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この党が今後支持を拡大するのは十分予想されます。なんてったって、今の著作権法や「知的財産権」関連の法律は完全に「持てる者」の「財産」を守るための法律になってますからね。まあ、もともとそういう「財産」を守るための法律ではありますから、当然といえば当然なんですが、死後70年保護なんて「弊害」もめだってきました。
そりゃ「持たざる者」の著作物にも著作権は保証されてます。でも「持たざる者」が著作権を保証されたってそれで現実に利益を受けるわけじゃない。金銭的あるいは経済的見返りを受けられるわけじゃあありません。
著作権法によって「持たざる者」から「持てる者」へ移れる可能性はあります。が、実際に移れる人間は例外でしかありません。ロック・スターとか、ベストセラー作家とか、人気ゲームの作者とか。
圧倒的多数の「持たざる者」にとって、少くとも今の著作権法は不利益しか生んでません。わが国でいえば、「コピーワンス(テンス?)」しかり。「コピー補償金」しかり。ダウンロード違法化しかり。「貸与権」しかり。
つまり今の著作権、知的財産権関連の法律は「公平」ではない。保護されるべき権利の「対称性」がくずれています。
すでに「スウェーデンでは、30歳以下の層では最大の支持を得ている政党」だそうです。
「最大の成果は、問題の存在を政治家に知らしめたことです。われわれが1議席を確保したということよりも、この問題を理解しなかったために他の政治家が議席を失ったということ。これは、すべての政治家への強いメッセージです。政治家はファイル共有などの問題に気が付き、理解しようとするでしょう。でなければ、先に理解した対抗勢力に支持が流れるということが実証されたからです」
さて、わが国の既存の政治家たち、野党も与党も、ついでに言えば役人たちも、このメッセージを受けとっていると期待しましょう。
「海賊党の意義は個々の主張というより、『情報政治学』の登場だと思っています。われわれのことを“単一争点政党(single-issue party)”と呼ぶ向きもありますが、あらゆる大きな動きが登場するとき、焦点はまず単一の問題に向けられます。1920年代に労働者の権利問題から政党が生まれ、その後、労働者の権利が生活のあらゆる面に関与することがわかりました。最近では環境問題から政党が生まれています」
であるとすれば、海賊党の登場はまさに「蟻の一穴」、21世紀は環境とともにこの問題をめぐって展開することになるのかもしれません。「会社は誰のものか」という議論があります。おそらくわれわれは「著作物は誰のものか」とあらためて問いなおしてみる必要があるのでしょう。どんな大作家、大発明家にしても、まったくの「無」からすべてを独力で作りあげ、生みだした人間はいないのですし。(ゆ)
この党が今後支持を拡大するのは十分予想されます。なんてったって、今の著作権法や「知的財産権」関連の法律は完全に「持てる者」の「財産」を守るための法律になってますからね。まあ、もともとそういう「財産」を守るための法律ではありますから、当然といえば当然なんですが、死後70年保護なんて「弊害」もめだってきました。
そりゃ「持たざる者」の著作物にも著作権は保証されてます。でも「持たざる者」が著作権を保証されたってそれで現実に利益を受けるわけじゃない。金銭的あるいは経済的見返りを受けられるわけじゃあありません。
著作権法によって「持たざる者」から「持てる者」へ移れる可能性はあります。が、実際に移れる人間は例外でしかありません。ロック・スターとか、ベストセラー作家とか、人気ゲームの作者とか。
圧倒的多数の「持たざる者」にとって、少くとも今の著作権法は不利益しか生んでません。わが国でいえば、「コピーワンス(テンス?)」しかり。「コピー補償金」しかり。ダウンロード違法化しかり。「貸与権」しかり。
つまり今の著作権、知的財産権関連の法律は「公平」ではない。保護されるべき権利の「対称性」がくずれています。
すでに「スウェーデンでは、30歳以下の層では最大の支持を得ている政党」だそうです。
「最大の成果は、問題の存在を政治家に知らしめたことです。われわれが1議席を確保したということよりも、この問題を理解しなかったために他の政治家が議席を失ったということ。これは、すべての政治家への強いメッセージです。政治家はファイル共有などの問題に気が付き、理解しようとするでしょう。でなければ、先に理解した対抗勢力に支持が流れるということが実証されたからです」
さて、わが国の既存の政治家たち、野党も与党も、ついでに言えば役人たちも、このメッセージを受けとっていると期待しましょう。
「海賊党の意義は個々の主張というより、『情報政治学』の登場だと思っています。われわれのことを“単一争点政党(single-issue party)”と呼ぶ向きもありますが、あらゆる大きな動きが登場するとき、焦点はまず単一の問題に向けられます。1920年代に労働者の権利問題から政党が生まれ、その後、労働者の権利が生活のあらゆる面に関与することがわかりました。最近では環境問題から政党が生まれています」
であるとすれば、海賊党の登場はまさに「蟻の一穴」、21世紀は環境とともにこの問題をめぐって展開することになるのかもしれません。「会社は誰のものか」という議論があります。おそらくわれわれは「著作物は誰のものか」とあらためて問いなおしてみる必要があるのでしょう。どんな大作家、大発明家にしても、まったくの「無」からすべてを独力で作りあげ、生みだした人間はいないのですし。(ゆ)
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