クラン・コラ・ブログ(アイルランド音楽の森)

 アイリッシュ・ミュージックなどのケルトをはじめ、世界各地のルーツ音楽を愉しむブログです。そうした音楽の国内の音楽家も含みます。加えて主宰者の趣味のグレイトフル・デッド。サイエンス・フィクション、幻想文学などの話もあります。情報やメモ、ゴシップ、ただのおしゃべりなどもあります。リンク・フリーです。

タグ:ケルティック

 ここは2回目。前回は昨年10月の、須貝知世、沼下麻莉香&下田理のトリオだった。その時、あまりに気持ちよかったので、今回の関東ツアーのスケジュールにここがあったのを見て、迷わず予約した。すずめのティアーズとの共演にもものすごく心惹かれたのだが、仕事のイベントの直前でどうなるかわからないから、涙を呑んだ。後でトシさんからもう共演は無いかもしれないと言われたけど、前座でもなんでも再演を祈る。

 前回も始まったときは曇っていて、後半途中で雨が降りだし、降ったり止んだり。今回も後半途中で予報通り降りだす。次も雨なら、なにかに祟られているのか。

 前回は無かった木製の広いベランダが店の前に張りだす形にできていて、バンドははじめここに陣取る。PA が両脇に置かれている。リスナーは店の中からそちらを向くか、ベランダの右脇に張られたテントの中で聴く。PA は1台はそちら、もう1台が店の中に向いている。バックの新緑がそれは綺麗。前回は紅葉にはちょっと早い感じだったが、今回は染井吉野が終ってからゴールデン・ウィークまでの、新緑が一番映える時期にどんぴしゃ。こういう背景でこういう音楽を聴けるのはあたしにとっては天国だ。

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 このトリオを見るのはほぼ1年ぶり。前回は昨年2月。是政のカフェで、アニーが助っ人だった。その時はこの人たちをとにかく生で見られるというだけで舞いあがってしまっていた。とりわけみわさんだ。トシさんは他のバンドでも何度も見ている。鉄心さんも鞴座の生を見ている。みわさんはその時が初めてで、録音を聴いて永年憧れていたアイドルに会うというのはこういう気持ちかと思った。

 二度目としてまずは最高のロケーション、環境だ。そう、あの八ヶ岳アイリッシュ音楽フェスティヴァルのどこかで見られるとすれば、肩を並べるかもしれない。そういえば、去年あそこで一緒になった方も見えていて、今年の日程を教えてもらった。今年は9月第一週末、6〜8日だそうだ。よし、行くぞ。まだゲストも決まっていないそうだが、須貝さんとサムはいるし、セッションはそこらじゅうであるだろうから、あとはたとえ誰も来なくたってかまわない。

 で、みわトシ鉄心である。前回、これはあたしにとって理想のバンドだと思ったが、その理想のバンドがますます理想に近づいている。あるいは、ああ、あたしにとって理想のバンドとはこういう存在だったのだ、と気づかせてくれるレベルになっている。リルティングでのジグの1曲目からアンコールまで、ただただひたすらいい気持ち、そう、あの幸福感に包まれていた。

 既存のバンドで一番近いのはたぶん Cran だ、とあたしは思った。あちらは男性ばかりのトリオ、やはりパイプがいて、ギターならぬブズーキがいる。そして三声のコーラスで聴かせる。女声がいるということではスカラ・ブレイがあった。あちらはギター伴奏の四声。となるとみわトシ鉄心はクランとスカラ・ブレイのいいとこ取りをしていることになる。




 それにしてもだ、女声と男声のハーモニー、それも混声合唱団ではなく、少人数のハーモニー・コーラスには他のヴォーカルにはない蠱惑的と言いたい魅力が宿る。グレイトフル・デッドでも、1970年代半ば、76〜78年にかけての、ボブ・ウィアとドナ・ジーン・ガチョーの2人のコーラス、あるいはこれにジェリィ・ガルシアが加わった3人でのコーラスは、デッド30年の音楽の中でも一際輝く瞬間を何度も味わわせてくれる。デッドやスカラ・ブレイと同じく、みわトシ鉄心も地声で歌う。そこから、たとえばマンハッタン・トランスファーとは違って、土の薫りに包まれ、始源の響きが聞えてくる。そして、このトリオの面白いのは、みわさんがリードをとるところだ。

 今回まず感じいったのは、コーラスの見事さ。これが最も端的に現れたのはアンコールのそれもコーダのコーラスだった。これには圧倒された。とはいえ、オープナーの曲からずっと3人でのハーモニーがぴたりと決まってゆくのが実に快感。たぶんそれには鉄心さんの精進が効いているのではないか。前回はどこか遠慮がちというか、自信がもてないというか、歌いきれていない感覚がわずかながらあった。そういう遠慮も自信のなさも今回は微塵も見えない。しっかりとハモっていて、しかもそれを愉しんでいる。

 そうなのだ、3人がハモるのを愉しんでいるのだ。これは前回には無かったと思う。ハモるのは聴くのも愉しいが、なによりもまず歌う方が愉しいのだ。たぶん。いや、それは見ていて明らかだ。ぴたりとハモりが決まるときの快感は、音楽演奏の快感の中でも最高のものの一つではないかと、これは想像ではあるが、ハーモニーが決まることで生まれる倍音は外で聴くのもさることながら、中で自分の声もその一部として聞えるのはさらに快感だろう。

 だからだろうか、アレンジにおいても歌の比重が増えていて、器楽演奏の部分はずっと少ないように思えた。とはいえ、チューン演奏ではメインになるパイプの飄々とした演奏に磨きがかかっている。パイパーにもいろいろいて、流麗、華麗、あるいは剛直ということばで表現したくなる人たちもいる。鉄心さんのパイプのように、ユーモラスでいい具合に軽い演奏は、ちょっと他では聴いたことがない。

 ユーモラスな軽みが増えるなんてことは本来ありえないはずだ。よりユーモラスに、より軽くなる、わけではない。軽いのではない。軽みと軽さは違う。ところが、その性質が奥に隠れながら、それ故により明瞭に感じられる、不思議なことが起きている。あるいは歌うことによりのめり込んだからだろうか。

 みわさんはもともと一級のうたい手で、今さらより巧くなるとは思えないが、このトリオで歌うことのコツを摑んだのかもしれない。

 たぶん、そういうことなのだろう。各々個人として歌うことだけでなく、この3人で歌うことに習熟してきたのだ。楽器でもそういうことはあるだろうが、声、歌の場合はより時間がかかると思われる。その習熟にはアレンジの手法も含まれる。それが最も鮮明に感じられたのは〈古い映画の話〉。この歌も演奏されるにしたがって形を変えてきているが、ここに至って本当の姿が現れたと聞えた。

 それにしても、実に気持ち良くて、もうどれがハイライトかなどというのはどこかへ飛んでいた。ハイライトというなら始めから最後まで全部ハイライトだ。それでも後になるほど、良くなっていったようにも思う。とりわけ、休憩後の後半は雨を考慮して、バンドも中に入って屋内で生音でやる形にした。途中で雨が降りだしたから、まことに時宜を得た措置だったのだが、それ以上に、直近の生音での演奏、そしてコーラスには何度も背筋に戦慄が走った。

 そうそう、一番感心したのは、前半クローザーにやった〈オランモアの雄鹿〉。仕掛けがより凝って劇的になった上に、鉄心さんのとぼけた語りがさらに堂に入って、腹をかかえて笑ってしまった。

 バンドもここの場所、環境、雰囲気を気に入ったようだし、マスターもこの音楽には惚れたようで、これからも年に一、二度はやりましょうという話になっていたのは、あたしとしてはまことに嬉しい。「スローンチャ」のシリーズだけでなく、ほかのアクトもできるだけ見に来ようと思ったことであった。

 帰り、同じ電車を待っていた50代とおぼしきサラリーマンのおっさんが、「寂しいところですねえ、びっくりしました」と話しかけてきた。確かに谷峨の駅は寂しいかもしれないが、だからといって土地そのものも寂しいわけではない。(ゆ)

 パンデミックをはさんで久しぶりに見るセツメロゥズは一回り器が大きくなっていた。個々のメンバーの器がまず大きくなっている。この日も対バンの相手のイースタン・ブルームのステージにセツメロゥズのメンバーが参加した、その演奏がたまらない。イースタン・ブルームは歌中心のユニットで、セツメロゥズのメインのレパートリィであるダンス・チューンとは違う演奏が求められるわけだが、沼下さんも田中さんも実にぴったりの演奏を合わせる。この日は全体のスペシャル・ゲストとして高梨菖子さんもいて、同様に参加する。高梨さんがこうした曲に合わせるのはこれまでにも見聞していて、その実力はわかっているが、沼下さんも田中さんもレベルは変わらない。こういうアレンジは誰がしているのかと後で訊ねると、誰がというわけでもなく、なんとなくみんなで、と言われて絶句した。そんな簡単にできるものなのか。いやいや、そんな簡単にできるはずはない。皆さん、それぞれに精進しているのだ。

 もう一つ後で思いついたのは、熊谷さんの存在だ。セツメロゥズは元々他の3人が熊谷さんとやりたいと思って始まったと聞くが、その一緒にやったら面白いだろうなというところが効いているのではないか。

 つまり熊谷さんは異質なのだ。セツメロゥズに参加するまでケルト系の音楽をやったことが無い。多少聞いてはいたかもしれないが、演奏に加わってはいない。今でもセツメロゥズ以外のメインはジャズやロックや(良い意味での)ナンジャモンジャだ。そこがうまい具合に刺激になっている。異質ではあるが、柔軟性がある。音楽の上で貪欲でもある。新しいこと、やったことのないことをやるのが好きである。

