クラン・コラ・ブログ(アイルランド音楽の森)

 アイリッシュ・ミュージックなどのケルトをはじめ、世界各地のルーツ音楽を愉しむブログです。そうした音楽の国内の音楽家も含みます。加えて主宰者の趣味のグレイトフル・デッド。サイエンス・フィクション、幻想文学などの話もあります。情報やメモ、ゴシップ、ただのおしゃべりなどもあります。リンク・フリーです。

タグ:ソング

 遅まきながらですが、来年の『リバーダンス』の先行予約が「e+」で始まっています

 来年5月17日から7月13日まで。
仙台、東京、名古屋、新潟、富山、福岡、倉敷、大阪。

 うち、新潟、富山、福岡、倉敷はプレオーダー終了。
名古屋はプレオーダー受付中。
仙台、東京、大阪はこれからです。

 東京は05/20から06/15まで、赤坂 ACT シアター
月曜定休で、土日はマチネがあります。

 この小屋は TBS がいま作っている新しいところですね。
『リバーダンス』の直前は『ABBA GOLD』だそうな(^_-)。

 料金は東京は全席均一12,000円。
 ほかはこれより若干安い。
大阪は BOX 席があって13,000円。これが最高。
未就学児入場不可。
子ども料金なし。

 公式サイトはこちらですが、チケット以外の情報はありません。

 もしまだ一度も体験したことがないなら、
一度は体験して損はありません。
ことによると人生が変わるかも。
実際に人生が変わった人は何人もいます。

 『リバーダンス』のビデオや、
これまでの公演のレポートなど、
総合的な情報はこちらをどうぞ。

 午前中、モザイク新譜ライナーの準備続き。

 〈Carrowclare〉の源流エディ・バチャー Eddie Butcher の歌唱が
〈Killyclare〉として《THE VOICE OF THE PEOPLE》Vol.4 に入っていた。
すばらしい歌唱。
Leader 盤と同じ1955年の録音。
確かにアメリカに渡る前に男が結婚を申込み、
めでたく結ばれた2人はいまアメリカにいるというハッピー・エンディング。
このバチャーの歌唱だと、何の違和感もなく、すとんと腑に落ちる。
ラスト2連の歌詞はバチャー自身のペンになるそうで、なかなかの詩人でもある。
この人は1900年デリィ州生れのシンガー。
膨大なレパートリィの持主だったそうで、
レン・グレアムがこれを受けついでいることは、
近刊予定の『聴いて学ぶアイルランド音楽』に詳しい。
VOTP には4曲入っている。

 アンディから返信。
公式サイトのスケジュールによると
明日、明後日とテキサス州オースティンのケルティック・フェスティヴァルに出る。

 なるほど、
このオドノヒューの店ではシー・シャンティが大はやりだったそうな。
アンディがシャンティをうたったのは聞いた覚えがない。
一度聞いてみたいもんだ。

 夜、今日締切の『CDジャーナル』の原稿を書いて送る。
リュイス・リャックのさよなら公演のライヴ。CD3枚組、160分。
最後はアンコールでも収まらない聴衆がとうとう自分たちでうたいだし、
リャックのヒット曲を3曲も大合唱している。
アーティスト冥利に尽きるというものだろう。

 このライヴはあまりにすばらしいので、
パリの植野さんに、これについて好きなだけ書いていいから、
『クラン・コラ』に書いてくれと頼む。
メールしたら、とたんに電話がかかってきて、1時間ぐらい止まらない。

 いまバルセロナを席捲している地中海ミクスチャーとはかけ離れた音楽だが、
これぞカタルーニャの「肝」、カタルーニャのボブ・ディラン、
ただし、かなりシャンソン寄り。
バルセロナはマドリードよりパリにずっと近いのだそうだ。
リャックはフランス語にも不自由しない。
オランピアでのライヴも出ている。(ゆ)

