今日からいよいよモザイクの再来日ツアーが始まります。
念のため、日程を書いておきます。
時間はすべて 18:00 open/ 19:00 start です。
料金はすべて 前売り5,000円 当日5,500円(別途ドリンクチャージ有)
チケットは各会場に問合せてください。
会場によってはまだ前売りが間に合うところもあるはず。
◎4/4(金) 京都・磔磔
info. 磔磔 075-351-1321
◎4/6(日) 名古屋・得三
info. 得三 052-733-3709
◎4/7(月) 横浜・THUMBS UP
info. THUMBS UP 045-314-8705
◎4/8(火) 東京・Shibuya duo Music Exchange
info. duo Music Exchange 03-5459-8716
◎4/9(水) 東京・吉祥寺STAR PINE'S CAFE “End of Tour Party!”
[出演]Mozaik
[ゲスト]山口洋(HEATWAVE)、リクオ
[オープニングアクト]大樹
info. STAR PINE'S CAFE 0422-23-2251
モザイクを聞く楽しみはスコッチのシングル・モルトの「バッティング」に似ています。
モルトとグレーンで作る「ブレンド」ではなく、
モルト同士を混ぜる「バッティング」。
各地のルーツ・ミュージックはそれぞれ長い伝統があり、
そう簡単に「融合」できるもんじゃない。
「融合」しているように聞こえるのはたいてい、
どれかが妥協しているか、
あるいはジャズのような柔軟性のある語法を共通基盤にしているか、
のどちらか。
それと似て非なるものが「バッティング」。
それぞれの味が独立しながら、並立共存している。
もちろん、どんなモルトでもよいわけではなく、
相性もあるし、比率つまりバランスもある。
しかしうまくゆくと、単一のモルトとは次元の違う深さと面白さが味わえます。
モザイクには三種類の「シングル・モルト」が入っています。
ニコラ・パロフが代表するバルカンの酒を知らないんですが、
音楽から想像するに、めっぽう旨いものがあるはず。
アンディ・アーヴァインとドーナル・ラニィのアイルランドには
もちろん「ブッシュミルズ」があります。
ブルース・モルスキィのアパラチアだったらやはりバーボン、
「エヴァン・ウィリアムズ」か「メーカーズ・マーク」か「ブランドン」あたり。
レンス・ヴァン・デア・ザルムは美しくて持ちやすくて飲みやすいグラスかな。
この三つ、だけではないように、時折思えたりもしますが、
基本的にはこの三つの音楽がたがいに独立しながら、
つまりはたがいに相手を尊重しながら、
同時に自己主張している。
「音が合う」
とはそういう状態。
アイリッシュのメロディから切れ目もなくバルカン・チューンにつながり、
さらにアパラチアのオールドタイムのグルーヴへと移り、
さらにはハンガリーのリズムにアイルランドのうたがのり、
オールドタイムとバルカンの旋律が同居する。
まるで違和感が無いどころか、
その変化、転換、つながりが快感になる。
まず各原酒そのものの質が極上であることは当然ですが、
瞬間瞬間の各原酒の分量、バランスがすばらしい。
モザイクとはよくも名づけたものです。
もっとも原語は Mozaik でスペルはわざと違えてありますが。
このバンドのライヴを見ていると、
ただ音楽を聞いてるという気がしません。
音楽が作りだす異次元空間に入っている。
それはもう幸福の空間。
耳で聞くより全身で浴びる、染みこんでくる。
よい音楽、よいライヴはみなそういうものですが、
モザイクの場合、他に類例が無いこともあるのでしょう、
とりわけ「異次元度」が高い。
加えて、酒と同じで、音楽は同じブランド、同じ種類でも
まったく同じものは二つとありません。
比率もその時、その場所によって微妙に変わってきます。
一期一会とは、これまたどんな音楽の、どんなライヴでもそうでしょうが、
モザイクのライヴはとりわけ1回1回がユニークです。
今回は関東で3日連続でやるわけですが、
全部まるで違うはず。
同じ曲がどう変わるか。
それを確認するまたとないチャンスでもあります。
時間とカネさえ許せば、全ツアーを追っかけしたいのですが、
それは到底かなわない夢のまた夢。
せめて関東だけでがまんすることにします。
おそらくこんなチャンスは二度とないでしょうから。(ゆ)
念のため、日程を書いておきます。
時間はすべて 18:00 open/ 19:00 start です。
料金はすべて 前売り5,000円 当日5,500円(別途ドリンクチャージ有)
チケットは各会場に問合せてください。
会場によってはまだ前売りが間に合うところもあるはず。
◎4/4(金) 京都・磔磔
info. 磔磔 075-351-1321
◎4/6(日) 名古屋・得三
info. 得三 052-733-3709
◎4/7(月) 横浜・THUMBS UP
info. THUMBS UP 045-314-8705
◎4/8(火) 東京・Shibuya duo Music Exchange
info. duo Music Exchange 03-5459-8716
◎4/9(水) 東京・吉祥寺STAR PINE'S CAFE “End of Tour Party!”
