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ヤコブ・ヴェゲリウス『サリー・ジョーンズの伝説』
10月13日・水
図書館から借りてきたヤコブ・ヴェゲリウス『サリー・ジョーンズの伝説』を読む。すばらしい。『曲芸師ハリドン』は文章主体で絵はあくまでも挿絵だったが、こちらは絵と文章が半々。グラフィック・ノヴェルに分類されるものだろう。長さからいえば、グラフィック・ノヴェラだ。
主人公が並外れたゴリラ、という以外はリアリズムに徹する手法がいい。絵もいい。デフォルメのバランスがとれていて、ユーモラスでもあり、シビアでもある。感情を描かず、起きるできごとを坦々と語ってゆく語り口もいい。リアリズムである一方で、荒唐無稽寸前でもあって、文字通り波瀾万丈、それをもの静かな語り口が支える。この誇張のバランスもまたよくとれている。舞台がイスタンブールやシンガポールやボルネオなど、いわば文明の中心地からは外れたところであるのも新鮮。アメリカには行くけれども、サンフランシスコとニューヨークの港だけ。
サリー・ジョーンズは娘なのだが、ゴリラであるだけでジェンダーが消える。名前からして女性であるとわかるはずだが、誰もそのことを指摘したり、それによって差別したりはしない。オランウータンのババの性別は記されない。
まだ、飛行機の無い時代。第一次世界大戦前。船が万能だった時代。それにしてもディテールがまた深い。シンガポールとマカッサルを往復、周回する航路は、おそらく実際に栄えていただろう。
ラスト、サリー・ジョーンズは故郷にもどり、かつての仲間たちと再会する。けれども、そこにずっと留まることもできない。オランウータンのババとは異なり、サリー・ジョーンズは人間世界で生きてゆく技術に卓越してしまった。それはまたサリー・ジョーンズの性格をも変えている。ゴリラの世界で生きていくだけでは、生きている喜びを感じられない。生きのびるために変わったのだが、一度変化した者はもとにはもどれない。
チーフもサリー・ジョーンズも、金を稼ぐのは使うためだ。使う目的があり、そのためにカネを作る。金とは本来、このように使うものだ。稼いでから、何に使おうか考えるのではない。稼ぐことそのものを楽しむのはまた別だ。
ここには道徳は無い。生きるために道徳は要らない。心に深い傷を負ったものにも、道徳は要らない。泥棒から盗むのは罪か、考えることは無意味だ。
サリー・ジョーンズは学ぶのが好きだ。何かを学んで、できなかったことができるようになることが面白い。盗みの技術も蒸気船の機関を扱う技術も、学べる技術であることでは同じだ。
サーカスのシーンでハリドンがカメオ出演している。
こうなると、サリー・ジョーンズを探偵役に据えた次の長篇は実に楽しみになってきた。
##本日のグレイトフル・デッド
10月13日は1968年から1994年まで、6本のショウをしている。公式リリースは3本。
1. 1968 Avalon Ballroom, San Francisco, CA
前半冒頭から3曲〈Dark Star> Saint Stephen> The Eleven〉が2019年の《30 Days Of Dead》で、後半のオープナー〈That's It for the Other One〉の組曲が2016年の《30 Days Of Dead》でリリースされた。判明しているのは前半4曲、後半5曲なので、半分以上がリリースされたことになる。全体で65分であったらしい。
ピグペンは不在だが、ウィアはいる。
ジミヘンがやってきて、演奏に加われるんじゃないかと思っていたらしい。しかし、ジミヘンは前の晩、ソーサリートのヘリポートでデッドとクィックシルヴァー・メッセンジャー・サーヴィスに待ちぼうけをくらわしていたので、ステージには呼ばれなかった。
〈The Eleven〉の後ろが切れているのが惜しい。演奏はいい。〈That's It for the Other One〉を聴いても、全体像を何らかの形でリリースしてほしい。〈Dark Star〉はパーカッションがほとんどギロだけで通し、ドラムスが無いのが一種超越的な感覚を生む。この頃は、バンド全員の即興であることがよくわかる。1990年代になると、他のメンバーがガルシアを盛りたてる形になる。全員が対等の即興ではなくなる。この時期のルーズで、かつ緊密にからみあった、スリル満点の演奏の方を評価したくなる気持ちはよくわかる。
2. 1980 Warfield Theater, San Francisco, CA
第一部3曲目〈El Paso〉、7曲目〈The Race Is On〉が《Reckoning》で、第二部〈Sugaree〉が2010年の《30 Days Of Dead》で、4曲目〈C C Rider〉、6・7曲目〈Lazy Lightnin'> Supplication〉が《Dead Set》でリリースされた。どちらも2004年の拡大版に初出。
2010年の《30 Days Of Dead》は持っていない。
〈El Paso〉ではウィアがずっと歌いつづける後ろでガルシアがいろいろなことをやる。〈C C Rider〉はゆったりしたブルーズ・ナンバー。ガルシアがやはりウィアのヴォーカルの後ろで茶々を入れるのが粋。ミドランドのハモンド・ソロもシャープで、ガルシアがこれに応じる。〈Lazy Lightnin'> Supplication〉、前者では "My lightnin', too" のコール&レスポンスが長い。
