このところ編集部が騒いでいる DVD《TRANSATLANTIC SESSIONS 3》が PAL 方式のため、購入をためらっている方が案外に多いそうなので一言ご説明します

 テーブ時代とは違って、DVD では PAL の再生はいたって簡単です。

 まず Mac であれば、ドライヴに入れるだけで、黙って再生してくれます。
Mac が気にするのは PAL か NTSC かではなく、
リージョン・コードです。
TAS3 はリージョン・フリーなので、
聞かれたら日本とヨーロッパのコードである「2」でも選んでおきましょう。
アメリカ映画を見ることが圧倒的に多いのであれば「1」を選ぶところですが、
音楽ビデオはこの頃はほとんどがリージョン・フリーです。

 なお Mac は5回までリージョンを選ぶことができます。
5回めに選んだリージョンで固定されます。

 編集部には PC は無いので断言できませんが、
ウインドウズでもまずたいていは支障なく再生できるはず。

 また、再生専門であれば、
PAL と NTSC と両方再生できるプレーヤーは
ごく普通に売られています。
"PAL DVD player" 等で検索してみてください。
1万円以下で買えます。

 DVD から HD にとりこみたい場合にも、
Mac や PC で充分です。
専用ソフトも HandBrake というフリー・ウエアがあります。

 Mac、Linux、Windows で動きます。
オリジナルそのままのとりこみも、
各種圧縮フォーマットへの変換もできます。
とりこんだ動画は iTunes でそのまま再生できますし、
各種 iPod へ移すこともできます。

 ちなみに編集部では MacBook でとりこんだものを
iPod touch に入れて、もっぱらこちらで見ています。
TAS3 そのもののプレゼンにも、
iPod touch のプレゼンにも
効果抜群です。(ゆ)