タグ:ハープ
梅田千晶&矢島絵里子@ホメリ、四谷三丁目
奈加靖子『緑の国の物語』
12月04日・土
奈加靖子さん『緑の国の物語』のCDを聴く。定番曲ばかりだが、こういう定番曲を新鮮に、瑞々しく聞かせてくれるのが奈加さんの身上。
緑の国の物語 アイルランドソングブック [ 奈加靖子 ]
前作《Slow & Flow》の流れを受けてゆったりと歌う。鳥の声が入っているのは屋外で、樹の下ででも聴いている気分。〈Molly Malone〉ではモリーが売りあるいた街の様子がまず聞える。
この歌での力の抜き方がすばらしい。これだけゆっくりで、ここまで力を抜いて、なおかつ、崩れずに聞かせられるのは、大したものだ。
〈Danny Boy〉は終始低いレジスターで歌う。これはいい。そう、このメロディは高くなるのに任せないことで本当に美しくなる。対照的に〈Irish Lullaby〉では、スタンザの最後のところは十分に高く伸ばす。〈An Mhaighdean Mhara〉 はことさらにテンポを落とす。一つひとつの音をたっぷりと伸ばす。その響きの快さ。
第3章は前2章と少し毛色が変わる。ここの曲は伝統というより、アイルランドの今を映しだす。奈加さんの中ではたぶんシームレスにつながっているのだろう。これが伝統ではないとは言わない。ただ、音楽伝統の中核からは離れたところに立っていると、あたしには聞える。
むろん、それがまずいわけでもなく、歌唱の価値を落すわけでもない。こういう伝統の捉え方もあるのが、あたしには興味深いのだ。この先に、あるいはここと並んで、たとえばコアーズやもっと若い人たちの音楽を伝統に連なると捉えている人たちもいるだろう。伝統とはそれくらいしぶとい柔軟性を備えているものだ、ということを、あらためて思い知らされる。
それにしてもアイルランド共和国の国歌はまるで国歌らしくない。兵士たちがこういう歌で気勢を上げていたというなら、悪辣なイングランド人たちにしてやられるのも当然とも思える。というのはやはり偏見であらふ。
##本日のグレイトフル・デッド
12月04日には1965年から1990年まで6本のショウをしている。公式リリースは3本。
1. 1965 Big Nig's House, San Jose, CA
San Jose Acid Test。Grateful Dead としての初めてのギグと言われる。当初かれらは The Warlocks と名乗ったが、同名のバンドのレコードをレシュがレコード店で見つけたことから、改名した。と言われるが、この先行バンドの存在は確認されていない。
改名の事情がどういうものであれ、また新しい名前の出現のしかたがどうであれ、The Warlocks のままでは、こういう事態にはならなかっただろうことは想像がつく。やはり Grateful Dead という突拍子もない、印象の悪い名前であって初めてこの異常な現象が起きているのだ。Dead Head という呼称、死のイメージがあふれるその世界、他に比べられるものの無い、唯一無二のその音楽は、Grateful Dead という名前と共にその芽が出た。こう名乗るとともに、かれらは死んだ。死んだ以上、恐れるものは何も無い。身を捨てた。身を捨ててこそ浮かぶ瀬もあれ。身を捨ててこそ、初めて可能になることがある。
2. 1969 Fillmore West, San Francisco, CA
3ドル。4日連続の出演の初日。共演 Flock、ハンブル・パイ。
The Flock は1966年頃シカゴで結成されたジャズ・ロック・バンドで、1969年と70年にコロンビアからアルバムを出している。ヴァイオリンの Jerry Goodman の最初のバンド。グッドマンはこの後マハヴィシュヌ・オーケストラに参加する。
約2時間の一本勝負。〈Uncle John's Band〉の11月01日に続く2回目の演奏で、完成形としては初めてとされる。1週間後の3回目の演奏は《Dave's Picks, Vol. 10》で出ている。
2日後に迫ったローリング・ストーンズ、CSN&Yなど大物がたくさん出るフリー・コンサートの会場が直前になって二転三転し、結局オルタモント・スピードウェイになったことが、ビル・グレアムによるバンド紹介の中心だった由。
