クラン・コラ・ブログ(アイルランド音楽の森)

 アイリッシュ・ミュージックなどのケルトをはじめ、世界各地のルーツ音楽を愉しむブログです。そうした音楽の国内の音楽家も含みます。加えて主宰者の趣味のグレイトフル・デッド。サイエンス・フィクション、幻想文学などの話もあります。情報やメモ、ゴシップ、ただのおしゃべりなどもあります。リンク・フリーです。

タグ:イヤフォン

 モノは試しと Westone のロング・イヤチップを購入。

 現物を見ると、こちらがスタンダードらしい。従来のオレンジからグレーに色が変わっていて、材質も若干違うようだ。

 で、これがなんとも良い具合。音域の広さもスケール感も、眼に見えて、というか耳に聞こえて一段上のレベル。やはりこれが UM2 の実力よ、と言われている気がする。

 元もとわが耳は外字の底が山型に膨らんでいて、そのために一度耳の奥に水が入ると外へ出にくくなる。子どもの頃、中耳炎をくり返したのはそれが原因だったらしい。この膨らみは骨の形そのままなので、直すとなると骨自体を削ることになる。だから、当面このままで様子を見ようと、医者に言われたのだった。

 UM2 は耳穴にイヤチップをさしこむ方式だから、ひょっとするとこの膨らみの影響が出ている可能性もある。少なくとも、さしこむ形ではないヘッドフォンやイヤフォンよりは影響が大きくなるだろう。

 ロングないしスタンダードのイヤチップはショートのもの(たいていの商品写真はこちら)のほぼ二倍の長さがある。だからチップの先端が膨らみの奥まで届いていることになる。鼓膜にも当然近いし、遮蔽度も高い。

 ふつうの外耳道を持つ人にも同様の効果があるかどうかはわからないが、試してみる価値はある。何でも、モノは試し、なのだ。

 ロングないしスタンダード・チップの効果がたいそう気に入ったので、一度はやめようと思った Westone 3 を注文してしまった。ポータブル・アンプをおまけに付けるという American Techpushers。それも80ドル、プラスして、1ランク上にアンプもアップグレード。

 Westone 3 にはトリフランジも含め、イヤチップがかなりたくさん付いてくるようなので、一通り試してみよう。

 その Westone 3 は発売がさらにひと月ほど延びたようだ。販売店宛にメーカーからアナウンスがあったとメールも来たし、Head-fi のフォーラムでも出ている。ひと月でケリがつくかどうか、まだわからない。実際に出荷開始のアナウンスがあるまでは、あまり期待しない方が精神衛生にはよいだろう。

 Go-Vibe 5 も、そういうわけでますます快調。ただ、電池の減りにどうもばらつきがあるような気もする。

 また 9P の電池はプラスとマイナスの端子が同じ側に並んでいるため、金属のものが両方に触れるとショートして発熱する。それもかなり高温になる。これに気づかず、MAHA の充電池を1個、おしゃかにしてしまった。当面残った2個でしのいでみよう。

 Westone 3 が延びたので、iTunes 用の外付ハードディスク1TB を調達するか、改めて思案。トリプルIF のものはまだ5万を切らない。秋葉館オリジナルは安いが、大きなファンが付いていて、案の定ひどくうるさいらしい。もう少しがまんしてみるか。

 アメリカのイヤフォン専門店に Westone 3 の発売日(または出荷日?)が04/16とメーカーから案内があったそうです。

 と思ったら、メーカー側からはそんなのは知らないぞ、との書込み。まあ、今のところは「4月中」と思っているのが確実なところでしょうか。正規代理店のエアリーが珍しくも今日まで4日間休んでいるのも気になるところ。ひょっとして「商談」に行っているのかと勘ぐりたくなります(^_-)。

 民生用としても売れている UM-2 にしても実はステージでミュージシャンが使うモニター用に作っていたので、今回はミュージシャンではない人の音楽鑑賞を主な目的として、イヤフォンとしては初の3ウェイ、つまり高音、中音、低音用の各ドライバを備えたものとして作ったよ、というのが Westone 3 についてメーカーのうたい文句。Westone のプロ用カスタム・チップ・モデルの ES-3 も高中低そろった3ウェイのようですが、Westone 3 はスクラッチで設計し直した由。Westone の OEM だという Shure のフラッグシップ 530 も3ドライバですが、あちらは低音用が2つなんだそうな。

