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Ray Robertson, All The Year Combine
著者 Ray Robertson はカナダの作家だ。デトロイトのすぐ東のオンタリオ州チャタムに育ち、今はトロントをベースにしている。これまでに小説が9冊、ノンフィクションが4冊、詩集が1冊ある。これは5冊目のノンフィクションになる。
はずはないんだなあ、これが。
Victoria Goddard 新作
Micheal R. Fletcher
Folk Radio UK からのビデオ・クリップ
イングランドのトリオ Granny's Attic のフィドラーのソロ・アルバムから。踊っているのはクロッグ・ダンシングのダンサー。クロッグは底が木製の靴で踊るステップ・ダンスでウェールズや北イングランドの石板鉱山の労働者たちが、休憩時間のときなどに、石板の上で踊るのを競ったのが起源と言われる。クロッグは1920年代まで、この地方の民衆が履いていたそうな。今、こういうダンサーが履いているのはそれ用だろうけれど。
曲と演奏はともかく、ビデオが Marry Waterson というので見てみる。ラル・ウォータースンの娘。この人、母親の衣鉢を継ぐ特異なシンガー・ソング・ライターだが、こういうこともしてるんだ。このビデオはなかなか良いと思う。こういう動画はたいてい音楽から注意を逸らしてしまうものだが、これは楽曲がちゃんと聞えてくる。
Victoria Goddard の新刊
緑内障の検査
01月21日・金
眼科で緑内障の検査。視野検査まで一通り受ける。視野検査は3回目で、だいぶ慣れてきた。前回、右目で見えなかったところが、今回は見えている。この検査は慣れが必要で、最初の1、2回はあまり参考にならないのだそうだ。結論として、今回もまだ治療を始めるほどではない。また定期的に検査しましょう。とはいえ、特に右目は老化が確実に進んでいる。視力は右の方がずっと良いので、うまくいかないものだ。
右足を前に出すか、左足を引くかして、下半身を軽く左にひねるようにして立つと、腹がひどく楽になることに気がつく。ということはなぜか上半身が右にねじれているのか。とにかく、気持ちがよい。血圧まで下がる気さえする。実際にはそんなことはないのだろうが。
##本日のグレイトフル・デッド
01月21日には1971年と1979年の2本のショウをしている。公式リリース無し。
1. 1971 Freeborn Hall, Davis, CA
2.50ドルと3.50ドル。UC Davis の学生と一般か。開演8時。この年最初のショウ。James & the Good Brothers とニュー・ライダーズ・オヴ・パープル・セイジが前座。
ショウはすばらしいもので、学生は踊りくるっていた由。
会場は1961年建設の UC Davis の多目的ホール。授業や講演、集会など様々なイベントに使用され、コンサートも多数行われた。もっとも、こういうホールの常で、床は平坦だから、椅子を並べると後ろの方はステージが見にくかった。
James & the Good Brothers はカナダ、オンタリオ州出身、カントリー、ブルーグラス、フォークをベースとしたバンド。ここに出ている3つのバンドの中では最もアコースティックなサウンド。Brian と Bruce の双子の兄弟に弟の Larry と James Akroyd が加わって、1967年この名前で活動を始め、1971年にバンド名をタイトルにしたデビュー・アルバムを出す。これにはクロイツマンが参加し、ベティ・カンター=ジャクソンがプロデューサーで、彼女とボブ・マシューズが録音。クレジットには無いが、ガルシアが参加している可能性もある。ドラムスにはホット・ツナの Sammy Piasta もクレジットされている。Special Thanks にクロイツマン、 ウィア、レシュ、Grateful Dead and Family、さらに Jack Cassady の名がある。わが国では「隠れ名盤」とされて、一時、LPの中古盤が高かった。後にグッド兄弟はカナダに戻り、The Good Brothers として現在も現役。
かれらがここに登場したのは前年夏の有名な the Trans Continental Pop Festival の一部に参加したことで、デッドとのつながりができたため。ジャニス・ジョプリン、ザ・バンド、デラニー&ボニー、テン・イヤーズ・アフター、トラフィック、バディ・ガイ、シートレイン、フライング・バリトー・ブラザーズ、イアン&シルヴィアとザ・グレイト・スペクルド・バード、ニュー・ライダーズ・オヴ・パープル・セイジなどにデッドも加わり、カナダの大陸横断鉄道を走る列車を借り切って、ところどころ停まってはコンサートをやる、という企画。そのコンサートよりも、列車の中が24時間のミュージシャンにとってのフェスティヴァルになった。全体の企画は途中で資金が切れて終ったが、このイベントは参加したミュージシャンたちに深甚な影響を与えた。デッドはその恩恵を最も大きく受けたうちのひとつ。後に定番のレパートリィになる〈Going Down the Road Feelin' Bad〉をここでデラニーからガルシアが習ったとされるのが一例だが、それだけでなく、デッドの音楽、ショウの組立て全体がこれ以後大きく変わることになる。この時の様子は映画撮影もされ、今は《Festival Express》としてドキュメンタリー・ビデオが出ている。
