というレクチャー・コンサートが今度の火曜日の午後に NHK カルチャー・スクールのさいたまアリーナ教室であるそうです。くわしくはこちら

    有料ですが、入会金は不要。

    講師はパイプ工房を主宰される近藤治夫と、ブルガリアのバグパイプをあやつるオオノシンヤの両氏。近藤さんは主にフランスのパイプを担当されるらしい。オオノさんの演奏を聞いたことはないんですが、いずれにしてもわが国屈指の名手がみずから各種パイプを演奏しながら、その特色や歴史を解説されるそうで、まず滅多に見られないもののはず。

    ブルガリアにはカーバと呼ばれる大型で、伝統的なパイプでは最も音域の低いパイプがありますが、これも登場するのかな。このパイプは「能率」が良い、つまり、一度バッグに空気を吹きこむとしばらくは補給の必要がないので、パイパーは口が自由になります。そのせいか、パイプの伴奏でうたうのが普通らしい。パイプを演奏しながら自らうたうのは他にはたぶん無いでしょう。「伝統的なパイプでは」とことわったのは、近年、さらに低い音域のパイプが試作されていると聞いたからであります。

    ちなみに一番音域が高いのはブルターニュのビニュウです。これも登場するかな。

    なお、ヨーロッパ各地のパイプが一堂に会したフェスティヴァルのライヴ録音としてこういうものがあります。若き日のカルロス・ヌニェスはじめ、各国、各地方の名手がそろった、実に楽しい録音。


それにしても平日の真昼間という時間設定は、主婦と老人がメイン・ターゲットなんでしょうかねえ。(ゆ)
近藤治夫さんについて勘違いしていましたので、訂正しました。

Thanx! > やなぎの旦那