当初はゴールデン・ゲイト公園で開催の予定で、混乱を避けるため、直前まで発表しない申し合わせになっていたのを、ミック・ジャガーが早々に漏らしてしまったために、公園を管理するサンフランシスコ市当局が会場提供を降りた。そこで Sears Point Raceway に移されたが、24時間経たないうちにさらにオルタモントに変更になった。と、いう事情はよく知られているだろう。
3. 1971 Felt Forum, Madison Square Garden, New York, NY
このヴェニュー4日連続の初日。3.50ドル。
会場はマディソン・スクエア・ガーデンのメイン・アリーナの下にある多目的ホールで、現在は Hulu Theater と呼ばれる。1968年のガーデンのオープンから1990年代初めまで、Felt Forum と呼ばれた。座席数はコンサートで2,000〜5,600。オープン直後から1970年代初めにかけて、様々なロック・アクトがここでコンサートをしている。デッドのここでの演奏はこの4日間のみ。
オープナー〈Truckin'〉が2018年、第一部10曲目の〈Comes A Time〉が2017年の《30 Days Of Dead》でリリースされた。前者では歌の後、いいジャムを展開する。後者、ガルシアの歌が絶好調。
4. 1973 Cincinnati Gardens, Cincinnati, OH
曲数で半分が《Winterland 1973》のボーナス・ディスクでリリースされた。
開演6時の予定が実際に始まったのは11時だった由。
5. 1979 Uptown Theatre, Chicago, IL
このヴェニュー3日連続の中日。第二部ドラムス前の〈Estimated Prophet> Franklin's Tower〉とそれに続くジャムが《Dave's Picks, Vol. 31》でリリースされた。
各々の歌の後のジャム、後者で一度止まりかけるのがテンポを変えてまた復活するのが楽しい。
6. 1990 Oakland-Alameda County Coliseum Arena, Oakland, CA
22.50ドル。開演7時。セット・リスト以外の他の情報無し。(ゆ)
音楽で旅に出よう
スコットランド音楽入門 トーク&フィドル・ハープ・ライヴ@本屋B&B、下北沢、御礼
アイリッシュハープの風景 @ 六本木シンフォニーサロン
Catherine Rhatigan & Ray Coen @ 葉月ホールハウス、西荻窪
春のゲン祭り@ホメリ、四谷三丁目
矢野あいみ、服部あゆみ、高梨菖子、梅田千晶@ホメリ
Rachel Hair & Joy Dunlop @ KMアートホール、幡ヶ谷
東京アイリッシュハープ・フェスティバル2017@ティアラこうとう
「アイリッシュ・ハープ入門 アイルランドのハープを見る・聴く・知る」御礼
na ba na @ タワーレコード渋谷
東京アイリッシュハープ・フェスティバル・オープニング・コンサート
Mareka & Junji @ Birdland Cafe、溝の口
古佐小基史、2012年日本公演のお知らせ(東京・愛媛)
日本では、秋の感じられる四季の移り変わりの美しい季節になってきたことと思います。領土問題、デフレに円高と日本には国難の続く中、今年も、皆様のお陰を持ちまして日本公演を開催させていただけることとなりました。心より御礼申し上げます。今回は尺八奏者、中村仁樹さんとのデュオ公演、稲本正さんとのジョイント講演/公演を予定しております。今年は、ハープという西洋楽器、ジャズという西洋音楽のスタイルの中に、「和」の雰囲気の感じられる音楽を意識してプログラムを準備しております。東京公演古佐小基史(ハープ)&中村仁樹(尺八)デュオコンサート卓越したテクニックとスリリングな即興演奏により、伝統の古典楽器に新たな生命を吹き込むジャズハーピスト: 古佐小基史と新世代尺八奏者:中村仁樹によるデュオ。演奏曲目;霊峰(作曲・古佐小)、花舞(作曲・中村)、荒城の月、他【日時】11/10(土)昼の部15:00(14:30開場)/夜の部19:00(18:30開場)【場所】GGサロン〒171-0044東京都豊島区千早1-16-14(東京メトロ有楽町線、副都心線要町駅徒歩3分)【入場料】 ☆前売券 3,000円 ☆当日券 3,500円【チケットお問い合わせ】愛媛サポーターズ 那須やよい電話:03-6303-3577携帯:090-6000-3888松山公演古佐小基史(ハープ)&中村仁樹(尺八)デュオコンサート(1)伝統の古典楽器に新たな生命を吹き込むジャズハーピスト:古佐小基史と新世代尺八奏者:中村仁樹によるデュオ。