クラン・コラ・ブログ(アイルランド音楽の森)

 アイリッシュ・ミュージックなどのケルトをはじめ、世界各地のルーツ音楽を愉しむブログです。そうした音楽の国内の音楽家も含みます。加えて主宰者の趣味のグレイトフル・デッド。サイエンス・フィクション、幻想文学などの話もあります。情報やメモ、ゴシップ、ただのおしゃべりなどもあります。リンク・フリーです。

カテゴリ: おしらせ

    遅くなりましたが、本誌メルマガ7月号を本日 21:00 からの予定で配信しました。未着の方はご一報ください。
   
   
    ノーザン・アイルランドの夏の行進季節の問題について、南の共和国の姿勢も変わってきているようです。
   
    07/12 のオーグリムの戦い記念の行進について、全アイルランドの祝日にしてはどうかという提案が、前副首相からなされています。記事はこちら
   
    つまり、セント・パトリック・ディのようなお祭として、祝ってはどうか、というわけです。
   
    北のプロテスタントに対して一方的な譲歩を求めるのではなく、たがいに相手の祝日を祝いあおうというのは、建設的な提案だと思います。
   
    現実にはまだまだそうした気運が高まるというわけにはなかなかいかないでしょうが、こういう提案がなされたということ自体が、まずは解決へ向けての第一歩ではあります。(ゆ)

    お暑うございます。気温は高いのですが、どうも空が真夏の空ではありません。入道雲がもくもく湧いてきません。なんか、こう、秋の空、という感じです。
   
    それで調子を崩した、というとうまい口実になるのですが、そうは問屋が都合よくおろしてくれませんで、本日は本誌メルマガ今月号の配信予定日ですが、諸般の事情により、遅れます。えー、今回は3日ぐらい、と思ってます。
   
   
    ノーザン・アイルランドではいわゆる「行進シーズン」ですが、やはり今年はいろいろと変化が出てきているようであります。
   
    先日07/12の、いわばプロテスタントによる示威行進の「本番」のひとつ、1691年7月12日のオーグリムの戦いにおけるプロテスタント王ウィリアム3世軍のカトリック王ジェイムズ2世軍に対する勝利を祝う行進ですが、この時に、毎年事件が起きているベルファストのアードイン Ardoyne 地区で大規模な暴動が起き、警官90名が負傷しました。
   
    これで一番怒りくるったのはどうやら、地元ではなく、ロンドンの政府だったようです。
   
    こういう暴動や衝突は毎年繰り返されているので、そのたびに警備や被害の復旧で多額の金がつぎこまれているわけです。今回もすべて合わせると数百万ポンド、と言われていますが、今後はこういう警備の費用はロンドンは出さない、と、連合王国政府高官が宣言しました
   
    このベルファスト、アードイン地区のクラムリン・ロードはカトリックとプロテスタントの居住区が接触しているところで、伝統的にプロテスタントの行進ルートになっています。
   
    だいたい、このプロテスタントの行進はカトリックに対する優越を見せつけるためのものですから、昔からわざわざこういう問題の起きやすいところをルートにしているところが多い。
   
    で、カトリックの発言権が強まってくると、当然事件が起きるわけです。地元では住民が協議会などを作って、おたがい妥協できるやり方を考え、近年はノーザン・アイルランド政府もこういう調停をバックアップするようになったわけですが、おさまらないのはプロテスタント側です。行進の主体はオレンジ団の地元支部、ロッジといいますが、このオレンジ団が伝統的権利を主張してルート変更などは受け入れず、そもそもカトリック側との協議の場にもつかない、ということも屡々です。
   
    英国政府としては、地元のトラブルは地元で解決せい、そんなローカルの特殊事情にブリテンの納税者のカネを使うことはない、と怒ってしまった、というのが今回の事情のようですが、先の政府高官は、オレンジ団行進のルート変更で問題が解決するなら、さっさとルート変更すべきだ、と言ったとも伝えられています。
   
    なにせ、今のロンドン政府は保守党政府です。伝統的にはノーザン・アイルランドでは常にプロテスタント側に立ってきました。その保守党政府の中からこういう発言が出るというのは、相当イラついているのでしょう。もちろんその背景には、予算削減という事情もあります。各地の納税者にきつい予算カットを呑んでもらう手前、ローカルな特殊事情で余計なカネはもう出せないとなるのは当然といえば当然。
   
    しかも、その争点が、生死にかかわることでもない。行進をしなければ、あるいは行進を伝統的なルートでおこなわないならば、住民の生活に重大な支障が出る、というわけでもありません。単にノーザン・アイルランドのプロテスタントの感情が満足できない、というだけのことです。
   
