グレイトフル・デッドをただ聴いているだけではがまんできなくなり、ヴェテランのデッドヘッドであるバラカンさんを巻き込み、アルテスの鈴木さんを口説いて、こんな企画を立ち上げてみたものの、いざ実行となると、あらためてエライこっちゃと慌てているのが現状。
まあね、50を過ぎてデッドにハマったファン(あえて「デッドヘッド」とは申しません)から見ると、わが国の今のグレイトフル・デッドの評価やイメージはあまりに貧弱ないし的外れに見える。デッドの録音としてボブ・ウィアの《ACE》が最高とか言われると、ちょっと待ってよと言いたくなるのです。
一方で、昔からのデッドヘッドの一部にある見方、60年代を知らなければ、とか、実際のライヴを体験しなければデッドはわからん、というのもまた偏ってるよなあ、と思う。
まあ、とにかく、先入観とか、固定観念とか一度とっぱらって、デッドの音楽に、ライヴの音源に耳を傾むけてみましょうよ、それも1970年代や80年代を聴いてみましょうよ、という趣旨ではあります。
20世紀もいろいろ大変だったわけだけど、21世紀はもっと大変な時代になっていて、たぶんもっともっと大変な時代になってゆくだろうと思われる。マイルス・デイヴィス、フランク・ザッパ、それにおそらくはデューク・エリントンと並んで、20世紀アメリカの産んだ最高最大の音楽のひとつであるグレイトフル・デッドの音楽は、その21世紀を生き延びてゆくよすがの一つになるんじゃないか。音楽に「役割」があるとすれば、サヴァイヴァルのためのツールというのが第一と思う。
ということで、11/07、風知空知@下北沢へどうぞ。(ゆ)
「21世紀をサヴァイヴするためのグレイトフル・デッド入門」日時:2017年11月7日(火) 19時開場/19時30分開演会場:風知空知(下北沢駅南口徒歩3分)出演:ピーター・バラカン×おおしまゆたか料金:前売2000円/当日2500円(共に+1drink 500円)予約:yoyaku●fu-chi-ku-chi.jp までメールで、イヴェント名、お名前、枚数、ご連絡先電話番号を明記の上、お申し込みください。 ※アルテスパブリッシングinfo@artespublishing.com でも承ります。【ご注意】整理番号はありません。当日は先着順でご入場いただきます。ご入場は建物1F右奥のエレベーターをご利用ください。
コメント
コメント一覧 (2)
ピーターさんのラジオもほぼ全部聴いております。LIVE MAGICにも1度行きました残念ながら、今年は、LIVE MAGICもこちらで告知されてたイベントにも行けません、、。
グレイトフルデッド好きです。amazonのドキュメンタリーもとても面白かったですね。
ピーターさんの誕生日プレゼントにデッドのTシャツか、ジョージ・ハリスンのTシャツか悩んで、ジョージのTシャツをプレゼントさせていただいたことがありますので、福岡の、、。で覚えていらっしゃれば幸いです。
すみません、つい興奮しました。笑
イベントの成功お祈りしております。
Youtubeとかにあがりませんよね!?
なるほど、YouTube ですか。主催者に相談してみます。なんらかの記録はとるはずなので。
かけた曲などはこのブログで報告するつもりです。なにをどうかけるか、まだ思案の最中で、泥縄で資料買いこんだりしてます。今回は音源だけで映像は無しの予定です。
バラカンさんにはちょいと確認してみます。Live Magic は二日目だけ行く予定ですが、このイベントの準備もあるので、短時間になりそうです。
Amazon のドキュメンタリーはよくできていると思います。ガルシア、ウィア、レシュのコーラスの練習のシーンとか、印象的です。
一応このイベントはシリーズ化の予定なので、そのうちご都合がつけばおいでください。ありがとうございます。