 ちなみに「45 + 20 = 3」というコピーもあって、人間の耳に関わって45年、音楽業界に関わって20年、その成果を注ぎこんだのが今度の「3」という意味の由。

 この「3」が当初ブラックで出るせいか、UM-2 のブラック仕様も先頃出ました。フルサイズのヘッドフォンでは「観賞用」と「プロ用」が並んで売られていて、いわゆるスタジオ・モニタの後者を観賞に使うのは普通のことですから、カナル型イヤフォンの世界でもそういう形が増えるかもしれません。


 「ライヴァル」出現のせいか、UM-2 はこの頃快調。ひょっとして、G-Vibe 5 のバーンインが進んだということなのかな。UM-2 で音楽を聴きたい気分の時が増えました。

 もう一つのきっかけはトリフランジを試したこともあるかも。前に、遮音効果はコンプリィ・チップにまさると書いたんですが、そう感じたのはどうも家の中でつけていたせいらしく、外に出てみると、以外や遮音性はコンプリィのほうが優秀でした。ただ、おもしろいのは、遮音性はそれほどでもないのに、解像度はトリフランジのほうが上がる感じです。もう少し聞き比べてみようと思いますが、どうもトリフランジが耳に合わず、使いたくなる気分にならないのであります(爆)。

 まあ、そのおかげであらためて UM-2 の底力を見直したところもあります。昨日などは、移動の間中、ずっとつけっぱなしで聞いていました。以前は、行きはずっと聞いていても、帰りははずしたりしていたんですが。


 聞いていたのはフィンランドの Piirpauke の最新作《KALABALIK》で、昨年秋に出たときにすぐに手に入れていたのに、iPod の奥深く隠れてしまっていて、最近ようやく聞いてひっくりかえったのでした。このバンドは70年代後半からずっと続いていますが、メンバーによって出てくる音楽ががらりと変わります。時代によってまったく別のバンドのようですが、これはいわば原点のエスニック・ジャズ指向への回帰です。もちろん同じ地点に着地したのではなく、これまでの変遷を昇華して一歩も二歩も先へ進んでいて、ひじょうに質の高いレヴェルでルーツ要素とジャズ要素を融合し、思いきりとんがっていると同時に芳醇そのものの古酒の味わい。核メンバーのサカリ・クッコがやりたかったことが30年以上の経験と試行錯誤の後についに開花したけしきです。

 象徴的なのは〈Kerala-Kerava-Express〉と題された組曲の1曲目〈Jai Deva〉で、南インドの声楽でゆったりと始まり、ジャズになってさんざん遊びまわったあげく、最後はエッジの効いたエレキ・ギターが入ってジャズ・ロックへと昇りつめます。

 全体でいったいいくつの言葉で歌われているのか。ひとつの曲でフィンランド語とスペイン語が同居したりもしますし、アラブとブラック・アフリカが交互に歌ったりもします。楽器はフルート、サックス、ピアノ、ギター、トランペット、チェロ、ベース、ドラムス、それに複数の打楽器。クッコのフルート、サックスはもちろんですが、ピアノとチェロがまた凄い。

 録音も優秀で、オーディオ・チェックにも使えそう。実はこれを手持ちのヘッドフォンで聞き比べるのにちょっとはまっています。iCans はあらためておもしろいモデルと見直しました。(ゆ)

 Westone Laboratory が初の音楽リスニング用として開発している新製品 Westone 3 の発売は、3月発売予定が4月第2週以降に伸びたそうです。"acoustic sealing" の問題の由。なお、当初はブラックが発売され、夏以降にクリアが出るようです。「3」のロゴはブラックの方が映えるでしょうね。

 向こうでの「希望小売価格」は399ドルにほぼ決定らしい。こちらでの予想は45,000円前後でしょうか。4万にどれだけ近づくか。

 ところで、Westone の新しい代理店 Mixwave がオンライン・ショップを開設していて、Westone では ER20 として出しているトリフランジも売っていたので買ってみました。公式サイトのオンライン・ショップで買おうとしたのだけれど、うまくいかなかったのです。

 昨日届いてみたら、ケースには Westone のロゴもついていますが、同封の簡単な説明書はエティモティック・リサーチのものでした。

 早速 UM-2 につけて、試聴。なるほど、これが ER-4 シリーズの解像度なのかな。ウェストンのコンブリィ・チップも遮音性は高くて、何の不満もなかったんですが、これは別次元と言いたくなります。これを聞いてしまうと、オリジナル・チップの音は薄くヴェールがかかっている感じ。

 ソースは iPod 80GB + Jumbo Cryo Dock + Go-Vibe 5 with MAHA 9.6v 230mA NiMH battery ですが、デフォルトのAACフォーマットでもまるで遜色ない。メインの音はもちろんですが、シンガーがふっともらす息、あえかに消えゆくフィドルの弦のかすれ、ウインド楽器のノイズの部分というような、微細ながらリアル感を増すには鍵となるところが明瞭に聞きとれます。