オリジナル曲を中心に、ジャズ、ブルースなど多様なスタイルでの即興演奏。【日時】10/27(土)20:00(19:30pm開場)【場所】 MONK愛媛県松山市三番町1-10-16(三番町ローソンの東) 089-945-9512【入場料】前売券 3,000円 当日券 3,500円【チケット・お問い合わせ】090-4505-2158(能智)090-5143-0631(松本)古佐小基史(ハープ)&中村仁樹(尺八)デュオコンサート(2)松本紀生のアラスカの大自然の写真、プラネタリウムの星空、そして幻想的なハープと尺八の音楽。【日時】10/28(日)16:00(15:30開場)【場 所】愛媛県松山市総合コミュニティーセンター コスモシアター【入場料】前売券 大人(高校生以上)3,000円 小人 1,500円当日券 大人(高校生以上)3,500円 小人 2,000円【チケット・お問い合わせ】ミュージック・オフィス松山 090-5277-4705(山之内)コミュニティーセンターこども館 089-943-8228講演:稲本正+ハープ演奏 古佐小基史 「森へ〜自然が教えてくれたこと〜」森に生きる人——稲本正(オークヴィレッジ代表)と、森に暮らす人ー古佐小基史(アメリカ在住ハーピスト)による講演と音楽演奏とともに、地球の美しさに思いをめぐらすひと時を。【日時】11/04(日)13:30(13:00開場)【場所】 愛媛大学南加記念ホール〒790-8577愛媛県松山市道後道後樋又10-13【会 費】 1,000円【チケット・お問い合わせ】子供たちは明るい未来をNET090-7782-2107(井上)090-4973-3267(鍵矢)宇和島公演古佐小基史(ハープ)&中村仁樹(尺八)デュオ チャリティー・ディナーショー伝統の古典楽器に新たな生命を吹き込むジャズハーピスト: 古佐小基史と新世代尺八奏者:中村仁樹によるデュオ。オリジナル曲を中心に、ジャズ、ブルースなど多様なスタイルでの即興演奏を、ディナーとともにお楽しみください。【日時】10/26(金)18:00ディナー開始(17:30開場)【場所】 クアホテル クリスタルガーデン〒798-0020愛媛県宇和島市高串1-435-1【料 金】 5,000円(ディナー付き、飲み物別)【チケット・お問い合わせ】クアライフ 0895-24-7788国際ソロプチミスト宇和島 090-4783-1698(中村)
生山早弥香& hatao ライヴ@九州
★09/17(土)調べ、ケルトの風に乗って(アイリッシュ・ハープ&アイリッシュ・フルート)
【出演】生山早弥香(アイリッシュ・ハープ)、hatao(アイリッシュ・フルート)
【時間】18:00開場、18:30開演、20:00終演予定
【場所】熊本市下通1-4-9ニコニコビル2F バーJUNX
【チケット】前売り2,500円(ドリンク付き)、当日3,000円(ドリンク付き)※座席は限りがあります。
【チケット購入&お問い合わせ】096-288-5138 または 080-1540-5418
【内容】アイルランド音楽メインの内容
★09/24(土)ケルトの国の調べ〜アイリッシュ・ハープ&アイリッシュ・フルートのコンサート〜
【出演】生山早弥香(アイリッシュ・ハープ)、hatao(アイリッシュ・フルート)
【時間】開場&お食事・13:00〜 コンサート・14:00〜
【場所】福岡市中央区大宮2丁目1-31 U/TERRACE 1F Gallery&直方焼きそばやすむら
【料金】前売り2,500円(ドリンク付き)、前売り3,500円(ランチ&ドリンク付き)、
(当日 [1] 3,000円(ドリンク付き)、当日 [2] 4,000円(ランチ&ドリンク付き)です。)
【購入】店頭購入・やすむら092-531-8803
生山アイリッシュ・ハープ教室0977-84-5508、メール・song@tambourine-japan.com
【内容】アイルランド音楽メインの内容
*定員25名ですので、お早めにご購入下さい。お食事つきとドリンクのみの二種類のチケットからお選びいただけます。