    むろん、この感情面での不満は、それはそれで地元住民にとっては小さな問題ではありませんが、福祉事業の削減とか、住民サービスの削減とかいうことに比べれば、緊急性が低くなるのはこれまた当然であります。ましてや、ノーザン・アイルランドの特殊事情とは縁のない、イングランドやスコットランドやウエールズの人びとから見れば、いったい、あいつらは何のために毎年暴動を起こしているのか、そして毎年同じことが同じ時期に起きるとわかっていながら、それを取り締まりもできない地元政府と警察は何をやっている、ということになるのもまたまったくその通り。
   
    というのも、こういう夏の行進の暴動や騒ぎで逮捕される人間はきわめて少数だからです。暴動を起こしても責任が問われないのであれば、当然暴動によって得る利益は大きくなり、ますます暴動が起きるようになる。
   
    地元住民はカトリックばかりでなく、プロテスタントも暴動はごめんだ、という空気になってきたようで、実際、どうやら暴動の主体はノーザン・アイルランドの他の地域からやってきた人びとらしい。
   
    今年ノーザン・アイルランド警察は特殊チームを編成し、暴動の間、暴徒の側をビデオや写真で撮影したそうです。暴動参加者の特定と逮捕に結びつけるためですが、はたして効果があるか。
   
    というわけで、警備の費用がロンドンからもらえなければ、ノーザン・アイルランド政府の予算内でまかなうしかないわけで、するとただでさえ削減されている中から、余計な出費を強いられることになります。これはプロテスタントにとっても困ることになる。
   
    今回の英国政権の与野党交替は、ノーザン・アイルランドの社会、ひいては共和国も含めたアイルランド全体に、意外に大きな変更をもたらすかもしれません。(ゆ)

    本日19:30予定で、メルマガ本誌今月号を配信しました。未着の方はご一報ください。
   
   
    なんだかよくわからんフィーバーの起きた、小惑星探査機「はやぶさ」ですが、残念ながら回収カプセルの中に小惑星「イトカワ」の物質は入っていない公算が大きくなったようですね。やはりもう一度、ということになるのでしょうが、JAXA にはむしろ「次」の段階に着実に進んでいただきたい。独自の有人火星探査に向けて、当面の目標は独力での有人宇宙飛行でしょう。(ゆ)

    本日はメルマガ本誌の配信予定日ですが、諸般の事情により遅れます。2日ぐらいの遅れに留めたいとは思っております。
   
   
    1972年1月30日にノーザン・アイルランドのデリーで英軍の発砲により、市民14人が死亡したいわゆる「血の日曜日事件」はU2もうたにした有名な事件ですが、この事件の真相を明らかにするために英国政府によって設置されていたサヴィル委員会が、12年の時間と2億6千万円の経費をかけ、2500人から証言を得て、最終報告書を発表しました。発砲の責任はあげて英軍にあり、これまで最初に発砲したとされていたカトリックのデモ隊側には責任無し、というものです。これを受けてキャメロン首相は議会で謝罪しました。
   
    デリーでもプロテスタント三派、国教会、長老派、メソジストの幹部が、事件の犠牲者の遺族に面会し、和解を呼びかけました。
   
    合計5,000ページ(アイリッシュ・タイムズによる)にのぼる報告書はここで読めます。

    また紙の本としても全10冊で1000ユーロで購入可能です。メインの結論部分だけならば、55ユーロです。
   
    Irish Times の特集ページ

    ノーザン・アイルランドの宗派和解の脇腹に刺さったトゲになっていた事件の真相に結論が出たことで、和解のプロセスがまた一歩進むことが期待されます。
   
    自らの過去の行為から逃げずに対面し、あやまちはあやまちとして認める英国の人びとに敬意を表します。(ゆ)

    本日は6月上旬情報号の配信予定日ですが、諸般の事情から、配信が遅れます。明日か、明後日には、できると思います。
   
   
    少し前ですが、ダブリンのカトリック教会の司教管区の不動産の指定変更を、教会が市当局に申請しているという報道が Irish Times に出ていました。記事はこちら

    教会の土地建物の指定を変更して、住宅開発ができるようにしたい、ということらしいですが、つまり、これまで教会付属の駐車場や、司教の住居などに使っていて、そういう指定がされていた部分が不要になったので、これを宅地開発に回したいということのようです。
   
    なぜ、不要になったかというと、ミサに出る人や聖職者の数が減っているから。
   
    どのくらい減ったか、というデータも記事に出ていて、1980年には85%の人が毎週ミサに出ていたのが、Red C という調査会社の昨年の調査では46%。教会自身の最近の調査ではさらに数字が落ちているそうな。

    これだけ落ちると、そんなに広い駐車場は要らないというわけ。
   
    聖職者の方は、一昨年、2008年時点でアイルランド全土で4,752名の司祭がいたのが、20年後、2028年には1,500名まで落ちると予想されてます。さらにダブリン司教管区では46名の司祭が80歳以上で、35歳以下は2人しかいない。おまけに、聖職者でも教会の敷地内に住む者がどんどん減っている由。なので、教会付属の住宅施設も要らない。
   
