今年2月に買った HiBy R5 のバッテリーが満充電でも97%にしかならなくなった。使用時間は190時間強だ。充電回数は数えていない。それではと、これまでバッテリーが死ぬまで使った DAP の使用時間を調べてみた。

QP1R=345:41:00
OPUS#1=330:19:28
Pono=329:08:20。

 記録してあるものだけだから、実際の使用時間はどれもこれよりはいくぶん多い。他にも AK100、AK120、CalyxM など使っているが、いずれもバッテリーが死ぬところまでは行っていない。

 1日平均1時間として1年というのがどうやら相場らしい。1年で使えなくなるものに10万というのは、やっぱり高いよなあ。MacBook だって最低3年は使えるし、普通は5年くらいは使うだろう。

 バッテリー交換も不可能ではないが、たいていは現物交換で新品を買いなおすのとあまり変わらない、と聞いた。それに DAP はまだドッグイヤーで進化していて、1年経つと前の年のモデルは古くなる。

 充電しながら使えなくもないが、ボディが熱くなったりして、メーカーでは推奨しないのが通例だし。

 となると Kontinum K100 の交換できるリチウム・バッテリーというアイデアは魅力的だ。電子タバコ用に売られている電池が使えるそうな。あれのバランス・アウトが 4.4mm だったら飛びつくんだけどねえ。次のモデルは 4.4mm としても、すぐには出ないだろうなあ。来年の夏か、年末か。それまでには、他にバッテリー交換できる DAP が出ているか。

 カイン N6ii のマザーボードとバッテリーが一体化しているシステムも面白くはある。ただし、N6ii は AirPlay に対応していない。Cayin は先日の「秋のヘッドフォン祭 2020 Online」でバッテリーがネジ止めされて、ユーザーが交換できるポータブル・アンプを発表したが、DAP で同じことはしないのだろうか。

 一方で M11Pro の THX アンプとDSDへのアップサンプリングの組合せ、それに AirPlay 対応がそろっているのは、今のところ唯一これだけだ。この中でどれか落とせと言われれば、DSDへのアップサンプリングだろう。反対に加えて欲しいものはと言われれば、バランスのラインアウトだ。

 

 ポータブルではなく、デスクトップなら iFi iDSD Pro にはマイクロSDカード・スロットがついているから、それで万事オーケーなわけだが、散歩用のポータブルが要るのよねえ。R5 の後継はやはりその時出てる安いモデルかのう。R5 は ESS ではなく、サーラス・ロジックの DAC チップが魅力なのだが、後継はどうだろう。

 それにしても、Apple は AirPlay 対応のイヤフォンとかヘッドフォンとか、出さないのか。(ゆ)