07月30日・土
金曜日の昼頃から、寝室で「キュッ」か「ピュッ」という音がする。40秒ぐらいの間隔。通風口のガラリから聞えるのだが、ガラリのどこからかがわからない。とりあえず、外気用フィルタを交換してみるが、特に変化はない。温度の問題かとも思ったが、夜、帰ってきても変わらず。音が大きくなっている。
午前、管理組合が契約している保全協会の緊急連絡番号に架電。わが団地の担当者から折り返し電話。1300前来訪。はじめガラリを外と内から見るが、何もない。そこで音が電子音だといって、天井につけてある火災報知器を指す。なるほどランプが点滅し、音もそこから出ていた。設置から10年経ち、電池切れを通知していたのだった。メーカーのサイトを見ると、2017年にすでに電池切れ警報の対処方法が出ている。報知器をはずしてもらい、電池をはずす。代わりのものを買ってつけろとある。ネットで注文。
しかし、当初てっきりガラリから聞える、と思ったのは、やはり耳の老化か。
%本日のグレイトフル・デッド
07月30日には1966年から1988年まで4本のショウをしている。公式リリースは1本。
1. 1966 P.N.E. Garden Auditorium, Vancouver, BC, Canada
土曜日。このヴェニュー3日連続のランの中日。トリップス・フェスティヴァルの2日目。
〈Cold Rain and Snow〉以下の4曲が《The Grateful Dead》50周年記念拡大版でリリースされた。この日の録音で残っているのはこれが全部のようだ。セット・リストの全体は不明。
当然だが演奏が実に若い。〈Cold Rain and Snow〉はアップテンポでやや切羽詰まった演奏。ここで聴ける4曲はどれもブルーズやフォーク・ソングが元歌のはずだが、どれもトンガったロックになっている。この時期のデッドの音楽はまだデッド独自の音楽になっていない。あちこちにその後デッドの音楽になってゆく萌芽は見えるが、それでもロックの範疇だ。ただ、ガルシアのギターもピグペンのオルガンもクロイツマンのドラムスも、どれもはちきれんばかりにトンガっている。〈New, New Minglewood Blues〉を必死に歌うウィアはまだ19歳だ。もっとも後のように、これもまた演技であるならば、19歳にしてはませている。最後にこれで終りというアナウンスが入る。
2. 1970 The Matrix, San Francisco, CA
木曜日。見かけ上三部制で一部、二部はガルシア入りのニュー・ライダーズ・オヴ・パープル・セイジ。三部がデッドのアコースティック・セットで、デヴィッド・ネルソン、マーマデューク、ジョン・ドーソンが加わる。二部と三部は連続している可能性もあるらしい。
三部のオープナーで〈To Lay Me Down〉がデビュー。ハンター&ガルシアの曲。1992年06月28日まで計64回演奏。1970年、1973、1974、1980から1983年、1988から1990年、それに1992年に1回と断続的に演奏された。1980年のウォーフィールドとラジオ・シティでのアコースティック・セットでは集中的に演奏されている。
スタジオ盤はガルシアの1972年のソロ・ファーストに収録。
07月14日以来2週間ぶりのショウで次は08月05日にサンディエゴ。この年はまとまった夏休みは無い。
3. 1983 Ventura County Fairgrounds, Ventura, CA
土曜日。このヴェニュー2日連続の初日。開演3時。06月28日以来のショウ。ここで2日やった後、08月20日から夏のツアーに出る。
出入口のすぐ外は渚で、ビーチ・ボーイズでも出てきそうなセッティングだそうな。〈China Cat Sunflower> I Know You Rider〉がオープナーだから、ショウはおそらく面白い。
4. 1988 Laguna Seca Raceway, Monterey , CA
土曜日。このヴェニュー3日連続のランの中日。開演正午。デヴィッド・リンドレー&エル・レヨ・エックス、ロス・ロボス前座。
かなり良いショウだが、ガルシアはあえて翌日に備えて抑えていたようにも見えた。(ゆ)
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