    カトリック教会は聖職者による児童性虐待スキャンダルで大揺れに揺れていますが、ひょっとすると、強固なカトリック国であるアイルランドでも、巨大な地殻変動が起きはじめているのかもしれません。
   
    これが音楽にどういう影響を与えるか、まではまだわかりませんが、教会はだいたいにおいて音楽やダンスには敵対的、抑圧的な態度を示してきたので、全体としては良い方向の変化ではないかと期待します。(ゆ)

    本日 01:30 からの予定で本誌今月号を配信しました。未着の方はご一方ください。
   
   
    今週、英国新首相デヴィッド・キャメロンはベルファストでノーザン・アイルランドの首相ピーター・ロビンスンと副首相マーティン・マッギネスと会談しました。話題は当然、ノーザン・アイルランドへの助成金カットの問題。ある程度のカットはやむをえないとノーザン・アイルランド側も認識している模様。ただ時期は ノーザン・アイルランド政府側に任され、どうやら1年先送りになるらしい。当面は政府所有不動産売却などでしのぐ。
   
    ただし、先に延ばせば、それだけカット額もふくらむ、という警告もロビンスンから出ています。
   
    ノーザン・アイルランドのGDPの7割が公共部門に関係するものだそうですから、助成金カットはノーザン・アイルランド経済にモロに打撃を与えることは確か。民間部門の底上げをしてカヴァーする、というのがロンドン政府の説明で、そのために経済特区をつくり、法人税を共和国なみに下げるなどの刺激策を行う由。
   
    どうも、これはかなりエライことになるのではないでしょうか。
   
    元ネタの Irish Times の記事はこちら。(ゆ)

    本日は本誌5月号の配信予定日ですが、例によって諸般の事情により遅れます。土曜日までにはなんとか配信したいと思ってます。
   
   
    英国に保守党首相が誕生し、経費削減の公約がどうなるか、注目であります。公約通り、ノーザン・アイルランドへの補助金が削減されれば、地域経済自体が立ち行かなくなる可能性は大きいでしょう。だからこそ、保守党のこの公約にはシン・フェイン党首のジェリィ・アダムズも、宗派を超えて一致した反対を呼びかけました。
   
    万一、ノーザン・アイルランド経済が崩壊するようなことがあれば、共和国も無事ではすまず、かろうじて糊塗している経済危機が本格化しないともかぎりません。ギリシャの次はスペイン、ポルトガルの名が上がっていますが、アイルランドも対岸の火事とは言っていられないはず 。
   
    とゆーわけで、(ゆ)は「大きな」経済とは対極のささやかなイベントをします。今度の日曜日、東京・千駄木の古書店ほうろうでおめにかかりましょう。

    本日 16:00 予定で本誌5月情報号を配信しました。未着の方はご一報ください。ただ、編集部は本日これからと明日は終日外出しておりますので、返事などは遅れると思います。不悪。
   
   
    それにしてもユーロは「暴落」してるのに、なんでポンドは下がらないのか。(ゆ)

    本日は本誌情報号の配信日ですが、諸般の事情により、遅れます。うーん、明後日には配信できると思います。
   
   
    このところ、音楽はあまり聞かず、本ばかり読んでます。Irish Book of the Decade の候補50冊についてあらためて調べていると、やっぱり活字って面白い。良い書き手はたくさんいるんだなあ。
   
    それと、先日の「一箱古本市」にも触れて、良い本屋さんにめぐりあって、あらためて紙の本の魅力を実感しました。まあ、なんだかんだ言って、音楽とは違って、デジタル時代になっても紙の本はしぶとく生きのこるんじゃないかという気がします。まず第一に「再生」に追加のエネルギーが要らない。キンドルにしても、iPad/ iPhone にしても、バッテリーが切れたら、単なるお荷物ですからね。
   
    本といっても形だけ同じでも中味はまるで違うわけで、その内容によってデジタルと相性が良いものとあまり合わないものとあるはず。辞典などのリファレンス、自然科学関係、実用書などは比較的デジタルとなじむでしょう。
   
    文芸、散文韻文ともに、リニアに読まれるものは、あまり合わない気もします。もっともライトノベルは合うけれど、ドストエフスキーは合わないというようなこともあるかもしれない。エッセイなどは、この紙でこの書体のこのサイズのこの色で、このページのレイアウトで、この造本で読みたいというのもあります。
   
    ついったーでもつぶやいたことですが、雑誌に載っただけで単行本化されない中短編の小説や論文、エッセイは、欧米でもそちらの方が多いくらいですが、そういうものをアーカイヴとして個別に販売してもらえれば、著者も発行元も読者も喜ぶというもの。iTunes Store のように、バラでもまとめてでも買えると嬉しい。
   
