今年も 30 Days Of Dead が始まりました。



 毎年11月、グレイトフル・デッドの公式サイトで毎日1トラック、未発表のライヴ音源が MP3 で無料で配信されます。その音源がいつのどこでのものか、クイズになっており、翌日正解者の中から抽選で1名、賞品がもらえます。30日間の当選者の中からさらに抽選で最後に豪華賞品が当ります。ただし、応募できるのは USA国内居住者に限られます。

 賞品はともかく、毎年30トラック、計10時間を超えるライヴ音源が聴けて、手に入るのですから、相当にお徳です。リリースされたものは翌年の 30 Days Of Dead が始まるまで、つまり10月31日まで公開されています。2010年から始まり、今年で15年目。音源の総合計時間は5500時間を超えています。

 未発表というのは公式リリースとしてまだ出ていないという意味ですが、こちらも2010年頃から本格的に、定期的にリリースされるようになっていて、未発表もずいぶん減ってきました。なので、ここ数年は既に何らかの形で出ているものが 30 Days Of Dead で重複してリリースされることも増えてきました。なにせタダなのですから、その辺は大目に見なければなりますまい。

 この企画のメリットは、元のテープや録音に何らかの損傷があって、全体としての公式リリースはできないけれど、演奏自体はすばらしく、公式にリリースするに値する演奏が聴けることです。テープで聴けるといえばそれまでですが、中には SBD が流出していないものがあったりもします。

 毎日、これはいつのどこのものかな、と推測するのも楽しい。あたしは2012年に気がついて聴きはじめましたが、その頃は、録音だけ聴いて、正確な日付まで特定するなんて、んなバカなことができるか、と思っていました。ところがその後、デッドのライヴ音源をあれこれ聴いているうちに、各々の時期の性格や特徴がわかるようになり、大体の見当がつくようになりました。そうすると、その曲が演奏されたショウを検索して絞りこむと、目指すショウを特定することもそんなに難しいことではなくなってきます。

 今年のオープナーは 1984-10-05, Charlotte Coliseum, Charlotte, NC の第一部クローザーの2曲〈Feel Like A Stranger> Might As Well〉。この年の秋のツアーのスタート。ここから10月20日まで、大西洋岸を回ります。

 今年の 30 Days Of Dead はどんなものになるか。やはり11月はデッド漬けの日々です。(ゆ)