Tambourine
135-148 Tsukahara
Yufuin-cho,Yufu-shi
Oita-ken 879-5101
Japan
email: sayaharp@gmail.com
------------------
sayaka ikuyama website
ハープでシエスタ
〜Harp de Siesta〜
ハープでシエスタ。
暑い夏の昼下がり。
どこか懐かしいアイルランドやウェールズ、スコットランドの曲を、歌とハープ演奏でお聞かせします。
お昼寝しちゃっても大丈夫。 こころ穏やかな夏のひとときをお楽しみ下さい。
休憩時間には美味しい手作りお菓子とお茶をどうぞ。
日時:08/21(土)13:00〜
料金:2,000円(お茶と美味しい手作りお菓子つき)
場所:いちなん3Fパーティールーム
出演:木村林太郎(歌とハープ)
kumi(アイリッシュハープ)
予約:いちなん
京都市左京区一乗寺北大丸町51
Tel: 075-721-6937(18:00-23:00)
Thanx! > 今尾公美 (kumi)さん
ポール・マッキャンドレス + 古佐小基史ライヴ
2010-08-01追記
ビデオでは小型の楽器に見えるんですが、実際にはフルサイズのグランド・ハープである、との指摘をいただきました。
フランスのカマックというハープだそうで、「従来のハープに比べてペダル操作の戻りが早く、速いジャズの演奏には大変適しています」とのこと。
そのハープで主にジャズを弾くのがこの古佐小氏で、カリフォルニアをベースに活動しているらしい。
ハープといえば、スーザン・マキュオンの《BLACKTHORN》でコロンビア人のハーパーが大活躍していて、かれもジャズを志向してました。
で、その古佐小氏が、オレゴンのリード楽器担当ポール・マッキャンドレスとのデュオで来日するそうです。YouTube にはプロモ・ビデオがあがってます。これを見るかぎり、本番のライヴは相当期待できます。詳しくは下記特設サイトをどうぞ。
《オレゴンのリード奏者 ポール・マッキャンドレス + ハープ奏者古佐小基史 来日コンサート》
清澄で耽美的な世界と親しみやすさを併せ持つ驚異の芸術集団オレゴンのリード奏者ポール・マッキャンドレスと、ジャズ・ハープで新地平を切り開いている古佐小基史による注目のデュオ公演!!
☆とき:10/01(金)18:30開場 19:00開演
☆ところ:音楽の友ホール
(東京メトロ東西線 神楽坂駅1番出口より徒歩1分)
〒162-8716 東京都新宿区神楽坂6-30
TEL:03-3235-2115
☆チケット:前売り4,000円 当日4,500円
発売中 全席自由 整理券による番号順の入場等はありません。
☆チケット販売:disk union下記の店舗, e+(イープラスチケットサービス)
Disk Union *お茶の水ジャズ館/TEL:03-3294-2648
*新宿ジャズ館/TEL:03-5379-3551
*新宿プログレッシブロック館/TEL:03-3352-2141
*渋谷ジャズ/レアグルーヴ館/TEL:03-3461-1161
*吉祥寺ジャズ&クラシック館/TEL:0422-23-3533
*横浜関内店/TEL:045-661-1541
☆コンサート特設サイト
☆コンサート情報ブログ
Thanx! > 飯野さん@M-23 PRODUCE
ポール・マッキャンドレス + 古佐小基史ライヴ
そのハープで主にジャズを弾くのがこの古佐小氏で、カリフォルニアをベースに活動しているらしい。
ハープといえば、スーザン・マキュオンの《BLACKTHORN》でコロンビア人のハーパーが大活躍していて、かれもジャズを志向してました。
で、その古佐小氏が、オレゴンのリード楽器担当ポール・マッキャンドレスとのデュオで来日するそうです。YouTube にはプロモ・ビデオがあがってます。これを見るかぎり、本番のライヴは相当期待できます。詳しくは下記特設サイトをどうぞ。
《オレゴンのリード奏者 ポール・マッキャンドレス + ハープ奏者古佐小基史 来日コンサート》
清澄で耽美的な世界と親しみやすさを併せ持つ驚異の芸術集団オレゴンのリード奏者ポール・マッキャンドレスと、ジャズ・ハープで新地平を切り開いている古佐小基史による注目のデュオ公演!!
