01月29日・土
午前中は冷たい風が時折り強く吹いていたが、午後、散歩に出るとやんでいる。そうすると、陽射しには春の気配がそこはかとなく感じられなくもない。あちこち梅も開きだしている。節分とか立春とか、ああいう節気は太陽暦にあてはめても意味は無いと思うが、太陽暦でも2月となれば12月や1月とは違ってくる。もっとも温暖化にもよるので、若い頃はもっと寒かった気もする。
しかし、そうなると、ああ花粉も近い。
##本日のグレイトフル・デッド
01月29日には1966年から1987年まで、4本のショウをしている。公式リリース無し。
1. 1966 The Matrix, San Francisco, CA
このヴェニュー2日連続の2日目。共演ビッグ・ブラザー&ザ・ホールディング・カンパニー、ザ・ローディング・ゾーン。セット・リスト不明。
〔1966 Sound City Recording Studios, San Francisco, CA〕
ショウではなく、アシッド・テストを家でもできるようにと制作されたLPの録音。ケン・キージィとメリー・プランクスターズがこのスタジオに入り、いつもアシッド・テストでやっていることをやり、そこへデッドが合流して演奏した。一晩、6〜8時間分録音されたマスターテープを Jim the Host が持ち帰ってLPに編集した。が、その後でテープは行方不明となり、ジムも死んで、事は迷宮入りとなった。LPそのものもレアで、2008年07月、ロンドンで500ポンドの出物があった。モノクロのジャケットには、デッドらしきミュージシャンの写真もはめこまれている。セット・リストなどが残るような性質のものではない。
2. 1967 Avalon Ballroom, San Francisco, CA
このヴェニュー3日連続の最終日。開演8時。この日曜日のイベントはデッドのショウではなく、International Society for Krishna Consciousness(ISKCON、通称ハーレー・クリシュナ)がヘイト・アシュベリーにサンフランシスコ寺院を開設するためのベネフィット。共演はモビー・グレープとビッグ・ブラザー&ザ・ホールディング・カンパニー。ポスターには無いが、ジェファーソン・エアプレインも出たという。アレン・ギンズバーグと ISKCON 創設者 Swami Bhaktivedanta Prabhupada も出演。セット・リスト不明。
デッドは普通、特定の宗教や宗教団体とは関係をもたないが、ハーレー・クリシュナは宗教とは見なさなかったのかもしれない。
3. 1968 PSC College Center Ballroom, Portland State College, Portland, OR
クィックシルヴァー・メッセンジャー・サーヴィスとの年頭の北西部太平洋岸ツアーの一環。
PH Phacter Jug Band というバンドもポスターにはある。1966年から69年にかけて、このポートランドをベースに活動した9人編成のバンド、とネット上にはある。
セット・リスト不明。
4. 1987 San Francisco Civic Center, San Francisco, CA
16.50ドル。開演8時。春節祝賀3日連続公演の中日。なお、この時の新年は卯年なので、ポスターにはウサギの頭蓋骨がフィーチュアされ、チケットにもウサギのシルエットと稲妻マークがある。(ゆ)
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