3. 1981 Walter Koebel Halle, Russelsheim, West Germany
この年二度目のヨーロッパ・ツアー8本目。アンコールはストーンズの〈(I Can't Get No) Satisfaction〉だが、あまりに面白かったので、ウィアが今のはレーガンに捧げる、と言った由。
4. 1989 NBC Studios, New York, NY
正式のショウには数えられない。ガルシアとウィアが Late Night with David Letterman に出演、番組のハウス・バンド The World's Most Dangerous Band をバックにスモーキー・ロビンソンの〈I Second That Emotion〉を演奏した。1番をガルシア、2番をウィアが歌った。レターマンがロシア当時はソ連遠征の可能性について、どれくらいあちらにいるつもりかと訊ねるとガルシアは「出してもらえるまでさ」。以上、DeadBase XI の John J. Wood のレポートによる。
5. 1990 Ice Stadium, Stockholm, Sweden
最後のヨーロッパ・ツアー初日。ここから統一後初のドイツ、フランス、イングランドと回る。夜7時半開演。良いショウではあるが、ややラフだったというレポートもある。ガルシアが食べたマリファナ入りブラウニーが強烈だった、という説もあり、時差ボケだという説もある。
6. 1994 Madison Square Garden, NY
6本連続の初日。前半6曲目〈Dupree's Diamond Blues〉が2015年の《30 Days Of Dead》でリリースされた。ガルシアはご機嫌で、これは良いショウだったろう。少なくとも前半は。ここではウェルニクのピアノがよく働いている。
ジミー・ペイジとロバート・プラントが前半途中まで見ていた、という報告があるが、真偽のほどは不明。(ゆ)
高橋美千子+shezoo with 笠松泰洋@カーサ・モーツァルト
10月09日・土
shezoo さんが猛烈に誘うので「音楽×空間 第3回公演」に、原宿に出かける。いやもう、確かにこれは聴けたのはありがたい。また一人、追っかける対象が増えた。
この企画は作曲家の笠松泰洋氏が高橋、shezoo デュオのライヴを見て、自分の曲も歌ってほしいともちかけて始まった由。笠松氏もオーボエ始め、各種リード楽器で参加する。細かいフレーズは吹かず、ドローンや、ゆったりしてシンプルなメロディを奏でる。曲によっては即興もされていたようだ。shezoo さんの〈Moons〉ではピアノのイントロの後、メロディを吹いた。
とにかく何といっても高橋さんの声である。みっちりと身の詰まった、空間を穿ちながら、同時に満たしてくる声。一方で、小さく細く延ばすときでさえ、倍音が響き、そしてサステイン、という言葉を人間の声に使ってもかまわなければ、サステインがおそろしく長い。音域も広く、音量の幅も大きく、会場一杯に朗々と響きわたるものから、聞えるか聞えないかの囁き声まで、自由自在に操る。その声で歌われると、〈Moons〉のような聞き慣れた曲がまるで別の様相を現す。
専門はバロック、古楽の歌とのことで、オープニングはヒルデガルド・フォン・ビンゲンの曲から shezoo さんの〈Dies irae〉の一つ(どれかはすぐにはわからん)、そして笠松氏の〈Lacrimosa dies illa〉をメドレーで続ける。というのは、説明され、プログラムにあるので、ああ、そうなのかと思うが、後はもうまったく夢の世界。歌とピアノ、それにご自分では「ヘタ」と言われる割には確かな笠松氏のリードが織りなす音楽に聴きほれる。
shezoo さんのピアノの音がまた尋常ではない。あそこのピアノは古いタイプの復元で、弾きやすいものではないそうだが、音のふくらみが聴いたことのない類。高橋さんの声に拮抗できるだけの実を備えている。ピアノもまた朗々と歌っている。ピアノ自身が天然の増幅装置になって大きな音はまさに怒りの日のごとく、小さな音はどこまでも可憐にささやく。
会場にも来ておられた岩切正一郎氏の詩に笠松氏が曲をつけた3曲、しかも1曲は世界初演というプログラムとこれに続く〈Moons〉が後半のハイライト。岩切氏の詩は気になる。全体を読んでみたい。日本語の現代詩、口語の詩は、韻文としては圧倒的に不利だが、歌にうたわれることで、別の命を獲得することは体験している。そのもう一つの実例になるだろう。
〈Moons〉のイントロはまた変わっている。訊いたら、先日のエアジンでの10人のシンガーとの共演の際、全員がこの歌をうたい、そのため、全てのイントロを各々に変えたのだそうだ。ちょっと凄い。この歌だけで1枚、アルバムをぜひ作って欲しい。一つの歌を10人の別々のシンガーが歌うなんて、まず他にはできないだろう。スタジオに入るのが無理なら、ライヴ録音はいかが。今のエアジンの体制なら可能ではないか。
しかし、本当に夢のような時間。人間の声の魅力をあらためて思い知らされる。歌にはパワーがある。ありがたや、ありがたや。
今日の14時から音降りそそぐ 武蔵ホール(西武池袋線武蔵藤沢駅前)で、同じ公演がある。