[出演]Mozaik
[ゲスト]山口洋(HEATWAVE)、リクオ
[オープニングアクト]大樹
info. STAR PINE'S CAFE 0422-23-2251
モザイクを聞く楽しみはスコッチのシングル・モルトの「バッティング」に似ています。
モルトとグレーンで作る「ブレンド」ではなく、
モルト同士を混ぜる「バッティング」。
各地のルーツ・ミュージックはそれぞれ長い伝統があり、
そう簡単に「融合」できるもんじゃない。
「融合」しているように聞こえるのはたいてい、
どれかが妥協しているか、
あるいはジャズのような柔軟性のある語法を共通基盤にしているか、
のどちらか。
それと似て非なるものが「バッティング」。
それぞれの味が独立しながら、並立共存している。
もちろん、どんなモルトでもよいわけではなく、
相性もあるし、比率つまりバランスもある。
しかしうまくゆくと、単一のモルトとは次元の違う深さと面白さが味わえます。
モザイクには三種類の「シングル・モルト」が入っています。
ニコラ・パロフが代表するバルカンの酒を知らないんですが、
音楽から想像するに、めっぽう旨いものがあるはず。
アンディ・アーヴァインとドーナル・ラニィのアイルランドには
もちろん「ブッシュミルズ」があります。
ブルース・モルスキィのアパラチアだったらやはりバーボン、
「エヴァン・ウィリアムズ」か「メーカーズ・マーク」か「ブランドン」あたり。
レンス・ヴァン・デア・ザルムは美しくて持ちやすくて飲みやすいグラスかな。
この三つ、だけではないように、時折思えたりもしますが、
基本的にはこの三つの音楽がたがいに独立しながら、
つまりはたがいに相手を尊重しながら、
同時に自己主張している。
「音が合う」
とはそういう状態。
アイリッシュのメロディから切れ目もなくバルカン・チューンにつながり、
さらにアパラチアのオールドタイムのグルーヴへと移り、
さらにはハンガリーのリズムにアイルランドのうたがのり、
オールドタイムとバルカンの旋律が同居する。
まるで違和感が無いどころか、
その変化、転換、つながりが快感になる。
まず各原酒そのものの質が極上であることは当然ですが、
瞬間瞬間の各原酒の分量、バランスがすばらしい。
モザイクとはよくも名づけたものです。
もっとも原語は Mozaik でスペルはわざと違えてありますが。
このバンドのライヴを見ていると、
ただ音楽を聞いてるという気がしません。
音楽が作りだす異次元空間に入っている。
それはもう幸福の空間。
耳で聞くより全身で浴びる、染みこんでくる。
よい音楽、よいライヴはみなそういうものですが、
モザイクの場合、他に類例が無いこともあるのでしょう、
とりわけ「異次元度」が高い。
加えて、酒と同じで、音楽は同じブランド、同じ種類でも
まったく同じものは二つとありません。
比率もその時、その場所によって微妙に変わってきます。
一期一会とは、これまたどんな音楽の、どんなライヴでもそうでしょうが、
モザイクのライヴはとりわけ1回1回がユニークです。
今回は関東で3日連続でやるわけですが、
全部まるで違うはず。
同じ曲がどう変わるか。
それを確認するまたとないチャンスでもあります。
時間とカネさえ許せば、全ツアーを追っかけしたいのですが、
それは到底かなわない夢のまた夢。
せめて関東だけでがまんすることにします。
おそらくこんなチャンスは二度とないでしょうから。(ゆ)
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