クラン・コラ・ブログ(アイルランド音楽の森)

 アイリッシュ・ミュージックなどのケルトをはじめ、世界各地のルーツ音楽を愉しむブログです。そうした音楽の国内の音楽家も含みます。加えて主宰者の趣味のグレイトフル・デッド。サイエンス・フィクション、幻想文学などの話もあります。情報やメモ、ゴシップ、ただのおしゃべりなどもあります。リンク・フリーです。

タグ:ハーダンガーフィドル

 John Crowley, And Go Like This 着。この人、ディレイニーと同い年だった。デビューは一回り遅い1975年。やはり長篇でのデビュー。
 
And Go Like This: Stories
Crowley, John
Small Beer Pr
2019-11-05



 散歩で久しぶりに高松山に登る。頂上に展望盤が新設されていたが、冬の晴れた日に、しかも頂上そのものではなく、脚立かなにかで少し上から撮った写真らしく、木の枝などが邪魔になってその通りには見えない。新宿副都心やスカイツリーまで見えると写真には写っているが、今の季節に見えるはずがない。裏に降りて森の里に出る。若宮公園の上、富士通側の山の斜面一面に染井吉野が植えられて、なかなかの見もの。若宮橋を渡り、向こうから見る。気候が良く、眺めも良く、気分良く歩けるからついつい長くなる。

 ブリスオーディオの TSURANAGI は音は聴いてみたいが、買う気にはなれん。M11Pro の THX アンプ+DSD変換出力のおかげで、アンプにつなぐことがほとんど無くなってしまっている。アンプそのものもマス工房の 428 があるし、PhatLab の PHAntasy II もあるし。それにしてもここの製品名は意味がわからん。方言だろうか。

 M11Pro > Unique Melody 3D Terminator + OSLO Cable 4.4 で酒井絵美さんのハーディングフェーレのソロ Vetla Jento Mi を聴く。すると、楽音と倍音が明瞭に聞える。ひどく明瞭に聞える。そのために否応なく引きこまれ、集中してしまう。凄いことをやっているのも明瞭に聞えてくる。一体どうすればこんな音が出てくるのか、実際の演奏を見たくなる。映像ではなく、生で見たくなる。一方で、そんなことはどうでもいいとも思える。ただただ音楽に浸っていたい。もっとも、あまりに内容が濃いので、全体で25分弱しかないのがありがたい。これで1時間とかやられたら、死んでしまう。

 共鳴弦は勝手に鳴ると思っていたが、何らかの形でコントロールして鳴らしたり、鳴らさなかったりできるのか。少なくともある音を鳴らすことはできるように聞える。そして弾いている音と共鳴している音の重なりは計算されているらしい。重なりが美しく響くような音、フレーズ、メロディを探りあて、組み合わせて曲ができているらしい。そうとしか思えない。そこまではっきりとそれがわかったのは、これが初めてだ。スピーカーでここまで鳴らすには、金も時間もかなり注ぎこむ必要があるだろう。イヤフォンもケーブルもほとんどおろしたてで、この先、エージングが進んで練れてくるとどうなるか、そこも愉しみだ。

 今度の日曜日に、東京で、こんなイベントがあるそうです。日本でのハーディングフェーレの第一人者樫原さんの実演付き。

 クラシックではありますが、別の視点からの解釈を聞くと、それまで見えなかったもとの音楽の姿が見えることがありますね。

 「ときじく」というのは「季節にかかわらず」の意味らしい。

 くわしくは日本・ノルウェー音楽家協会へどうぞ。


★グリーグ没後100年記念講演会

≪エドヴァルド・グリーグ――ときじくの作曲家≫

 10/14(日)16:30開場/17:00開始
 重要文化財自由学園明日館講堂
 2,000円[全席自由]
 コンサートとのセット券 3,000円

【講師】A・O・ヴォルスネス氏(オスロ大学音楽学部教授)
 1945年生。1970年からオスロ大学で教鞭をとり、98年に教授となった。1973-82年ノルウェー国立音楽大学でも教員を務めた。77年から1年間、エール大学に研究員として所属した。これまでにノルウェー王国外務省音楽委員会及びノルウェー文化評議会音楽部会の役員を務めている。ノルウェーにおける電子音楽の公的機関であるNoTAMの設立者でもある。現在、国際エドヴァルド・グリーグ協会会長。ノルウェー科学・文学院メンバー。「エドヴァルド・グリーグ全集」の校訂や「ノルウェー音楽史」の監修など著作多数。
【通訳】 小林ひかり
【演奏】 樫原聡子(ハーディングフェーレ)

★第14回演奏会 グリーグ没後100年記念演奏会 Vol. 3

≪ノルウェーの踊りと民謡〜グリーグが見た田舎の情景≫

 10/14(日) 18:30開演
  重要文化財自由学園明日館講堂
  2,000円[全席自由]
  ※セミナーとのセット券 3,000円
【企画】小林ひかり、樫原聡子
【曲目】
 ノルウェー舞曲 Op.35 より
 スロッテル(ノルウェーの農民の踊り)Op.72 より
 ハーディングフェーレによる原曲とピアノのための編曲
  第2曲 ヨン・ヴェスタフェのスプリンガル
  第4曲 丘のハリング
  第8曲 粉挽きの若者による婚礼行進曲
  第14曲 ヴォッセヴァンゲンの花嫁トロルの旅
  ヴァイオリン・ソナタ第2番ト長調 Op.13(フルート&ピアノ用編曲)より第1楽章
  牛を呼ぶ声
  山の夕べ Op.68-4
  25のノルウェーの民謡と踊り Op.17 より
   第23曲 私のおばあさんを見たかい?
   第24曲 婚礼の調べ
  19のノルウェーの民謡 Op.66 より
   第1曲 牛を呼ぶ声
   第10曲 明日は君の婚礼の日
   第14曲 オーラの谷で、オーラの湖で 
   第18曲 私は深く想いめぐらす
   第19曲 イェンディーネの子守歌
   交響的舞曲 Op.64 より第4楽章
【出演】
 池内保子(フルート)、石橋なつか(ホルン)、樫原聡子(ハーディングフェーレ)
 堺多恵(ピアノ)、平夏穂(ピアノ)、長崎美穂子(ピアノ)、小林ひかり(お話)


Thanx! > やまださん@音楽を聴く仲間の会

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