徃きのバス、電車の中で借りてきたばかりのヤコブ・ヴェゲリウス『曲芸師ハリドン』を一気に読む。このタイトルはしかし、原著の意図を裏切る。話はシンプルだが、奥はなかなか深い。それに、海の匂いと乾いた文章は魅力的。そしてハリドンがやはりあたりまえの存在ではないことが最後にはっきりするところはスリリング。これなら他も愉しみだ。
帰り、ロマンスカーの中でデッドを聴くが、A4000の音が良い。すんばらしく良い。ヴォーカルが前面に出て、生々しい。をを、ガルシアがウィアがそこに立って歌っている。全体にクリアで見通しが良く、にじみもない。聴いていてわくわくしてくる。音楽を心底愉しめると同時に、ああ、いい音で聴いてるなあ、という実感がわく。ここは A8000と同じだ。うーむ、エージング恐るべし。
それにしても、FiiO FD7 は「ピュア・ベリリウム・ドライバー」、A8000は「トゥルー・ベリリウム・ドライバー」。どう違うのだ。というより、それが音の違いにどう出ているのか。もちろん、音は素材だけでは決まらないが、うー、聞き比べたくなってくる。それもこの場合、店頭試聴ではだめだ。両方買って、がっちりエージングをかけて、自分の音源で確かめなければならない。
Linda C. Cain, Susan Rosenbaum, Blast Off 着。Leo & Diane Dillon が絵を描いている、というだけで買った絵本。宇宙飛行士になる夢をずっと持っている黒人の女の子が、友だちにあざけられ、空地にあったガラクタでロケットを作って宇宙へ飛びだす。友だちは夢と笑うが、もう動じない。初版1973年。この時期に黒人の女の子が主人公で、なおかつ、その子が宇宙飛行士になるという話は先駆的。ということで、New York Review of Books が再刊。
##本日のグレイトフル・デッド
10月09日は1966年から1994年まで、11本のショウをしている。公式リリースは3本。うち完全版2本。
01. 1966 Fillmore Auditorium, San Francisco, CA
午後2時から7時までで、ポール・バターフィールド・ブルーズ・バンド、ジェファーソン・エアプレインとの共演。セット・リスト無し。
02. 1968 The Matrix, San Francisco, CA
前日と同じでウィアとピグペン抜き。
03. 1972 Winterland Arena, San Francisco, CA
後半冒頭、グレース・スリックがブルーズ・ジャムに参加して、即興の歌をうたった。どうやら酔っぱらっていたらしい。テープが残っていて、「あのビッチをステージから連れだせ」とどなっているビル・グレアムの声が聞えるそうな。彼女がデッドのステージに一緒に出たのはこの時だけ。
04. 1976 Oakland Coliseum Stadium, Oakland, CA
The Who との共演2日間の1日目。ショウ全体が《Dick's Picks, Vol. 33》でリリースされた。
Philip Garris とい人のポスターがすばらしい。2日間のコンサートのためだけにこういうポスターを作っていたのはエライものだ。
演奏はデッドが先。11時開演。前座というわけではなく、普段のショウをきっちりやっている。後半は最初から最後まで切れ目無しにつながった一本勝負。
この頃はまだ聴衆録音は公認されておらず、録音しているところを見つかると機材やテープが没収されることもあった。
05. 1977 McNichols Arena, Denver, CO
8.25ドル。7時半開演。良いショウらしい。
06. 1980 Warfield Theatre, San Francisco, CA
15本連続のレジデンス公演の11本目。この日と翌日の第一部アコースティック・セット全体が、2019年のレコードストア・ディのためのタイトルとしてアナログとCDでリリースされた。また第三部の2曲目〈Greatest Story Ever Told〉が《Dead Set》でリリースされた。
このアコースティック・セットの全体像を聴くと、他も全部出してくれ、とやはり思う。
07. 1982 Frost Amphitheatre, Stanford University, Palo Alto, CA
12ドル。屋外で午後2時開演。この年のベストの一つ、と言われる。
08. 1983 Greensboro Coliseum, Greensboro, NC
後半 Drums の後、2曲しかやらず、最短記録かもしれない。演奏そのものは良かったそうだ。
09. 1984 The Centrum, Worcester, MA
2日連続の2日目。ジョン・レノンの誕生日で、アンコールは〈Revolution〉。
良いショウらしい。
10. 1989 Hampton Coliseum, Hampton, VA
前日に続き、"Formerly the Warlocks" として行われたショウ。《Formerly The Warlocks》ボックス・セットで全体がリリースされた。その前に、オープナーの〈Feel Like A Stranger〉が1990年に出たライヴ音源集《Without A Net》に収録されていた。
このサプライズ・ショウの試みはバンドにとっても刺激になり、新しいことをやろうという気になったらしい。ブレア・ジャクソンのライナーによれば、しばらくやったことのなかったこと、つまり事前のリハーサルをした。しばらくレパートリーから外れていた曲がいくつも復活したのはそのためもあった。