☆とき:10/01(金)18:30開場 19:00開演
☆ところ:音楽の友ホール
(東京メトロ東西線 神楽坂駅1番出口より徒歩1分)
〒162-8716 東京都新宿区神楽坂6-30
TEL:03-3235-2115
☆チケット:前売り4,000円 当日4,500円
発売中 全席自由 整理券による番号順の入場等はありません。
☆チケット販売:disk union下記の店舗, e+(イープラスチケットサービス)
Disk Union *お茶の水ジャズ館/TEL:03-3294-2648
*新宿ジャズ館/TEL:03-5379-3551
*新宿プログレッシブロック館/TEL:03-3352-2141
*渋谷ジャズ/レアグルーヴ館/TEL:03-3461-1161
*吉祥寺ジャズ&クラシック館/TEL:0422-23-3533
*横浜関内店/TEL:045-661-1541
☆コンサート特設サイト
☆コンサート情報ブログ
Thanx! > 飯野さん@M-23 PRODUCE
村上淳志さん@ダブリン
この他にも〈Star above the Garter> Lonesome Jig〉もやっています。〈Take 5〉やマイケル・ナイマンのピアノ曲もやっていて、かなり意欲的。こういう挑戦はもっとどんどんやっていただきたい。
いやしかし、こういう人もいるんですね。(ゆ)
Thanx! > miyasun
フィドラーズ・ビド新譜音源、MySpace にアップ
ところで、今年の「ケルティック・クリスマス」で来日するクリス・スタウト&カトリオナ・マッケイが属するフィドラーズ・ビドの新作《ALL DRESSED IN YELLOW》 がシェトランドでリリースされ、そのうち2曲が MySpace にアップされてます。
かれらのライヴの魅力が初めて録音で捕えられたと思います。この断片を聴くかぎり、たしかにこれまでの録音から突破してます。ようやく録音とライヴの違いを体で実感して、音作りに生かせるようになった、というけしき。そうなれば鬼に金棒。これは楽しみです。(ゆ)
6月にグローニャ・ハンブリー@武蔵野
アイリッシュ・ハープの若手としてはナンバー1といってもいい存在。前回と同じ守安夫妻との共演で、会場も前回と同じ東京・三鷹の武蔵野文化会館の小ホール。前回は完全ノーPA でしたが、今回はどうかな。アイリッシュ・ハープの音はそう大きなものではないので、なるべく前の席がお薦めです。
電話予約開始は 03/02(日)10:00。
申し込み先は武蔵野文化事業団 Tel: 0422-54-2011。
(受付時間10:00〜22:00/無休)
前回は3日で完売したそうです。
公演そのものは 06/08(日)15:00 開演。
料金は全席指定席2,000円。
毎度のことながら破格の値段。
グローニャの CD は3枚あります。どれも良いですが、どれか1枚なら最新作《THE THORN TREE》でしょう。
Thanx! > 額田さん@武蔵野文化事業団
Sa.Ka.Na のクリスマス・ライヴ
Sa.Ka.Na のクリスマス・ライヴがあるそうです。
もうクリスマスですか。
巷ではイルミネーションの飾り付けもはじまってました。
年々、早くなるような気がする。
詳しくはこちら。
『ケルティック・ハープ&フィドル☆クリスマス・ライブ』
12/09 (日)
横浜・野毛『Le Temps Perdu』 ル・タン・ペルデュ
18:00スタート 30分×3ステージ
チャージ 500円 +1ドリンクオーダー(要)
(ライブチャージ 投げ銭制)
お問い合わせ 045-242-9777 (予約可)
12/25 (火)
東京・荻窪『サンジャック』
18:30開場 19:30 開演
チャージ 2500円+要1ドリンクオーダー(ミニオードブル付き)
ご予約は メール にて承ります
