拙著『アイルランド音楽 碧の島から世界へ』刊行を記念して下北沢の本屋B&Bで続けているイベント、楽器に焦点を当てたシリーズの3回めはフルートです。
ゲストはわが国を代表するフルーティストのひとり、豊田耕三さんにお願いしました。豊田さんは演奏者として傑出しているだけでなく、理論やトレーニングにも通暁されていて、話を聞いてるだけでもたいへん面白い。いろいろ、ふか〜い話も聞けるんじゃないかと期待してます。
10月15日(土)19:00〜21:00(開場18:30)
会場:本屋B&B(世田谷区北沢2-12-4 第2マツヤビル2F)
料金:2000円+1 drink order(500円)
出演:豊田耕三(フルート/ホィッスル)、トシバウロン(バウロン)、おおしまゆたか(著者)
ご予約はB&Bのウェブサイトからどうぞ。
フルートは比較的ローカルに伝承されてきて、マット・モロイの出現でわっと広がった。伝統音楽といっても一様に昔からどこにでもあったのではないことの一つの証拠みたいなところがあります。フィドルやパイプに比べると、ケイリ・バンドのメンバーではあるけれど日陰者だったのが、今はずいぶんと様相が変わってます。同じ笛でもホイッスルとはもちろん違うし、ロウ・ホイッスルとも音域は同じだけど、音のキャラクターは違う。それからまた、一般的なベーム式の楽器との違いや、このシンプルな楽器を使うことの意義、なんてのも思ったりします。
なんて話を豊田さんに聞いてみたい。
それともちろん、モロイ以前以後の巨人たちの話も。いや、その前にいかにマット・モロイが凄いか、という話がまず第一ですね。凄いのはわかるけれど、どこがどう凄いのか。なぜ、かれがフルートを変えたのか。というところを聞けたらいいな。(ゆ)
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