《James And The Good Brothers》は今聴くと CS&N をずっとフォーク寄りにした感じ。ドラムス、ベースの入る曲も、リズム・セクションはあくまでも背景で、歌を前面に立てる。グッド兄弟とアクロイドの3人ともリード・ヴォーカルがとれるし、コーラスも綺麗に決まっている。《Workingman's Dead》ではやりきれなかったことをやっている、とも言える。サウンド的にはオートハープがアクセント。もう少し曲に個性があれば、ヒットしていたかもしれない。一番目立つのがラストのニルソンの〈The Rainmaker〉というのは、ちょっと弱い。あえて、売れ線を狙っていないように見えるところが、かつての「ブラックホーク」で評価されたのだろう。もっともヘンに背伸びせず、ウェストコーストでの録音のチャンスにのぼせ上がりもせず、普段着の音楽を普段通りやっているのは気持ちが良い。なかなか腹の座った人たち。なお、クロイツマンが入っているのは5曲目〈Poppa Took the Bottle from the Shelf〉。デッドの時とは別人の、ごく普通のタイコだ。
2. 1979 Masonic Temple, Detroit, MI
9.50ドル。開演8時。外は厳寒。中はホット。良いショウの由。(ゆ)
さらに荷物整理、そして Victoria Goddard
11月27日・土
赤帽を頼んで、書庫に積みあがった本と雑誌を倉庫に運びこむ。軽トラ一杯350キロ。ようやく身を置く空間ができる。運びきれなかった本がまだ少し積みあがっているが、文庫や邦書は処分しよう。
リビングに置きっぱなしだった可動式のテーブルと椅子、暖房器具を運び、オーディオ一式を移す。もともとは実家を畳んだ時、処分する気になれなかった本を運びこんだのが発端だった。紆余曲折を経て、いよいよわが家に老夫婦2人で暮すとなると、やはり一部屋足りなくなる。調べると家の近くの倉庫は2階だが、これまで借りていた駅近に比べて広さは倍で賃料は半額。これは移転するしかない。ということで、これでやっと息がつける。しかし、本もCDも、そして最近再びレコードも増えつづける。死ぬまで増えつづけるだろう。死んだらみなゴミになるとわかっていても、やめられない。
Victoria Goddard, In The Company Of Gentlemen を読む。The Red Company ものの独立の中篇。The Bride Of The Blue Wind の主役の1人、アヴラマプル姉妹の次女で戦士のパリが登場する。感服する。これまたまったく違うスタイルとテーマ。なぜか、ひどく励まされる。これは刊行順では少し先になるので、間に出ている Bee Sting Cake; Whiskeyjack; Stone Speaks To Stone を公式サイトで購入。Greenwing & Dart シリーズの#2、#3、#1.5。ここまで読むと刊行順では次は The Hands Of The Emperor なのだが、それに行くか、Greenwing & Dart のシリーズを先まで読んでから、もどるか。しかし、いよいよ中毒になってきたけしき。
公式サイトで購入すると電子版の種類を選べる。CAD でアマゾンより安い。著者の取り分も多いはず。
##本日のグレイトフル・デッド
11月27日には1968年と1970年の2本のショウをしている。公式リリースは無し。
1. 1968 Kinetic Playground, Chicago, IL
2日連続のショウの1日目。プロコル・ハルムとテリー・リードが共演。プロコル・ハルムが先に演る。前座という形では無かったようだ。二部形式だったが、セット・リストははっきりしない。聴衆は2日とも200ほど。
会場は1968年4月に The Electric Theater としてオープンしたナイト・クラブ。建物は1928年に建てられ、ダンス・ホールやスケート・リンクなどになったこともある。同年8月に Kinetic Playground に改名。ニューヨークの The Electric Circus に訴えられたため。
