クラン・コラ・ブログ(アイルランド音楽の森)

 アイリッシュ・ミュージックなどのケルトをはじめ、世界各地のルーツ音楽を愉しむブログです。そうした音楽の国内の音楽家も含みます。加えて主宰者の趣味のグレイトフル・デッド。サイエンス・フィクション、幻想文学などの話もあります。情報やメモ、ゴシップ、ただのおしゃべりなどもあります。リンク・フリーです。

タグ:アルゼンチン


 
Custy's のオンラインストアで別のものを探していて遭遇する。

 アルゼンチン出身でエニスに住むシンガー/ギタリストのデビュー作。ギターはテクニシャンではないが、味のある伴奏をつける腕に不足はない。声に特徴があり、いわゆる「かわいい」声に聞えるが、その声に頼ることを拒否して、正面から歌う。結果、この声をさらに聴いていたくなる。

 詞はすべて英語で Eoin O’Neill が書き、バトラーが曲をつける。当然、アイルランドの伝統的メロディーではないが、そこから完全に離れてもいない。歌によって生まれでるある空間の産物。発音はスペイン語の訛か、ひどく聴きとりやすい。初聴きでのベスト・トラックは [08] The Stranger's Song。自らの立場を歌うとも、異邦の地に立って生きようとするすべての人を歌うとも聞える。

 数曲でオゥエン・オニールがブズーキでいいサポートをしている。


##本日のグレイトフル・デッド

 1125日には1973年と1979年の2本のショウをしている。公式リリースは1本。


1. 1973 Feyline Field, Tempe, AZ

 第一部クローザーの〈Playing In The Band〉が2013年の《30 Days Of Dead》でリリースされた。

 オープナーが〈The Promised Land〉で第二部オープナーが〈Around And Around〉はありそうで、珍しい。〈Sugar Magnolia〉がクローザーではないのも滅多にない。〈Goin' Down The Road Feeling Bad〉に続く。

 この週末はずっと雨で、会場は小さな野球場で、正午開演予定だったため、払い戻しになると思いながら朝10時に着くと Wall of Sound はすでに設置が終り、全体にプラスティックのカヴァーがかけられていた。スピーカーは背後の客席よりも高く聳えていた。そのサウンドは狭い球場からあふれんばかり。雨が止むのを待って、午後2時半、演奏が始まる。聴衆は34,000人と「ごく少なかった」。ステージには妊娠6、7ヶ月だったドナのために、やたらクッションのきいた大きな椅子が置かれて、ドナは実際これに座っていた。アンコールの時、雲間から太陽が現れ、ウィアが「日没を味わおうぜ」と言い、〈And We Bid You Goodnight〉が歌われる中、太陽が沈んでいった。帰りはまた土砂降りの雨。以上 DeadBase XI Jeffery Bryant のレポートによる。

 小さなものであれ、スタジアムが会場に選ばれたのは Wall of Sound を設置するためだろう。この前のショウは前々日、テキサス州エル・パソで、おそらく別のセットが先行して送られ、前日に組み立てられていたと思われる。


2. 1979 Pauley Pavilion, University of California, Los Angeles, CA

 セット・リスト以外の情報が無い。(ゆ)


    アルゼンチン生まれのシンガー/ギタリスト、アリエル・アッセルボーンが、今週末、埼玉県与野市のHMVイオン与野店でインストア・ライヴをするそうです。
   
    アルゼンチンは「南」米なんですが、南半球では温帯になる、つまり南極に近いせいか、かえって「北」の感覚があります。アリエルのうたとギターはその雰囲気が濃厚です。ラテン音楽のファンでなくとも、アコースティック・ギターとうたの組合せの好きな方なら気に入られるでしょう。
   
    インストアなので無料です。

05/15(土)
16:00開演
イオンショッピングセンターHMVイオン与野店
出演:アリエル・アッセルボーン(ギター、歌、チャランゴ)
アクセス:JR北与野駅または、JRさいたま新都心駅からバスで約10分 

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