Thanx! > 坂上さん
配信遅れます。
先頃チーフテンズに同行して来日したハープのトリーナ・マーシャルのお兄さんチャーリィは日本在住の薩摩琵琶奏者。トリフォニー・ホールでは例の、アンコール前の参加各ミュージシャンのソロ回しで、いきなり出てきて琵琶でダンス・チューンを披露してました。なんでも開演1時間前にやらないかと言われたそうな。
彼は尺八も良くし、先日、その琵琶・尺八とトリーナのハープとの共演を聞く機会がありました。琵琶の曲からアイリッシュへつなげたり、アイリッシュ・チューンを尺八とハープでやる形でしたが、実にすばらしいもの。新しい音楽が生れる現場を見せてくれました。この2人なら、アイリッシュ・ミュージックにも、薩摩琵琶にも、新しい可能性を開けるでしょう。将来、ぜひ2人でアルバムを作って欲しい。(ゆ)
トゥリーナ・マーシャル《アイリッシュ・ハープ》
そのブックレットに曲目解説を書いたんですが、1ヶ所、ミスがありました。最後のトラック〈Rakish Paddy/ The bucks of Oramore/ The mortgate burn〉のところで、
「2つの曲からなるメドレー」
とありますが、これは明らかに
「3つの曲からなるメドレー」
の間違いです。
申し訳ありませんが、そのように読みなおしてください。
ゲラでも見過ごしてました。こういう、大きく目立つところの間違いが見過ごされることはままあるんですが、やってもうた。
まあ、こういうところは気にしないで、音楽を楽しんでください。この録音はほんとうにすばらしいです。(ゆ)
グローニャ・ハンブリー@武蔵野
例によっていつもあっという間に売りきれることが予想されるのでご注意。スイング・ホールではなく、文化会館の小ホールなので、多少余裕はあるかもしれません。
坂上真清の2nd CD
7年ぶりとのことで、メインはカロランの知られざる名曲を再評価しようというもの。
トリニティのサイトでは9月末に発売となってますが、遅れてたのかな。
なんにしても、めでたい。
"O'Carolan" の表記ですが、筆者は O'Sullivan の決定版伝記の記述にしたがい、"O'" は読まずに「カロラン」にしてます。
この伝記は全曲楽譜集とセットになった大部のものですが、翻訳したら売れるのかなあ。あんまり読みやすいものではないんですけどね。
* * * * *
この度7年ぶりとなる坂上真清の 2nd CD が発売になりました。主なコンセプトはアイルランドにおける最も高名なハープ奏者兼作曲家でアイルランド吟遊詩人の伝統が途絶える最後の時代を生きたトゥアーロウ・オ・キャロラン(Turlough O'Carolan 1670-1738) のまだあまり知られていない名曲に光を当てるという物です。またここ数年コンサートで演奏してきて評判の良かったオリジナル曲も同時収録しています。ハープはオ・キャロランの時代に主に使用されていた金属の弦を張ったハープを使用し 演奏方法も当時の伝統に従い伸ばした爪を使って弾くというスタイルをとっています。
オ・キャロラン自身に関する事やCDのもっと詳しい内容は発売元であるトリニティーエンター・プライズのHPにアップしていますのでそちらをご覧下さい。
『アイルランド最後の吟遊詩人〜オ・キャロランの世界』
〜 The Last Irish Bard 〜 TRCD0013
価格 税込¥2,300
販売元 トリニティー・エンタープライズ
全国大型CD店での御注文、またネットサイトではトリニティーのHP、HMV 、タワーレコード 、アマゾン(近日中の予定) 、YAHOOショッピングなどから御購入が可能です。
収録曲
1 ゴールウェイ卿のための哀歌
LOrd Galway's LamentatiOn
2 マーヴェン・プラット 〜 あともう一杯
Mervyn Pratt One Bottle More