2日間ではこちらの方がいいという声が多い。あたしもそう思う。前日は自分たちの勢いに呑まれているところがなきにしもあらず。この日はうまく乗れている。MIDI による音色の変化もハマっている。
この日のサプライズは〈Dark Star〉。1984-07-13以来の復活で、この後は比較的コンスタントに演奏された。最後の演奏は1994-03-30。演奏回数は235回。演奏回数順では56位。5年ぶり、それにデッドのシンボルともいえる曲の復活とあって、聴衆の歓声は前日にも増して大きく長かったことは録音でもわかる。さらにアンコールの〈Attics Of My Life〉は1976-05-28以来、13年ぶり。
まだネットも携帯もないこの晩、深夜、明け方にもかかわらず、全米のデッドヘッドたちはおたがいに電話をかけまくった。
11. 1994 USAir Arena, Landover, MD
3日連続の初日。35ドル。午後7時半開演。レックス財団のための資金集めのショウ。そこそこの出来とのこと。(ゆ)
ヤコブ・ヴェゲリウス、アン・ボニィ
10月07日・木
デッドの《Listen To The River》ボックス・セット出荷通知。1週間ぐらいか。
Pushkin Press からのニュースレターで、ヤコブ・ヴェゲリウス Jakob Wegelius というスウェーデンの作家を知る。調べると邦訳が2冊出ている。市の図書館にあったので予約する。
で、このサリー・ジョーンズというゴリラが探偵役となって冒険する話が2014年に出て、英訳 The Murderer’s Ape が2018年に Pushkin から出た。どうやらこれは国際的なベストセラーとなったらしく、地元ではもちろん、ドイツ、フランスでも賞をとった。英語版も売れたのだろう。続篇 The False Rose が7月にハードカヴァーで出た。この最新作は著者のサイトにも出ていない。そりゃ、英語版の方が市場ははるかに大きいだろうから、先行発売するのは筋が通る。ヤコブ・ヴェゲリウスはプロのイラストレーターでもあって、自著も自分でイラストをつけている。サイトで見られる。
DNB の今日のフリー配信の記事 Ann Bonny (1698-1782) , pirate はまことに面白い前半生を送っている。きょうびヘタなテレビ・ドラマでもここまではやらないというくらいあざといストーリー。
コークに弁護士とその召使いの私生児として生まれ、当初男の子として育てられる。父親はこれがスキャンダルとなってコークにいられなくなり、愛人と娘を連れてサウス・カロライナへ逃げる。そこで商人として成功し、プランテーションを買う。が、娘のアンは20歳で文無しの水夫と結婚。父親は怒って勘当。アンは夫とバハマに行く。ここでアンは海賊の John Rackam に出逢い、夫と離別させられて、ラッカムの子どもを生む。産褥から起きると新しい夫の仲間に入る。ここにもう一人 Mary Read という3歳年上の女性が海賊に加わる。アンとメアリは親友となり、2人はラッカム一党でも最も獰猛なメンバーとなる。1720年9月5日、バハマの知事がラッカムの一党を「指名手配」。数週間後、ジャマイカで重武装の私掠船に一党は捕まる。裁判の末、男のメンバーは全員有罪となり処刑される。2人の女性も有罪となるが、ともに妊娠していると申し立てて刑の執行をまぬがれる。メアリの方は獄中で病死。アンはどうやら父親が救出し、サウス・カロライナへ連れもどす。1721年年末、アンは地元の男と結婚、8人の子どもをもうけ、84歳で立派な女性として死ぬ。
サウス・カロライナへ戻ってからはほとんど記述が無いが、あるいは父親からプランテーションを受け継いで、族長として采配をふるったか。1719年から1720年までのほんの短期間だが、海賊としてローカルでは悪名が高かったらしい。そういう時代、地域だった、のか。北米、カリブ海はまだ植民地。統治する方もされる方も相当に荒かっただろう。こういう女性は記録には殘りにくいが、メアリの存在をみても、それほど珍しい存在ではなかったかとも思われる。この2人の場合は裁判の記録が残っている。
##10月07日のグレイトフル・デッド
1966年から1994年まで4本のショウ。公式リリースは2本。
1. 1966 Fillmore Auditorium, San Francisco, CA
残っているチラシでは "Winterland" で2日間になっているが、こちらに移されて3日間になったらしい。共演はポール・バターフィールド・ブルーズ・バンド、ジェファーソン・エアプレイン。正確なセット・リストは無し。演奏された曲の一部のみ。
DeadBase 50 によると、当時すでに Winterland はヴェニューとして存在していたが、このショウについては7日の San Francisco Chronicle 紙の Ralph Gleason のコラムがフィルモアで行われるとしている。同じページの "Datebook"欄にフィルモアで「今日から」の記載があり、ウィンターランドから変更になったと明記されている。この前の週にもビル・グレアムは、バターフィールド、エアプレイン、マディ・ウォーターズの公演をウィンターランドからフィルモアに移している。フィルモア周辺の人種暴動にひるまない姿勢を見せるための由。DeadBase Updates 026-027pp.
