。
"Shop Online" のページの一番下 "Others" で "Add to Cart" をクリック。
PayPal に飛ぶので
"Purpose" に "Go-Vibe Petite"
"Donation Amount" に "195"と入れる。
あとは PayPal で支払う。
Go-Vibe Petite はここでも買えるらしい。
ヤフオクでも売っていたし、他にも探せば国内で買えるところはあるはず。Uncle Wilson 自身、日本でのディストリビュータを探すつもりのようだから、近々正式輸入がされるかもしれない。(ゆ)
コメント
コメント一覧 (7)
ヴォリュームノブをえいやって外すと
カナレをさせるようになりますよー
僕もそうしてましたー
もう少し使いこんだら、試してみます。
もっとも接続コードはおまけで付いていたのを使ってます。聴きくらべたわけじゃないですが、満足してます。
かなり変わりますよー
イヤホン入力をでかいのを使えないのですが
dockstaarさんのケーブルとか
お勧めです。かなり違いますよ!
国内でもこういうメーカーがあるんですね。
値段もリーズナブルだし。一番安いのを試してみようかな。銀線のも魅力だけど。
なにせ、AOL があるもので、いずれはあれを使えるものが出てくると期待してるんです。
こういう逸品を紹介してもらって本当に感謝しています。今は Dock コネクタから mogami2534 を介しミニに至るケーブルを試しているところです。ケーブル一本で音が変わるのにはびっくりします。少々の変化なら分かりますが、同じ mogami2534 でもプラグを変えただけで変わるのです。thrillseeker さんのケーブルです。どうやら、奥深い森、それも魅惑の森に分け入ってしまったようです。楽しいですね。
こうなってくると、ALO のもなんとか使いたくなってきます。ただ、まだボリューム・ノブを引っこぬくふんぎりはつきません。