ここでは当時メジャーなロック・バンドやミュージシャンたちが軒並み出ている。このショウが掲載された11月のポスターにはモビー・グレープ、エア・アパレント、スペンサー・デイヴィス、キャンド・ヒート、ムーディ・ブルース、チャールズ・ロイド、クリアデンス・クリアウォーター・リヴァイヴァル、ブルー・チアー、ティム・バックリーの名がある。12月の予告として、アイアン・バタフライ、ディープ・パープル、マディ・ウォーターズ、バディ・マイルズ・エクスプレスが挙げられている。1969年11月初め、ボヤを出して閉鎖された。後、場所を変えて短期間復活した。
デッドはここではこの時が最初の出演。以後1969年7月5日まで8回ショウをしている。うち1969年4月25日のショウの2曲目〈Doin' That Rag〉が2016年と2018年の《30 Days Of Dead》で、翌26日のショウの半分ほどが《Dick's Picks, Vol. 26》で、アンコールの1曲〈Viola Lee Blues〉が《Fallout From The Phil Zone》で、各々リリースされた。
2. 1970 The Syndrome, Chicago, IL
開演8時。ニュー・ライダーズ・オヴ・パープル・セイジ前座。セット・リストは一部。
会場は Chicago Collesium が自由席のロック・コンサート会場として使用される際の呼称。1970年10月から1971年3月まで、この名称が時折り使用された。施設そのものは民主党、共和党の全国大会が開かれるレベルのサイズと設備を備えていた。1971年3月、ニューヨークのマディソン・スクエア・ガーデンで行われたモハメド・アリ対ジョー・フレイザーの一戦の有料パブリック・ヴューイングが機材の故障で試合が始まる前に中止となったため、怒った観衆が暴動を起こす。その損害で施設は閉鎖された。
デッドがここで演奏したのはこの時のみで、翌年3月19日に予定されていたショウは上記の理由からキャンセルとなった。
ちなみにこのヴェニューでの最後のコンサートは暴動後唯一行われた3月12日のジェイムズ・テイラー&キャロル・キング。記憶に残るものだったそうな。(ゆ)
Victoria Goddard って、何者だ?
11月26日・金
TEAC の UD-701N。どうしてこれにプレーヤー機能をつけないのだろう。ハード・ディスクやメモリを積む必要はない。SDカード・スロットを付ければいいだけのことだ。それが、そんなに音質に関わるのだろうか。iFi の iDSD Pro にはあるではないか。Shanling EM5 も。
Victoria Goddard, The Bride of the Blue Wind を読了。こりゃあ、すばらしい。Stargazy Pie とはまったく違うスタイル。叙事詩的。文章も詩のように作る。古くから伝わる伝承物語の雰囲気。3篇読んで全部スタイルが異なり、それぞれに面白さがあり、読ませる。読まされる。ちょっととんでもない書き手ではないか。他の作家の小説も間に入れて読むつもりだったが、次々に読んでしまいそうだ。
##本日のグレイトフル・デッド
11月26日には1972年から1982年まで3本のショウをしている。公式リリースは無し。
1. 1972 San Antonio Civic Auditorium, San Antonio, TX
セット・リスト以外の情報無し。
2. 1980 Sportatorium, Pembroke Pines, FL
9ドル。開演8時。
これ以外の情報無し。
3. 1982 Bob Marley Performing Arts Center, Montego Bay, Jamaica
Jamaica World Music Festival。3日連続のうち、中日のトリ。開場5時。開演7時。ポスターによる出演者。
11/25
Beach Boys
Aretha Franklin
Squeeze
Stacy Lattisaw
Skeeter Davis
Toots & The Maytals
Black Uhuru
11/26
Grateful Dead
B-52s
Joe Jackson
Gladys Knight & The Pips
Ronnie Milsap
Jimmy Cliff
Peter Tosh
11/27
Rick James
The Clash
Jimmy Buffett
English Beat
Bobby & The Midnites
Yellowman
Rita Marley & The Melody Makers
デッドがステージに上がったのは午前3時。第二部を始めて間もなく夜明けが近くなり、日の出とともに〈Fire on the Mountain〉を始めた。全体としてレゲエやスカのビートに乗せた演奏が多いそうだ。フェスティヴァル全体が撮影されているが、ビデオはリリースされていない。(ゆ)
Victoria Goddard を知ってるかい?