このフィルモア・オーディトリアムはフィルモア・ウェストとは別にその前からグレアムがやっていた施設。収容人員1,100。ウィンターランドは5,400。
2. 1977 University Arena, University Of New Mexico, Albuquerque, NM
後半4曲目〈Passenger〉が2019年の《30 Days Of Dead》で、後半の後半 Drums の後の〈Iko Iko> The Wheel> Wharf Rat> Sugar Magnolia〉のメドレーが《Road Trips, Vol. 1, No. 2, Bonus Disc》でリリースされた。
その前のアーカイヴ・シリーズ《Dick's Picks》が1本のショウを丸ごとリリースすることを基本としていたのに対し、《Road Trips》のシリーズは一連のラン、ツアーのうちのひと塊の精髄が味わえるように抜粋して組むことを基本とした。Vol. 1, No. 2 は1977年10月のツアーのうち、11日オハイオ州ノーマン、14日ヒューストン、16日バトン・ルージュの各々のショウからの抜粋をCD2枚に収める。早く買うとボーナス・ディスクがついて、それにもこの3日間に加え、07日から選んだトラックが収められた。どうもこの《Road Trips》のシリーズはあまり売れなかったらしい。2008年に出た《Vol.. 1, No. 2》をあたしが買ったのは2015年だが、その時でもボーナス・ディスクが付いてきた。
ともあれ、このメドレーが公式リリースされたのは喜ばしい。1977年はビークの年だが、その中でもこの演奏はピークの一つと言っていい。とりわけ、〈The Wheel〉のジャムがおちついて、ガルシアがポロンポロンとギターを弾きながら、次の曲が降りてくるのを待っているあたりからだ。この弾き方はそうとしか思えない。そしてやって来た〈Wharf Rat〉は、この歌のベスト・ヴァージョンと言い切りたい。
この歌は3つのパートからなる組曲構造で、第一部の、どん底のホームレスの独白から、このままじゃ終らないよ、と言いだす第二部に移るあたりから、いつもとは様相が変わってくる。ドナが肩の力を抜いて歌うのがまずすばらしい。ライヴ休止期から復帰後の演奏の質が高くなるのは、この抑制の効いたドナの貢献も大きい。何かを貯めこんでいる気配が動いていて、そして第三部へと飛翔する。その後が凄い。この第三部はドンドンドンというマーチ風のビートが叩きこまれる、それが徐々に徐々に速くなる。加速はごくゆっくりだが止まらない。ゆっくりと歩いていたのが、走りだす寸前になったところで、ガルシアが下から上へ駆けあがるリフをくり返し、頂点に達する。まさに飛んでいる。やがてきっちりと降りてくると一息置いて、〈Sugar Magnolia〉。ここでも一見いつものように始まるが、歌が一度終ってからのガルシアのギターがどんどんと熱気を孕み、どこまでも昇ってゆくのに他のメンバーも引っぱられて盛り上がる。ブレイク後の Sunshine Daydream も、比較的静かに始まるが、コーラスの繰返しになってフルパワー。これはやはりこの年にしか聴けない。
3. 1980 Warfield Theater, San Francisco, CA
オープナーの2曲〈Iko Iko〉と〈Dark Hollow〉が《Reckoning》で、第三部オープナーの〈Shakedown Street〉が《Dead Set》で、その次の〈Estimated Prophet〉が2010年の《30 Days Of Dead》でリリースされた。最後のは持っていない。
アコースティック版の〈Iko Iko〉が新鮮。ガルシアはアコースティック・ギターも巧いことは、《Before The Dead》を聴いても、ジェリィ・ガルシア・アコースティック・バンドや後のデヴィッド・グリスマンとの録音を聴いてもよくわかるが、この一連のレジデンス公演でのガルシアはどこか特別の感覚がある。〈Shakedown Street〉も決して悪くないが、アコースティック・セットの前に色褪せる。
4. 1994 The Spectrum, Philadelphia, PA
3日連続最終日。前半はすばらしかったが、後半は息切れだったそうな。ボストン後半からのガルシアの好調がこの日の休憩中に切れたらしい。(ゆ)
サイン本、Nordan、アンディ・アーヴァイン
モノを探して書庫をひっくり返すと副産物で Jeff VanderMeer の Dradin In Love 初版著者サイン本が出てくる。どこかで売れるかな。各章の扉として1ページのモノクロ・イラストが挿入されている。クレジット頁によれば Buzzcity Press は The Silver Web という雑誌をメインに出している。シリーズ・エディタは Ann Kennedy となっていて、今のヴァンダミア夫人。いつ、どこで買ったか、まったく覚えがない。出た当時に買っているはずで、Mark V. Ziesing あたりだろうか。この時にはまだまったく海のものとも山のものともわからなかったはずだ。