 そういう存在と一緒にやれば、顕在的にも潜在的にも、刺戟される。3人が熊谷さんとやりたいと思ったのも、意識的にも無意識的にもそういう刺戟を求めてのことではないか。

 その効果はこれまでにもいろいろな形で顕れてきたけれども、それが最も面白い形で出たのが、セツメロゥズが参加したイースタン・ブルーム最後の曲。この形での録音も計画されているということで、今から実に楽しみになる。

 そもそもこのセツメロ FES ということからして新しい。形としては対バンだが、よくある対バンに収まらない。むしろ対バンとしての形を崩して、フェスとうたうことで見方を変える試みとあたしは見た。そこに大きくひと役かっていたのが、木村林太郎さん。まず DJ として、開演前、幕間の音楽を担当して流していたのが、実に面白い。いわゆるケルティック・ミュージックではない。選曲で意表を突くのが DJ の DJ たるところとすれば、初体験といいながら、立派なものではないか。MC でこの選曲は木村さんがアイルランドに留学していた時、現地で流行っていたものという。アイルランドとて伝統音楽がそこらじゅうで鳴っているわけではないのはもちろんだ。伝統音楽はヒット曲とは別の世界。いうなれば、クラシックやジャズといったジャンルと同等だ。そして、伝統音楽のミュージシャンたちも、こういうヒット曲を聴いていたのだ。そう見ると、この選曲、なかなか深いものがある。金髪の鬘とサングラスといういでたちで、外見もかなりのものである。これは本人のイニシアティヴによるもので、熊谷さんは DJ をやってくれと頼んだだけなのだそうだ。

 と思っていたら、幕間にとんでもないものが待っていた。熊谷さんのパーカッションをサポートに、得意のハープをとりだして演りだしたのが、これまたわが国の昔の流行歌。J-POP ではない、まだ歌謡曲の頃の、である。原曲をご存知ない若い方の中にはぽかんとされていた人もいたけれど、知っている人間はもう腹をかかえて笑ってしまった。アナログ時代には流行歌というのは、いやがおうでもどこかで耳に入ってきてしまったのである。デジタルになって、社会全体に流行するヒット曲は出なくなった。いわゆる「蛸壺化現象」だ。

 いやしかし、木村さんがこんな芸人とは知らなんだ。ここはぜひ、適切な芸名のもとにデビューしていただきたい。後援会には喜んではせ参じよう。

 これはやはり関西のノリである。東京のシーンはどうしても皆さんマジメで、あたしとしてはもう少しくだけてもいいんじゃないかと常々思っていた。これまでこんなことをライヴの、ステージの一環として見たことはなかった。木村さんにこれをやらせたのは大成功だ。これで今回の企画はめでたくフェスに昇格したのだ。

 しかし、今回、一番に驚いたのはイースタン・ブルームである。那須をベースに活動しているご夫婦だそうで、すでに5枚もアルバムがあるのに、あたしはまったくの初耳だった。このイベントに行ったのも、ひとえにセツメロゥズを聴きたいがためで、正直、共演者が誰だか、まったく意識に登らなかった。セツメロゥズが対バンに選ぶくらいなのだから悪いはずはない、と思いこんでいた。地方にはこうしたローカルでしか知られていないが、とんでもなく質の高い音楽をやっている人たちが、まだまだいるのだろう。そう、アイルランドのように。

 小島美紀さんのヴォーカルを崇さんがブズーキ、ギターで支える形。まずこのブズーキが異様だった。つまり、ドーナル・ラニィ型でもアレック・フィン型でも無い。赤澤さんとも違う。ペンタングル系のギターの応用かとも思うが、それだけでもなさそうだ。あるいはむしろアレ・メッレルだろうか。それに音も小さい。聴衆に向かってよりも、美紀さんに、共演者たちに向かって弾いている感じでもある。

 そしてその美紀さんの歌。この声、この歌唱力、第一級のシンガーではないか。こんな人が那須にいようとは。もっとも那須が故郷というわけではなく、出身は岡山だそうだが、ともあれ、この歌はもっと広く聴かれていい。聴かれるべきだ、とさえ思う。すると、いやいや、これはあたしだけの宝物として、大事にしまっておこうぜという声がささやいてくる。

 いきなり "The snow it melt the soonest, when the winds begin to sing" と歌いだす。え、ちょっ、なに、それ。まさかここでこんな歌を生で聴こうとは。

 そしてイースタン・ブルームとしてのステージの締めくくりが〈Ten Thousand Miles〉ときた。これには上述のようにセツメロゥズがフルバンドで参加し、すばらしいアレンジでサポートする。名曲は名演を引き出すものだが、これはまた最高だ。

 この二つを聴いていた時のあたしの状態は余人には到底わかるまい。たとえて言えば、片想いに終った初恋の相手が大人になっていきなり目の前に現れ、にっこり微笑みかけてきたようなものだ。レコードでは散々いろいろな人が歌うのを聴いている。名唱名演も少なくない。しかし、人間のなまの声で歌われるのを聴くのはまったく別の体験なのだ。しかも、第一級の歌唱で。

 この二つの間に歌われるのはお二人のオリジナルだ。初めの2曲は2人だけ。2曲目の〈月華〉がいい。そして沼下さんと熊谷さんが加わっての3曲目〈The Dream of a Puppet〉がまずハイライト。〈ハミングバード〉と聞えた5曲目で高くスキャットしてゆく声が異常なまでに効く。高梨さんの加わった2曲はさすがに聴かせる。

 美紀さんのヴォーカルはアンコールでもう一度聴けた。1曲目の〈シューラ・ルゥ〉はこの曲のいつもの調子とがらりと変わった軽快なアップ・テンポ。おお、こういうのもいいじゃないか。そして最後は別れの歌〈Parting Glass〉。歌とギターだけでゆっくりと始め、これにパーカッション、ロウ・ホイッスル、もう1本のブズーキ、フィドルとアコーディオンと段々と加わる。

 昨年のみわトシ鉄心のライヴは、やはり一級の歌をたっぷりと聴けた点で、あたしとしては画期的な体験だった。今回はそれに続く体験だ。どちらもこれから何度も体験できそうなのもありがたい。関西より那須は近いか。この声を聴くためなら那須は近い。近いぞ。

 念のために書き添えておけば、shezoo さんが一緒にやっている人たちにも第一級のシンガーは多々いるが、そういう人たちとはまた別なのだ。ルーツ系の、伝統音楽やそれに連なる音楽とは、同じシンガーでも歌う姿勢が変わってくる。

 後攻のセツメロゥズも負けてはいない。今回のテーマは「遊び」である。まあ、皆さん、よく遊ぶ。高梨さんが入るとさらに遊ぶ。ユニゾンからするりと外れてハーモニーやカウンターをかまし、さらには一見いや一聴、まるで関係ないフレーズになる。こうなるとユニゾンすらハモっているように聞える。最高だったのは7曲目、熊谷さんのパーカッション・ソロからの曲。アフリカあたりにありそうなコトバの口三味線ならぬ口パーカッションも飛び出し、それはそれは愉しい。そこからリールになってもパーカッションが遊びまくる。それに押し上げられて、最後の曲が名曲名演。その次の変拍子の曲〈ソーホー〉もテンションが変わらない。パンデミックは音楽活動にとってはマイナスの部分が大きかったはずだが、これを見て聴いていると、まさに禍福はあざなえる縄のごとし、禍があるからこそ福来たるのだと思い知らされる。

 もう一つあたしとして嬉しかったのは、シェトランドの曲が登場したことだ。沼下さんが好きなのだという。そもそもはクリス・スタウトをどこの人とも知らずに聴いて惚れこみ、そこからシェトランドにはまったのだそうだ。とりわけラストのシェトランドのウェディング・マーチはいい曲だ。シェトランドはもともとはノルウェイの支配下にあったわけで、ウェディング・マーチの伝統もノルウェイからだろう。

 沼下さんは自分がシェトランドやスコットランドが好きだということを最近自覚したそうだ。ダンカン・チザムとかぜひやってほしい。こういう広がりが音楽の深化にも貢献しているといっても、たぶん的外れにはなるまい。

 今月3本のライヴのおかげで年初以来の鬱状態から脱けでられたようである。ありがたいことである。皆さんに、感謝感謝しながら、イースタン・ブルームのCDと、熊谷さんが参加している福岡史朗という人のCDを買いこんで、ほくほくと帰途についたのであった。(ゆ)

イースタン・ブルーム
小島美紀: vocal, accordion
小島崇: bouzouki, guitar

セツメロゥズ
沼下麻莉香: fiddle
田中千尋: accordion
岡皆実: bouzouki
熊谷太輔: percussion

スペシャル・ゲスト
高梨菖子: whistle, low whistle

 三重の松阪をベースにするバンド、カンランが7年ぶりに出したセカンド・アルバム《Yggdrasill》はファーストから格段の進化・深化を遂げた傑作で、ぜひ生を見たいと思っていたから、このレコ発ライヴには飛びついた。

 カンランはマンドーラとニッケルハルパのトリタニタツシさん、ヴォーカルのアヤコさん、それにパーカッションのカリム氏のトリオで、主に北欧の伝統音楽とそれをベースにしたオリジナル、さらには日本語の民謡を料理する。

 北欧音楽をやるバンドとしてはまずドレクスキップが有名だろうが、トリタニさんは彼らよりもずっと前から北欧の音楽を演奏してきている。ドレクスキップにとってもモデルの一つだったはずだ。この日は都合がつかなかったパーカッションの代理として、榎本翔太さんがゲストとして全面参加していた。

 "Yggdrasill" は北欧神話に出てくる世界樹であることは言うまでもない。地下の黄泉の世界から天上の神々の世界まで貫いてそびえる巨樹だ。フェロー諸島にこの名前のバンドがあり、来日もしたアイヴォールがリード・ヴォーカルをしていた。