    SFやミステリ、ホラーなどの飜訳ものもかなりそういうものがあります。『ミュージック・マガジン』などの音楽雑誌の古い記事とか、読みたくても、雑誌のバックナンバーを探すしかないし、古くてバックナンバーも売り切れていたりすると図書館や古書店を探しまわらなくてはなりません。いや、大宅壮一文庫は全部デジタル化してくれ。
   
    アーカイヴはデジタルになじみますね。グーグルがやっているのもそれだし。あれとプロジェクト・グーテンベルクのおかげで、英語圏の古い本、20世紀前半までに書籍の形で出て、著作権の切れたものはほとんど全部、読めるんじゃないでしょうか。ひるがえって日本語の古典となると、これまたちょっとマイナーなものは、横田順彌の『日本SFこてん古典』で紹介されたようなものは、まずほとんどは古書店や図書館を探しまわらなくてはなりません。
   
    理想を言えば、それでこれは紙で読みたい、残したいというものは、本にできるサーヴィスが手軽に利用できればいい。フォーマット化された、できあいのものから、レイアウト、装幀まで指定できるカスタム・メイドまで各種あればもっといい。そういう商売がこれから出てくることはまず間違いないでしょう。それでこそ、「文化」というものです。(ゆ)

    本日15:00予定で今月号を配信しました。未着の方はご一報ください。
   
   
    不謹慎かもしれませんが、これには見入ってしまいました。しかし、200年振りの噴火というと、わが国でも富士山がそうなのかな。まさかアイスランドの噴火が日本列島の火山に影響することはないですよねえ。

    本日は本誌今月号の配信予定日ですが、例によって、なんて言ってはいけないな、えー、諸般の事情により、遅れます。現在明後日ぐらいの配信を目標。
   
   
    アイスランドの火山噴火によるヨーロッパの航空路閉鎖の大混乱は先がまったく見えませんが、人間だけでなく、モノの移動にもかなりの影響が出はじめてますね。長期的にはそちらの方が影響が大きく、長く残るのではないかと推測します。ヨーロッパからのモノだけでなく、ヨーロッパへのモノも止まっているので、ヨーロッパへの花の輸出が一大産業になっているケニアでも花の栽培業者から解雇された人が出始めていると、先日報道されていました。
   
    しかし、ヨーロッパからCDや本を買っても、当分来ないなあ。(ゆ)

    本日16:00からの予定で、本誌4月情報号を配信しました。未着の方はご一報ください。
   
   
    先日、東京芸大に行ってきました。今年2月に行われた Intercollegiate Celtic Festival の「反省会」がある、というので、そこに乱入させていただいたわけです。もっとも「反省会」よりも、第2回への決起集会といった方が正確で、参加した人たちはもちろん、参加できなかった人たちからも、ぜひやろう、今度は手伝う、という宣言が相次いでました。
   
    期日をいつにするか、実行委員会はどこに置くか、とか、基本的なことからまだまだ検討する必要はあるようですが、芸大の G-Celt の基盤がしっかりしているし、中央、ICU、東洋、早稲田などのメンバーも有能で積極的でしたし、これに言い出しっぺの豊田耕造さんの将才があれば、まず第2回の成功はまちがいなし。
   
    今回は代々木のオリンピック村に三泊四日の合宿という形式だったそうですが、外野の希望としては、一部だけでも外に解放して、一般客を入れていただきたいところです。昼はワークショップやセッション、夜はコンサートという、向こうのフェスティヴァルの定番形式を採用するとすれば、夜のコンサートで各大学のバンドやソロが入れ替わり立ち替わりで見られるようになるのを希望。
   
    イベントを企画し、進めるなかで、大学間の連絡や連携がとれるようになれるのではないか、とこれはかなり楽観的かな。まあ、連絡連携よりもイベントそのものに注力した方が、結果的に連絡連携もうまくゆくのではないでしょうか。ゆくゆくは全国大会が開ければ最高ではありますね。
   
    第1回の目玉のひとつがセット・ダンスの講習会だったそうで、講師になった CCE のおばさん、もとへ、お姉様方もお見えになっていて、「反省会」の後半は、たちまちケイリになっていました。
   
    ダンスの体験は G-Celt のメンバーも見るのも初めてという人がほとんどだったそうで、相当強烈な印象を残した由。新入生歓迎イベントでも、披露したらしい。
   
    ダンスを体験することは、踊るにしても、伴奏をつけるにしても、プレーヤーにとって大きなプラスになることは、プロの人たちも口をそろえて言っています。芸大にはダンスのコースは無いそうで、その意味でも今後、G-Celt の活動にダンスが加わることは、面白いことになるでしょう。
   
    各大学のサークル自体については、改めて取材の上、本誌に書きたいと思います。(ゆ)