10月29日・金
あたしは知らなかった。Tor.com で Victoria Goddard を強力に推薦する Alexandra Rowland の記事で知った。自分にぴったりとハマった書き手に遭遇し、これにどっぷりとハマるのは確かに無上の歓びに違いない。その歓びを率直にヴィヴィッドに伝え、読む気にさせる見事な文章だ。しかもネタバレをほぼ一切していない。
わかった、あんたのその見事な推薦文に応えて、読んでみようじゃないか。
ちょと調べるとヴィクトリア・ゴダードはまたしてもカナダ人。そしてまたしても自己出版のみ。生年は明かしていない。トロントの生まれ育ちらしい。好きで影響を受けた作家として挙げているのはパトリシア・マッキリップ、コニー・ウィリス、ロイス・マクマスター・ビジョルド。この3人とニール・ゲイマンの Stardust の中間を目指す、という。
刊行は電子版が基本で、紙版はアマゾンのオンデマンド印刷製本で、相対的に高い。
2014年4月以来、これまでに長短20本の作品を出している。長篇7本、ノヴェラ6本、短篇6本。短篇の一部を集めた短篇集が1冊。今年年末に長篇が1冊出る予定で、来年出る長篇も1冊決まっている。大部分は Nine Worlds と作者が呼ぶ世界の話。これに属さない短篇が3本。
最初は短篇を3本出し、2014年7月に初めての長篇を出す。2016年1月の Stargazy Pie から Nine Worlds の中心となる Greenwing & Dart のシリーズが始まる。2018年9月、900頁のこれまでのところ最大の長篇 The Hands Of The Emperor で決定的な人気を得る。アレックス・ロゥランドもこの本に出会って、ゴダードにハマりこんだ。来年出るのはこれの続篇だそうだ。ロゥランドの Tor.com の記事でも、著者のサイトの読む順番のページでも、この本をまず読め、と言う。
あたしはへそ曲がりだし、基本的に刊行順に読むのが好みでもあるので、2014年11月に出たノヴェラ The Tower at the Edge of the World から読むことにした。もっともロゥランドはこれもエントリー・ポイントの一つとして挙げているし、著者サイトには話の時間軸ではこれが最初になるとあるから、それほど突拍子のない選択でもない。まだ頭だけだが、文字通り世界の果てに立つ塔で、何ひとつ不満もなく、儀式と祈りと勉強の日々を過ごしていた少年の世界に、ある日、ふとしたことから波風が立ちはじめる。ゆったりと、あわてず急がない語りには手応えがある。
ここから Starpazy Pie、そして The Sisters of Anramapul の第一作 The Bride Of The Blue Wind と進めば、Nine Worlds 宇宙の中心をなすシリーズ3つのオープニングを読むことになる。
それにしても、この人も ISFDB には、この Starpazy Pie だけがリストアップされている。それも8人の自己出版作家の長篇を集めたオムニバスの一部としてだ。自己出版は数が多すぎて、とてもカヴァーしきれないのだろうが、いささか困った事態だ。
自己出版のもう一つの欠点としては、図書館に入らないことがある。ロゥランドの記事のコメントでも、地元の図書館には何も無いというのがあった。
ところで自分にぴったりとハマる書き手に遭遇したことがあったろうか、と振り返ると、部分的一時的にはそう感じることはあっても、ある作家の作品全体というのはなかった気がする。全著作を読んだ、というのは宮崎市定だけだから、そういう書き手はやはりいなかっただろう。宮崎はとにかく喰らいついていったので、とても自分にハマるなどとは感じられなかった。相手の器の方が大きすぎる。
そう考えるとあたしの小さな器にぴったりハマるような書き手はつまらんということになる。ぴったりハマってなおかつ読むに値すると感じるためには、己の器も相応に大きくなくてはならない。それには、ロゥランドのように自分もしっかり書いている必要がありそうだ。ただ読むのが身の丈に合っている、というのでは器の大小というよりは形が異なるんじゃないか。自分は結局読むしか能がない、と言いきったのは篠田一士だが、あれくらい読めれば読むだけでも何でもハマる器になれるかもしれない。あたしも読むしか能はないのだが、しかし、その読むのもなかなかできない。かくてツンドクがまた増える。
##本日のグレイトフル・デッド
10月29日には1968年から1985年まで6本のショウをしている。公式リリースは4本。うち完全版2本。
1. 1968 The Matrix, San Francisco, CA
