11月06日・土
仕事で中野に行ったので中野エキナカの紀伊国屋のパン屋で最近売り出した食パンを買って帰る。今流行りの2斤売り。食べてみると、やはり今流行りの甘いパン。ただし、そこらにやたらあるチェーン店のものとは違い、甘みが濃くなく、上品で、パンとして食べられる。しかし、リピートはたぶんしない。この店は青山以外ではほとんど唯一の紀伊国屋のパン屋で、中野でイベントの仕事がある時はサンドイッチなどを買ってゆくのが常。サンドイッチやブドウパン、あんパン、チーズパンなどは旨い。
地元のパン屋は個人でやっているチャパッタがベストだが、青葉台のコペを1級とすると、1.5級くらい。 チャバッタが休みだったり、夕方になって品物が無かったりすると、ポンパドールのパン・オ・ムールを買う。駅の南側にも少し歩いたところに一軒パン屋があって、流行りのチェーン店に比べればまっとうだが、わざわざ行くほどではない。チャンスがあると Paul のクロワッサン。あそこはかたくなに食パンを出さない。その姿勢は評価するが、出してくれないかとも思う。アキュフェーズのヘッドフォン・アンプみたいなものだ。青葉台のボン・ヴィヴァンが横浜・高島屋に店を出していて、かみさんが出かけるとあそこのくるみ食パンを買ってくる。傑作と思う。ボン・ヴィヴァンの方が有名かもしれないが、あたしは昔からコペのファンで、コペの方が好きだ。先日、コペの季節限定らしいサツマイモのパンを食べてみろと薦められて、やはり旨かった。
##本日のグレイトフル・デッド
11月06日には1970年から1987年まで5本のショウをしている。公式リリースは2本。ともに完全版。
1. 1970 Capitol Theater, Port Chester, NY
このヴェニュー4日連続の2本目。この時は4日間休みなし。さらに14日まで休み無し。
いろいろな意味で興味深いショウらしい。アコースティックのサウンド・チェックまで含むテープが出回っていた。ショウはアコースティック・デッド、ニュー・ライダーズ・オヴ・パープル・セイジ、エレクトリック・デッド。
2. 1971 Harding Theatre, San Francisco, CA
セット・リスト以外情報が無い。
3. 1977 Broome County Arena, Binghamton, NY
秋のツアー千秋楽。7.50ドル。開演7時半。《Dave’s Pick’s, Vol. 25》で全体がリリースされた。11月02日の4分の3、その後の3本の全体がリリースされたことになる。
出だしの〈Mississippi Half-Step Uptown Toodeloo〉が異常。いきなり絶好調で、12分を越える演奏。前半ラストの〈The Music Never Stopped〉がまたすさまじいジャムを展開する。どちらも普通はこんなジャムにはならない。どちらもベスト・ヴァージョン。〈Dupree's Diamond Blues〉もどこが良いのかよくわからなかったのだが、これを聴いてようやく納得する。
4. 1979 The Spectrum, Philadelphia, PA
前日に続き、同じヴェニュー2日目。《Road Trips, Vol. 1, No. 1》で前半ラストの2曲〈Jack Straw; Deal〉と後半オープナーの2曲〈Terrapin Station> Playing In The Band〉がリリースされた後、《Road Trips Full Show: Spectrum 11/6/79》で全体がリリースされた。
5. 1987 Henry J. Kaiser Convention Center, Oakland, CA
20ドル。開演8時。このヴェニュー3日連続の初日。後半オープナー〈Scarlet Begonias〉から〈Hell In A Bucket〉に続いた。この組合せは2回しかないそうだ。
会場は1915年に建てられ、市や国の史跡になっている多目的施設。座席数5,500弱のアリーナに劇場、舞踏場がある。1918年のインフルエンザ・パンデミックの際には臨時病院になった。後ジェイムズ・ブラウン、プレスリーなどのコンサートが行われている。1984年にリノベーションされた。DeadBase XI によれば収容人数7,900。デッドはここで1985年2月から1989年2月まで計34回演奏している。
ベイエリアではこの後は定員2万の Oakland-Alameda County Coliseum Arena が主なヴェニューになる。(ゆ)
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