 このセカンドではまずシンガーのアヤコさんの進境が著しい。著しいというよりも、ファーストとは別人のように自信にあふれ、溌剌と唄う。その声がまずすばらしい。ぎっちりと中身の詰まった声が、ごく自然に溢れでて、流れるというよりも飛んでくる。どこにも力が入っておらず、大きくもなく、唄いあげることもしないが、貫通力が抜群だ。口も大きく開いていない。美しい声ではないかもしれないが、聴いていてひどく気持ち良い声だ。いつまでも聴いていたくなる、また聴いていられる声、聴くほどにもっと聴きたくなる声だ。

 同時に、どこか妖しい魅力を備えていて、異界の巫女の声のようでもあり、喜んで聴いていると搦めとられて離れられなくなりそうでもある。呪術的という点ではヴァルティナに通じるところもあるが、もっと重心が低く、そう、神々の世界を翔びまわるフェアリィというよりは、我々の棲むこの世界に根をおろしたもののけの声だ。

 スタイルもいい。一見あるいは一聴、坦々と唄って、感傷も感情もこめることがない。聴きようによっては単調に、無表情に響くかもしれない。唄っている間、表情は変わらない。手の動きや位置で多少強調感をつけることもあるくらいだ。しかし、そこがかえって気持ちが良いのだ。歌にこめられた感情をうたい手が表に出さないのは伝統音楽の一つの大きな特徴だが、それだけではないものがアヤコさんの歌にはある気がする。単に感情を現さないだけでなく、それを凝縮し、ぎりぎりまで固めたものをぽんと押し出す。無表情に見えるのは、あまりにぎりぎりまで押し固められているからだ。それが声にのって飛んでくる。ぽんぽんとカラダに当る。当ってそのまま入りこむ。なんという快感。歌よ、終ってくれるな。この声をいつまでも浴びていたい。

 今回は日本語で唄われている曲が多い。北欧の伝統曲にオリジナルの日本語歌詞をつけたもの、メロディもオリジナルのもの、そして日本語の民謡。民謡は別として、日本語の歌詞がまた面白い。内容も面白いが、それとともに相当に練りこまれていて、音の響きとして面白く、メロディにのっている。それが楽曲全体の気持ち良さをさらに増す。

 トリタニさんはニッケルハルパのわが国における開拓者の1人だが、ベースの楽器はギターで、やはりマンドーラの方が特徴が出るようにみえる。このマンドーラは一般に販売されているものではなく、ギリシャのブズーキを基に、クラシックのマンドリン奏者だった人が製作者と協力して作ったもので、世界でも両手で数えられるくらいの本数しか存在しないそうだ。同じくギリシャのブズーキをもとにアレ・メッレルが独自に改造したのがスウェディッシュ・ブズーキ。アイリッシュ・ブズーキに比べると5コースで、5本めの最低音の弦はフレットをはずして、より低いベースが出るようにしている。という話は後で伺った。

 トリタニさんの楽器はこれらに比べるとボディが大きく、ラウンドバックで、音がより太く、強い。アレ・メッレルもドーナル・ラニィも、ブズーキの音を前面に出すよりも、むしろアンサンブルの中のミュージシャンたちに聞かせるように演奏する。トリタニさんのマンドーラはそれよりも自己主張が大きく、アンサンブルに組込むのにはずいぶん試行錯誤したそうだ。今のシンプルなトリオの形はその成果、一個の結論ではある。もっともこの日、アンコールでジョンジョンと合体したとき、アニーの弾いたピアノが加わった形はなかなか良かった。

 このマンドーラを操るトリタニさんはほとんど天才の域である。コード・ストロークやメロディを奏でるピッキングや、その他、何をどうやっているのか、あたしなどにはわからないことをいとも簡単に、少なくとも簡単そうにやってのける。顔にはもう少しで微笑みといっていいが、そうは言いきれない表情が浮かんでいる。楽しくてたまらず、嬉しくてたまらず、思わず顔がにやけそうになるのを締めているようでもあり、心ここにあらず、音楽にひたりこんでいるようでもある。

 榎本さんはもちろんニッケルハルパで、この人はリードをとっても、サポートに回っても、バランスのとり方が実に適切で巧い。擦弦楽器で適切な歌伴をするにはかなりのセンスの良さを要求される。榎本さんのこのセンスはすばらしい。CD ではパーカッションが入るわけだが、その不在の穴をまったく感じない。これが本来だと思えてしまうほどだ。それでも、1曲、トシさんが加わった時は、ヴォーカル、マンドーラ、ニッケルハルパとの組合せをもっと聴きたくなる。

 この日はカンランのレコ発ライヴということで、John John Festival は前座である。トシさんは「露払い」と言う。かれらのライヴを見るのは、CDとして出た求道会館以来。今年の JJF のテーマはアニーがピアノを弾くことだそうで、半分くらいピアノを弾く。ロバハウスのピアノは小型のアップライトで、ちょっと音がくぐもった感じがするが、今回はそれがちょうどいい。そして、ギターからピアノになると、じょんのフィドルの音が浮上する。じょん自身の進境と相俟って、フィドルの艶かしさが一層映える。これは先々が楽しみだ。最後は例によって歌でしめくくる。その1曲目、もうおなじみの〈思いいづれば〉はほとんどア・カペラでうたうが、ぎりぎりまでテンポを落として回すコブシがこれまでとは一段ちがうほど気持ち良い。ラスト〈海へ〉のハーモニーも堂に入ってきた。

 アヤコさんのヴォーカルを軽く増幅した以外はすべて生音で、ここはやはり生音がほんとうに快い。ニッケルハルパの倍音もよく響く。

 トリタニさんとはトシさんをまじえて、昨日、5時間、飲みながらあれこれおしゃべりしてたいへん楽しかったのだが、カンランの名前の由来を訊くのをすっかり忘れていた。(ゆ)

ユグドラシル
カンラン
Sahara Bleu record
2019-05-19


 アウラは2003年結成、というのは今回初めて披露されたのではなかったか。少なくともあたしは初めて知った。メンバーが変わっているとはいえ、聴くたびに成長している、それも、明瞭に良くなっているのがわかるのは、15年選手としては立派なものではある。

 前回は、新たに加わった2人が他の3人に追いついて、レベルが揃ったことで、ぱっと視界が開けたような新しさがあったが、今回はそのまま全員のレベルが一段上がっている。安定感が抜群だ。レベルが揃ってさらに一段上がったことで、それぞれの個性も明瞭になる。まず5人各々の声の性格が出てくる。個人的には星野氏のアルトと菊池氏の声がお気に入りで、今回はそれがこれまでにも増して素直に耳に入ってくるのが嬉しい。菊池氏の声には独特の芯が通っている。他のメンバーの声がふにゃふにゃというわけではもちろん無い。これは声の良し悪し、歌の上手下手とは別のことで、おそらくは持って生まれた声の質だろう。この芯があることで、たとえば長く伸ばす時、声がまっすぐ向かってくる感じがする。この感覚がたまらない。

 ライヴでは唄っている姿も加わって、この点では奥脇氏が今回は頭抜けている。とりわけ、目玉の〈ボヘミアン・ラプソディ〉での、天然な人柄がそのまま現れたような、いかにも楽しそうな唄いっぷりは、この曲の華やかさを増していた。そろそろこのメンバーで全曲録音した新譜をという話も出ていたのは当然。レパートリィも大幅に入れ換わっているし、録音でじっくり何度も聴きたい。

 曲目リストを眺めると、何時の間にか日本語の歌が大半を占めている。こういうクラシックのコーラス・グループにとって、日本語の歌を唄うのはチャレンジではないかと愚考する。クラシックの発声は当然ながら日本語の発音を考慮に入れていない。あれは印欧語族の言葉を美しく聞かせるための発声だ。そのことは冒頭の〈ハレルヤ〉や後半オープニングの〈ユー・レイズ・ミー・アップ〉、あるいは上記〈ボヘミアン・ラプソディ〉を聴けば明らかだ。こういう曲を開幕やクライマックスなどのポイントに配置するのも、その自覚があるからだろう。それにしても、〈ハレルヤ〉をオープニングにするのは、大胆というか、自信の現れというか、これでまずノックアウトされる。

 クラシックの発声で日本語の歌を美しく唄うための試みの一つは、ヨーロッパのメロディに日本語の歌詞を載せることだ。〈Annie Lawrie〉に載せた〈愛の名のもとに〉は前から唄っていたが、今回は〈Water Is Wide〉に日本語のオリジナルの歌詞を載せた〈約束〉を披露した。むろん水準は軽くクリアしているが、アウラに求められるような成功には達していない気もする。どこが足りないか、あたしなどにはよくわからないが、メロディと日本語の発音の組合せが今一つしっくりしていないように聞える。唄いにくそうなところがわずかにある。

 その点では沖縄の歌の方がしっくりなじんでいる。あるいは日本語の民謡や〈荒城の月〉もなじんでいるようだ。とすると、メロディと発音の関係だろうか。ヨーロッパでも、たとえば本来アイルランド語の伝統歌を英語で唄うとメロディと歌詞がぶつかる、とアイルランド語のネイティヴは言う。

 あるいは詞の問題か。ヨーロッパのメロディに日本語の詞を載せることは、明治期になされて、小学校唱歌として残っている。現代の口語よりも、明治期の漢文調の方が、異質のメロディには合うということだろうか。

 アレンジはどれも見事だ。今回感じ入ったのは、詞をうたっている後ろでうたっているスキャットやハミング、あるいは間奏のアレンジがすばらしい。たとえばわらべうたの〈でんでらりゅう > あんたがたどこさ〉のメドレー。そして〈星めぐりの歌〉のラストの星野氏のアルトがぐんと低く沈むのは、今回のハイライト。

