寒くて、雨まで降りだし、散歩はなし。仕事して、デッドを聴いて、1日が終る。つくつく法師がまだ聞える。染井吉野の葉はあっという間に2割ほどになった。ここから、最後の1枚が落ちるまでが長い。


##9月26日のグレイトフル・デッド

 1969年から1993年まで8本のショウをしている。公式リリースは1本。


1. 1969 Fillmore East, New York, NY

 2日連続の初日。カントリー・ジョー・マクドナルド&ザ・フィッシュ、シャ・ナ・ナが共演。この日はデッドが前座で翌日はカントリー・ジョー・マクドナルドが前座だったという説もある。デッドは2回、Early Late をやったと DeadBase は記載する。


2. 1970 Terrace Ballroom, Salt Lake City, UT

 独立のショウでポスターが残っているが、内容は不詳。DeadBase XI では、アコースティックとエレクトリック・セットをやった。


3. 1972 Stanley Theatre, Jersey City, NJ

 3日連続の初日。料金5.50ドル。


4. 1973 War Memorial, Buffalo, NY

 秋のツアー千秋楽。ポスターには "THIS IS THE LAST STOP.. FOR THE GRATEFUL DEAD AND FRIENDS"  とある。料金6ドル。'friends" はジョー・エリス、マーティン・フィエロのホーン・セクションのことだろう。


5. 1980 Warfield Theatre, San Francisco, CA

 15本連続レジデンス公演の2本目。これが15本であるのはバンドの15周年にかけたと今気がついた。

 第一部アコースティック・セットから2曲、5曲目の〈Rosalie McFall〉とラストの〈Ripple〉が《Reckoning》でリリースされた。〈Ripple〉はオリジナルのアルバムでもラストに置かれた。この曲は Warfield Saenger TheatreRadio City Music Hall の合計25本全てで、アコースティック・セットの最後に歌われた。他は入れかわっているが、この曲だけは必ず第一部最後。全部で41回演奏されている、そのうちの25回がここに集中している。

 曲が始まると大歓声が湧くように、人気の高い曲だが、演奏回数は少ない方だし、こんなに連続して歌われるのは、他にはほとんど無い。エレクトリックでは歌いづらかったのか。良い曲と思われるのに、あまり演奏されなかったのは、インストゥルメンタル展開をする余地がほとんどないからではないか、とバラカンさんは言う。そうかもしれない。一方で、やはりその余地のほとんどない〈Me and My Uncle〉は最も演奏回数が多い。あるいは歌詞と曲が合っていない、とガルシアは感じるようになったのか。曲は名曲と言ってもいい、シンプルで親しみやすい。キャッチーでもある。だから人気も高いのだろう。が、詞はハンターのものの中でも象徴性の高いものではある。そのバランスの崩れているところが、あたしなどは面白いと思うが、ガルシアは続けざまに歌っているうちに、アンバランスに我慢がならなくなったのか。この一連のレジデンス公演の後では、この歌は5回しか演奏されていない。この年の12月に2回、翌年2回、そして最後は1988年9月3日。

 アコースティック・セット全体で言えば、デッド以前、アコースティックのバンドをいろいろやっていたにもかかわらず、デッドのフォーマットをアコースティックでやることにガルシアは必ずしも積極的では無かったけしきだ。いわゆる Before the Dead の時期が思いだされるのが嫌だったのか。しかし、《Reckoning》を初めて聴いた時には、そのみずみずしさに驚いたし、どれほど聴いてもその感覚は衰えない。このアルバムはあたしの中では特別の地位にある。もっといろいろな時期の曲をアコースティック編成で聴きたかったとも思う。デッド・ナンバーをアコースティックでカヴァーしている人はむろんたくさんいるが、そうではなく、アコースティック・デッドで聴きたかったのだ。


6. 1981 Buffalo Auditorium, Buffalo, NY

 開演夜7時半。前日から3日だけ、東部を回っている。前日もこの日も良いショウらしい。


7. 1991 Boston Garden, Boston, MA

 6本連続最終日。ツアーも千秋楽。最高のショウの1本、だったらしい。アンコールが〈Brokedown Palace >And We Bid You Goodnight〉で、次のデッドのショウは1027日からの Oakland-Alameda County Coliseum Arena での4本連続。その初日2日前の25日、ビル・グレアムが乗っていたヘリコプターが墜落して死亡。というので、グレアムの死の裏にはデッドがいたという陰謀説があるらしい。〈And We Bid You Goodnight〉は197410月のライヴ休止前最後のショウの最後にも歌われた。そしてこの日が最後の演奏。終って、レシュは客席に向かって投げキッスをし、ウィアは最敬礼、ガルシアは手を振った。


8. 1993 Boston Garden, Boston, MA

 6本連続の3本目。(ゆ)