カテゴリ: ソフト
グレイトフル・デッド、今年のビッグボックス発表
R.I.P. Ian D. Green
Summer Sonic 2024 メイン・アクトを聴く。
グレイトフル・デッドのビッグ・ボックスのCDトラブル
2023-12-23追記
後日談。Dead.net のサポートから問題のあるCDの写真を送れとの要請。盤面の写真を送る。印刷段階でのミスは見ただけではわからないはずだが、どうやら通販で届いた商品に問題があった場合はとにかく写真を送るよう求めるのがあちらの手順らしい。写真を送ると代替品を送ると連絡があり、やがて写真を送った盤が送られてきた。今回はどれもスムーズにリッピングできて、一件落着。メールの送信と返信の間には時に1週間ぐらいの間があいたし、返信の度に相手の名前は変わったが、無事解決したので、胸をなでおろしたことでありました。
《30 Days Of Dead》2023 概観
毎年恒例、11月一杯かけて未発表のライヴ音源を毎日1トラックずつリリースする《30 Days Of Dead》が今年も無事終りました。今年で13年目。来年はあるか、と毎年思いますが、続いてますね。なお、この30本は来年の《30 Days Of Dead》が始まるまで、つまり10月31日までダウンロード、またはウエブ・サイト上でストリーミングで聴くことができます。
2023 年は
1968-12-07, Knights Hall, Bellarmine College, Louisville, KY
から
1994-10-19, Madison Square Garden, New York, NY
までのショウから選ばれています。
合計9時間7分8秒は2021年の7時間44分08秒を大幅に抜いてダントツの歴代トップ。
昨年以来、1本のショウから複数曲を選ぶ形が増えました。かつては途切れなしに続くものにほぼ限られていたんですが、間が切れているものも選ぶようになりました。今年はむしろ単一の曲の方が少なくなりました。1回の時間も長く、30分超が4日、20分台が6日あります。
登場したショウの年別本数。
66 0
67 0
68 1
69 1
70 1
71 1
72 0
73 1
74 0
76 2
77 2
78 1
79 3
80 3
81 2
82 0
83 1
84 1
85 1
86 1
87 1
88 0
89 1
90 0
91 2
92 1
93 1
94 1
95 0
最短のトラック
22日 U.S. Blues = 06:24; 1976-06-29, Auditorium Theatre, Chicago, IL
最長のトラック
24日 They Love Each Other; Cassidy; Tennessee Jed; Let It Grow> Don't Ease Me In = 40:55; 1981-11-30, Hara Arena, Dayton, OH
従来登場した曲とダブったのは7回。
初日 Comes a Time; 1980-08-26, Cleveland Public Auditorium, Cleveland, OH は2019年にも登場。
03日目 Feel Like A Stranger> Bertha; 1994-10-19, Madison Square Garden, New York, NY はこの組合せで昨年登場し、さらに〈Feel Like A Stranger〉はその前年にも登場して3年連続。
04日目 My Brother Esau; High Time; 1987-09-16, Madison Square Garden, New York, NY のうち〈My Brother Esau〉は2021年、〈High Time〉は2019年に既出。
08日目 Scarlet Begonias> Fire On The Mountain; 1980-08-30, The Spectrum, Philadelphia, PA は2011年
14日目 Playing In The Band> China Doll; 1983-08-31, Silva Hall, Hult Center for the Performing Arts, Eugene, OR は2021年
の各々《30 Days Of Dead》ですでに出ています。
23日目 Space> The Other One> Black Peter> Throwing Stones> Playing In The Band; 1991-03-25, Knickerbocker Arena, Albany, NY のうち後ろの2曲〈Throwing Stones> Playing In The Band〉は2018年、
24日目 They Love Each Other; Cassidy; Tennessee Jed; Let It Grow> Don't Ease Me In; 1981-11-30, Hara Arena, Dayton, OH も後半の2曲〈Let It Grow> Don't Ease Me In〉が2020年
の《30 Days Of Dead》で各々登場しています。
今回初めて録音が《30 Days Of Dead》でリリースされたショウは以下の13本。
1968-12-07, Knights Hall, Bellarmine College, Louisville, KY
1969-10-26, Winterland Arena, San Francisco, CA
1971-03-20, Iowa Fieldhouse, University of Iowa, Iowa City, IA
1973-10-27, State Fair Coliseum, Indianapolis, IN
1977-03-18, Winterland Arena, San Francisco, CA
1979-05-05, Baltimore Civic Center, Baltimore, MD
1979-05-12, Alumni Stadium, University of Massachusetts, Amherst, MA
1979-12-11, Soldier's And Sailors Memorial Hall, Kansas City, KS
1980-12-13, Long Beach Arena, Long Beach, CA
1981-09-30, Playhouse Theatre, Edinburgh, Scotland
1984-06-23, City Island, Harrisburg, PA
1992-06-11, Knickerbocker Arena, Albany, NY
1993-03-09, Rosemont Horizon Arena, Rosemont, IL
今回は昨年のような計画的なセレクションは見当りません。1969年と1977年、1977年と80年、1985年と86年、1987年と94年、1991年と92年が同じヴェニューであることくらいです。
登場した楽曲は延63曲。うち2回以上登場は以下の11曲。
Casey Jones
Dark Star
Dire Wolf
Don't Ease Me In
Feel Like A Stranger
High Time
Let It Grow
My Brother Esau
Playing In The Band
Saint Of Circumstance