 安定感ということでは、最初から最後まで、テンションが変わらない。以前は、ラストやアンコールあたりで、エネルギーが切れかけたようなところもあったが、今はもうまったく悠々と唄いきる。クラシックのオーケストラなどでは、最初から最後まで常に音を出している楽器は皆無なわけで、2時間のコンサートで全曲、全員が最初から最後まで音を出す、それも声を出し続けるのは、相当のスタミナが必要なはずだ。アウラが観光大使になった沖縄本島は金武町のとんでもなく量の多いタコライスを食べつくすというのも無理はない。

 ああ、しかし、人間の声だけのコンサートの気持ち良さはまた格別。彼女たちが婆さんになった時の歌を聴いてみたいが、そこまではこちらが保たないのう。(ゆ)

 ハモクリの対バンの相手として「踊ろうマチルダ」という名前を聞いたときに、すぐピンとこなかったのは、やはりそういう感性が鈍っているからであろう。妙な名乗りだと思いはしたものの、それが〈Waltzing Matilda〉からのものであると連想が働かなかったのは、我ながら、あまりに鈍い。鈍すぎる。最初のギター・インストのフレーズが、明らかにブリテンのトラディショナルのものを敷衍していて、その音階を使っていても、まだ、へーえ、こんなこともやるんだくらいだった。

 がーんと一発やられたのは、3曲めにシーシャンティを唄います、と言ってやおら〈Lowlands Away〉を唄いだしたときだった。しかもアカペラである。本来のビートからはぐんとテンポを落とし、悠々と朗々と唄う。まさか、東京のど真ん中で、こんな本格的なシャンティの歌唱を生で聴けるとは。まったく意識せずに、Lowlands, lowlands away, My Joe と小さく合わせてしまっていた。

 こうしたカヴァーはこれくらいで、ほとんどはオリジナルだが、そのそこここに明らかな「トラッド」の影響が聞える。影響というよりは借用と言ってみたい気もする。〈Lowlands Away〉にも彼の地の伝統へのリスペクトは明らかだが、一方で、そこからは一歩離れて、自由に使っているところも感じられる。音階とかフレーズとか具体的なものよりも、より精神的な、歌つくりの際のアプローチ、態度において、ブリテンやアイルランドのフォーク・ミュージックのそれに倣っていると見える。〈夜明け前〉〈風景画〉〈おとぎ話〉などの曲はいずれも一聴強烈な印象を残す。

 とはいえ、ハイライトはラストの〈化け物が行く〉だった。その声と発音がもともと強力な歌詞をさらに増幅し、聴いていて体のうちが熱くなった。こういう体験は実に久しぶり。かつて辺野古の海岸で見た渋さ知らズやモノノケ・サミット以来だろうか。

 この人はかなり人気があるらしい。少なくともこの日、会場に来ていた半分はかれのファンだった。清野さんが、ハモクリ初めての人と踊ろうマチルダ初めての人と挙手をもとめたとき、それぞれほぼ半分の手が上がっていた。むろんその人気に、かれの楽曲がブリテンやアイルランドの伝統音楽をその土台の一部にしていることはほとんど寄与していないだろう。しかし、こういう音楽を素直に受け入れている人が大勢いるというのは、正直、驚くとともに嬉しくもなる。というのも、かつては、この手の音楽には拒絶が先に立っていたからだ。

 アイリッシュ・ミュージックの隆盛もひとつには与っているかもしれない。この日もアンコールでの共演でかれは〈Laglan Road〉を唄った。一方で、今わが国に行われているアイリッシュ・ミュージックは圧倒的にインストゥルメンタルだ。そして、踊ろうマチルダの音楽はあくまでも歌である。こういう人が現れ、そして受け入れられているのを見るのは、実に嬉しい。あえて欲を言えば、アンコールでは〈Laglan Road〉ではなく、それこそ〈Waltzing Matilda〉を唄ってほしかった。

 ハモクリはブルターニュはロリアンで毎年開かれている Interceltic Festival の国際バンドのコンテストで優勝したそうだ。もっとももうそう言われても驚くほどのことではなくなってしまった。むろん、めでたいこと限りないが、今のハモクリなら、むしろ当然とすら思える。その時にやった曲〈St. Sebastian〉を、トリオでやったのが、個人的にはハイライト。もう一つのハイライトはアンコールの最後。

 それにしても、終演後、出ようとしたら後ろで誰かが、「3人の結束がハンパない」と言っていたが、まさにその通り、完全に一個の有機体になっている。今回の収獲はしかしそれ以上に、ドラムスの田中祐司氏の融合ぶりが一段と深まっていたことだ。これを見てしまうと、かつてのかれはただ叩きまくり煽りまくっていただけとも思えるくらいに、すっかりアンサンブルの一員になっている。ドラムスが入るときにも、全体の一体感がまったく揺るがない。パワフル一方ではなくて、神経も細かく、小技も巧く、こう言っては失礼かもしれないが、すばらしいドラマーであることを改めて認識させられる。

 これはやはり痛烈にカッコいい。ロリアンで優勝したなら、次は Celtic Connections かケンブリッジか WOMAD か。どこへ出ても、悠々と話題をさらうだろう。ベースにアイリッシュやケルトやブルーズがあることはまぎれもないが、ハモクリ・ミュージックとして確立している。次は11/24横浜で「ハモクリ祭」だそうで、そこではさらに鍵盤が加わるそうだ。うーん、残念、その日は別の用事が入ってしまっている。無理矢理動かしてみるか。

 WWW はオール・スタンディングだが、段差がついていて、ステージが見やすい。天井も高く、音響もかなりいい。ただ、入口がひどくわかりにくい。もう一つの入口の別のライヴの関係者に訊ねてようやくわかったくらいだ。その人ももう何人も訊かれたと言っていたから、あたしだけではないのだ。(ゆ)

新しい夜明け
踊ろうマチルダ
BACKPACK RECORDINGS
2017-09-20


ステレオタイプ
ハモニカクリームズ
Pヴァイン・レコード
2018-03-28


 ライヴというのはやはり録音とは違う。とあらためて思い知らされる。たとえ録音とまったく同じ演奏をしたとしても、ライヴで見なければわからないところが、音楽にはあるものだ。O'Jizo の録音の質が低いわけでもない。質の高低ではなく、それとは別の、ミュージシャンの本質にかかわる部分だ。

 乱暴を承知で言えば、O'Jizo は大人になっていた。成熟というともう行くところまで行ってしまった意味合いも含まれるとすれば、O'Jizo は伸びしろのある成熟ということになろう。思えば O'Jizo のライヴを見るのは久しぶりで、しかもトリオでは初めてだ。カルテットとトリオでは当然別のバンドになるわけだし、中村さんがこれだけアコーディオンを弾くのも、かつては無かった。もちろんミュージシャンたちはどんどん変わっているわけだ。

 しかしそういう変化は録音では表に出難いものかもしれない。音楽上のスタイルというよりも、基本的な態度、音楽に対してどう向き合うかの変化だからだ。ミもフタも無い言い方をすると、どうすれば演奏していて一番気持ちよくなれるか、でもある。

 そういうところが変わらない人もいるだろう。基本が変わらないまま、スタイルがどんどん変わる人もいる。スタイルはそれほど大きく変化しないのに、根本が変わってゆく人もいる。あるいはどちらも変わらない人もいるにちがいない。

 豊田さん自身も変わっている。ケイリ・バンドでの体験は苦労した部分も多々あったが、それだけ収獲も大きかったようだ。O'Jizo はオリジナル曲が多いが、曲の構造や成立ちは伝統音楽と同じだ。楽器も同じなのだから、使う技法や骨法は同じだ。伝統曲よりは、伝統の外から持ち込んでいる要素が多少多いくらいだ。外部から持ち込んだそこが面白いわけだが、それをいかにも外から持ち込んだとわかるようにやってしまっては、面白くはならない。あたかも伝統曲を演るように演ってはじめて面白くなる。そこのところで、ケイリ・バンド体験がモノを言ってくるだろう。何といってもケイリのための演奏は、伝統の根幹に限りなく接近することを要求される。

 もっとも変わったといえば、一番大きく変わっているのは中村さんだ。かつてのかれのアコーディオンはいわば味付け、アレンジの膨らみの部分のためだった。だからピアノ・アコーディオンで充分とも言えた。しかし気がついてみれば、中村さんのピアノ・アコはすでにメロディ楽器として中心にいる。この日はたまたますわった位置もセンターで、珍しいそうだが、そこにいることがごくあたりまえに見えた。告白すれば、これほどになっていたことにまったく気がついていなかった。新作を初めて聴いたとき、あれ、このアコーディオンは誰かしらん、ゲストの一人かと思ってしまった。クレジットを見て、ゲストにアコーディオン奏者が見当らず、あらためて見直した。ライヴといえば、どうやらこれまでのところ、中村さんが入ったライヴを一番数多く見ている。意図してそうしているわけではないが、所属バンドが一番多いということかもしれない。しかも、そのどれにあっても、やっていることが違う。違いながら要になっている。ひょっとするとこの人、天才なのではないか。一つのことに突出するのではなく、様々に異なるシチュエーションを違和感なく渡り歩き、そのそれぞれで全体を浮揚させる。地味な天才。

 長尾さんは対照的に、どこにあっても長尾さんだ。音を聴けば、ああ、長尾さんとわかる。O'Jizo にあっても、その存在が錘になっている。全体を安定させている。言い換えれば、最終的に O'Jizo の形を据えているのはかれのギターだ。その長尾さんもマンドリンを弾いている。メロディを弾いている。O'Jizo の熟成を特徴づけるものを一つだけあげよといわれれば、長尾さんのマンドリンがそれだと言ってみたい。

 豊田さんによれば、O'Jizo はこれからむしろメンバーを増やす方向に向かおうとしている。やはりそう来たかととても楽しみな展開ではあるのだが、この日のライヴを見ると、トリオとしてのさらなる熟成を見たい気もする。長尾さんのギターと中村さんのブズーキの編みなす精妙なグルーヴに、さわやかな粘りのある豊田さんのフルートが乗ってゆくなじみのある形の芳醇を、もっと味わいたくもなる。