須貝知世&梅田千晶 @ mamica、仙川
夏のゲンまつり @ ホメリ、四谷三丁目
ふたつの風景@440、下北沢
梅田千晶、酒井絵美、榎本翔太@ほめり、四谷三丁目
スウェーデンの音楽@JFN AOR
ノルカル Tokyo@タワーレコード、渋谷
ノルディック&ケルティック・ミュージック・パーティー@上野・水上音楽堂
ヴェーセン来日
結成25周年、初来日から十年、と2つの節目が重なっためでたいツアーです。
http://www.mplant.com/vasen/index.html
11/16(日)山形 文翔館
11/18(火)神戸 芸術センター シューマンホール
11/19(水)名古屋 秀葉館
11/20(木)東京・渋谷 Duo Music Exchange
11/21(金)福岡 大名MKホール
ヴェーセンらしく、一風変わった場所でのライヴが多いですね。東京が一番普通だな。
その東京は JPP が共演ということで、これは見ものです。一大フィドル合戦\(^O^)/。
個人的には JPP の方が興味津々ですけど、これはどちらもいい勝負。
しかし、もう十年か。それでも今世紀中、というのもびっくり。
3人のなかではミカルが一番年をとった感じ、というのはそれだけ初めは若かったですね。
ローゲルは昔からいい歳こいたおっさんだった。
ウーロフもこうして写真見ると歳とったなと思うが、かれは永遠の青年みたいなところがある。
これまでの来日では、初見参の南青山のマンダラで見たとき、3人ともデカイなあ、と思ったことと、前回の本郷は求道会館でのかぎりなくノーPAに近いライヴが強烈に残ってます。
さて、今回はどうなるかな。(ゆ)
Nabana@kikuichi, 鎌倉
そりゃ、気持ちはわからないでもない。ジグやリールでがんがん攻めれば、ウケはいいし、やってる方もラクではあるかもしれない。だけどやはりしっかり演奏されるホーンパイプほど気持ちのよいものは、アイリッシュ・ミュージックのなかでもそう多くない。と、ぼくは思う。だいたい、ホーンパイプはアイルランドの専売特許のようなものだ。リールはスコットランドにもシェトランドにもあるし、ジグはイングランド人だってやる。ホーンパイプこそは、一発でああ、アイルランドだ、とわかる。それに、ホーンパイプは良い曲が多い。というより、良い曲しか残れなかったのだろう。たしかに伝統音楽は自然淘汰が行われるから、良い曲しか生き残ってこれないが、ホーンパイプはその中でも特に名曲ばかりが残っている気がする。
このバンドには精進をかさねて、まずは日本一のホーンパイプ・バンドになってほしい。むろん究極の目標は世界一である。
フルートの須貝知世、フィドルの中藤有花、ハープの梅田千晶のトリオ Nabana の、これが2回めのライヴだそうだ。先日の野と花と二度目が続くのは偶然か、なにかのはからいか。ちなみに次ももう決まっていて 08/03、高円寺の由。
マズルカやマーチやストラスペイ、あるいはオリジナルの子守唄など、ゆったりまったり、いい気持ちになる。肩の力が抜ける。胸の奥のしこりが溶ける。日曜の午後の昼下がり。高野文子の初期の作品を思い出す。ジグやリールも、むしろスピードは抑え、メロディを際立たせる。いいなあ、これはいいよ。
須貝さんはリマリックに一年留学されて、昨年秋帰られたそうな。まだどこか心ここにあらず、というと言い過ぎか。向こうでは勉強にいったということもあって、あまり楽しい思い出がないと言われるが、留学が続いているような気配だ。
梅田さんのハープは先日八王子でのゲーム・ミュージック・ライヴ以来二度目だが、今回はほとんど目の前で弾いているので、音も明確だし、表情やしぐさもよくわかる。ビートを刻んだり、メロディをうたったり、ハーモニーをつけたり、かなり多彩な音を出す。アレンジもされるそうで、そういえば、須貝さんと中藤さんがメロディを奏でても、ユニゾンではなく、ハーモニーを作っている時がある。
先日の野と花の時も思ったが、中藤さんのフィドルが今日もすばらしく、アンサンブルの核だ。何より音色がいい。たっぷりとふくらんで、ほのかな艶も帯び、ちょっとたまらない音である。この音の質を録音で捉え、再生するのは至難の技ではないか。
後半はゲストにバゥロンとうたの岡本千佳さんが入る。うたをうたおうという人が出てきたのは楽しみ。〈ダニー・ボーイ〉の例の高くなるところもちゃんと出ていたから、正規の訓練を受けているのだろう。もっとも伝統歌謡をうたうときには、そういうものは一度忘れた方が良い結果が出ることが多い。MCの声はうたう時の声よりずっと低かったから、あの声域でうたわれるのも聞いてみたい。アイルランドやブリテンの伝統音楽のすぐれたうたい手たちは声が低いのだ。
ふだんのアイリッシュ・ミュージックのライヴとは選曲が違いますが、とMCで言われていたが、お客さんにそういう人はむしろ少なく、地元の人や店についているお客さんたちが多かったようだ。会場は八幡宮の二の鳥居を右折、つきあたりを左折して少し行ったところで、2階建て。2階の客席をかたづけて椅子がならべてある。小さなピアノもあるから、野と花のライヴもできそうだ。日曜の鎌倉はすっかり観光地。若いアベックのデートコースになっているらしい。