Uncle John's Band
うち
Dark Star
Playing In The Band
は3回登場。
重複を除いたレパートリィは50曲。
Bertha
Black Peter
Brown-Eyed Women
Casey Jones
Cassidy
China Cat Sunflower
China Doll
Comes a Time
Crazy Fingers
Dark Star
Deal
Dire Wolf
Don't Ease Me In
Estimated Prophet
Feel Like A Stranger
Fire On The Mountain
Foolish Heart
Goin' Down The Road Feeling Bad> Jam
Here Comes Sunshine
He’s Gone
High Time
I Know You Rider
I Need A Miracle
Let It Grow
Loose Lucy
Lost Sailor
Might As Well
My Brother Esau
Never Trust A Woman
New Minglewood Blues
One More Saturday Night
Peggy-O
Picasso Moon
Playing In The Band
Row Jimmy
Saint Of Circumstance
Samson and Delilah
Scarlet Begonias
Shakedown Street
Ship Of Fools
St. Stephen
Sugar Magnolia
Tennessee Jed
The Eleven
The Other One
They Love Each Other
Throwing Stones
U.S. Blues
Uncle John's Band
Victim Or The Crime
今年も1本ずつ聴いて書いてみるつもりですが、今年はリリースされたトラックに集中してみます。(ゆ)
30 Days Of Dead 2022 を聴く。その29
録音は2013年02月第一週に Dead.net の Jam Of The Week で流されたそうです。
30 Days Of Dead 2022 を聴く。その28
30 Days Of Dead 2022 を聴く。その27
30 Days Of Dead 2022 を聴く。その26
電子本
30 Days Of Dead 2022 を聴く。その25
Sonoma と AquaSKK
2023-09-30追記
ドックの「最近使ったアプリ」はやはりダメで、Mac を一度眠らせたりすると、再起動しないと正常に動作しない。
30 Days Of Dead 2022 を聴く。その24
30 Days Of Dead 2022 を聴く。その23
30 Days Of Dead 2022 を聴く。その22
30 Days Of Dead 2022 を聴く。その21
Here Comes Sunshine 1973 到着
グレイトフル・デッド、今年のビッグボックス
1973-05-26, Kezar Stadium, San Francisco, CA
1973-06-09, RFK Stadium, Washington, DC
1973-06-10, RFK Stadium, Washington, DC
この5本は4月2日までの春のツアーと6月22日からの夏のツアーの間の時期で、この期間、ショウはこれで全部。
ライナー執筆陣の一人 Ray Robertson は《Dave's Picks, Vol. 45》に続いての登場で、あのライナーはなかなか良かったので楽しみ。(ゆ)
ECM あたしの一枚
なので昨日のイベントでバラカンさんが選んだ一枚としてブラヒムの Thimar からかかったのは、我が意を得たりというところだった。バラカンさんは、リスナーからずばりと当てられて、がっくりされてたけれど。
ブラヒムに続いて、1994年、Lena Willemark & Ale Moller の Nordan が登場し、ますます ECM は身近になった。これ以後、Agram, 1996, Frifot, 1999 と続く。Nordan、Agram はそれぞれに北国の冬と夏を描いて、かれらのアルバムとしてもピークとなったし、およそヨーロッパのルーツ・ミュージックでくくられる音楽の録音としてもベストに数えられるものではある。
アミナにはもう一枚 Arco Iris もある。
南に目を転じると Savina Yannatou の TERRA NOSTRA が2003年だが、これは2001年のギリシャ盤の再発で、ECMオリジナルは2008年の Songs Of An Other から。あたしなんぞは ECM で TERRA NOSTRA を知った口だから、この再発はもちろんありがたい。
が、それよりもっと驚いたのは Robin Williamson が2002年に Skirting The River Road を出していたのを後から知った時だった。ウィリアムスンはさらに2006年 The Iron Stone、2014年 Trusting In The Rising Light と出している。ウィリアムスンはたぶん ECM の全カタログの中でも珍品と言っていいんじゃなかろうか。このあたり、ECM 中でも「メインストリーム」のリスナーはどう評価するのだろう。その前に、アイヒャーがこういう音楽のどこに価値を見出したのか、訊いてみたくなる。いや、文句をつけてるわけじゃない。ただ、ウィリアムスンのこういう音楽は、聴くのがつらくないといえば嘘になる。ウィリアムスンはハーパーとしてすばらしいアルバムもあるし、アメリカで出した Merry Band とのアルバムは好きだ。が、インクレディブル・ストリング・バンドがあたしはどうしてもわからないのである。ECM での音楽は、かつて ISB でやろうとしてできなかったことを、思う存分、やりたい放題にやったように聞えて、そこがつらい。ISB が大好きという人もいるわけだから、聴く価値がないなどとは言わないが、なんとも居心地がよくないのだ。
AI は誰のものか?
それは楽観的に過ぎるとしても、AI は人間の独善をチェックする存在になりうる。AI に反対しているイーロン・マスクのような連中は、自分たちの独善によって利益を得ている。この世界全体、地球全体がどうなろうと知ったことではないのだろう。AI はその独善に対するアンチテーゼになりうる。言わせてもらえば、むしろ AI に暴走してもらいたいくらいだ。コードウェイナー・スミスが今生きていたら、Instrumentality of Mankind 人類補完機構の管理者たちを人間の中からの選抜ではなく、AI にしたことだろう。
The Chieftains クラダ盤再発
30 Days Of Dead 2022 を聴く。その20
30 Days Of Dead 2022 を聴く。その19
30 Days Of Dead 2022 を聴く。その18
30 Days Of Dead 2022 を聴く。その17
30 Days Of Dead 2022 を聴く。その16
小林昌樹『調べる技術:国会図書館秘伝のレファレンス・チップス』
正直なところ、大部分はあたしにはそこまでの必要はありません、というレベルの話である。これはやはりレファレンスを仕事とする人が最も重宝する、ありがたさを実感する本だろう。