    明日は本誌情報号の配信日ですが、諸般の事情により、遅れます。今のところ、7日になりそうです。


    カトリック教会の児童性虐待スキャンダルはますます混迷を深めているようです。ヴァティカンは教皇への辞任要求が出ていることに危機感を強め、教会への批判に対し、むしろ陰謀の疑いがあるとして反撃に出はじめました。その一環だったのか、教皇の側近が、このスキャンダルをもとに教皇に辞任を求めるなどの動きを反ユダヤ主義に比べて、教会への攻撃であるとする説教をしたのは、口がすべったのか、承知の上でのことだったのか。とまれ、これには虐待の犠牲者だけでなく、ユダヤ人団体からも反発が出て、説教をした側近は謝罪に追いこまれました。
   
    と思うと、一方ではイングランド国教会のトップ、カンタベリ大主教が、アイルランドのカトリック教会への信頼は完全に地に落ちたと発言しました。これはおそらく口がすべったので、翌日、大主教はアイルランド・カトリック教会のトップである枢機卿に電話をかけて謝罪。
   
    国教会も信徒数の激減で、教会の存続を危ぶむ声さえ出るほどで、少し前には、いざとなるとヴァティカンが国教会の聖職者を受け容れる用意があるとの発表をしています。ですから、カトリック教会の危機をざまあみろと思うのも、凡人ならばやむをえないところでしょう。
   
    それにしても、外野から見ていると、この問題へのヴァティカンの対処はどうも硬直しているように思われます。今のところ、これなら犠牲者も納得するだろうなと思える言動は見られません。国教会大主教の発言も、当たらずとも遠からずとも見えます。この件がアイルランドの文化にどう影響するかは、もう少し時間が経たないと現れてこないでしょうが、アイルランドにおけるカトリック教会の存在の大きさを思うと、眼が離せません。(ゆ)

    お待たせしました。今月号を本日18:00からの予定で配信しました。未着の方は編集部までご一方ください。
   
   
    カトリック教会の聖職者による子どもの性的虐待の問題は、ついに教皇が直接アイルランドの信徒に謝罪する書簡を送る事態にまでなりました。が、問題が収束する気配はありません。虐待の被害者やその支援者たちからは、この書簡を含め、教会の反応の鈍さを指弾する声があがっています。虐待そのものもさることながら、その事実を永年隠蔽していたことが、教会当局に対する反応を厳しいものにしています。教皇書簡への批判でも、そのことに触れられていないことが指摘されています。
   
    教皇自身、教皇就任以前に大司教として管轄していたドイツの教区内で聖職者による性的虐待が明らかになりました。また、枢機卿として担当していた教皇庁内の部署で、聖職者による子どもの性的虐待については部外秘とするようにとの指示を2000年に出していました。
   
    このままカトリック教会全体が崩壊することはないと思いますが、対応を誤れば、決定的な傷を負う可能性は高いでしょう。アイルランドにおける教会の影響力が過去にはほとんど政府とならぶものだっただけに、教会への幻滅がある閾値を超えた時、どういうことが起きるか、ちょっと想像がつきません。
   
    ぼくはクリスチャンではありませんが、カトリック教会にもまだまだ世界における役割はあると思っています。おそらくは従来の、古い役割にまだ未練がある一方、21世紀における新たな役割は見出していないのでしょう。
   
    イスラームの混迷を見るにつけても、経済だけでなく、宗教の世界でも大きな転換期がやってきているようであります。(ゆ)

    昨日配信予定の本誌今月号ですが、諸般の事情により、明日か明後日の配信になります。乞うご容赦。
   
   
    アイルランドでは新しい国歌を制定しようという動きがあります。有力新聞の『アイリッシュ・タイムズ』が、人気ポップス・グループの The Duckworth Lewis Method に委嘱したもの。ここで聞けます。

    記事の下の方には歌詞もあります。
   
    バンドの公式サイトはこちら
   
    ほとんどおちょくってるんじゃないか、とも読める歌詞ですし、「アルスター」の代わりに放送禁止用語にあてる「ピー」音が入ってますが、新聞も本人たちもいたって大真面目で、まずはスポーツの国際試合で歌われてほしいらしい。サッカー、ラグビー、クリケット、と国際試合はしょっちゅう行われているので、チャンスは大きいかも。
   
    ちなみにこのダックワース・ルイス・メソッドは、昨年、クリケットをモチーフにしたアルバムが人気を博したそうな。
   
    イニシアチヴをとった新聞の意図が今ひとつわかりませんが、〈アメリカ・ザ・ビューティフル〉や〈ワルツィング・マティルダ〉のような存在になることをねらっているんじゃないかな。
   