ミュージシャンたちが店の美しい中庭で記念撮影していたけれど、夕食の支度をしなくてはならなかったから、終演後はすぐに失礼した。
会場で拾ったチラシのライヴ。どれも行きたいが、うーむ、全部はムリだな。(ゆ)
07/07(月)Open 19:00/ Start 19:30
長尾浩司×小松優衣子×須貝知世@Grapefruit Moon、三軒茶屋
予約2,300円 当日2,800円(ドリンク別)
w/ Spiral=erie×江部聖也×森島玲×丸茂睦
Opening Act やのかじ=矢野あいみ×かじみなみ
予約はこちら
☆ギター×コンサティーナ×フルート
07/23(水)Open 18:30/ Start 19:30
須貝知世×小松優衣子×中藤有花×長尾晃司@maruchan、田端
1,500円(ドリンク別)
予約、問合せはこちら
☆フルート×コンサティーナ×フィドル×ギター
07/25(金)Open 19:00/ Start 19:30
須貝知世×梅田千晶@さんさき坂カフェ、千駄木
投げ銭+オーダー
予約、問合せはこちら
☆フルート×ハープ
07/29(火)Open 19:00/ Start 19:30
北川有里×奥貫史子×梅田千晶@homeri、四谷三丁目
2,000円(+1オーダー)
☆パーカッション×フィドル×ハープ
LYOSTRAINI 来日公演
10月にレーナ・ヴィッレマルクが新しいユニットで来日します。スウェーデンでも一緒に活動しているベース、Anders Jormin,25弦筝と唄で活躍中の中川果林どんなサウンドなのかはまだ未知ですが、フリー(即興音楽)と各メンバーのルーツの音楽が展開されるのではと想像しています。・・・ハーモニーフィールズのHPより・・・*福岡公演10月20日(日)Open 17:30/Start 18:00古民家SHIKIORI 福岡県宮若市芹田721TEL: 090-1163-5027(松永誠剛)料金5,000円お問合せAsian Cape Connection TEL: 090-1163-5027(松永誠剛)E-mail:asiancape@gmail.com*東京公演10月22日(火)Open 18:00/Start 19:00富士見ヶ丘教会 東京都世田谷区代沢2-32-2前売 4,000円 当日 4,500円チケット9月9日発売Fly Sound info@fly-sound.com[予約方法] e-mailにて、1)枚数 2)お名前(カタナカ) 3)お電話番号 4)ご住所をお送りください。 受付ご返信致します。満席になり次第、受付を終了致します。お問合せFly Sound info@fly-sound.comHarmony Fields072-774-8838 (平日 10:00-18:00)
ヴェーセン来日
今のところ発表されているスケジュール。
2009/04/23(木)すみだトリフォニーホール
2009/04/29(水/祝)札幌 生活支援型文化施設コカリーニョ
トリフォニーは小ホールだそうです。
札幌は先日スヴェングがやったところで、すばらしいヴェニューらしい。
ドレクスキップの演奏を聴いていると、あらためてヴェーセンが見たくなりました。(ゆ)
後刻追記
今夜じゃないですね。あすの夜中です。どうも先日、熱を出してからボケてます。
ソフィア・カールソン
完全に誤解をしていたのでありました。生身のソフィアは、へたに触れれば粉々になってしまうような繊細さと、大地に深く根をおろしてどんな嵐がこようがびくともしない靭さを兼ね備えた、類稀なるうたい手でありました。後半は裸足になってしまうくらい「天然」の妖精でもありました。笛も達者、ギターもよく、まさに音楽をするために生まれてきた人。
前半はじっくりとソフィアのうたを聞かせます。MCはほとんどないのも潔い。北欧にすぐれたうたい手は少なくありませんが、ソフィアのうたのうまさはちょっと次元が異なる気もします。
後半はノルウェイから参加のギデオン・アンデションがマンドリンでアイリッシュ・チューンを聞かせたり、そのギデオンがカホンで相方をつとめてオッレ・リンデルがすばらしいパンデレイタを披露したり、ヴァラエティに富んだ趣向。
三人のバック陣は一騎当千なのは当然として、ヒロインの繊細さを包みこむようなサポートで、息もぴったり。自分にとって大事な仲間としてひとりひとりていねいにソフィアが紹介するのもほほえましく、楽しいものでした。
スイング・ホールの特性を活かして、ときにマイクをはずれて生の声や笛で聞かせたりもします。牛飼い唱法もしっかり披露。
サウンド・エンジニアも連れてきていて、かぎりなくアコースティックに近い音で聞けたのもうれしいもの。一方でグスタフ・ユングレンのラップ・スティール(?)を使った幻想的な音も不思議なくらいぴたりと合っていました。それにしても、このホールで聞くダブル・ベースの音は格別でした。
こういう繊細さと強靭さが同居したうたい手は、これまで北欧では聞いたことがなかったとおもいます。というよりも、ヨーロッパを見渡しても、滅多にいるものではない。近い人といえばアルタンのマレードがアイルランド語でうたうときか。でもおそらく一番近いのはアン・ブリッグスでしょう。もちろん天の時も地の利も違うし、音楽そのものも違いますが、ミュージシャンとしての在り方が似ています。