3 深き海 〜 キーン・オハラ
The Seas Are Deep Kean O'Hara
4 ラスモア *
Lusmore
5 ダニエル・ケリー
Daniel Kelly
6 リクソン婦人 〜 活気あふれて
Lady Wrixon All Alive
7 ドーナル・オブライエン 〜 マーガレット・マローン
Donal O'Brien Margaret Malone
8 リトル・アニータ *
Little Anita
9 イザベラ・バーク
Isabella Burke
10 リチャード・キューサック 〜 プランクスティー・オキャロラン
Richard Cusack Planxty O'Carolan
11 暗くもの悲しげな若者
The Dark, Plaintive Youth
12 魂と体の別離 〜 ペギー・モートン
Separation Of Soul and Body Peggy Morton
13 サンセット・チャイルド *
Sunset Child
*オリジナル
Thanx! > 坂上さん
日本アイルランド協会年次大会
今年は山下理恵子さんのダンスに関する研究、菊地恵子さんのカロランに関する研究の発表もあります。
スティッフ・リトル・フィンガーズに関する研究、なんてのもありますね。
個人的にはジョン・バンヴィルに関する発表にもちょっと食指が動きます。アイルランドでノーベル文学賞に一番近い人ではないかな。
研究発表や講演、シンポジウムのタイトルだけ上げておきます。詳しくは協会のウェブ・サイトをどうぞ。
* * * * *
日本アイルランド協会 2006年度年次大会
Conference of Irish Studies
アイルランド研究年次大会は、アイルランド研究を各分野から総合的に捉えるために 研究交流の一層の充実を期して年一回開催されます。活発な議論が展開されることを期待しております。
11/25(土)-- 26(日)
会場: 滋賀大学彦根キャンパス第二校舎棟
★プログラム
▼11/25(土)
<研究発表> 10 : 20−12 : 20
1) 山下理恵子「アイリッシュ・ダンスのナショナル・アイデンティティとしての形成」
司会 山本拓司
2) 斎藤真琴「海の上の出来事―『ローカリティの歴史研究』に向けて」
司会 山本 正
3) 伊藤範子「John Banville の作品における『海』」
司会 海老澤邦江
4) 菊地恵子「ターロック・オカロランとハープ音楽」
司会 太田 眞
<講 演> 14 : 00−15 : 00
藤本黎時「イェイツ研究余滴―夢か現実か―」
司会 池田寛子
<シンポジウム> 15 : 20−17 : 50
テーマ「イースター蜂起(1916)をめぐって」
司会 本多三郎「イースター蜂起研究の課題とシンポジウムのねらい」
報告 高神信一「蜂起はどのように計画され、どのように決行されたか
―1867年フィーニアン蜂起との比較を通じて」
堀越 智「イースター蜂起90年に考える」
▼11/26(日)
<研究発表> 10 : 00−12 : 10
5) 山田朋美「戦間期日本におけるアイルランド認識」
司会 齋藤英里
6) 九谷浩之「もう一つのアルスターとパンク:Westの Fodder とStiff Little Fingers」
司会 星野恵里子
7) 佐藤泰人「北アイルランドの詩とコミュニティー」
司会 佐藤 亨
<テーマ発表> 13 : 00−15 : 40
テーマ:「ターラの丘」
司会・構成:佐野哲郎
発表:盛 節子「ターラ王権の歴史的位置付け」
松村賢一「王権の終焉―『ダーデルガの館の破壊』をめぐって」
眞鍋晶子「19世紀以降のターラの丘―Gone with the Windとアメリカ移民」
☆お問い合わせ・連絡先☆
日本アイルランド協会事務局
Thanx! > 山本さん