12月17日・金
散歩連続3日めで、ナイキのヒモつきのもので歩いても、左足裏の痛みは薄れてくる。あるいは筋肉痛のようなものか。
Top Floor Taivers, A Delicate Game
シンガーの Claire Hastings、フィドルの Grainne Brady、ピアノの Tina Rees にクラルサッハの Heather Downie が加わったカルテット。曲により Tia Files のパーカッションがつく。
ヘイスティングスは2015年度 BBC Radio Scotland Young Traditional Musician 受賞者。リースもアイリッシュ・ダンサーだが、ピアノで2010年度の最終候補となっている。ダウニーはハープで2015年の最終候補。ブレディだけはキャヴァン出身のせいか、この賞には縁がない。もっとも彼女も現在はグラスゴーがベース。
という、若手トップの「スーパー・グループ」のデビュー・アルバム。この人たち、巧いだけでなく、センスもいい。アレンジの才もある。トンプソンの〈1952 Vincent Black Lightning〉がまるでスコッチ・バラッドに聞える。いずれもかなり個性的な音を出すが、アンサンブルとしてのまとまりは大したものだ。
全篇歌のアルバムなので、ヘイスティングスの シンガーとしての器の大きさが耳を惹くとはいえ、これまでのソロ・アルバムに比べれば、バンドとして機能していて、これからが楽しみ。見事なデビュー。
##本日のグレイトフル・デッド
12月17日には1970年から1993年まで4本のショウをしている。公式リリースは1本。
1. 1970 The Matrix, San Francisco, CA
このヴェニュー2日連続の2日目。残っているテープによると5曲45分強のショウ。これも前日と同じくデヴィッド・クロスビー、ガルシア、レシュ、ハートによるものらしい。デッドのショウとは言えないだろう。
2. 1978 Fox Theatre, Atlanta, GA
セット・リスト以外の情報無し。
3. 1986 Oakland-Alameda County Coliseum Arena
16.50ドル。開演8時。ガルシアの昏睡からの復帰三連チャンの最後。Drums に Babatunde Olatunji が参加。
ガルシアは楽屋でもたいへん元気でご機嫌だった由。
4. 1992 Oakland-Alameda County Coliseum Arena, Oakland, CA
このヴェニュー5本連続の千秋楽でこの年の千秋楽。第二部クローザーとアンコールの各々2曲ずつが《Dick’s Picks, Vol. 27》でリリースされた。
見事な締め括り。〈Throwing Stone> Not Fade Away〉、そして〈Baba O'Reily> Tomorrow Never Knows〉というアンコール。全員がすばらしい演奏をしている。そしてアンコールでのウェルニクは讃えられてあれ。こういう演奏、歌唱を聴くと、この人も凡庸なミュージシャンではなかった。バンドによって引っぱりあげられた部分はあるにしても、引っぱりあげられるだけのものは備えていたのだ。
5. 1993 Oakland-Alameda County Coliseum Arena, Oakland, CA
この年最後のラン、このヴェニューでの三連チャン初日。24.50ドル。開演7時。(ゆ)
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