    わが国も、誰か、もっと元気の出るうたを作って、みんなでうたえば、少しは景気も良くなるんじゃないでしょうか。

    今月の情報号を今日の14:00予定で配信しました。未着の方はご一報ください。
   
   
    アイルランドの Carrickmacross という町の町議会が、以前にこの町を訪問した駐アイルランド・イスラエル大使の記帳を抹消することを決定したそうです。
   
    モナハン州南部の人口五千の町。例の、ドバイでのパレスティナ軍事組織幹部暗殺にアイルランドのパスポートが関係していることへの抗議とのこと。ある国の政府が国際法を頭から無視するのであれば、政府だけでなく地方自治体もその政府に対して、より高い基準でのふるまいを期待していると伝える義務がある、とは地元町議会議員の弁。
   
    アイルランドの外相は、大使は政府の代表だけではなく、その国の国民も代表しているから、大使記帳の抹消はイスラエル国民に対して礼儀に反すると懸念を表明しています。

    BBC の記事はこちら


    ところで、この頃グーグル・マップで外国の地図を検索すると結果の地図は地名に日本語表記が添えられていますが、この表記はってどこまで信用できるんでしょうか。何を基にしているのだろうか。アイルランドのものも、微妙にズレている感じです。Monaghan は「モナガン」になってるし。

    本日は3月情報号の配信日ですが、諸般の事情により遅れます。明日には配信できるでしょう。
   
   
    ハイチの大地震に際して、アイルランド人はハイチ支援のため2100万ユーロ、現在のレートで25億円強を寄付したそうです。Irish Times の記事はこちら

    国の豊かさをはかるひとつの指標として、GDP だの、株価総額だのよりも、実感が湧く数値ではあります。(ゆ)

ぼくがカンガルーに出会ったころ    毎度のことで恐縮ですが、本日配信予定の今月号は、諸般の事情により、遅れます。来週火曜日ぐらいには配信できればと思っています。
   
   
    事情のひとつは編集部(ゆ)が師と仰ぐ翻訳家・浅倉久志さんが今週日曜日に亡くなられたことです。こちらが勝手に師だと思っているので、ご本人は師などという柄ではないとおっしゃるでありましょう。
   
    ここ2、3年は新しいお仕事はなかったものの、人が生きているのと死なれてしまうのには、決定的な違いがあります。ご病気であったとも知らず、ネットのニュースで死亡記事を見つけた水曜日の夜から、何も手につかない状態で、唯一のご著書『ぼくがカンガルーに出会ったころ』をあらためて読みなおしたり、お仕事の飜訳をぱらぱらやるつもりが思わず読みふけってしまったり……独りで「送る」作業をしていました。
   
    まだ、おちついた状態にはほど遠いのでありますが、3日連続でブログを書いたりして、ようやく当初のショックは少し薄れてきて、日常がもどりつつあります。
   
    アイリッシュ・ミュージックとSFとどういう関係があるのだ、と言われれば、(ゆ)の中ではまったくシームレスにつながっているので、そう訊ねられるほうが不思議なのですが、ではこういう関係だ、と答えようとすると言葉につまります。ただ、音楽を聴いたり、周辺情報を集めたりする背後にはSFやこれを含む幻想文学を読むことがあり、また文学を読むことの裏には音楽を聴くことがつながっていて、どちらも欠かすことはできません。時にどちらかが大きくなってもう片方が隅に追いやられることはあっても、消えることはありません。ひょっとするとその関係を言葉で表わすことが、これからの(ゆ)のテーマになるのかもしれません。
   
    スコットランド音楽の「ボス」ディック・ゴーハンやラウーのエイダンもSFのかなりなマニアだそうですし、マーティン・ヘイズもSFが好き、というのをどこかで読んだか聞いた覚えもあります。
   
    アシモフやハインライン以上に、アメリカSFの屋台骨を支えた大作家にポール・アンダースンがいます。浅倉さんが大のお気に入りであり、尊敬する作家でもありました。おそらく最後のお仕事のひとつがそのアンダースンの『地球帝国秘密諜報員』です。遥かな未来、地球人が宇宙に進出して築いた大帝国は爛熟して衰亡の途をたどりはじめています。その滅亡を一刻でも延ばそうと奮闘する情報機関員ドミニック・フランドリーの、デカダンな活躍を描くシリーズの第一作。ジェームズ・ボンドよりも先に登場して人気を得た作品群です。
   
    アンダースンはデンマーク人の血を引いていて、デンマークをはじめとする北欧の文化にも造詣が深く、作品の中にも様々な形でとりこんでいます。たとえば、こんな一節。

   
    彼女はローアの演奏もできた、十二の第一弦の上を指先が踊りまわり、そのタッチで第二弦の共鳴音が鳴りひびく。はじめて地球人がヴィクセンの荒れ地を開拓し、自分たちの故郷を築きあげた、あの古い勇敢な時代から伝わるすべてのバラッドを知っているらしい。それを聞くのはたのしかった。
    『地球帝国秘密諜報員』214pp.


