4月5日・月
Grimdark Magazine の記事で The Forgotten Realms をどこから読むのがいいか、とあり、興味が湧く。R. A. Salvatore の Drizzt が最大のヒーローで、本もたくさん出ている。現在36冊。すべて Salvatore。昨年も新刊が出ている。こいつから読んでみるか。今はドリッズドの年齡順に『ダーク・エルフ』が第1シリーズで次が『アイスウィンド』になっている。邦訳はその次の Legacy of the Drow まで出ているらしい。ここまでで原書は10冊だから、全体の4分の3は未訳で、こいつはおいしい。安田さんだから既訳の部分は邦訳でもいいかな。をを、サルヴァトアの『フォーゴトン・レルム』でのもう一つの傑作と言われる 『クレリック・サーガ』も安田+笠井で出ているではないか。The Legends of Drizzt は調べると Apple Books が全部電子版を出していて、一番安い。安いのは楽天コボだが、ここのは PDF なので問題外。
Grimdark Magazine の記事で The Forgotten Realms をどこから読むのがいいか、とあり、興味が湧く。R. A. Salvatore の Drizzt が最大のヒーローで、本もたくさん出ている。現在36冊。すべて Salvatore。昨年も新刊が出ている。こいつから読んでみるか。今はドリッズドの年齡順に『ダーク・エルフ』が第1シリーズで次が『アイスウィンド』になっている。邦訳はその次の Legacy of the Drow まで出ているらしい。ここまでで原書は10冊だから、全体の4分の3は未訳で、こいつはおいしい。安田さんだから既訳の部分は邦訳でもいいかな。をを、サルヴァトアの『フォーゴトン・レルム』でのもう一つの傑作と言われる 『クレリック・サーガ』も安田+笠井で出ているではないか。The Legends of Drizzt は調べると Apple Books が全部電子版を出していて、一番安い。安いのは楽天コボだが、ここのは PDF なので問題外。
もう一人Elaine Cunningham という人がいい由。1991年の Elfshadow から2002年 Counselors & Kings まで、長篇11本に短篇が3本。『フォーゴトン・レルム』でドリッズドに次ぐ最大のシリーズ The Harper から出発して、独自のシリーズを書いている。この人は少なくとも長篇ではゲーム、映画のノヴェライズ専門のようで、2010年を最後に長篇は出ていない。時々、こういう書き手がいる。ノヴェライズでは抜群に質の高いものを書くが、オリジナル作品が無い。
サルヴァトア、の方が原語に近いはずだが、かれはこの Forgotten Realms の書き手から出発して、独自の作品の書き手に「突破」していった。Demon Wars のシリーズは現在14冊で、ドリッズドものと並行して出ている。TSR とは縁を切るが、Wizards of the Coast が TSR を買収すると、また書いている。あるいは WOTC 側で他の作家とは別格の扱いを提示したのかもしれない。このおかげでドリッズドものの長篇1本がオクラ入りしてしまった別の書き手もいる。
『ドラゴンランス』が今は一応終っているのに対し、『フォーゴトン・レルム』が続いているのはサルヴァトアのおかげもあるだろう。もっともワイス&ヒックマンが『ドラゴンランス』の新しい三部作をイギリスの版元から出す予定で、1作めの原稿も渡したというニュースもある。こちらは WOTC が突然理由も告げずに企画の破棄を通告したというので、ワイス&ヒックマンが訴訟を起こしたと昨年末に伝えられた。ワイス&ヒックマンによれば、企画の破棄は作品の出来とは無関係で、WOTC の他方面での不祥事のとばっちりを受けたらしい。もちろんワイス&ヒックマンも版元も WOTC の承認のもとに始めているわけで、そりゃ、怒るわなあ。(ゆ)
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