やはり iTunes は音が悪い。リッピングの音が悪いから CopyTo を使っているわけですが、再生も良くない。やはりよけいな機能が付いていると、音が悪くなるのでしょうか。

 一噌幸弘&しらせの新作《よしのぼり》を聴いていて、どうも音がおかしい。タブラと和太鼓が、別室で鳴っているような案配。

 モノは試しと、CogToolPlayer で聞いてみます。ともにフリーウエア。Mac OS Xにはウインドウズ用の foobar 2000 のような、決定的なプレーヤーはまだありません。

 ToolPlayer は 24bit/96KHz の FLAC をサポートする新顔ですが、プレイリストがありません。いくら何でもこれは不便。もっともこのソフトの目的は、エフェクトやイコライザを使って音を遊ぶ方向らしい。音は明らかに iTunes より上。

 Cog は古株。シンプルで、必要十分な機能。音はどうやら ToolPlayer より上。ただし、普通のCDまでのサポート。

 iMac では大丈夫なのですが、なぜか MacBook では ToolPlayer が使えません。立ちあげるとすぐ落ちてしまいます。しかたがないので、Cog を使いますが、そうそう、このアルバムはこういう録音でしょう。チェロの弦のかすれ具合。和太鼓の残響。ゲムスホルンのふくらみ。うーん、凄い音楽だ。

 やはり iTunes はデータベースと iPod との接続、管理用で、再生はこちらですなあ。(ゆ)