 ホイッスルの名手で、味のあるシンガー、ストーリーテラーであるショーン・ライアンとその一家が、9月下旬から10月頭にかけて、今年も来ます。

 くわしくはこちら

★ショーン・ライアン・ツアー
09/28(金)藤沢市 藤沢リラホール
09/29(金)立川市 ロバハウス
09/30(日)立川市 ロバハウス
10/05(金)神戸市 神戸酒心館 酒蔵コンサート

10/06(土)大和郡山市 やまと郡山城ホール
(トップ>文化会館>主催公演)

 ビバ・アイリッシュ 〜アイルランド音楽とダンス〜

 開演15:00(開場14:30)
 入場料:2500円(当日3000円)・・・発売中
 ※未就学児の入場はご遠慮下さい

出演:
 ショーン・ライアン(ティン・ホイッスル、歌)
 キアラ・ライアン(ダンス、ティン・ホイッスル)
 アン・カラナン(ダンス)
 守安功(アイリッシュ・フルート、他)
 守安雅子(アイリッシュ・ハープ、コンサーティーナ、他)
 
チケット予約&お問い合わせ:やまと郡山城ホール
TEL: 0743-54-8000
e-mail: ykjh@ykjohall.jp
ローソンチケット 0570-000-777  Lコード専用: 0570-084-005(Lコード: 57585)
e+(イープラス) http://eplus.jp


Thanx! > 古川さん@やまと郡山城ホール
 

 ダーヴィッシュがアイルランド代表として出場するユーロヴィジョン・ソング・コンテストの本選が05/12にヘルシンキでおこなわれます。

 エントリー用の歌はRTEテレビの特別番組での視聴者による投票で〈They can't stop the spring〉と決まっています。この番組の模様やエントリー用のプロモ・ビデオが YouTube にいくつもあがっています。"Dervish" で検索するとどどどっと出てきます。エントリー用のビデオはユーロヴィジョン・コンテストの公式サイトでも見られます。

 残念ながら日本からは投票できませんが、ヨーロッパの参加国におられる方は、ぜひ、本選での投票をとダーヴィッシュも呼びかけています。なお、アイルランドに住んでいると、アイルランドのエントリーには投票できません。アイルランド国外でなおかつユーロヴィジョン・ソング・コンテストの参加国にいる方が投票できます。

 かつてはアイルランドがこのコンテストで何度も優勝をさらっていたのに、ここ数年、成績が悪いために起死回生の切り札としてダーヴィッシュが代表に選ばれたわけですが、まあ、どちらにしても、ダーヴィッシュとしてはこれ以上はないパプリシティにはなっていることを祈ります。

 昨年、新鮮な体験をさせてくれた、ダンスと音楽のショウ「ラグース」が今年も来日します。07/12 から 08/05 まで、今回は関西も含んで大幅に規模が拡大しています。

 とりあえず、ツアーのリストです。日付、開演(開場)時刻、会場、問合せ先電話番号、チケット発売日の順。発売日がないところはすでに販売中です。
 問合せ先で「会館」とあるのは、コンサート会場のことです。