ですから、ソフィアにはぜひうたい続けてほしい。40歳、50歳になったときの彼女のうたを聞いてみたい。それまではなんとか命長らえて、よぼよぼの爺になって、成熟したソフィアのうたにひたりたい。
満席の聴衆もソフィアの音楽の良さがよくわかる人ばかりで、1曲ごとに拍手が大きくなり、その反応にまたミュージシャンが昂揚する理想的なライヴ。休憩と終演後にはCDが飛ぶように売れ、サイン会には長蛇の列ができていました。このうたい手と時空を同じくして生きるありがたさをしみじみと嚼みしめながら、家路についたことでした。(ゆ)
ソフィア・カールソン来日
詳しくはこちら。
何と言っても、レーナ・ヴィッレマルク&アレ・メッレルも参加している、すばらしいルーツ・ジャズ・バンド Enteli のライヴを見て伝統音楽にはまったというそのきっかけからして、嬉しい人であります。そのレーナの衣鉢をいずれ継ぐ人ではありましょう。
10/17(金)北海道 旭川 ポリフォニーポイント
10/18(土)北海道 旭川市民文化会館 大ホール
10/21(火)東京 武蔵野スイングホール
10/22(水)三重 松阪 Serai(サライ)
メルマガではすでに案内していますが、旭川での公演には札幌のアアシアン・クッカ(あらひろこ&扇柳トール)が共演します。
武蔵野スイングホール公演のチケット発売日は08/02(土)10:00 です。申込先は武蔵野文化事業団。
もう一つ、神戸でアン・サリーとのジョイント・ライヴもあります。
--引用開始--
☆ソフィア・カールソン & アン・サリー(Nordic・Japan)
“こころのうた”というキーワードで結びついた、ソフィアと
アン・サリーの優しく、暖かい唄をお届けします。
10/25(土)兵庫 神戸 ジーベックホール
--引用終了--
レーナ・ヴィッレマルク、スウェーデン・グラミー受賞
まあ、あの内容ですから、受賞はむしろ当然。
Thanx! > やまださん
スペルマンス・ステンマ・イン・ジャパン
それを初めて日本でもやってみようという人たちが現れました。もちろんそこで演奏されるのはスウェーデンの音楽です。楽器もスウェーデン特有のニッケルハルパがメインですが、生楽器なら何でもOKの由。
こういうことができるくらい、わが国にもスウェーデン音楽の愛好者がいつの間にか増えてたんですね。
ノルウェイやフィンランド、デンマーク音楽はいかがでしょうか(^_-)。
* * * * *
「第一回」〜ニッケルハルパ愛好者の祭典〜
「スペルマンス・ステンマ」とは、スペルマン(演奏する人)が楽器を持ってステンマ(集う)すること。ニッケルハルパだけでなくフィドルやアコースティックな楽器で参加出来、スウェーデンの伝統的な音楽をみんなで一緒に演奏します。
また後半はスウェーデン民族舞踊愛好家たちも参加し、踊りも楽しめるそうです。
以下詳細です。
11/23(祝) 13:00-16:45
さいたま市生涯学習総合センター
(シーノ大宮センタービル)10F多目的ホール
プログラム:13:00-15:00 スウェーデン伝統曲2曲の練習、演奏
15:00から 伝統舞踊を楽しむ時間
参加費:1000円
主催:第一回スペルマンス・ステンマ・イン・ジャパン実行委員会
後援:スウェーデン大使館
お問い合わせ等:鎌倉和子
Thanks ? YO-RIさん
ヨハン・ヘディンのソロとワークショップ
会場が良いので、ノーPA。ニッケルハルパのような共鳴弦のたくさんある楽器は生で聞いてこそほんとうの美しさがわかります。
我らが国でニッケルハルパをやってる人がそんなにたくさんいるのかと思っていたら、ミクシでたちまち何人も集まった由。サーズやカーヌゥンよりひょっとして多い?(^_-)
この他には東京・武蔵野でパイプ・オルガンとの共演があります。まだ、チケットはあるようです。
Swedish folk music from the baroque until today
〜スウェーディッシュ・フォーク バロックの時代から今日まで〜
スウェーデンで最も優れたニッケルハルパ奏者の一人、そしてBazar Blaの中心的メンバーとして知られるヨハン・ヘディンが来日。
松明堂音楽ホールで一回きりのソロ・コンサートとワークショップを行うことになりました。
出演:Johan Hedin(ヨハン・ヘディン):ニッケルハルパ
日時:10/28(土)開場:14:30 / 開演15:00
会場:松明堂音楽ホール(新所沢駅東口下車)
料金:前売り3,500円/当日 4,000円(税込み)全席自由 ※整理番号順のご入場
演奏予定曲:Innersta polskan / Johan Hedin ,バロック風ポルスカ / trad.
★午前中に15名様限定でワークショップを行う予定です。
詳細はこちら。
お問い合わせ・チケット取り扱い:音楽を聴く仲間の会
080-5429-9669
frifot2007@yahoo.co.jp
★ディスコグラフィーと試聴はこちらから。
Thanx! > やまださん@音楽を聴く仲間の会