ピグペンとウィアが「未熟なふるまい」のためにこの時期外されていたため、このショウは Mickey and the Hartbeats の名で行われた。San Francisco Chronicle のラルフ・グリーソンによる "on the town" コラムでは Jerry Garcia & Friends とされている。
演奏はジャム主体でラフなものだったらしい。1曲エルヴィン・ビショップが参加。
2. 1971 Allen Theatre, Cleveland, OH
会場は1920年代に映画館として建てられた施設で、キャパは2,500。この時期、映画が小さな小屋で上映されるようになり、このサイズの映画館がコンサート向けに使われるようになっていたらしい。内装は建築された時代を反映して、金ぴかだが、楽屋などは当然ながら貧弱だった。ただ、座席はずらしてあり、視野が邪魔されなかった。
ニュー・ライダーズ・オヴ・パープル・セイジが前座。ガルシアはペダルスティールで参加。長いショウで終演は真夜中をかなり過ぎていた。 WNCR で FM放送された。
この日、デュアン・オールマンが死去。
3. 1973 Kiel Auditorium, St. Louis, MO
このヴェニュー2日連続の1日目。全体が《Listen To The River》でリリースされた。3ヶ所 AUD が挿入されている。テープの損傷か。特に〈El Paso〉は全曲 AUD。使われた AUD の音質は良く、全体がしっかり聞える。〈Eye of the World〉はベスト・ヴァージョンの一つ。
4. 1977 Evans Field House, Northern Illinois University, DeKalb, IL
8ドル。開演8時。全体が《Dave's Picks, Vol. 33》でリリースされた。
5. 1980 Radio City Music Hall, New York, NY
8本連続の6本目。第二部5・6曲目〈Candyman> Little Red Rooster〉が《Dead Set》でリリースされた。
どちらもすばらしい。〈Candyman〉ではガルシアのギターが尋常ではない。この人が乗った時のギターは尋常ではないが、その中でも尋常ではない。〈Little Red Rooster〉ではウィアのヴォーカルがいい。どちらもかなり遅いテンポであるのもいい。
6. 1985 Fox Theatre, Atlanta, GA
このヴェニュー2日目。前半短かいが、後半はすばらしかったそうだ。(ゆ)
花、Dark Fields、HE400i
八重桜が満開。温水のヨークマートの前にあった八重桜は背後の斜面に移したのだろうか。屋上の駐車場から見ると正面に間隔をおいて4本ほど並ぶ。その奥、上の道路脇に、こちらは前からある木だろう、もう3、4本ある。どれも満開。ヨークマート隣の SEL研究所のグラウンドの落合医院側の角に5、6本並んでいて、これも満開。梨畑で花が満開。あちこち藤も開きだした。こでまりも満開。
《Get On A Swing》はこれで聴くとかなり良い。もう少しチェロとギターのからみ合いを聴いてみたい気もするが、それぞれのソロをしっかり支えるというコンセプトなのだろう。チェロのベースはドーナルのバゥロンのベースにもにて、なかなか腰がある。コントラバスのように大きく響かないのが、かえってビートを効かせる。それに HE400i では音の芯が太くなる。これも使用150時間を超えてきたからでもあろう。やはりこれくらいは鳴らしこまないと、本当の実力はわからない。
大木利朗&原田豊光 @ ホメリ、四谷三丁目
チーフテンズ@よこすか芸術劇場
アイリッシュ&ケルティック・ハートビート・コレクション
ケルティック・クリスマス 2015 @ すみだトリフォニー・ホール
カーラ・バトラー&ジョン・ピラツキーのワークショップ
カーラはご存知、ジーン・バトラーの妹。「わたしとはタイプが違うけど、とても良いダンサーよ」とジーンも先日来日した折、言っていました。ジーンが宝塚でアイリッシュ・ダンスの指導をした時、助手として来日しています。
ジョンはピラツキー兄弟としてチーフテンズの前回の来日に同行して、エネルギッシュなダンスを見せてくれました。かれはアイリッシュではなく、カナダ・ケベック州のオタワ峡谷スタイルのダンスです。このスタイルのダンスのワークショップはめったにないチャンスでしょう。
また、ジョンとカーラのダンスの映像はこちらで見られます。
* * * * *
Step Dancing Workshop -- Cara Butler & Jon Pilatzke -- 開催のご案内