07/12(木)18:30 (18:00) 東京国際フォーラムホールC, 光藍社, 03-3943-9999
07/13(金)18:30 (18:00) 東京国際フォーラムホールC, 光藍社, 03-3943-9999
07/14(土)
 15:00 (14:30) 東京国際フォーラムホールC, 光藍社 03-3943-9999
   18:30 (18:00) 東京国際フォーラムホールC, 光藍社 03-3943-9999
07/15(日)15:00 (14:30) 千葉県文化会館, 光藍社 03-3943-9999
07/16(月)15:00 (14:30) 大宮ソニックシティ, 光藍社 03-3943-9999
07/18(水)18:30 (18:00) 静岡市民文化会館, 静岡新聞 054-252-5000 04/14
07/19(木)18:30 (18:00) 四日市市文化会館, 会館 059-354-4501 04/28
07/20(金)18:30 (18:00) 愛知県芸術劇場, 中京テレビ事業 052-957-3333
07/21(土)15:00 (14:30) NHK大阪ホール, H.I.P大阪 06-6362-7301
07/22(日)15:00 (14:30) NHK大阪ホール, H.I.P大阪 06-6362-7301
07/24(火)18:30 (18:00) 山口市民会館, ラグタイム 083-925-6843 04/29
07/25(水)18:30 (18:00) 島根県芸術文化センター「グラントワ」, 会館 0856-31-1860 04/
07/26(木)18:30 (18:00) 岡山シンフォニーホール, 岡山音協 086-224-6066
07/27(金)18:30 (18:00) 神戸国際会館, 会館 078-231-8162 3/中
07/28(土)15:00 (14:30) 神奈川県民ホール, 神奈川芸術協会 045-453-5080
07/29(日)15:00 (14:30) 所沢市民文化センター, 会館 04-2998-7777
07/30(月)18:30 (18:00) 桐生市市民文化会館, 桐生音協 04/14 0277-53-3133
08/01(水)18:30 (18:00) 北上市文化交流センター・さくらホール, 会館 0197-61-3500 04/
08/02(木)18:30 (18:00) 宮城県民会館, 仙台放送エンタープライズ 022-215-4455 04/07
08/03(金)18:30 (18:00) 栃木県総合文化センター, 会館 028-643-1013 04/27
08/04(土)
 15:00 (14:30) 中野サンプラザ, 光藍社 03-3943-9999
   18:30 (18:00) 中野サンプラザ, 光藍社 03-3943-9999
08/05(日)15:00 (14:30) グリーンホール相模大野, 神奈川芸術協会 045-453-5080


Thanx! >大澤氏@光藍社

 6月のチーフテンズの来日公演のゲストに元ちとせが入ってますが、この組合せで録音もしていて、もうすぐリリースされます。これは新聞記事にもなっているのかな。

 今回録音したのは2曲だそうで、1曲はいまどきのJポップ調ですが、もう1曲が〈シュール・アルーン〉で、これは絶品です。いわずとしれた名曲で、また名演の多い曲ですが、名だたる名演の中においてもこれは一、二を争う録音だと思います。

 元ちとせは周囲の思惑は別として、本人はどこまでも音楽伝統の中に生きている人なんでしょう。伝統の中で生き、うたっていることは、一時的刹那的な環境でうたうのとは本質的に違う。伝統歌をうたうことで、元ちとせ本来の資質が現れているようです。

 そこにはまたチーフテンズのバックも大きく作用していると思います。元ちとせの伝統歌のうたい手の資質を引きだしているわけです。

 沖縄音楽とアイリッシュ・ミュージックの親近性はつとに指摘もされ、実例もありますが、奄美の裏声があそこまではまるとはちょっと意外でもありました。ただ、これにはこの曲の特性もあるかもしれません。

 加えて、コーラス部分のアイルランド語のみごとさ。パディ・モローニも驚いたそうですが、これもまた伝統歌謡のうたい手としての資質の大きさを物語るものでもあります。元ちとせはアイルランド語はもちろん、英語もからきしダメだそうで、この唄に関しては完全な「耳コピ」だった由。だからこそ、まるでアイルランド語が母語であるかのような歌唱ができたのだと思います。

 ということで、チーフテンズと元ちとせの組合せは歴史を画する、というと大げさかもしれませんが、それくらいのインパクトはあります。録音のリリースも楽しみですが、ライヴもまたひじょうに楽しみであります。できればこのコンビでフル・アルバム1枚作って欲しい。

  アイルランドでゴルフの世界的大会のひとつライダー・カップが明日開かれますが、その開会式でカーラ・ディロンとイアラ・オ・リオナードがデュエットするそうです。

 という記事を見て思いだしましたが、これは沖縄で会った時ドーナルが関わっていると言っていた国家的プロジェクトなのでした。この大会はトップ・クラスのゴルファーだけでなく、欧米各国の首脳クラスも列席し、テレビ中継は全世界で十億人が見るというモンスター・イベント。当然アイルランドは国を挙げて準備してきました。

