クラン・コラ・ブログ(アイルランド音楽の森)

 アイリッシュ・ミュージックなどのケルトをはじめ、世界各地のルーツ音楽を愉しむブログです。そうした音楽の国内の音楽家も含みます。加えて主宰者の趣味のグレイトフル・デッド。サイエンス・フィクション、幻想文学などの話もあります。情報やメモ、ゴシップ、ただのおしゃべりなどもあります。リンク・フリーです。

タグ:デジタル

 思いもかけず、今日の午後、iPod Touch がやってきました。アップル・ストアからの通知も無し。まあ、たいてい、あそこの通知は後から来ますが。

 早速、iTunes につないで、入るだけ入れて、1時間ほど聞いたところです。

 やはり従来の機種とはいろいろ変わっています。

 今のところ、一番困っているのは、歌詞が表示できないこと。今のところ英語版しかないマニュアルも見ましたが、どこにも、そういう機能は見つかりません。レーティングは表示も、指定もできますが、歌詞やコメントは表示できません。レーティングってそんなに使われているのですかね。

 デフォルトではタイマーでオート・ロックがかかるようになっています。従来機種だとディスプレイが暗くなるだけですが、Touch は画面に触れば何か起きてしまうので、ロックになるのでしょう。もちろん、設定ではずせます。

 また、従来画面をロックするスイッチがある場所には、ON/OFF のスイッチがあります。こちらは単純に押すだけ。なお、一度スイッチを切るとロックがかかります。ロックをはずすには、画面下に出ているロック解除スイッチを右にスライドさせます。はじめ、ただここを押せばいいのかと思って、しきりに押したりしていました。われながら、アホ。

 音質が眼に見えて変わったわけではありませんが、音量レベルは大きくなっていますので、その分、良くなったように感じられます。レベルは結構大きい感じで、画面に出る音量スライドはデフォルトで中央にありますが、ものによってはちょっと絞りたくなります。それと関連するのか、背景ノイズが低くなった感じがします。あくまでも、感じですが。

 全体に薄いのはもちろんですが、幅が意外に細いです。Go-Vibe 5 と重ねると、ほんのわずかですが、iPod Touch の方が細い。こうなると、もう少し細くて薄いアンプが欲しくなります。あるいは、iPod の方がもう少し広く、大きくなってもいい。

 タッチ・パネルによる操作とその反応はすばらしいです。iPhone の時のプロモ・ビデオに嘘偽りはありません。アーティストやアルバム、曲の一覧表を表示すると、画面右端にアルファベットが細く出ます。ここで望むアルファベットをタップすると、そこへジャンプします。あまりに細いので、本当に大丈夫か、はじめ見たときは不安でしたが、ちゃんと狙ったところへ跳べます。また、全体を包むフィルムとは別に、画面にはもう一枚保護のためのフィルムが貼ってあります。このフィルム越しでも指で操作できます。

 無線でネットにつなげる機能はまだ試していません。今のところ必要を感じませんが、これにメールやメッセンジャーがつけば、ぼくとしては電話は要らんですね。この辺はたぶんソフトウェアのアップデートでこれから対応するんじゃないか、と期待してます。

 アップルはとにかくユーザー・インターフェイスに命をかけてきてるわけですが、これは久々に革新的と言えるインターフェイスだと思います。とにかく、いじるのが楽しい。いじるだけで楽しい。音楽を聴いたり、ビデオを見たりするだけではあまりいじるわけにはいかないので、そのうちいじるためだけにネット・サーフィンを始めそうです。

 ということで、まずはファースト・インプレッション。(ゆ)

 EMIが楽曲の音楽配信からコピー防止技術をはずしたそうです。アップルのスティーヴ・ジョブズが各レコード会社は音楽配信から DMR をはずすべきだと訴えたのに、最初に応えたのはEMIでありました。最後まで抵抗するのがソニーかな。


後刻
 まだオマケがありました。この配信は 256kbps の高音質 AAC ファイルで行われるそうです。

 今 iTune Store で販売されているのは 128 kpbs ですから、単純に考えれば2倍の情報量になります。iTunes でカスタムで指定できるのは最高 320kbps で、256kbps はそのひとつ下のランク。例えばFMトランスミッターでカーステに飛ばして聞くケースのように、128 ではまだ音質に不満がある場合もありますが、256 ならば文句の無いところでしょう。むろん、あくまで音質を追求するするなら話は別ですが(^_-)。

