08月07日・日
 水曜昼以来、WiFi がネットにつながらない件、無線ルータ回りをいろいろやってみる。VSDLモデムとつなぐケーブルを替えてみたり、あらためてプロバイダのパスワードを入れなおしてみたり、いじれる設定をいじれるだけいじってみるが、まったく変化なし。 ルータの ACTIVE ランプがぴかぴかと点滅しているのは同じで、これはつまりインターネットへの接続先からの応答が無いということだそうだ。NEC の Aterm サポートにメールを出してもみる。

 ネットには iPhone のテザリング経由で必要最小限だけつなぐ。

 総とっかえすることにしたが、開通までは2〜3週間というので、つなぎも兼ねて WiMAX の無料トライアルを申込む。


%本日のグレイトフル・デッド
 08月07日には1971年と1982年の2本のショウをしている。どちらも完全版が出ている。
 1966年にもこの日にショウをしていると DeadLists にあり、ポスターとチケットも残っているらしいが、DeadBase X でキャンセルとされている、との記載あり。DeadBase 50 とそこに含まれる XI にはまったく記載無し。

1. 1971 Golden Hall, San Diego, CA
 土曜日。南カリフォルニア3日連続のランの楽日。バルコニー3.50ドル、メイン・フロア4ドル。開演8時。ニュー・ライダーズ・オヴ・パープル・セイジ前座。
 《Dick's Picks, Vol. 35》で全体がリリースされた。2時間少し超えるこの時期としては短かいショウ。
 この録音はいわゆる "The Houseboat Tapes" の1本。《Dick's Picks, Vol. 35》に収められた3本のショウの録音すべてがそうで、このショウは完全だったが、他の2本は一部テープが修復不可能で、ショウの全部ではない。
 "The Houseboat Tapes" は、1971年にキース・ガチョーが加わった際、ガルシアがキースに渡した一箱のテープでこの年夏のツアーの録音。デッドの音楽を研究するようにという意図だったが、キースはまったく聴かずに、両親のボートハウスにこれを置いた。2005年春になって、キースの兄弟ブライアンと息子のシオンがこのボートハウスの整理をしていて、テープの詰まった箱を見つけた。かれらはその箱をドナ・ジーン・ガチョー=マッケイに送った。ドナは中身を見て仰天し、デッドのアーカイヴィスト、デヴィッド・レミューに電話した。そこに含まれていたのは、1971年04月28、29日のフィルモア・イースト、08月14、15日の Berkley Community Theatre の全体など。前者は《Ladies And Gentlemen…》の一部として別の録音からすでにリリースされていたが、後者はまだ出ていない。

2. 1982 Alpine Valley Music Theatre, East Troy, WI
 土曜日。このヴェニュー2日連続の初日。
 《Dick's Picks, Vol. 32》で全体がリリースされた。ただし、CD2枚に収めるためだろう、drums, space とクローザー〈One More Saturday Night〉は編集されている。
 ヴェニューがあるのは近くには何もない田舎だが、マディソン、ミルウォーキー、ロックフォード、シカゴからほぼ等距離にあるので、動員力は大きい。1977年にオープンした37,000のキャパシティの屋外アンフィシアターで、7,500人分は屋根がある。アンフィシアターのサイズでは全米でも1、2を争う。デッドのお気に入りのヴェニューの一つで1980年08月23日から1989年07月19日まで、20回演奏している。1984年から89年まで毎年夏のツアーに組み込まれた。デッドヘッドはショウで踊りたい人間も多いから、こういう構造のヴェニューはファンにも人気がある。
 ショウ全体が公式リリースされているのはこれのみ。他に1981年07月11日から1曲が2012年の《30 Days Of Dead》、1989年07月17日と19日から1曲ずつが《Fallout From The Phil Zone》、07月19日からは他に1曲が《Beyond Description》、さらに3曲がビデオ《Downhill From Here》でリリースされた。(ゆ)