    ヒーロー、フランドリーが、異星人に占領された植民惑星ヴィクセンに、そこから唯一人脱出したヒロインとともにもどる途中の描写です。ローアはもちろん架空の楽器ですが、共鳴弦があるところ、北欧の起源を思わせます。ヴィクセンにその昔入植した人びとはヴァイキングの遥かな裔だったのかもしれません。
   
    アンダースンに言わせれば、デンマークはスコットランドとならんでバラッドの伝承が現代まで続いたところ。その伝承バラッドを基にしたという作品もあります。
   
    あるいは浅倉さんのお仕事を追いかけることで、ヨーロッパの伝統音楽とSF&ファンタジーのつながりが、思わぬ形で浮かびあがるかもしれません。(ゆ)

    2月情報号を本日17:00スタートで配信しました。未着の方はご一報ください。
   
   
    ノーザン・アイルランドの司法管轄の移譲とプロテスタントのパレード管理の問題は、まずはカトリックとプロテスタントが合意に達して、危機は回避されたわけですが、問題はやはり二つの共同体の和解が進むかどうか、でありましょう。それが無いかぎり、いずれノーザン・アイルランドの帰属問題、つまり連合王国に留まるか、共和国に合併するかが、再び浮上します。
   
    ひとつの希望は今回の合意で司法大臣に連合党 Alliance Party の党首が就任することになったこと。宗派を超えた基盤をもつ党の代表が就任することが条件とされて、その条件にあてはまるのは5番目の党である連合党しか今のところ無い。これで実績が上げることができ、連合党の支持が広まれば、将来、ノーザン・アイルランドの帰属が問題になっても、平和的な解決がありうる。
   
    和解の必要性はカトリックもプロテスタントも承知していて、今回の合意にも和解に向けての取り組みは組込まれました。宗派対立が続けばどういうことになるかは、パレスティナやアフガニスタン、イラクはじめ、各地で実例が日々報じられています。が、ノーザン・アイルランドではなにせ、二つの共同体の反目は数百年続いているわけで、いわば、こうした対立の元祖のようなものです。それだけ年季も入っています。
   
    和解があるとすれば、共通の目標、ノーザン・アイルランドはどういう「国」をめざすのか、という目標を共有できる時です。「国」とは何か、という、根本問題まで掘り下げる必要がある大問題ですが、ここでもし共有できるヴィジョンを打ち出すことができ、それによって和解が可能になれば、世界各地の対立の解決に応用できることもありえます。ヴィジョンそのものもさることながら、その打ち出しかた自体にも、おそらくは新しい姿勢、考え方が求められるはず。
   
    現在まで続いている紛争としては最古の部類になるノーザン・アイルランドの宗派対立は、紛争解決のモデル・ケースにもなりえるわけで、ますます眼が離せません。(ゆ)

    本日は2月情報号の配信予定日ですが、諸般の事情により、遅れます。今回はたぶん明日には配信できるでしょう。
   
   
    ノーザン・アイルランド自治政府存続がかかった交渉が続いてます。これまでロンドン政府の管轄だった司法関係を自治政府管轄に移行する期限をめぐるもの。一刻も早く自治政府に移したいカトリック側と、一日でも遅らせたいプロテスタント側の対立、というのが表面に現れたものですが、むろん、そう簡単に割り切れるものでもありません。
   
    それにしても将来、カトリック人口が増えて、「民意」として共和国との合併が決められる時、ノーザン・アイルランドのプロテスタントはどう反応するのか。パレスティナみたいなことにはならないと思いたい。ひとつの山は来年の連合王国の国勢調査でしょう。(ゆ)

    本日 02:00 予定で今月号を配信しました。未着の方はご一報ください。
   
   
    明日、いやもう今日ですが、東京・四谷のジャズ喫茶「いーぐる」での連続講演第409回「文明の衝突」をおこないます。15:30スタートです。
   
    ついさっきまで選曲と組合せをやっていました。まずまず、おもしろいラインナップになったと思います。録音の優秀盤も結構あって、これを「いーぐる」のシステムで聴くのも楽しみのひとつです。
   
    また寒くなっていますが、良い音楽を聞いて暖まりましょう。(ゆ)

    毎度のことではありますが、本日予定の今月通常号の配信は遅れます。明後日、金曜日にはと思っています。


    人は死ぬ、という事実を否応なく、連日突き付けられる想いの今日この頃ですが、だからこそ人生は面白いのでしょう。生きているうちに、やりたいことはできるかぎりやっておこう。そう思うのも、自分自身が上記の事実の証明に、いつなってもおかしくない年齢になったからでもあります。(ゆ)