 その一環が開会式での音楽演奏。二人はアイルランド語でうたうそうで、バックはドーナル・ラニー以下、マーティン・オコナー、ナリグ・ケイシー、マイケル・マクゴールドリック等々23人のビッグ・バンド。何でも予算はたっぷりあって、この際だからと好き放題なメンバーを集めたが、国が絡むこととてあちこちに気を使わねばならず、それがたいへんなと言っていたような。

 仕掛けが大きいのと失敗が許されないので、実際のバック演奏は録音すると言っていたと思いますが、どうなんでしょうか。

 ケーブルTVのゴルフ・チャンネルでは今日の夜23:30から2時間、開会式の模様を完全生中継する予定。スカパーでは286チャンネル。スカパー110では260チャンネル。
 (ウチのビデオ・デッキは故障中。どなたか、録画してください!)


 なお、カーラ・ディロンはその後、10月21日に、改修なったベルファストのオペラ・ハウスのこけら落としでも歌う由。
 また公式サイトによると、来年早々に双子が産まれる予定。しばらくライヴはお預けなので、見られるうちにどうぞ、とのことであります。

 毎年恒例の「ケルティック・クリスマス」今年の陣容が発表になっています。

 唄あり、インストあり、ダンスあり、ワークショップももちろんあり、の盛りだくさんですな。

 一番の注目は、ジーン・バトラーの妹キャラとピラツキー兄弟の片割れのダンス・デュオでしょう。アイリッシュ・ダンスとケベック・ダンスを一緒にやるのは興味津々。

 個人的にはやはり初参加のティム・オブライエンが楽しみ。以前に「ケルティック・コネクションズ」で一度ライヴは見ましたが、ステージが遠かったし、あまり良いハコではなかったので、今回ちゃんと見なおしたい。

 この再発は嬉しい。

 クライヴ・グレグソンとクリスティン・コリスターのデビュー・アルバムがCD再発されました。

 その後の諸作、特に最後になったアルバムもすばらしいですが、ギグの合間にクライヴの居間などでホーム・レコーディングされたこの録音のみずみずしさ、愛らしさは時間が経つほどに輝きを増します。

 このレーベルでは、この後、グレグスン&コリスターの録音を出す由。


 ついでと言ってはなんですが、同じレーベルからロビン・ウィリアムスン&メリー・バンドのアルバムも復刻されてます。
 このバンドはロビン・ウィリアムスンがインクレディブル・ストリング・バンド解散後、アメリカに渡って作ったセミ・エレクトリック・バンドです。筆者などはインクレディブルや一部のソロのような自己陶酔癖は耐えられないのですが、この時期の録音では開放的でのびのびとしたフォーク・ロック、ケルティック・ロックを楽しめます。

 ともに復刻されているソロは全曲かれのオリジナルをハープ中心に歌っているもので、後のジョン・レンボーンとの共作につながります。

 イングランドをまさに代表するグループ、ウォータースンズは来年05/12にロイヤル・アルバート・ホールでコンサートを開くそうです。

 マイク&ノーマ・ウォータースンズとマーティン・カーシィ、イライザ・カーシィは結成40周年を記念して、たくさんの友人を招いてのコンサートを開く由。

 もちろんウォータースンズとしては初めてのロイヤル・アルバート・ホールです。
 おそらく、DVD等も作られるでしょう。

 ロイヤル・アルバート・ホールと言えばフォーク関連ではショウ・オヴ・ハンズがこれまでに2回、満員御礼にしており、こちらは来年04/08に3回目のコンサートを開く予定。すでにチケットも発売されてます。ちなみにこのホールは最大で5000人強入りますが、初日で1100枚以上チケットが売れた由。今回も満員御礼は確実。


 誰か、ツアーでも組んでくれないですかねぇ(爆)。

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