 昨年カナダに同行して、ジョンジョンフェスティバルが国産バンドとしては一頭地を抜いたかと思ったのだが、なかなかどうして、音楽の深さでは、O'Jizo もおさおさ劣るものではないのだった。

 それにしても、もっともっとライヴを見なくてはいけない。(ゆ)


Via Portland
O'Jizo
TOKYO IRISH COMPANY
2017-03-05

 

 この小屋はふだんは音楽よりもパフォーマンスのライヴをやっているところだそうで、天井からは空中ブランコや「縄ばしご」、布の帯などが垂れ下がっている。店内には空中ブランコからぶら下がって手を差し延べている女性の大きな写真が掲げられている。肉体を極限まで駆使していることによる高揚感だろうか、かすかな笑みがなんとも美しい。

 入口を入ったすぐのところがその空間で、通常の2階半ないし3階分くらいの高さの天井まで吹き抜けになっている。入って左にアップライト・ピアノが置かれ、バンドはその前に並ぶ。手前から長尾、清野、ゲスト・ドラムスの田中祐司、そして大渕。聴衆はその前から奥のカウンターに向かってぎっしり。入口右手の急な角度で昇る階段とその上の2階にも並んで見下ろす。PA用のボーズの古いモニタ・スピーカーは1階と2階の中間ぐらいの高さにある。

 入口は大きく開かれ、2階の窓も全開(この2階部分の階下は別の店)。店の前は野毛の裏通りのひとつで繁華街を貫く道。ゴールデンウィークの土曜とあって、人通りは絶えないが、店の前には大きな人集りができている。音は相当に大きいので、表でも十分楽しめるらしい。ずっと踊っている人たちもいる。ちなみにこの日のギグは入場無料、投げ銭制で、投げ銭を入れる帽子は外にも回されていた。

 ハモクリの今季最後のライヴ。あたしは「次郎吉」以来だったが、サウンドとしても演奏としても格段にいい。サウンドはこの吹き抜けの空間も作用していただろう。2階で聴いていたのが、音量の大きさにもかかわらず、細部も聞えて、それはいい気持ちだった。

 ドラムスを入れ、電気増幅もして、パワフルに押し出すのはハモクリがめざす方向の一つとのことだが、この日はパワーだけでなく、演奏そのものの質も高い。むしろパワーやノリは二次的なもので、それが快く感じられるのは演奏の質が高いからだろう。

 ハモクリの曲はメロディが面白い。聴いているだけでワクワクしてくる。もしあたしが楽器をやれるなら、飛びこんで一緒にやりたくなる。一方で簡単なものではない。技術的に高度なものが要求されるだけでなく、洗練されたセンスがなくては本来の面白さでは聞こえない。パワフルであるがどたばたと足がもつれたり、やたら飛びまわるだけでぐじゃぐじゃにもつれてしまう。俳句の達人がみせるような軽妙洒脱、ユーモアもしっかり染み込んだ身の軽さが必要だ。

 そう、ハモクリはユーモラスなのだ。あるいはウィットというべきか。むしろエスプリか。どんなに白熱しても、眉を顰め、肩をいからしてはいない。集中してはいても、片方では冷静にそういう自分たちを眺めている。ケルト音楽をベースにしていることには違いないにしても、今のハモクリは一般にそう呼べるものからは遙かに飛翔している。それが伝統音楽とつながっているのはこの部分だ。伝統音楽は、とりわけケルティックとくくられる音楽はシリアスではあっても深刻にはならない。どこかで一点、笑っている。

 ハモクリのもう一つの原点であるブルーズにしても、おそらく同じだろう。どちらも虐げられた人びとが生み出してきた音楽だ。深刻にはなれない。

 新作としてリリースされた《アルケミー》は、これまでのハモクリの総決算でもあり、次へ出発するためのスプリングボードでもあるという。この日の演奏は、これまでのハモクリをしめくくっているようでもあった。この次のライヴ、夏か秋ということになるだろうが、そこではまた新たな姿が見られるのではないか。そしてそれはこれまでとはがらりと違う位相を見せてくれるのではないか。そういう期待をさせてくれてもいた。(ゆ)


アルケミー FUTURA ANCIENT ALCHEMY
ハモニカクリームズ Harmonica Creams
オルターポップ
2016-04-03


04/02(土)tricolor 最新アルバム《うたう日々》発売記念コンサート
with
森ゆに: vocal
優河: vocal
中川理沙: vocal
渡辺庸介: percussion
マチネ open 13:30 start 14:00
予約 3,000円 当日3,500円 + 1オーダー
ソワレ open 17:00 start 17:30
予約 3,500円 当日4,000円 + 1オーダー


04/07(木)〜09(土) Garcon!
☆フィジカルシアターカンパニー CAVA による生演奏の音楽付きパントマイム。
with
熊坂義人: contrabass
瀬戸信行: clarinet
酒井絵美: violin
スパン子: accordion
作・演出 丸山和彰
前売 3,800円 当日 4,000円
ペア券 7,000円
学生 3,200円
小学生以下 1,500円
ファミリー割引あり 04/09(土)11:30〜のみ
予約・問合せ
CAVA 070-5585-3388
Confetti 0120-240-540


04/11(月)ゴリ達(ごりら)
渡辺庸介: percussion
清野美土: harmonica
佐藤芳明: accordion
岩見継吾: wood bass
open 19:00 start 19:30
予約 2,700円 当日 3,200円
0334100505


04/13(水)ティプシプーカ
酒井絵美: fiddle, bouzouki
高梨菖子: whistles, concertina
20:00スタート
無料


04/15(金)ティプシプーカ《duo!!》発売記念ライヴ
酒井絵美: fiddle, bouzouki
高梨菖子: whistles, concertina
+
中村大史: guitar, accordion
熊谷太輔: percussion
19:00オープン/19:30スタート
2,500円 1ドリンク付き
予約・問合せ: emy (at) camelmusic.net

duo!!
tipsipuca ティプシプーカ
ロイシンダフプロダクション
2016-04-10




04/16(土)いーぐるでイスラーム音楽・その2
15:30スタート
600円+1オーダー
☆(ゆ)の選曲・解説で、いーぐるのシステムにより大音量でイスラーム地域の音楽を聴きます。ヌスラトとか、マリエム・ハッサンとか、アミナ・アラウイとか、ガリア・ベナリとか、ケイハン・コルハーとか、ムニール・バシールとかをこういうサウンドで聴けるチャンスはめったにないです。今回はインドネシアまで足を伸ばす予定。


04/17(日)奈加靖子《BEYOND》発売記念コンサート
14:00 オープン/14:30 スタート
中目黒・トライ Phone: 03-3714-2607(中目黒・楽屋)
前売3,000円 当日3,500円+1ドリンク・オーダー
奈加靖子: vocal, Irish harp
永田雅代: piano
中村大史: guitar, bouzouki
向島ゆり子: violin, viola
橋本歩: cello
関根真理: percussion
予約・問合せ hello (at) yasukonaka.com

Beyond
奈加靖子
cherish garden
2015-12-13



タワーレコード渋谷店 6F
清野美土: harmonica
大渕愛子: fiddle
長尾晃司: guitar
16:00スタート
無料
☆新作《アルケミー》発売記念インストア・ライヴ


アルケミー FUTURA ANCIENT ALCHEMY
ハモニカクリームズ Harmonica Creams
オルターポップ
2016-04-03



酒井絵美: violin
矢島夕佳里: oud
ミヤタカコ: darbukka, req
03-3891-6444
open 19:00/ 一部 20:00/ 二部 21:00
2,000円+オーダー


04/22(金)Trinite
19:00オープン 20:00スタート
2,500円 学生1,500円
shezoo(シズ): piano
壷井彰久: violin
小森慶子: clarinets
小林武文: percussions



04/24(日)ティプシプーカ
酒井絵美: fiddle, bouzouki
高梨菖子: whistles, concertina
タワーレコード渋谷店6F
16:00スタート
無料
新作《duo!!》発売記念インストア・ライヴ


04/28(木)ハモニカクリームズ「踊る復活祭」
清野美土: harmonica
大渕愛子: fiddle
長尾晃司: guitar
+
田中祐司: keyboards
松下マサナオ: drums
open 19:00/ start 19:45
前売 3,000円 予約3,500円+オーダー
小中高生割引 前売予約1,500円 当日2,000円+オーダー
小学生未満無料
注意:整理番号付き前売券はスター・パインズ・カフェ、またはハモニカクリームズのライヴ会場にてお求めください。通常のメール予約前売券には整理番号は付いておりません。
当日の入場は整理番号付き前売券をお持ちの方> 整理番号付き前売券をお持ちでないメール予約の方>当日券の方の順番です。


04/30(土)ティプシプーカ
酒井絵美: fiddle, bouzouki
高梨菖子: whistles, concertina
15:00スタート  2ステージ
1オーダー以上 スペシャル・セット有


05/08(日)shezoo スペシャルユニット
横浜エアジン
19:00スタート


05/21(土)〜22(日)
「天ぷらバスで行くオーガニックライブツアー in 丹波村」
ノルカルTOKYO
酒井絵美: fiddle, hardangar fele
モーテン・J・ヴァテン: 各種笛
費用: 20,000円(予定)
募集定員: 20名 最少催行人数15名
詳細はウエブ・サイトをどうぞ。


 モバイル・オーディオの「賢者」で、プロはだしのカメラマンでもあるささきさんが、今年のノルディック&ケルティック・ミュージック・パーティーのレポートを書いておられます。
http://vaiopocket.seesaa.net/article/420355672.html

 こちらは動画もたくさん入ってます。(ゆ)

 ゲーム、いわゆるビデオ・ゲーム、またはコンソール・ゲームという呼び方もあるそうだが、そのゲームのための音楽をもとにしたりっぱな録音が作られ、その音楽をライヴで再現する。そういう試みがどんなものになるのか、まるで見当がつかない。