 販売価格もその分高くなりますが、20セントのアップなら、リーズナブルだと思います。これでビートルズが出るんなら、ひととおり揃えてもいいなあ。今は亡きミホール・オ・ドーナルも大好きで、その音楽の基礎になっているビートルズですし。でも日本ではどうなりますか。いまでも1曲200円で割高感がありますからね。250円とかだとためらうな。アルバム1枚2,000円ならどうだろう。1,800円なら即買い。

 光デジタル・オーディオ出力が付いていることに気がつき、急遽 MacBook を購入することにし、チャンスを窺っていたら、昨日(28日)朝 Apple Store の整備済製品に、一世代前の MacBook の黒がメモリ増設で出る。即注文したら、今朝届く。

 夕刻から起動し、PowerBook G4 12inch から移行。FireWire でつなぎ、元の方をターゲット・モードで再起動、後は自動でデータはもちろん、もろもろの設定までそっくり移してくれる。約2時間半で40GBほどの移行が終る。

 再起動、各種ソフトのアップデート。ファームウエアのアップデート2種。Mac OS X 自体も最新の 10.4.8。1時間弱。これで、そのまま同じ環境で使い始められた。AirMac のつなぎだけ、セキュリティ対策のため、手動で行う。

 親指シフトだけはだめなので、アルファベット入力でやるが、キー配置は Dvorak にする。egbridge は環境設定でキー配置を選ぶだけでできる。egbridge を切れば、普通のQWERTY配列。

 一番の問題は SETI@home を入れると、チップが熱くなり、ファンがフル回転すること。これではできない。

 画面はクリアワイドで、明るさが違う。13インチだが、横に広く、旧12インチの倍ぐらいになった感覚。キーボードも打ちやすい。全体的な動作もきびきびしていて、明らかに PowerBook G4 では太刀打ちできない。あちらの唯一のメリットは12インチのサイズのみ。もっとも比べてみると平面積は広くなっているが、厚みが3分の2で、掴みやすい。重さもほぼ同じか。薄いのは結構メリットで、箱からして半分以下である。PowerBook はアップル・ストアのキャンペーンで下取りに出す。

 心配していた AppleWorks も今のところ、問題なく動いている。OED は、どうしても必要になったら、専用に安いウィンドウズ・マシンを買った方が早いかもしれない。

 あとは親指シフトだが、ヘッダ・ファイルの書換えなども必要らしく、四苦八苦。ミクシで質問してみる。

 これで年が明けたら、SE-U55GX を注文だ。光デジタル出力からつないで、タイムドメインで聞く。楽しみなり。(ゆ)

 プロ用の屋外、モバイル録音機としてこういう機械が出るそうな。

 PCM とは違った原理で録音するそうで、デジタルでありながら、原理的にアナログを超える音質で録れるらしい。

 基本的には屋外録音機ですが、室内で使用することももちろん可能でしょう。たぶん(^_-)。そうすると、LPのデジタル化にも威力を発揮しそうです。

 ところで出力としてSACDとかいろいろなメディアに移せるらしいんですが、USB もついているので、iTunes 経由で iPod に入れてしまえば、わざわざプラスティックのメディアに焼くより、遙かに良い音になるんじゃないかと思うのはシロウトの浅はかさでしょうか。

 先日もCDのディスクをガラスで作ってみたら音が良くなった、というニュースがありましたが、一枚十万円なりだそうな。そこまでして、なぜ、円盤にこだわるのか、よくわかりません。

 iPod は再生音源として優秀だとタイムドメインの由井社長も勧めてますし、現時点での究極の再生装置、という意見もあります。

 従来のオーディオとは別の視点から「良い音」をとらえているこういう人たちがそろって勧めるのもおもしろい。ぼく自身の体験からも、再生装置、つまりヘッドフォンのクオリティを上げてゆくといくらでも音が良くなります。

 してみると iPod が安すぎるのか、通常のオーディオ製品が高すぎるのか。高価な商品を買うことそのものの快感は別としても、高いから音が良い、安いから悪い、というのは iPod の場合、まったく当てはまらないでしょう。

 後は iPod がこのDSDというフォーマットをサポートしてくれれば、PCMに落とすことなく聞けるわけです。いや、別に iPod でなくてもかまわないんで、日本でも韓国でもあるいは中国だろうがインドだろうが、どこの製品でもそういうポータブル・プレーヤーを出してくれれば買います。ただし、最低でも今の iPod ぐらいのデザイン、使い勝手、筐体の質は維持して欲しいので、そうすると実際の製造は別にして、Apple をしのぐものは当分出てきそうにない。それこそ KORG が出さないかと思いますが、案外音響関係ではなく、Apple のようにまったく別の分野のメーカーのほうが期待できそうです。任天堂なんか、どうでしょう。

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