現役最高のオールドタイム・バンドと編集部が信じるカロライナ・チョコレート・ドロップスの先日のワシントン、DCでのライヴが、会場の国立アメリカン・インディアン博物館のサイトにあがっています。
全体は約80分のストリーミングで、CCD は前半分。実に実にサイコーのライヴ。画面を見ながら、思わず拍手してしまいます。これだけまとまって映像が見られるのは、初めてでしょう。
先日亡くなったマイク・シーガーの名前も出して、今ぼくらがここでこういう音楽をやっているのはかれのおかげだとドムが言っていましたが、かれらこそは21世紀のニュー・ロスト・シティ・ランブラーズと呼ばれる資格は十分。そして汲みあげてくる源泉のヴァラエティの豊富なことでは、先輩たちを凌ぎます。マイク・シーガーたちはやはり白人がメインだったのではないか、とCCDを聞いていると思われます。黒人の文化に流れこんでいた、あるいはかれらが日常的に接触していた文化は、白人たちのものより実は遥かに多様で、幅広かったのでしょう。
それを強く感じたのはリアノンがフィドルを持つときで、その際彼女が弾いたりうたったりする曲はあきらかに東欧やケルト系のメロディです。例えば冒頭から20分経過ぐらいから始まる、ジャスティンが手拍子と足拍子、ドムともう一人のゲストがそれぞれ両手にボーンズを持っての曲。
もうひとつはドムが小型のパンパイプとブルース・ハープで披露した小品。声をアクセントに使う曲。こちらはアフリカにまっすぐつながっているようです。
舞台さばきも堂に入ったもので、アンコール前の曲でのドムの「ドブロ回し」やリアノンのダンスも見せます。
それにしても、出産のせいかリアノンが急に貫禄たっぷりになっていたのは少々びっくり。もっともその分、ヴォーカルに力が増すとともに深みが出て、いよいようたうたいとして成熟してきました。このライヴははじめから最後までハイライトの連続ですが、リアノンのうたはその中でも聞き物です。
ちなみに後半はカナダ在住のインディアンがメンバーである4人組ブルース・バンド。良質の音楽を聞かせてくれますが、インディアンの伝統はほとんど感じられません。(ゆ)
全体は約80分のストリーミングで、CCD は前半分。実に実にサイコーのライヴ。画面を見ながら、思わず拍手してしまいます。これだけまとまって映像が見られるのは、初めてでしょう。
先日亡くなったマイク・シーガーの名前も出して、今ぼくらがここでこういう音楽をやっているのはかれのおかげだとドムが言っていましたが、かれらこそは21世紀のニュー・ロスト・シティ・ランブラーズと呼ばれる資格は十分。そして汲みあげてくる源泉のヴァラエティの豊富なことでは、先輩たちを凌ぎます。マイク・シーガーたちはやはり白人がメインだったのではないか、とCCDを聞いていると思われます。黒人の文化に流れこんでいた、あるいはかれらが日常的に接触していた文化は、白人たちのものより実は遥かに多様で、幅広かったのでしょう。
それを強く感じたのはリアノンがフィドルを持つときで、その際彼女が弾いたりうたったりする曲はあきらかに東欧やケルト系のメロディです。例えば冒頭から20分経過ぐらいから始まる、ジャスティンが手拍子と足拍子、ドムともう一人のゲストがそれぞれ両手にボーンズを持っての曲。
もうひとつはドムが小型のパンパイプとブルース・ハープで披露した小品。声をアクセントに使う曲。こちらはアフリカにまっすぐつながっているようです。
舞台さばきも堂に入ったもので、アンコール前の曲でのドムの「ドブロ回し」やリアノンのダンスも見せます。
それにしても、出産のせいかリアノンが急に貫禄たっぷりになっていたのは少々びっくり。もっともその分、ヴォーカルに力が増すとともに深みが出て、いよいようたうたいとして成熟してきました。このライヴははじめから最後までハイライトの連続ですが、リアノンのうたはその中でも聞き物です。
ちなみに後半はカナダ在住のインディアンがメンバーである4人組ブルース・バンド。良質の音楽を聞かせてくれますが、インディアンの伝統はほとんど感じられません。(ゆ)
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