 どんなものになるのかまるで見当がつかないままライヴに臨むことは初めてではない。たとえばリアム・オ・メーンリがロナン・オスノディーと来て、これに山口洋さんが加わった渋谷クワトロでのライヴなどは、本人たちもわからないのだからこちらもわかりようはなかった。とはいえ、同じく見当のつかないものでも、今度の見当のつかなさはこれまでとはどうも違う。ミュージシャンの中核はジョンジョンフェスティバルだから、「アイリッシュ・ミュージックをやらない」ジョンジョンフェスティバルというのは、よけい見当がつかない。

 結論から言えば、この日の面々は新しい音楽世界を開いてくれたのだった。ゲスト、というより主役のひとりだった植松伸夫氏も言っていたように、これは全国ツアーする価値はあるだろうし、めざせブドーカン、というのにも保留つきで賛成する。保留つき、というのはブドーカンの音の悪さは思い知らされているからで、「興行」やパブリシティとしての価値を別とすれば、ぼくとしてはむしろ日比谷の野外音楽堂で聴いてみたい。

 ここで演奏されたのは『ファイナルファンタジーIV』からスピンアウトした《ケルティック・ムーン》という録音があり、そこに収められた楽曲がメインということだった。ダブリンで、当時一流のアイリッシュ・ミュージックの演奏家たちを起用して録音されたこのディスクの存在を、つい先日、神永さん(尺八、バンマス)や斎藤さん(企画・主催)、トシさん(バゥロン)たちに教えられるまで不勉強にも全く知らなかった。ステージでも、この録音がアイリッシュ・ミュージックの存在を知り、演奏までするようになったきっかけだったことを、神永さんやトシさんが、おそろしく熱を籠めて語っていた。1990年代前半のことで、後に世界的に知られるようになる参加ミュージシャンたちも、その頃は昼間の仕事を持ち、夜だけ楽器をもってスタジオにやってきて、仕事着のスーツのままフィドルを弾いたり、農作業用の格好でバゥロンを叩いたりしていた、と植松氏は語られる。それはそうだろう。なにせ『リバーダンス』以前、『タイタニック』以前の、「カンブリア紀」の話だ。アイルランド内部での「カンブリア爆発」は起こっていたが、それが外にまで拡がるのは90年代後半まで待たねばならない。

 構成は前半が、神永大輔+ジョンジョンフェスティバル with 梅田千晶@アイリッシュ・ハープ、一部キーボードに有木竜郎とチェロの内田佳宏が加わって、《ケルティック・ムーン》収録曲を演奏。後半は、ほぼフルバンドで、『IV』以外の「ファイナルファンタジー」の植松氏のペンになる曲もまじえて演奏。さらに、やはりスピンアウトで出したヴォーカル・アルバムの曲から、3曲をこのアルバムのシンガー大木理沙氏が、フルバンドをバックにうたう。このヴォーカルはアイリッシュというわけではなく、ボサノヴァ・ベースだが、神永さんも言っていたとおり、通常とはかけ離れた編成でかえって面白い味が出ていた。まったく、この連中は何でもできる。ハープの梅田氏はイルン・パイプの中原直生さんとのデュオ生梅の片割れ。あのデュオも一度生で見たいが、NHKの朝ドラに起用されてしまった中原さんが忙しいようだ。

 神永さんの尺八アイリッシュは初体験で、これは面白い。音色はホィッスルだが、尺八特有の息の音、実際の音が出る前の楽音と雑音の中間の音が良い感じ。熱い曲ではその熱をさらに高くし、しっとりした曲では、同じ響きが全体をおちつかせる効果を生む。これを聴いてしまうと、ふつうのホィッスルはあっさり音が出てしまって、つまらなく聞こえるほどだ。ふうむ、hatao さんや豊田さんのフルートにも、こういう響きを活用しているところがないだろうか。

 合間合間に植松氏が呼び出されて、神永さんとやりとりするわけだが、二人ともノリノリで、音楽と同じくらい面白い。植松氏のアイリッシュ初体験はデ・ダナンだそうだが、あらためてじっくりとお話を伺いたい。

 個人的に一番面白かった音楽は「戦闘シーン・メドレー」で、『IV』に限らず、他の版のものなどもつなげていたらしいが、ケルトという要素をはずしても、楽曲も演奏も質が高い。このライヴのためにアレンジしたようだけど、録音して出してもいいんじゃないか。と言うよりも、この編成での演奏自体、どうやら今回が初めてらしいので、このままスタジオに入って1枚作ってほしいと思える。

 アイリッシュの伝統に土足で踏みこむ気がして、ある時期からこういう音楽を作るのはやめた、と植松氏はおっしゃるが、そんなことを気にされる必要はさらさらない。アイルランドの伝統はもっと懐が大きく、むしろそういう試みを奨励し、その成果をも伝統の一部としてしまう。これをそのままダブリンにもっていけば、おそらく大ウケするんじゃないか。植松氏には、ゲームに限らずとも、オリジナルの楽曲を、それこそこのバンドのために作っていただきたいと思う。

 お客さんはどうやら『IV』をリアルタイムで遊んでいた世代なのだろう。20代後半から30代というところで、ぼくなどはおそらくダントツの最年長、40代もミュージシャンの関係者とおぼしき人たち数人のほかは見当たらなかった。この人たちはたとえば「ケルティック・クリスマス」などにも来ているのだろうか。こういうライヴをきっかけに、この人たちが、ジョンジョンフェスティバルはこの後お休みに入るが、メンバーは別働隊でいろいろ活動しているし、O'Jizo や Mareka & Junji や Tricolor や Rinka や hatao や シャナヒーや Modern Irish Project や、とにかく今爆発している国内のミュージシャンたちのライヴにもでかけてくれれば、と願う。ちなみに今日は渋谷 DUO で Solas のライヴがある。アメリカ・ベースながら、アイリッシュ・バンドとして、世界最高のひとつだ。今回は北米へのアイリッシュ移民がモチーフで、本国の連中とはひとつ違った角度からの音楽が聴けるはずだ。

 終演後の物販売り場はデパートのバーゲン会場並みで、とても老人が割り込む余地はなく、早々に退散した。八王子のいちょうホールのホワイエが狭く感じられた。とはいえ、この大ホールは大きずぎず、響きの良い、すばらしいホールだ。八王子と聞いて、えらい遠いなと思っていたが、我が家からは意外に近かった。来年のゴールデン・ウィークには4年に一度のゲーム音楽の祭典が、ここを中心とした八王子市の施設で開かれるそうだ。このメンツでのライヴもぜひ再現してほしい。(ゆ)


ファイナルファンタジーIV ケルティック・ムーン
ゲーム・ミュージック
NTT出版
2004-10-01

    本日は9月情報号の配信日ですが、諸般の事情により、遅れます。明日には配信できるはず。乞うご容赦。
   
   
    お待ちになる間、こちらのビデオをどうぞ。ティム・オブライエンのうたう〈Hey Joe〉。今年の「ケルティック・コネクションズ」でのライヴ。ティム・オブライエンがヴォーカルとフラット・マンドリン、ジェリィ・ダグラスのドブロ、ジョン・ドイルのギター、ベースが、名前が出てきませんが、Transatlantic Sessions 3 でベースを弾いていた、あの寡黙な男。(ゆ)


