まあ KSC 35 を K701 とまったく対等にタメを張るというのは言いすぎだったかもしれません。やはり、厳然たる違いはあります。ただ、Magnum を通すと KSC 35 がまことにのびのびとうたってくれるので、ついついそう言いたくなってしまいます。
Magnum で大喜びしていたところに、さらに思いがけず強力な助っ人が現われました。Mac 用 CD リッピング・ソフト CopyTo です。iTunes で取り込むよりも、音が良くなります。
上記サイトの「開発の経緯」にありますが、もとは iTunes ではなく、Finder で音楽CDをコピーすると、音質が良くなることが始まりでした。iTunes は曲情報などのメタタグを付けるために、音質が劣化するらしい。次に Finder を終了して取り込むとさらに音が良くなることが発見されます。Finder を落としながら、iTunes を使わずにCDをとりこむにはどうすればよいか。答えは Terminal でした。ターミナルで UNIX のコマンドを打ち込めば、Finder と同じことができます。そこで素人にも使いやすいように作られたのがこのソフト。しかも、作ってみたらターミナルのコマンドでとりこむより音が良くなった、というおまけつき。
フリーソフトです。Mac を使える方は試してみてください。まるで別物になります。できるファイルは AIFF です。iTunes では取り込む際にサンプル・レートを 48 KHz にアップ・サンプリングできます。この方が通常の 44.1 KHz で取り込むより音が良くなることがあります。CopyTo で取り込んだ AIFF は当然 44.1 KHz のサンプリングですが、iTunes 48 KHz で取り込んだものよりも音は良いと思います。
AIFF のままではサイズが大きすぎる場合には、iTunes に読みこんで Apple ロスレスに変換しても、音質の良さは保たれます。つまり、iTunes で読みこんだ AIFF から変換または直接 Apple ロスレスとして読み込んだものよりも、段違いに音が良くなります。
CD音源でここまで音のエネルギーを感じられたのは初めてです。LPのエネルギー感とはまた違いますが、これを聞くと、今まで聞いていたCDの音がどこか虚ろに思えてきます。ようやくCDの本当の実力が現われてきた感じです。LPの時も散々言われたことですが、CDもまだまだ入っている音がすべて取りだされていないのでしょう。CopyTo で取り込んだ音を聞いていると、SHM-CD やガラス製CDのように、CDの板の素材を云々することは、やはりまだ早いとも思えてきます。
欠点はタグをマニュアルで付けなければならない、つまり曲情報などをいちいち入力しなければならないことです。ここに書かれた方法を使うと多少楽になります。
RAMdisk で CopyTo を使うとさらに音質が上がるとサイトにありますが、ひょっとすると、まだまだCDからの音質を上げる可能性がありそうです。
それにしても、テクノロジーというのは、玄妙なものでもあります。自然科学よりも人間が左右できる部分が多いようにも見えるだけ、さらに玄妙さが増すようでもあります。むしろ、とりあえず望ましい結果が出るならば、「原因」「理由」の解明は棚上げにしてゆきますから、テクノロジーとは畢竟「魔法」の言い換えにすぎないのでしょう。CDの縁を蛍光緑に塗るのも、静電気を消すのも、MacOS X の Finder を落とすのも、RAM disk を使うのも、みな「おまじない」「呪文」というわけです。
というわけで、Magnum と CopyTo のおかげで、もうやたらめったら音楽が聞きたくなっているのでありました。(ゆ)
Magnum で大喜びしていたところに、さらに思いがけず強力な助っ人が現われました。Mac 用 CD リッピング・ソフト CopyTo です。iTunes で取り込むよりも、音が良くなります。
上記サイトの「開発の経緯」にありますが、もとは iTunes ではなく、Finder で音楽CDをコピーすると、音質が良くなることが始まりでした。iTunes は曲情報などのメタタグを付けるために、音質が劣化するらしい。次に Finder を終了して取り込むとさらに音が良くなることが発見されます。Finder を落としながら、iTunes を使わずにCDをとりこむにはどうすればよいか。答えは Terminal でした。ターミナルで UNIX のコマンドを打ち込めば、Finder と同じことができます。そこで素人にも使いやすいように作られたのがこのソフト。しかも、作ってみたらターミナルのコマンドでとりこむより音が良くなった、というおまけつき。
フリーソフトです。Mac を使える方は試してみてください。まるで別物になります。できるファイルは AIFF です。iTunes では取り込む際にサンプル・レートを 48 KHz にアップ・サンプリングできます。この方が通常の 44.1 KHz で取り込むより音が良くなることがあります。CopyTo で取り込んだ AIFF は当然 44.1 KHz のサンプリングですが、iTunes 48 KHz で取り込んだものよりも音は良いと思います。
AIFF のままではサイズが大きすぎる場合には、iTunes に読みこんで Apple ロスレスに変換しても、音質の良さは保たれます。つまり、iTunes で読みこんだ AIFF から変換または直接 Apple ロスレスとして読み込んだものよりも、段違いに音が良くなります。
CD音源でここまで音のエネルギーを感じられたのは初めてです。LPのエネルギー感とはまた違いますが、これを聞くと、今まで聞いていたCDの音がどこか虚ろに思えてきます。ようやくCDの本当の実力が現われてきた感じです。LPの時も散々言われたことですが、CDもまだまだ入っている音がすべて取りだされていないのでしょう。CopyTo で取り込んだ音を聞いていると、SHM-CD やガラス製CDのように、CDの板の素材を云々することは、やはりまだ早いとも思えてきます。
欠点はタグをマニュアルで付けなければならない、つまり曲情報などをいちいち入力しなければならないことです。ここに書かれた方法を使うと多少楽になります。
RAMdisk で CopyTo を使うとさらに音質が上がるとサイトにありますが、ひょっとすると、まだまだCDからの音質を上げる可能性がありそうです。
それにしても、テクノロジーというのは、玄妙なものでもあります。自然科学よりも人間が左右できる部分が多いようにも見えるだけ、さらに玄妙さが増すようでもあります。むしろ、とりあえず望ましい結果が出るならば、「原因」「理由」の解明は棚上げにしてゆきますから、テクノロジーとは畢竟「魔法」の言い換えにすぎないのでしょう。CDの縁を蛍光緑に塗るのも、静電気を消すのも、MacOS X の Finder を落とすのも、RAM disk を使うのも、みな「おまじない」「呪文」というわけです。
というわけで、Magnum と CopyTo のおかげで、もうやたらめったら音楽が聞きたくなっているのでありました。(ゆ)
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