 いや、明瞭というとヘンだな。そういう音がそれなりのリアル感で聞こえる、というべきでしょう。ちょっと拡大鏡で見ているような感じもなきにしもあらず。なんですが、この澄みきった感覚はなんとも気持ちよくて、知らずに音楽に聴き入ってしまっていました。

 音楽に聴き入ってしまうのは遮音性の高さもあります。これはちょっと高すぎるくらいで、不安になるほど。コンブリィ・チップは外部音が音楽の邪魔にならない程度の遮音性もあるけれど、それでも外の音は適度に聞こえて、さすがに歩きながらは別としても、家の中ではそんなに不安ではありません。それが、このトリフランジは外の音が大きかったりして何かの拍子で通ってくると、聞こえる音が小さすぎて何の音かわからない。何か聞こえたけど、今のは何だ、と無気味ですらあります。また家人がすぐそばに来て耳元で呼ぶまで、ぜんぜん気がつかず。コンブリィ(Mixwave のショップでは「フォームイヤーティップス」になってます)では、そんなことはありませんでした。

 それと、装着感ですね。こりゃあ確かに人によって相当好き嫌いが別れそう。ぼくにはそれほどひどい感じではないですが、これで長時間着けていると、どうかな。コンブリィは慣れると付けている感じはほとんど無くなりますが、トリフランジはそこまではいかないでしょう。また、イヤフォンの本体が耳から突きでる形になるのも、気になるといえば気になります。

 Westone 3 が出るまで、まだまだ時間がかかりそうなので、それまで何とか気を逸らして、がまんしなくちゃなりませんが、トリフランジでどれだけ保つかなあ。Head-hi で誰かが書いてたみたいに、がまんしきれずにフルサイズの何か買っちゃいそうです。スタックスはいずれ聞きたいし、こないだからベイヤーが急に気になりだしました。

 そうそう、Mixwave から来たメルマガによると、Shure はやはり Westone の OEM だそうです。まあ UM-2 と E5c が別々に開発されていて偶然あの形になったとは、誰も思わないでしょうが。

 本日は本誌2月号の配信日ですが、諸般の事情により、遅れます。明日には配信できるでしょう。まいどのことながら、乞うご容赦。


 編集部愛用の IEM (In Ear Monitor) つまり、カナル型のイヤフォン UM-2 のメーカー Westone のイヤ・モニターを使用しているプロのミュージシャンのリストが、同社のマイスペースの頁に上がっています。

 ステージ上でイヤ・モニターを使うのは、主に大音量でスピーカー型だと聞こえない時と、ステージを広く、自由に使うためなので、伝統音楽系はあまり使っていないですね。ぼくが気がついたのは、アルタンのダーモットとヴァルティナぐらい。

 で、まあそのリストを眺めていると、結構有名な人が使ってもいます。Westone は元々は補聴器メーカーから出発して、業務用ステージ・モニタ、民生用 IEM も作るようになったそうです。もっとも、UM-2 も本来はステージ用のモニタだそうな。はじめから個人の音楽鑑賞のために作られたものとしては、今度出る Westone 3 が最初だそうです。

 リストの中で、一応われわれのメインの関心の中に入ってくるミュージシャンが3組。

Great Big Sea
Leahy
David Lindley

というほどのこともないですが、正規代理店のエアリーにたずねたところ、詳細がわかり次第ウェブ・サイトで告知するとのこと。発売はやりは3月ですが、価格は未定。

 メーカーによると、Westone 3 ははじめからコンシューマ用に開発した製品で、音楽鑑賞用には UM-2 より上質の音だそうです。UM シリーズは元来は「フィールドモニタ」の由。

 フィールドモニタとしての IEM は無知でよくわかりませんが、やはりステージや屋外で、普通のモニタ・システムが使えない、あるいは使いたくない場合のミュージシャンやエンジニアのためのモニタ、ということなんでしょう。

 しかし、2月にはタッチ・パネル方式 iPod の噂もありますし、うーん、懐が……。

 耳の中にさしこむ形で外の音を遮る、いわゆるカナル形のイヤフォンがいろいろ出ていますが、編集部愛用の Westone Laboratory が新作を発表したそうです。それも CES ではなく、MacWorld に出したそうで、それだけでも、編集部的にはポイントが高くなります(^_-)。

 Wesotne はプロ用のイヤ・モニターの老舗で、音楽鑑賞用に UM シリーズを出してます。日本での知名度は低いですが、海外では定評があります。Shure E5c は UM-2 に そっくりで、あれは Westone の OEM ではないかと邪推できるくらいです。国内ではここで買えます。昨年できた新しい会社 Mix Wave というところも扱ってます。