 昨日配信しました本誌今月号情報編の国内イベントを日付順に並べたものです。
 同じ日付の中では、パソコンのソート機能で並べてます。

05/22(木)『リバーダンス』@東京 赤坂ACTシアター
05/22(木)小松崎操、高倉雄造@ジャックインザボックス(札幌)
05/23(金)『リバーダンス』@東京 赤坂ACTシアター
05/23(金)aasian kukka@よるのひるね(杉並)
05/23(金)hatao、マイン@西宮・カプリシカ
05/23(金)ケルティック・ソング・ワークショップ by レズリー・デニストン@京都 field
05/23(金)亀工房@『どらすて ギャラリー』(茨城県龍ヶ崎市)
05/23(金)李浩麗SOHA+島田篤(山口智)@神戸・カフェ萬屋宗兵衛
05/24(土)『リバーダンス』@東京 赤坂ACTシアター
05/24(土)aasian kukka@東久留米市・下里しおん保育園
05/24(土)Heathery Breeze@ザ・ラウンドストーン(天王洲アイル)
05/24(土)ザ・アイランダーズ@那覇 ザ・スマグラーズ
05/24(土)チャクラ・フォークジャンボリー@チャクラ
05/24(土)ナーダ・コラボレーション@ギャラリー&カフェ アガペ(札幌市)
05/24(土)フリー・セッション@京都 field
05/24(土)ブルターニュ・ダンス教室@川崎市中原市民館 練習室
05/24(土)藤原大輔+壷井彰久@大泉学園 in F
05/25(日)『リバーダンス』@東京 赤坂ACTシアター
05/25(日)MINE@京田辺市立中央公民館
05/25(日)阿波ぞめき「渦の會」(木津姉妹)@文化の森イベントホール、徳島市
05/25(日)亀工房& aasian kukka@目黒 楽屋(らくや)
05/26(月)あらひろこ@横浜・大倉山記念館ホール
05/26(月)アンサンブル練習会デモ・レッスン@京都 field 講師:洲崎一彦
05/27(火)『リバーダンス』@東京 赤坂ACTシアター
05/27(火)Jizo(豊田耕三) セッション&ライヴ in Seamus O’hara@目黒
05/27(火)セッション練習会@京都 field
05/28(水)『リバーダンス』@東京 赤坂ACTシアター
05/28(水)Paddy Field(豊田耕三)in Irish Pub 渋谷ダブリナーズ
05/28(水)トゥクトゥク・スキップ@八王子 English Pub ザ・ガリバー
05/29(木)『リバーダンス』@東京 赤坂ACTシアター
05/29(木)Syn Syn(坂上真清)@横浜市泉区民文化センター「テアトルフォンテ」
05/29(木)環境大問題フェスティバル『Peace Music Festa! From 辺野古 ‘08 プレイベント』@新宿 Naked LOFT
05/30(金)『リバーダンス』@東京 赤坂ACTシアター
05/30(金)ザッハトルテ@下北沢440
05/30(金)ミュージック from フィンランド(「Era+林正樹」)@新宿 PIT-INN
05/30(金)松阪健(イリアン・パイプス)、Peter Damashek(ギター)@西宮・カプリシカ
05/30(金)星一徹@小樽倉庫No.1
05/31(土)『リバーダンス』@東京 赤坂ACTシアター
05/31(土)RINKA@チョロン(札幌市)
05/31(土)ウィッスル入門教室@京都 field, 講師:金子鉄心
05/31(土)フリー・セッション@京都 field
05/31(土)民謡、そして日本の音 原田直之とともに・最高峰の仲間たち(つるとかめ)@埼玉・三芳町 コピスみよしホール
06/01(日)『リバーダンス』@東京 赤坂ACTシアター
06/01(日)KBB@吉祥寺Star Pine's Cafe
06/01(日)ナーダ・コラボレーション@室蘭
06/01(日)ハシケン、河村博司@長崎・旧香港上海銀行長崎支店記念館ホール
06/01(日)リコーダー三重奏コンサート(安井敬)@目黒不動前「クライネ・ウィーン」
06/01(日)多弦楽器交流会@杉並区・永福和泉地域区民センター 第一二三集会室
06/02(月)アンサンブル練習会デモ・レッスン@京都 field 講師:洲崎一彦
06/03(火)『リバーダンス』@東京 赤坂ACTシアター
06/03(火)Jizo(豊田耕三)in Irish Pub ケニーズ@調布
06/03(火)Laforet Sound Museum@ラフォーレミュージアム原宿(ラフォーレ原宿6F)
06/03(火)ハシケン・怒濤の抱瓶ライヴ!!@東京 高円寺・抱瓶(だちびん)
06/03(火)フリー・セッション@京都 field
06/04(水)『リバーダンス』@東京 赤坂ACTシアター
06/04(水)Laforet Sound Museum@ラフォーレミュージアム原宿(ラフォーレ原宿6F)
06/04(水)Naarak(山口智)@和歌山市 バグース
06/04(水)グローニャ・ハンブリー w/守安功&雅子@京都市 同志社女子大学 京田辺キャンパス
06/05(木)『リバーダンス』@東京 赤坂ACTシアター
06/05(木)アリエル・アッセルボーン&青木菜穂子@大泉学園・インエフ
06/05(木)グローニャ・ハンブリー w/守安功&雅子@越谷市 越谷中央市民会館
06/05(木)ダルシマニコ(小松崎健、渡部シュガー)@ジャックインザボックス(札幌)
06/06(金)『リバーダンス』@東京 赤坂ACTシアター
06/06(金)グローニャ・ハンブリー w/守安功&雅子@立川市 国立音楽大学
06/06(金)岸本一遥@live-cafe AGAIN、武蔵小山
06/07(土)『リバーダンス』@東京 赤坂ACTシアター
06/07(土)グローニャ・ハンブリー w/守安功&雅子@武蔵野市 武蔵野スイングホール
06/07(土)フリー・セッション@京都 field
06/07(土)亀工房@群馬県前橋市
06/07(土)鹿島茂&かとうかなこ@神奈川 横浜区民センター かなっくホール
06/08(日)『リバーダンス』@東京 赤坂ACTシアター
06/08(日)Whistling Breeze@ザ・シャノンズ(大崎)
06/08(日)アリエル・アッセルボーン@ギター文化館
06/08(日)ウキウキ雨期講座(月岡祐紀子)@東京・四谷 アートコンプレックスセンター
06/08(日)グローニャ・ハンブリー w/守安功&雅子@武蔵野市民文化会館 小ホール
06/08(日)つるとかめ@ギャラクシティ西新井文化ホール
06/08(日)磯村実穂&沢村淳子@マルディグラ
06/08(日)小松崎健/浜田隆史/夢和@BOSTON CLUB (札幌)
06/09(月)アンサンブル練習会デモ・レッスン@京都 field 講師:洲崎一彦
06/09(月)グローニャ・ハンブリー w/守安功&雅子@浜松市 浜松市楽器博物館
06/10(火)『リバーダンス』@東京 赤坂ACTシアター
06/10(火)ウィッスル入門教室@京都 field, 講師:金子鉄心
06/10(火)フリー・セッション@京都 field
06/11(水)『リバーダンス』@東京 赤坂ACTシアター
06/11(水)グローニャ・ハンブリー w/守安功&雅子@銀座 十字屋 ランチタイムコンサート
06/12(木)『リバーダンス』@東京 赤坂ACTシアター
06/12(木)グローニャ・ハンブリー w/守安功&雅子@立川市立川朝日カルチャーセンター
06/12(木)グローニャ・ハンブリー w/守安功&雅子立川市 立川パレスホテル
06/13(金)『リバーダンス』@東京 赤坂ACTシアター
06/13(金)Ha-stle with じょん!(坂上真清)@西荻サンジャック
06/13(金)Life Goes On 《YESTERMORROW VILLAGE》発売記念ライヴ@代官山 晴れたら空に豆まいて
06/13(金)トラブル・イン・ザ・キッチン@東京・浜松町 文化放送メディアプラス・ホール
06/14(土)『リバーダンス』@東京 赤坂ACTシアター
06/14(土)グローニャ・ハンブリー w/守安功&雅子@本宮市鹿山邸
06/14(土)トラブル・イン・ザ・キッチン@Gnome、京都
06/14(土)ピーター・バラカン「ソウル・ミュージックの名曲・名盤を聴こう!──70年代シンガー・ソングライター編」@ジュンク堂池袋本店
06/14(土)フリー・セッション@京都 field
06/15(日)『リバーダンス』@東京 赤坂ACTシアター
06/15(日)グローニャ・ハンブリー w/守安功&雅子@仙台市 銀のテラス
06/15(日)勝井祐二+壷井彰久@大泉学園 in F
06/16(月)アンサンブル練習会デモ・レッスン@京都 field 講師:洲崎一彦
06/16(月)小松崎健ダルシマーソロ@小樽倉庫No.1
06/17(火)『リバーダンス』@名古屋 愛知県芸術劇場 大ホール
06/17(火)ウィッスル入門教室@京都 field, 講師:金子鉄心
06/17(火)セッション(豊田耕三)in Almanac House@市川
06/17(火)フリー・セッション@京都 field
06/18(水)『リバーダンス』@名古屋 愛知県芸術劇場 大ホール
06/18(水)オールドタイム・セッション@京都 field
06/18(水)ソウル・フラワー・ユニオン@名古屋・アポロシアター
06/19(木)『リバーダンス』@名古屋 愛知県芸術劇場 大ホール
06/20(金)『リバーダンス』@名古屋 愛知県芸術劇場 大ホール
06/20(金)ソウル・フラワー・ユニオン@大阪・心斎橋クラブクアトロ
06/20(金)ムスィーカ・バドル@西荻窪 音や金時
06/20(金)ラーナリム@三重 松阪 サライ
06/21(土)『リバーダンス』@名古屋 愛知県芸術劇場 大ホール
06/21(土)RINKA@楽天舎(札幌)
06/21(土)チャボロ・シュミット@東京 杉並公会堂 大ホール
06/21(土)フリー・セッション@京都 field
06/21(土)ラーナリム@大阪 すばるホール プラネタリウム
06/22(日)「ピース・ミュージック・フェスタ from 辺野古 '08」@上野・水上音楽堂
06/22(日)『リバーダンス』@名古屋 愛知県芸術劇場 大ホール
06/22(日)Naarak(山口智)@大阪
06/22(日)グローニャ・ハンブリー w/守安功&雅子@橿原市 橿原文化会館
06/22(日)北欧の音楽フェスティバル2008(白夜祭)@兵庫 県立芸術文化センター
06/23(月)アンサンブル練習会デモ・レッスン@京都 field 講師:洲崎一彦
06/23(月)チャボロ・シュミット@渋谷 DUO music exchange
06/23(月)ヨーラン・モンソン・バンド@大阪 南堀江 ネイブ
06/24(火)『リバーダンス』@新潟県民会館
06/24(火)Jizo(豊田耕三)セッション&ライヴ in Seamus O’hara@目黒
06/24(火)チャボロ・シュミット@名古屋クラブクアトロ
06/24(火)フリー・セッション@京都 field
06/24(火)ラーナリム@東京 代官山 晴れたら空に豆まいて
06/25(水)『リバーダンス』@新潟県民会館
06/25(水)チャボロ・シュミット@兵庫 兵庫県立芸術文化センター 中ホール
06/27(金)『リバーダンス』@富山オーバードホール
06/27(金)かとうかなこ@神奈川 グリーンホール相模大野 多目的ホール
06/27(金)山口洋、リクオ、RINKA@札幌 公開秘密結社あじとII チキでき
06/28(土)『リバーダンス』@富山オーバードホール
06/28(土)Syn Syn(坂上真清)@国分寺「クラスタ」
06/28(土)ウィッスル入門教室@京都 field, 講師:金子鉄心
06/28(土)オオフジツボ(壷井彰久)@西荻窪 音や金時
06/28(土)フリー・セッション@京都 field
06/28(土)山口智@チャクラ・キャンドルナイト
06/29(日)『リバーダンス』@富山オーバードホール
06/29(日)Jizo(豊田耕三)in prima stella@東船橋
06/29(日)ソウル・フラワー・ユニオン@東京・Shibuya duo Music Exchange
06/29(日)木津茂理「しげりずむ」宮本スタジオ、台東区浅草
06/30(月)アンサンブル練習会デモ・レッスン@京都 field 講師:洲崎一彦
06/30(月)小松崎健ダルシマーソロ@小樽倉庫No.1
06/後半   亀工房@北海道(道東方面)
07/01(火)『リバーダンス』@福岡サンパレス
07/02(水)『リバーダンス』@福岡サンパレス
07/02(日)J-Click@OSAKA MUSE(hatao、松阪健)
07/03(木)『リバーダンス』@福岡サンパレス
07/05(土)『リバーダンス』@倉敷市民会館
07/05(土)WORLD BEAT 2008@大阪・かわちながのラブリーホール
07/05(土)守安功&雅子@千代田区 城西大学紀尾井町キャンパス
07/05(土)上野洋子 in Ayuo 「14色の夢の場面」@公園通りクラシックス
07/06(日)『リバーダンス』@倉敷市民会館
07/06(日)Fairy Dance@フィドル倶楽部
07/06(日)WORLD BEAT 2008@東京・日比谷野外大音楽堂
07/06(日)柴田智子のサラダ記念日コンサート w/あらひろこ@銀座王子ホール
07/06(日)李浩麗SOHA(山口智)@興願寺夏参りコンサート、高松市興願寺
07/07(月)李浩麗SOHA(山口智)@神戸新聞松方ホール
07/08(火)『リバーダンス』@大阪フェスティバルホール
07/08(火)バルカン・ビート・ボックス@渋谷 DUO music exchange
07/09(水)『リバーダンス』@大阪フェスティバルホール
07/09(水)シンク・オブ・ワン with キャンピング・シャアビ@渋谷 DUO music exchange
07/09(水)つのだたかし+大萩康司+沖仁+アリエル・アッセルボーン@ハクジュホール
07/10(木)『リバーダンス』@大阪フェスティバルホール
07/10(木)かとうかなこ@埼玉 さいたま市文化センター 小ホール
07/11(金)「Era featuring 吉見征樹」at 金沢もっきりや
07/11(金)『リバーダンス』@大阪フェスティバルホール
07/12(土)「Era featuring 吉見征樹」@大阪CHOVE CHUVA
07/12(土)『リバーダンス』@大阪フェスティバルホール
07/12(土)Fairy Dance@西荻窪 ビストロ・サンジャック
07/12(土)かとうかなこ@埼玉 入間産業文化センター
07/12(土)ハシケン レギュラーライヴ『Hug』@東京 下北沢・440
07/12(土)山口智ダルシマーソロ@バー・メタモルフォーゼ
07/13(日)「Era featuring 吉見征樹」@豊橋ハウスオブクレイジー
07/13(日)『リバーダンス』@大阪フェスティバルホール
07/13(日)Fairy Dance@中目黒 楽屋(らくや)
07/17(木)トニー・マクマナス@東京 Back In Town
07/18(金)トニー・マクマナス@横浜 Thumbs Up
07/18(金)桃梨☆結成10周年記念大感謝祭@東京・吉祥寺 STAR PINE’S CAFE
07/19(土)トニー・マクマナス@大阪 May Theater
07/19(土)津軽三味線の始祖 仁太坊誕生祭(つるとかめ)@ふるさと交流圏民センター オルテンシア、五所川原市
07/20(日)トニー・マクマナス@名古屋 Tokuzo
07/20(日)吉田隆一+小森慶子+壷井彰久@大泉学園 in F
07/20(日)桃梨☆結成10周年記念大感謝祭 !! @水戸 90EAST
07/21(月・祝)トニー・マクマナス@東京 Back In Town
07/25(金)桃梨☆結成10周年記念感謝祭@仙台 なごみ処くも
07/27(日)守安功&雅子@西荻窪 サンジャック
07/27(日)桃梨☆結成10周年記念感謝祭@秋田 BAREFOOT
08/08(金)桃梨☆結成10周年記念感謝祭@Apollo Theater /Nagoya,Aichi
08/09(土)桃梨☆結成10周年記念感謝祭@Soul Dyna /Ginan,Gifu
08/10(日)桃梨☆結成10周年記念感謝祭@Club Water /Juso,Osaka
08/16(土)守安功&雅子@嬬恋村 二ノ宮邸
08/30(土)田村拓志@カフェ・万象房 町田
09/07(土)守安功&雅子@中野区 宝仙学園短大
09/11(木)「ビクトル・ハラ もうひとつの9・11 」@東京・有楽町 よみうりホール
09/13(土) アントン・マガワン+守安功&雅子@つくば市 神谷森ログハウス
09/13(土)〜15(月・祝)カンテレ・キャンプ 2008(予定)@北海道
09/13(土)〜15(月・祝)万笛博覧会2008@神戸
09/14(日)アントン・マガワン+守安功&雅子@愛知県日進市 山のホール
09/15(月・祝) アントン・マガワン+守安功&雅子@一宮市 尾西市民会館
09/17(水)アントン・マガワン フィドル・ワークショップ@東京
09/17(水)スヴェング@三木市文化会館
09/18(木)アントン・マガワン+守安功&雅子@東京 西荻窪 ビストロ「サンジャック」
09/18(木)スヴェング@広島県民文化センター
09/19(金)スヴェング@西宮 県立芸術文化センター
09/19(日)アントン・マガワン+守安功&雅子@立川市 立川朝日カルチャーセンター
09/20(土)アントン・マガワン+守安功&雅子@立川市 ロバハウス
09/20(土)スヴェング@吉祥寺スターパインズカフェ
09/21(日)アントン・マガワン+守安功&雅子@立川市 ロバハウス
09/21(日)スヴェング@船橋きららホール
09/23(火・祝)守安功&雅子@世田谷区
09/23(祝)スヴェング@静岡 浜松楽器博物館
09/26(金)スヴェング@厚木 市民文化会館
09/27(土)スヴェング@札幌 生活支援型文化施設コンカリーニョ 
10/17(金)守安功&雅子@長野市
10/18(土)守安功&雅子@長野市
10/23(木)ラウー@東京・代官山 晴れたら空に豆まいて
10/24(金)ラウー@東京・代官山 晴れたら空に豆まいて
10/25(土)ラウー@東京・代官山 晴れたら空に豆まいて
10/26(日)ラウー@東京・代官山 晴れたら空に豆まいて
10/30(木)〜11/10(月)フルック来日ツアー
11月       ショーン・ライアン+守安功&雅子@東京 立川朝日カルチャーセンター
11/02(日)ショーン・ライアン+守安功&雅子@つくば市 神谷森ログハウス
11/04(火)ショーン・ライアン+守安功&雅子@練馬区 OHANA CAFE
11/06(木)ショーン・ライアン+守安功&雅子@杉並区 西荻窪 ビストロ「サンジャック」
11/07(金)ショーン・ライアン+守安功&雅子@文京区 カテドラル聖マリア大聖堂
11/08(土)ショーン・ライアン+守安功&雅子@藤沢市
11/09(日)ショーン・ライアン+守安功&雅子@立川市 茶遊
11/10(月)ショーン・ライアン+守安功&雅子@神戸市 音楽ホール&ギャラリー 里夢
11/12(水)ショーン・ライアン+守安功&雅子@岡山市 旭東病院 パッチ・アダムスホール
11/15(土)ショーン・ライアン+守安功&雅子@都城市 ウェルネス交流プラザ ムジカホール
11/16(日)ショーン・ライアン+守安功&雅子@宮崎県高鍋町 野の花館
11/17(月)ショーン・ライアン+守安功&雅子@岡山市 岡山市民文化ホール
11/19(水)ショーン・ライアン+守安功&雅子@高知市 細木ユニティ病院
11/22(土)守安功&雅子@渋谷区 MUSICASA:Tokyo Fiddle Club の会にゲスト出演
11/22(土)守安功&雅子@千代田区 主催 生と死を考える会

