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NTT のフレッツ光のサポート
参加したミュージシャンとしてポスターに掲げられているのは
Diretta は試す価値があるか?
12月08日・水
A&Cオーディオのヒッポさんが Diretta を誉めているので、どんなものかと調べてみる。しかし Mac ユーザにはなかなか敷居が高いと判明する。
あたしなりに整理すると、 Diretta はイーサネットで外部記憶装置内の音源ファイルを送りだす際の伝送技術だ。当然ながら、送り手側と受け手側の両方で Diretta をサポートしている必要がある。
イーサネット・ポートを備えた DAC は LAN DAC とかネットワーク・トランスポートとか呼ばれる。このジャンルで Diretta に対応しているのはスフォルツァートのみ。もう一社、イタリアのメーカーも対応しているそうだが、国内販売は無い。
その他の世に出ている大多数の DAC にはイーサネット・ポートは無いし、あっても Diretta をサポートしてはいないので、イーサネットを USB に変換するブリッジが必要になる。このブリッジは SPEC とオリオスペックから出ている。 ヒッポさんは SPEC のブリッジを試して、CDP よりも音が良くなった、と認めている。
上流、音源としては外部記憶装置または Windows PC が必要になる。Mac 用の HOST ドライバは開発中というのが2年半前の話。その後、どうなったのか、検索しても出てこない。2年経っても何も出てこないのは、開発できなかったのだろう。
となると、Mac ユーザとしては対応する外付記憶装置に頼ることになるが、IOデータの fitada または Soundgenic しか無い。
第1の問題は fitada/ Soundgenic のものはルータに有線でつなぐ必要があること。つながないと再生やコントロールできない。ルータまで延々ケーブルを引き回す必要がある。無線ルータが無意味になる。あるいは親子システムが必要になる。Soundgenic にはネットワーク・コネクタは1個しか無いから、別途ハブが必要になる。この点、Soundgenic のサイトのイラストは誤解を招きやすい。fitada Music App をインストールした iOS/Android 機器であたかも無線で直接コントロールできるように描いているが、実際には Soundgenic をルータにつなぎ、そのルータと iPad などを無線でつなぐ必要がある。
問題の二つ目、ハード・ディスクは使っているうちにクラッシュすることを覚悟しておかなければならないが、fitada や Soundgenic のハード・ディスクは特別製でおいそれと交換はできない。fitada は SSD もあるが、最大2TB で60万超。今や 1TB の マイクロSDカードが1.5万の時代なのだ。2TB の SSD が入ったものになんで60万も出さねばならんのだ。いい音の環境を追求するというよりも、ハード・ディスクや SDD をいかに高く売るかを追求した製品のように見えてくる。
こうなると Diretta は音は良いかもしれないが、現状ではカネと手間暇かける価値は無い、と結論せざるをえない。これなら、Mac で再生したい音源は AirPlay で飛ばして、対応する DAP なりストリーマなりで受けて、好みの DAC に入れた方が遙かに手間がかからずに音楽が楽しめる。聞き比べてみれば音は違うとしても、比較せずに聴く分には十分満足できるし、それなりに音を良くするためにいろいろ遊ぶこともできる。
まあ、オリオスペックないし他のメーカーがマイクロSDカードやそれに準ずるメディアを使って、もっと安価で無線で直接コントロールできる Diretta 用音源装置を出せば、また検討の余地は出てこよう。
Windows PC の代わりにラズパイないし専用コンピュータでもいいわけで、オリオスペックは Diretta 用コンピュータやラズパイを出していたが、コンピュータは販売終了、ラズパイは品切れ納期未定になっている。
Windows PC を買えって? バカ言え、あの醜い画面を見たくないから Mac を使っているのだ。あの画面を見ただけで、せっかくの音楽が台無しだ。
しかし、そう、デジタル・アウトだけ装備した DAP をどこか作ってくれないものか。好みの DAC につなぐためのもので、本体に再生機能はなくていい。サイズは多少大きくてもいいから、マイクロSDカード・スロットを複数備えたもの。最大で8枚くらいは欲しい。その読み出しと出力にハイエンド級の物量やシステム(例えば USB の Bulk Pet 転送。これって転送するデータの量と速度を一定にするという点では Diretta と同じでないの?)を投入したもの。スマホやタブレットのアプリで再生やコントロールをする。だから本体にコントロール画面は無くていい。AirPlay サポート。マイクロSDカードは装着したままファイルの出し入れもできる。ライブラリは全部一括して扱える。値段は、そうなあ、10万以内。5万ならベスト。そんなもの、誰も買わん、かねえ。
##本日のグレイトフル・デッド
12月08日には1973年から1994年まで、5本のショウをしている。公式リリースは1本。
1. 1973 Cameron Indoor Stadium, Duke University, Durham, NC
前売5ドル、当日6ドル。開演7時。第一部クローザー一つ手前の〈Weather Report Suite〉が2011年の《30 Days Of Dead》でリリースされた。
2011年にはまだあたしはデッドにハマっていないので、この年の《30 Days Of Dead》は持っていない。全体として良いショウとのこと。
2. 1989 Great Western Forum, Inglewood, CA
3日連続このヴェニューでの初日。19.50ドル。開演8時。
イングルウッドはロサンゼルス国際空港のすぐ東、大ロサンゼルスの一角。ヴェニューは1967年12月30日にオープンした多目的屋内アリーナで、収容人数は17,500。屋内に柱の無い構造で、このサイズのアリーナとしては最初のもの。1966年から1999年まで、NBA のロサンゼルス・レイカーズの本拠地として、東のマディソン・スクエア・ガーデンと並び称されるスポーツ会場だった。2012年、西のコンサート拠点として開発する意図でマディソン・スクエア・ガーデンを所有する会社が買収したが、2020年、NBA のロサンゼルス・クリッパーズのオーナーがさらに買収している。現在は単に The Forum と呼ばれる。
デッドはここでこの年の2月と12月の2度、3連チャンをしている。
3. 1990 Compton Terrace Amphitheatre, Chandler, AZ
2日連続の2日目。21ドル。開演1時。
セット・リストを除くそれ以外の情報無し。
4. 1993 Los Angeles Sports Arena, Los Angeles, CA
25ドル、開演7時半。ポスターによればロサンゼルス、サンディエゴ、オークランドのミニ・ツアー。ロサンゼルスはこの日から3日間。
セット・リストを除くそれ以外の情報無し。
5. 1994 Oakland-Alameda County Coliseum Arena, Oakland, CA
27.50ドル、開演7時。
第一部クローザー前の〈Eternity〉で、ウィアがアコースティック・ギター。
セット・リストを除くそれ以外の情報無し。(ゆ)