 他の IEM つまり、イン・イヤー・モニタは聞いたことがないので、比較はできませんが、ふつうのヘッドフォンと比べてもWestone はナチュラルで、音楽を楽しく聞けるので、気に入ってます。遮音性も高く、散歩には危険です。編集部はもっぱら電車、バスでの使用。飛行機ではまだ試すチャンスに恵まれず。例えば地下鉄の中でも、無伴奏歌唱やハープのソロをじっくり聞けます。

 遮音性が高いので、いわゆる密閉型のヘッドフォンの代用にもなります。というより、他に密閉型を買う必要を感じません。もっとも、Ultrasone の DJ1PRO はちょっと聞いてみたいものではありますが。

 Westone 3 は IEM で最初の3ウェイ3ドライバだそうです。Shure の E500 すなわち SE530 など、今ある3ドライバのモデルはドライバは3つですが、高音用と低音用の2ウエイで、低音用が2つの構成。Westone 3 は高音、中音、低音に1つずつという構成。ちなみに UM-2 は2ウエイ2ドライバです。

 トラックバック先の記事のリンク先にある MacWorld での試聴レポートによれば、UM-2 とは段違いに良いそうなので、かなり楽しみ。3月発売、アメリカでの価格が400ドルだそうですから、日本では5万円ぐらいでしょうか。


Thanx! > Music to Go!

 ここで言うのはヘッドフォンのいわゆるアクティヴ・ノイズ・キャンセリング、つまり周囲のノイズに対して逆位相の音を出すことでノイズを消す、という形です。代表的なのはボーズの Quiet Comfort ですが、これが売れてるというので、各社からいろいろ出てます。先日出た JBL もラインナップに入ってました。

 原理的にはわからないでもないですが、どうもどこかに無理があるように思っていたら、「趣味は音楽鑑賞」のブログで体験談が載りました。

 眉に唾をつけていたのはやはりぼくだけではなかったのは当然としても、実際に試してしまうところがさすが。

 で、結果も予想どおり。この喩えはなかなかうまいと思います。表面上消えたようにみえても、実際になくなったわけではない、というのは卓見。結局は聞こえないノイズが増えていて、そのためにかえって害があるというのは、他にも良くある気がします。

 ぼく個人としては今のところ UM-2 のパッシヴ・ノイズ・キャンセリング、つまり耳栓方式で十分で、楽しく音楽が聴けてます。電車やバスで出かけるときは、これと Go-Vibe 5 が手放せません。

 余談ですが、ひょっとして Shure のイヤフォンて、Westone Laboratory の OEM なんてことはないんでしょうか。だからって別に Shure がどうこうというわけではありませんがね。

 それにしても最近は Apple Lossless で入れているので、 iPod は80GBでもすぐいっぱい。新しく入れるには何を削るか悩むという事態になってます。タイムドメイン掲示板でそそのかされるおかげで、最近は AIFF 48KHz での読みこみ、なんてのも始めてしまったため、容量不足はますます深刻。HDがいくら大きくなろうと解決はしないので、もう、早く全部ネット上で常時アクセス、ストリーミング、定額サービスにならんですかね。そうなれば、別に全部の楽曲が手元にある必要はないんです。プレイリストやブックマークみたいなものさえあればいい。それだってネット上で、携帯でもPCでも端末の形がなんであっても、どこにいても見ることができればいい。ファイルは AIFF とか WAV とかケチなこと言わずに1ビット5.6448MHzフォーマットの、SACDもてんでかなわない(?)超高音質。というより、ファイル・フォーマットをTPOでいろいろ選べるのがいいな。

 そう言えば、iTunes 7 はパソコンで聞いても、音が良くなってる気がしませんか。昔デフォルトの AAC 128kbps で入れておいたものを聞いても、前より音楽の生々しさが増して聞こえます。うちの環境は iMac G5 + Timedomain Light なんですが。


 Mac 製品のバラシで有名な須山歯研は補聴器も扱っていますが、その関連でインナー・イヤー・モニタの頁 Fit Earを作っています。

 市販の各種カナル型イヤフォン、モニタのレポートや使用上の注意点など、普通のオーディオ・ファンや関係者とは違った視点から書かれていて、結構新鮮。

 Westone Labs がないのが残念ですが(^_-)。

 どうやらオリジナルのモニタも作っているらしい。
もちろん、耳穴の型を取った上での、オーダー・メイドです。
値段は相談の上、らしいですが、補聴器のお世話になる前に、一度試してみてもいいかもしれません(爆)。

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