ダブリンの財務省前で、現地時間の25日、U2 が所得税の課税を逃れるため、音楽出版社をオランダに移していることに対して、抗議行動がされたそうです。Irish Times の記事はこちら。
組織したのは、アフリカなどの発展途上国への援助を主な活動としている NPO からなる「負債と開発のための連帯アイルランド支部 the Debt and Developement Coalition Ireland = DDCI」。
抗議行動ではボノに扮したメンバーの一人が〈I Still Haven’t Found What I’m Looking For〉の替え歌をうたったそうです。その歌詞は
I know avoiding tax ain’t fair
It’s just because I’m a millionaire, I don’t need to pay like you,
no, I won’t pay like you
Because I still haven’t learned about democracy.
なお DDCI はバンドの税金についての態度を訴えるため、U2 のヒットの替え歌の「国際コンテスト」も催すそうです。
アイルランドでは芸術創作活動からの所得は非課税ですが、2006年に非課税の上限が年収25万ユーロと定められました。これ以上稼ぐと税金がかかるわけです。この処置に対して U2 はアイルランド国内で税金をおさめるかわりに、オランダに「逃げた」というわけ。
DDCI の主張は、ボノは片方でアフリカを救えと言っておきながら、もう片方ではそのアフリカを救うために使われるはずの税金を一銭も収めていないではないか、というもの。
なお、この Irish Times の記事によると、U2の会社は2007年に2100万ユーロ(今現在のレートで約60億円)を賃金として支払っているそうな。この年はツアーも新譜もない、比較的穏やかな年であったことはご存知のとおり。この賃金が誰に払われているのかまでは書いてありませんが、バンドのメンバーも含まれてはいるんでしょうね。
この税金逃れ問題については、 新譜発売に合わせて今週金曜にマスメディアに発表されるインタヴューで答えている由。さて、どう答えるのか、ちょっと見ものではあります。(ゆ)
組織したのは、アフリカなどの発展途上国への援助を主な活動としている NPO からなる「負債と開発のための連帯アイルランド支部 the Debt and Developement Coalition Ireland = DDCI」。
抗議行動ではボノに扮したメンバーの一人が〈I Still Haven’t Found What I’m Looking For〉の替え歌をうたったそうです。その歌詞は
I know avoiding tax ain’t fair
It’s just because I’m a millionaire, I don’t need to pay like you,
no, I won’t pay like you
Because I still haven’t learned about democracy.
なお DDCI はバンドの税金についての態度を訴えるため、U2 のヒットの替え歌の「国際コンテスト」も催すそうです。
アイルランドでは芸術創作活動からの所得は非課税ですが、2006年に非課税の上限が年収25万ユーロと定められました。これ以上稼ぐと税金がかかるわけです。この処置に対して U2 はアイルランド国内で税金をおさめるかわりに、オランダに「逃げた」というわけ。
DDCI の主張は、ボノは片方でアフリカを救えと言っておきながら、もう片方ではそのアフリカを救うために使われるはずの税金を一銭も収めていないではないか、というもの。
なお、この Irish Times の記事によると、U2の会社は2007年に2100万ユーロ(今現在のレートで約60億円)を賃金として支払っているそうな。この年はツアーも新譜もない、比較的穏やかな年であったことはご存知のとおり。この賃金が誰に払われているのかまでは書いてありませんが、バンドのメンバーも含まれてはいるんでしょうね。
この税金逃れ問題については、 新譜発売に合わせて今週金曜にマスメディアに発表されるインタヴューで答えている由。さて、どう答えるのか、ちょっと見ものではあります。(ゆ)
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