
Amazon.com からリチャード・トンプソンのボックス《WALKING ON A WIRE》の案内。アマゾン・ジャパンのサイトでトラック・リストを見ると、あのー、全部持ってるんですけど。未発表とかみごとに1曲もない、というのも近頃珍しいんではないですか。
とゆーことで、これはこれからトンプソンを聞こうという人のための入門ボックス、でありましょう。フェアポートの 1st から近作まで、公式ブートまで含む幅広い音源からの選曲で、キャリアの大きさとその世界の広さが実感できようというもの。単なるギタリストではない、単なるシンガー・ソング・ライターでもない、単なるバンド・リーダーでもない。リチャード・トンプソンとは総合音楽家であります。そこへいたる成長の痕がよくわかるボックス・セット、と言えるかもしれません。
イングランドの Rootsrecords からメール。ハマー・ダルシマー奏者の Jim Couza が今月2日に死去。LPを2枚ほどもっています。イングランドでは珍しいダルシマー奏者。というより、ケルト系、オールドタイム系でこの楽器をやる人は北米には無数にいますが、ブリテン諸島、アイルランドにはほとんどいませんでした。アイルランドでは今でもまずいないでしょう。
イングランドでは多少増えているらしいですが、その原動力となったのがこのジム・コウザだった、はず。もううん十年、LPも聞いていまぜんが、ひさしぶりに聞いてみましょうか。追悼のひとつとして Rootsrecords のサイトでは、これまでに何か買ったことがある人がなにか注文するとそのコウザの《WELCOME TO THE FAIR》2枚組をプレゼントするそうです。
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とおりすがりさんのためにあえて「説明」させていただければ、「8月6日はある意味でわれわれにとっての9・11なのです」と言ったのは、1945年8月6日のできごとがわれわれにとってもつ意味合いの重さを、アルタンのメンバーにとって最も理解しやすい形で伝えようとしたものです。かれらにとっては、少なくとも当時は、9・11の方が原爆投下よりもはるかに身近に感じられるできごとだったわけですから。