01月21日・金
眼科で緑内障の検査。視野検査まで一通り受ける。視野検査は3回目で、だいぶ慣れてきた。前回、右目で見えなかったところが、今回は見えている。この検査は慣れが必要で、最初の1、2回はあまり参考にならないのだそうだ。結論として、今回もまだ治療を始めるほどではない。また定期的に検査しましょう。とはいえ、特に右目は老化が確実に進んでいる。視力は右の方がずっと良いので、うまくいかないものだ。
右足を前に出すか、左足を引くかして、下半身を軽く左にひねるようにして立つと、腹がひどく楽になることに気がつく。ということはなぜか上半身が右にねじれているのか。とにかく、気持ちがよい。血圧まで下がる気さえする。実際にはそんなことはないのだろうが。
##本日のグレイトフル・デッド
01月21日には1971年と1979年の2本のショウをしている。公式リリース無し。
1. 1971 Freeborn Hall, Davis, CA
2.50ドルと3.50ドル。UC Davis の学生と一般か。開演8時。この年最初のショウ。James & the Good Brothers とニュー・ライダーズ・オヴ・パープル・セイジが前座。
ショウはすばらしいもので、学生は踊りくるっていた由。
会場は1961年建設の UC Davis の多目的ホール。授業や講演、集会など様々なイベントに使用され、コンサートも多数行われた。もっとも、こういうホールの常で、床は平坦だから、椅子を並べると後ろの方はステージが見にくかった。
James & the Good Brothers はカナダ、オンタリオ州出身、カントリー、ブルーグラス、フォークをベースとしたバンド。ここに出ている3つのバンドの中では最もアコースティックなサウンド。Brian と Bruce の双子の兄弟に弟の Larry と James Akroyd が加わって、1967年この名前で活動を始め、1971年にバンド名をタイトルにしたデビュー・アルバムを出す。これにはクロイツマンが参加し、ベティ・カンター=ジャクソンがプロデューサーで、彼女とボブ・マシューズが録音。クレジットには無いが、ガルシアが参加している可能性もある。ドラムスにはホット・ツナの Sammy Piasta もクレジットされている。Special Thanks にクロイツマン、 ウィア、レシュ、Grateful Dead and Family、さらに Jack Cassady の名がある。わが国では「隠れ名盤」とされて、一時、LPの中古盤が高かった。後にグッド兄弟はカナダに戻り、The Good Brothers として現在も現役。
かれらがここに登場したのは前年夏の有名な the Trans Continental Pop Festival の一部に参加したことで、デッドとのつながりができたため。ジャニス・ジョプリン、ザ・バンド、デラニー&ボニー、テン・イヤーズ・アフター、トラフィック、バディ・ガイ、シートレイン、フライング・バリトー・ブラザーズ、イアン&シルヴィアとザ・グレイト・スペクルド・バード、ニュー・ライダーズ・オヴ・パープル・セイジなどにデッドも加わり、カナダの大陸横断鉄道を走る列車を借り切って、ところどころ停まってはコンサートをやる、という企画。そのコンサートよりも、列車の中が24時間のミュージシャンにとってのフェスティヴァルになった。全体の企画は途中で資金が切れて終ったが、このイベントは参加したミュージシャンたちに深甚な影響を与えた。デッドはその恩恵を最も大きく受けたうちのひとつ。後に定番のレパートリィになる〈Going Down the Road Feelin' Bad〉をここでデラニーからガルシアが習ったとされるのが一例だが、それだけでなく、デッドの音楽、ショウの組立て全体がこれ以後大きく変わることになる。この時の様子は映画撮影もされ、今は《Festival Express》としてドキュメンタリー・ビデオが出ている。
《James And The Good Brothers》は今聴くと CS&N をずっとフォーク寄りにした感じ。ドラムス、ベースの入る曲も、リズム・セクションはあくまでも背景で、歌を前面に立てる。グッド兄弟とアクロイドの3人ともリード・ヴォーカルがとれるし、コーラスも綺麗に決まっている。《Workingman's Dead》ではやりきれなかったことをやっている、とも言える。サウンド的にはオートハープがアクセント。もう少し曲に個性があれば、ヒットしていたかもしれない。一番目立つのがラストのニルソンの〈The Rainmaker〉というのは、ちょっと弱い。あえて、売れ線を狙っていないように見えるところが、かつての「ブラックホーク」で評価されたのだろう。もっともヘンに背伸びせず、ウェストコーストでの録音のチャンスにのぼせ上がりもせず、普段着の音楽を普段通りやっているのは気持ちが良い。なかなか腹の座った人たち。なお、クロイツマンが入っているのは5曲目〈Poppa Took the Bottle from the Shelf〉。デッドの時とは別人の、ごく普通のタイコだ。
2. 1979 Masonic Temple, Detroit, MI
9.50ドル。開演8時。外は厳寒。中はホット。良いショウの由。(ゆ)
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