    本日は本誌今月号の配信日ですが、諸般の事情により、遅れます。うーん、クリスマス・イヴまでには、と思っております。
   
   
    今年の BBC Radio 2 Young Folk Awards 受賞者が先日発表になりました。最終候補に残ったのはこの人たち


    受賞者はこの人。



    今月上旬の情報号を昨夜配信しました。未着の方はご一報ください。
   
   
    その本誌でも書いてますが、次号は通巻200号になります。これを記念して、記事を募集します。
   
    テーマは「この10年」。200号は10年には届きませんが、たまたまゼロ年代最後の刊行でもあり、21世紀最初の10年間をふりかえってみようと思います。

    アイリッシュ・ミュージックとのつきあい方の変遷、10年間に起きたことの印象、あるいはある楽器にとっての10年などなど。10年前はアイリッシュ・ミュージックなど知らなかったという方は、その出会いの様子などいかがでしょう。

    アイリッシュにかぎらず、本誌が扱っている音楽、広い意味でのルーツ・ミュージックならば、どこのいつの音楽でもかまいません。

    長さや内容には特に制限はありません。あまり長いものは分載させていただくかもしれません。

    締切は12/18(金)。宛先は編集部のメール・アドレス cced(at)yahoogroups.jp まで。お待ちしております。(ゆ)

    昨日配信した今月号の情報篇中、トゥクトゥク・スキップの項で、まるでバンドが終わりのような書き方をしてしまいました。訂正の号をさきほど配信しましたが、あらためてお詫び申しあげます。もちろん、ばりばり元気だそうです。詳しくは公式サイトをどうぞ。

   
    トゥクトゥク・スキップが根城にしていた荻窪のベルベット・サンも、完全閉店ではない、という話もあるそうです。公式サイトには何も出ていないので、詳細はわかりません。(ゆ)

    今月号を本日23時予定で配信しました。未着の方はご連絡ください。
   
   
    今年も残る大物は「ケルティック・クリスマス」だけになりましたねえ。もっとも『ラグース』の千秋楽に行こうかと悩んでます。ロナン・シャーロック(お名前、とりちがえてました。まことに失礼をば)のダンスとファーガル・スカハル(こっちが原音に近いらしい)のフィドルはもう一度見たい。
   
    ん、『パイレート・クイーン』があるか(^_-)。
   
    いや、編集部は今のところ、見にゆく予定はありません。どなたか、レポートをお願いします。(ゆ)

    今月上旬の情報号を、本日20時予定で配信しました。届かない方はご一報ください。
   
    今日は調子が悪いので、引っこみます。ご連絡等のご返事は明日以降になります。不悪。(ゆ)

Prosperous    本日は本誌月初情報号の配信日ですが、諸般の事情により遅れます。うーん、明後日には配信できるかと。
   
   
    モダン・アイリッシュ・ミュージックの幕を開いたアルバムとして有名なクリスティ・ムーアの《プロスペラス Prosperous》は、キルデア州プロスペラスの町で録音されたのでこのタイトルが付けられたわけですが、この町はまた、1798年のユナイティッド・アイリッシュメンの叛乱で、叛乱軍が占領した最初の町でもあります。
   
    1798年の叛乱は、アイルランド人側からすれば、「第一次独立戦争」と呼ばれるべき事件とも言えますが、この戦いで叛乱側、つまりアイルランド独立派が占領した最初の町の名がタイトルになっていることに、かれらは気づいていたのかどうか。
   
    「かれら」とはこのアルバムの録音に集まった、クリスティ・ムーア、ドーナル・ラニィ、アンディ・アーヴァイン、リアム・オ・フリン、そしてケヴィン・コネフです。自分たちが作っていたアルバムがどういう位置をアイリッシュ・ミュージックの上で占めることになるのか、という自覚はおそらくあった。リアム・オ・フリンとケヴィン・コネフがここにいたわけですから。
   
    その上で、このアルバムにアイリッシュ・ミュージックにおけるユナイティッド・アイリッシュメンの「独立宣言」を重ねあわせることも意図していた。そんな気もします。
   
    この憶測を今、クリスティやドーナルに質してみても、おそらくまともな答は返ってこないでしょうが。(ゆ)

    本日は本誌10月情報号の配信日ですが、諸般の事情により遅れます。遅くとも明後日には配信できる予定。
   

    EU の体制を変更するリスボン条約を批准するかどうかの二度目の国民投票で、アイルランドの有権者は圧倒的多数で批准に賛成したことはすでに広く報道されています。全国43の投票区のうち41で賛成でした。
   
    反対の結果を出したのはドニゴールの二つの投票区でした。そのうちのひとつは、現在の政府副首相の選挙区でもあったので、賛成を呼びかけた政府としては面目を失ったことになりますが、なぜここだけが反対になったのか、外野としてはいささか気になるところです。副首相のお膝元ですら、賛成にできなかったほど反対が強かったのはなぜなのか。ドニゴールは失業率が全国平均の三倍あるとのことですが、それだけでは反対に回る要因にはならないように思えます。もう少しすると分析が出てくるのかもしれませんが。(ゆ)

このページのトップヘ