ブルターニュから女性シンガーと男性バンドネオン奏者のデュオ Bugel Koar が来日し、東京でライヴをするそうです。

 シンガーのマルテ・ヴァッサーロは、バガド・ケンパーの大作《Azeliz Iza》(2001) に参加している人らしく、すばらしいうたい手です。ブルターニュの女性シンガーとしてはアニー・エブレルにも肩を並べられると思います。

 シンガーと蛇腹という組み合わせはブルターニュでは珍しいはずで、ましてやバンドネオンと組んでいるのは他にはちょっといないでしょう。ブルターニュに限らなくても、かなり珍しい方ではないでしょうか。下記のサイトでアルバムのサンプルが聞けますが、なかなかおもしろい。サウンドがブルターニュの蛇腹とは変わることもありますが、一台でいろいろな音が出せるのはこの場合やはり有利。ライヴでは見る目にも楽しいのではないかと思います。

 ポセイドンが呼んだらしく、キキオンが対バンです。一曲ぐらい、共演もあるでしょうか。

 慶応の日吉でもブルターニュの文化を紹介するイベントがあり、ここでもライヴがみられるそうです。

 ところでポセイドンさん、「伝統文化がこれほどまでに洗練されたものだとは、一体、誰が知り得ただろうか!」は無いでしょう。伝統文化ほど洗練されたものは、ありません。


--引用開始--
「伝統と現代性、都市に流れるトラッド」

-Bugel Koar & Quikion -
06.12(木) open 19:00 start 19:30
前売2,000円 予約/当日2,500円 1ドリンク付
会場、予約:東京日仏学院ラ・ブラスリー 03-5206-2741
問合、前売:東京日仏学院(飯田橋) 03-5206-2500
協力:POSEIDON

*Bugel Koar
Marthe Vassalo: vo
Philippe Ollivier: bandoneon, accordion

伝統と現代性が交差する瞬間。フランス西端、ケルト文化の秘境の地ブルターニュよ
り、バンドネオンのタンゴのリズムに乗ってブルトン語の歌姫がやってくる。伝統文
化がこれほどまでに洗練されたものだとは、一体、誰が知り得ただろうか!


discography
-Ar Solier
-Nebaon

*キキオン QUIKION
十時由紀子 Totoki Yukiko: vocal, concertina
小熊英二 Oguma Eiji: guitar, bouzouki
佐々木絵実 Sasaki Emi: accordion

アコースティックトリオによる、美しい魔法の音の玉手箱。キキオンは、世界各地の
トラッドに影響を受けつつも、世界中のどこにもない音楽を紡ぎ出しています。CDの
近作3枚はフランスでも発売されました。

discography
-エスカルゴ・ビアンコ (1999)
-ZOO(十時由紀子ソロCD 1999)
-夜のハープ (2001)
-ハレルヤ (2002)  2006年にボーナス付再発 POSEIDON/Musea
-断食月 (2004) POSEIDON/Musea
-キキオン+リズマ・クノムバス ライブ (2005) DVD: POSEIDON
-カプリッツォ (2008) POSEIDON/Musea

関連イベント
Fest Noz 「フランス ブルターニュの伝統、音楽とダンスの祝祭」
06/13 18:00開場、終電の時刻まで(ブルターニュ文化の紹介)
06/14 13:00開場 14:30~19:30(演奏) QUIKION, Loened Fall, BugelKoar ほか
無料
場所:慶應大学日吉校舎内 来往舎
主催:慶應大学
問合:patochanul@mac.com  (francais) / kr@hc.cc.keio.ac.jp (日本語)

音場舎の北里さんが、Bugel Koarについて解説を書いてくださいました。
--引用終了--


Thanx! > 増田さん@ポセイドン

05/29 追記
 招聘元は Poseidon ではなく、こちらだそうです。
 この方もブルターニュの人なのかしらん。