「ケルティック・クリスマスへの出演のため来日する、カーラ・バトラーとジョン・ピ
ラツキのワークショップを開催いたします。
カーラ・バトラーは「ダンシング・オン・デンジャラス・グラウンド」や数々の映画に出演。リバーダンスのプリンシパルであったジーン・バトラーの実妹でもあります。今回は1994年以来、2度目の日本でのワークショップになります。
ジョン・ピラツキは、オタワ・ヴァレー・スタイルのステップ・ダンサーです。オタワ・ヴァレー・スタイルは、ケープブレトン・スタイル、フレンチ・カナディアン・スタイルと並ぶ、カナディアン・ステップダンスのひとつ。アイルランドやスコットランドのステップを起源とする、躍動感あふれるダンスです。ジョンは、兄弟コンビを組むネイサン、そしてカーラ・バトラー、チーフテンズとのツアーにおいて、軽快かつ華麗なステップで観衆を魅了してきました。
【A: カーラ・バトラー・ワークショップ】
日時:12/16(土)15:00--17:00
場所:東京都内スタジオ(会場は後日お知らせいたします)
料金:5,000円
対象:アイリッシュダンス経験者(レベルは問いません)
持ち物:アイリッシュダンスシューズ(ソフト・へヴィ)
定員:20名程度
【B: ジョン・ピラツキ オタワ・ヴァレー・ステップダンス・ワークショップ】
日時:12/16(土)17:30--19:30
場所:東京都内スタジオ(会場は後日お知らせいたします)
料金:5,000円
対象:アイリッシュ・ダンス、タップダンスなどの経験者(レベルは問いません)
持ち物:アイリッシュ・ダンス・シューズ(ハード・シューズ)またはタップ・シューズなど
定員:15名程度
★お申込み方法
メールにて、以下の項目を明記の上お申込みください。
折り返し会場などについてご連絡いたします。
もし3日経っても返事がない場合は、恐れ入りますがもう一度送信して頂きますようお願い申し上げます。
1:参加を希望するワークショップ
2:お名前
3:緊急連絡先(携帯番号など)
4:メールアドレス
5:ダンス経験(進行の参考にさせて頂きます)
宛先: iacjapan@hotmail.com
★各会場とも定員になり次第締め切らせて頂きます。お早めにお申込み下さい。
★応募者が最少催行人員に至らない場合、中止される場合があります。ご了承下さい。なおその場合は事前にご連絡いたします。連絡がない場合は予定通り開催されます。
★ 申込み後のキャンセルはご遠慮ください。万が一、やむを得ぬ理由でキャンセルされる場合はお早めにご連絡下さい。
★ なお、ご予約は12/10までにお願いいたします。
アイリッシュ・アーツ・アンド・カルチャー・ジャパン ― IACJ―
(幸島優子、長浜公恵、長浜武明、山本拓司)
Thanx! > 山本拓司さん
ケープ・ブルトンの作家+音楽
マクラウドの作品は新潮社のクレスト・ブックスから短篇集『灰色の輝ける贈り物』『冬の犬』と長篇『彼方なる歌に耳を澄ませよ』が翻訳・刊行されています。
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ボッサ声と音の会3
「島の音楽、島の物語」〜アリステア・マクラウドの世界〜
日時:12/02(土)16:30開場、17:00開演 *予約優先
入場料: 1500円(1ドリンク付き)
場所:喫茶「谷中ボッサ」
出演 木部与巴仁(きべ・よはに):語り
ジム・エディガー: フィドル、ギター
磯村実穂:フィドル
♪2冊の短編集「灰色の輝ける贈り物」「冬の犬」、1冊の長編「彼方なる歌に耳を澄ませよ」(以上、中野恵津子訳/新潮社刊)で世界的に知られる作家、アリステア・マクラウド(Alistair MacLeod)。彼はスコットランド人の祖先を持ち、カナダ・サスカチュアン州に生まれ、10歳の時に両親の故郷で、作品の主要舞台であるケープ・ブレトン島に移り住み、成長することになる。
詩人、作家の木部与巴仁氏が企画する、谷中ボッサでの朗読会に、演奏で参加させていただくことになりました。
ケープ・ブレトンで育ったスコティッシュ・カナディアンであるアリステア・マクラウドさんの小説で、ケープ・ブレトン島が舞台となっています。
今回、このようにケープ・ブレトン島を言葉と音楽で伝えるという貴重な機会に恵まれて、とても光栄です。
美しいスコティッシュ・スロー・エアーを中心とした、ジム・エディガーさんとのケープ・ブレトン音楽デュオも、お楽しみに★
尚、ご予約は、お店までお願いします。
ぜひ、朗読と音楽のコラボレーションにお越しください!
Thanx! > yswdさん