7月7日・水
散歩のおともは Bellowhead, Broadside。まあ、見事というしかない。こういうのを聴いてしまうと、エレクトリック・トラッドだ、いやオーセンティックだとか口角泡を飛ばしていたのが、KT境界前の昔に思える。もちろんここにはフェアポートもアルビオンもブラス・モンキーもウォータースン・カーシィも流れこんでいる。そうした先駆者あってのものだけど、各々に一家を成しているそうした音楽を換骨奪胎して、新しい次元に展開している。核になっているスピアズ&ボゥデンがまずそれをやってみせた。その意味ではこれはその論理的発展形ではある。とはいえ、ジャズのビッグバンドの筆法も取り込んで、うーん、やはりこれは今のイングランドの到達点、集大成ではある。そして、これはおそらく、アイルランドにもスコットランドにもできないだろう。
Shanling M30。Sony DMP-Z1 に続く製品がようやく出てきたのは面白いし、電源も良さそうだ。ただ、コア機能が中途半端な印象。このサイズでオペアンプかよ。モジュール方式にこだわったためか。このクラスなら、今できる半歩先を組み込んだディスクリートが欲しい。モジュールで交換できるというのは、Cayin のように、フラッグシップではなくて、その一つ下の方が面白い。それともこの上のフラッグシップを用意しているのか。どこにも情報が無かったので問い合わせたら、AirPlay はサポートしている。WiFi 経由でファイル転送もできる由。しかし、どうも魅力が薄い。これで価格がせめて30万切るならまだ検討の余地はあるかも。
Oriolus のカセット・プレーヤー形の DAP。その恰好だけで24万? どこかひどく勘違いしてないか。それとも他に隠し機能があるのか。
Unique Melody の骨伝導を組みこんだイヤフォン、MEST mini も良さそうだが、本家で MEST II が出て、物欲がむらむらと掻きたてられる。しかし、M17 もあるし、両方はムリだ。やはりソースか。いずれにしても、ワクチン接種を生きのびてからの話。(ゆ)
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