遅まきながら、12月23日午後に下北沢のブック・カフェ B & Bで行なった『アイルランド音楽 碧の島から世界へ』刊行記念イベント第4回「イーリアン・パイプス入門〜アイルランドのバグパイプを知ろう」にご来場いただきました皆様、ありがとうございました。

 幸い、なかなか好評だったようで、お楽しみいただけたかと思いますが、ぼく自身、たいへん勉強になりました。野口さんのような方がいてくれるのは、たいへんにありがたい。優れた音楽家であると同時に、自分のやっていることを客観的に見て、しかもそれをわかりやすく説明することができる、という存在は貴重です。

 はじめにトシさんが、パイプをやってみたいという方はいますかと問うたのに、思いのほかたくさんの手が上がったのにはびっくりしました。が、それだけイリン・パイプの音が魅力的なのでしょう。野口さんがパイプを始められたのも、そもそもこの音に惹かれたからだそうですし。

 一方で、リードの調整をはじめとして、とても難しい楽器であることも強調されました。インドの楽器は演奏するために肉体の一部を変形して楽器の部品にしなければならないと聞きますが、それとはまた別の意味で、おそらく演奏するのが世界でも最も難しい楽器のひとつであることは確かです。

 気軽に手にとれる楽器ではありませんが、それだけに習熟したときの充実感は格別でしょうし、また他の楽器がこぞってエミュレートしたくなるような魅力を備えてもいます。まったく不思議な楽器ではあります。

 当日配布しましたレジュメを掲げておきます。
 それぞれのパイパーやその録音については、後日あらためて書いてみたいと思います。


イリン・パイプ uillean pipes/ pib uillean から見た
アイリッシュ・ミュージック

2015-12-23
B & B@下北沢


そのI 楽器
部品
チャンター
バッグ
鞴
ドローン
レギュレイター

演奏の仕方(音の出し方)
チャンター:基音と音階
ドローン
レギュレイターの使い方
膝に当てたり離したりするのは何故?


その�供.廛譟璽筺�
Patsy Touhey (1865-1923)
1901, The Sword In Hand - Reel, from THE PIPING OF PATSY TOUHEY

Leo Rowsome (1903-1970)
1937, Boil The Breakfast Early/ The Heather Breeze, from CLASSICS OF IRISH PIPING

Johnny Doran (1908-1950)
1947, An Chuileann - Air, from THE MASTER PIPERS, Volume 1

Willie Clancy (1918-73)
?, Rakish Paddy, from CEOL AGUS FOINN SCOIL SAMHRAIDH WILLIE CLANCY

Seamus Ennis (1919-82)
1980, The Morning Thrush, from THE RETURN FROM FINGAL

The McPeake Family = Frank (1885-?), Francis (1914-?), James (1936-)
1962, An Coolin, from WILD MOUNTAIN THYME

Paddy Moloney (1938-)
1971, Dennis Murphy’s, from THE DRONES AND THE CHANTERS

Finbar Furey (1946-)
1968, Tattered Jack Welch, from FINBAR & EDDIE FUREY

Liam O’Flynn (1945-)
1991, Easter Snow, from BRINGING IT ALL BACK HOME

Paddy Keenan (1950-)
1990, High Level; Harvest Home from LES CORNEMUSES D'EUROPE EN CORNOUAILLE
= A Celebration Of Pipes In Europe

Davy Spillane (1959-)
1992, Illyrian Dawn, from EASTWIND

John McSherry (1970-)
2006, Rose in the Gap; Old Dudeen; First Month of Spring, from TRIPSWITCH

Michael McGoldrick (1971-)
2007, Sail Away Ladies; Walking In The Parlour, from TRANSATLANTIC SESSIONS 3

野口明生
中原直生
中津井眞


その�掘.丱哀僖ぅ廚寮こ�

ノーサンブリアン・スモール・パイプ
ロゥランド・パイプ
ハイランド・パイプ
ガイタ
ミュゼット
ビニュウ

参考サイト



 また、今回の企画がうまくいったので、次も同じ会場で楽器をかえてやってみようという話にもなっています。ホィッスルかフィドルかとなあ考えています。これをやってくれというリクエストも受け付けてます。個人的にはうたもやりたいですねえ。(ゆ)