Jedit X がヴァージョン・アップしたのだが、βの時からどうもおかしな振舞をする。タブ表示にすると、タブを移動しても書類情報が更新されなかったり、AppleScript のツールがうまく動かなかったり、ブックマークの全部選択がキーボードでできなかったり。はてはブックマークをコピペすると、全部一行につながってしまう。メーカーに問い合わせても、再現されないので、対策もたてようがない。

 ということでしばし Jedit X は諦め、mi に乗り換えてみる。フリーウエアだし。『クラン・コラ』はずっと Jedit X で作っていたので、はたしてうまくできるか。機能的にはブックマークだけが代替機能がない。これは詳細目次を作るのに使っていた。まあ、どちらにしても手作業になるのは変わらないから、新規書類を作って、そこへドラッグ&ドロップすればなんとかなるだろう。

 Mac 用テキスト・エディタとしては LightWayText が今年中にメジャー・ヴァージョン・アップを予定しているのが楽しみ。EGword が無くなったので、縦書きをサポートしているのはあれだけになってしまった。AppleWorks はかろうじて縦書きができ、印刷もできたのだが、Pages はダメ。

 フリーウエアでは mi と BBEdit の簡易版 TextWrangler がある。TextWrangler はさすがに高機能だが、日本語では行末がそろわない。途中で強制的に折れて表示される。

 ついでながら AquaSKK はだいぶ手になじんできた。親指シフトと同じく、よく手になじむ。文節の切れ目を指定するだけで、コントロールがよく効く感じがする。勝手におかしな誤変換をされないのはストレスがかなり軽くなる。やはりできるだけシンプルな道具を使いこなすことが快感につながるのだろう。画面上で文章を書いたり、考えたりするのが、かつてよりも楽しくなっている。気がつくと、MacBook を開いて、なにか書いている。SKK だと確かに書いている感覚で、打ち込んでいるのとは違う。

 今月は久しぶりに原稿の集りがよく、読物篇の分量がふくらむようだ。

 雨が降らないうちにと、郵便局と公民館に行く。郵便局ではアマゾン・マーケット・プレイスで売れた本の発送。公民館は市立図書館から借りた本の返却と受取り。往復の BGM は Badume's Band の《ADDIS KAN》。エチオピア・ポップスをやるブルターニュ人のバンド。ブルターニュのあの熱さはそのままに、良いあんばいに脱力している。なんとなく敬遠していたのだが、聞いてみれば、いーじゃん、これ。(ゆ)