 ケルティック・ハープの坂上真清さんのグループ
Sa.Ka.Na のクリスマス・ライヴがあるそうです。

 もうクリスマスですか。
巷ではイルミネーションの飾り付けもはじまってました。
年々、早くなるような気がする。

 詳しくはこちら


『ケルティック・ハープ&フィドル☆クリスマス・ライブ』

12/09 (日)
横浜・野毛『Le Temps Perdu』 ル・タン・ペルデュ
18:00スタート 30分×3ステージ
チャージ 500円 +1ドリンクオーダー(要)
(ライブチャージ 投げ銭制)
お問い合わせ 045-242-9777 (予約可)


12/25 (火)
東京・荻窪『サンジャック
18:30開場  19:30 開演
チャージ 2500円+要1ドリンクオーダー(ミニオードブル付き)
ご予約は メール にて承ります


Thanx! > 坂上さん

 今年のクロップレディ・フェスティヴァルでは、フェアポート・コンヴェンションのオリジナル・ラインナップによる《LIEGE AND LIEF》全曲のライヴ演奏が行われたわけですが、その模様をBBCが録音し、現地時間今日10日夜7時からの Mike Harding Show で放送されるそうです。

 番組はネットでもリアルタイムで聞くことができますし、以後1週間、BBCのサイトの "Listen Again" のコーナーで聞くことができます。

 なお、ライヴで亡きサンディ・デニーの代役を務めたのはクリス・ホワイルでした。


 『リヴァーダンス』の唄版、といってよいかと思いますが、荒川静香さんのおかげで日本でもヒットした『ケルティック・ウーマン』が10月に来日するそうです。

10/10(火) 福岡・福岡サンパレス
10/11(水) 広島 ・広島フェニックスホール
10/13(金) 名古屋・愛知芸術文化会館
10/14(土) 東京・東京国際フォーラム・ホールA
10/16(月) 大阪・大阪フェスティバルホール

 チケット発売など詳しいことはこちら

 なお、一番早いチケット発売は今日の正午からです。

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