クラン・コラ・ブログ(アイルランド音楽の森)

 アイリッシュ・ミュージックなどのケルトをはじめ、世界各地のルーツ音楽を愉しむブログです。そうした音楽の国内の音楽家も含みます。加えて主宰者の趣味のグレイトフル・デッド。サイエンス・フィクション、幻想文学などの話もあります。情報やメモ、ゴシップ、ただのおしゃべりなどもあります。リンク・フリーです。

タグ:バゥロン

 フィドル、ブズーキ、バゥロンでオールドタイムをやるというのはひょっとすると世界で初めてではないか。というのは大袈裟だが、きわめて珍しいことではある。オールドタイムに打楽器はない。スプーン、ボーンズが使われるかどうか。ましてやバゥロンでは。バゥロンもずいぶん広まって、ナッシュヴィルあたりではごく普通に使われる。使いやすい、アンサンブルに入れやすいのだろう。それほど柔軟性のあるバゥロンですら、オールドタイムに使われることは無い。

 外れる点では赤澤さんも同じだ。オールドタイムをブズーキでやるのはほとんど聴いたことが無い。ほぼ唯一の例外は、Transatlantic Sessions でブルース・モルスキィ、マイケル・マクゴールドリックとともにオールドタイム・チューンをやっているドーナル・ラニィだ。

 オールドタイムは頑固なのだ。自然発生した伝統音楽はみな頑固なのだが、オールドタイムの頑固さは突出している。

 レパートリィにも同じことが言える。この日の演目はまぎれもないオールドタイムの曲でありながら、もっぱらオールドタイムを演奏している人たちからは嫌われる、とまではいかなくても演奏するのを好まれない曲がいくつもあったらしい。

 この夜の音楽は編成からも当然予想されたことだが、オールドタイムの核は残しながら、そこからは外れる位相も明らかだった。告白すればあたしが興奮したのはその外れる部分、より正確に言えば外れていく部分だ。

 このように外れるところを好むのはひょっとすると世代的なものかもしれない。赤澤さんはあたしと同年、バスコさんは少し下だが、世代としては同じだ。一九五〇年代生まれのわれわれは七〇年代に青春を過ごしている。七〇年代は多様性が初めてそれとして花開いた時期だ。画一性の五〇年代が六〇年代に破裂し、その成果が七〇年代に具体化した。あたしらはその恩恵を浴びた。アイリッシュやオールドタイムなど、ヨーロッパ起源の伝統音楽に接したのもその一環だ。

 多様な外の文化に触れるやり方もいろいろあるだろうけれども、あたしは、そしてたぶん赤澤さんもバスコさんも、個々の要素のど真ん中だけでなく、それらが他の要素と接触・交配するところを面白がる。二つやそれ以上の要素がたがいに影響しあって、それまでどこにも見えなかったものが現れてくるのをスリリングと感じる。ふだんはど真ん中を好んでやったり聴いたりしているが、それだけだと不満が溜まる。異種交配されたものが欲しくなる。

 ということで実現した今回のライヴをぜひ見たい、そのためには京都まで出かけてもいいと思ったのは、こうした異種交配はあるいは唯一無二のチャンスかもしれないと思ったこととともに、もう一つの動機があった。

 バスコさんは3年前、目黒でライヴを見ることができたことでもう一度生を見たくなっていた。加えて赤澤さんだ。アイリッシュ・ブズーキ奏者としては世界一と目していながら、生に接したのはもう二十年ぐらい前か、下北沢で hatao、トシバゥロンとのトリオを見ただけだ。お互い古希を越えて、いつ何どきなにがあるかわからない。生きているうちに見られる人、会いたい人には見て会っておきたい。

 ハイライトはいくつもあるが、まずはバスコさんの唄。目黒の時もオープナーでいきなりアカペラで唄いだし、その後も唄は聴きどころだった。今回もここぞというところでうたう唄がいい。遠方から来たあたしのためにと唄ってくれたリチャード・トンプソンの二曲は染みました。一曲目はブズーキ・ソロから始めて、フィドルが入って〈ウィリー・オ・ウィンズベリ=フェアウェル・フェアウェル〉。二曲目は〈I want to see the bright lights tonight〉。1曲目はともかく、2曲などオールドタイムからは完全に離陸するのだが、バスコさんの唄とフィドルはあくまでもオールドタイムのスタイルなので、原曲の持つポップさがするりと消えて、伝統音楽の匂いを帯びる。後でやった〈Waltzing for dreamers〉も同じ。作者不詳の trad. だと言われても素直に納得してしまいそうだ。

 バスコさんはシンガーとして一級というわけではない。例えばこの日もとりあげたジョン・ハートフォードとか、あるいはノラ・ブラウンのような人たちと肩を並べるかというと、どこか違う気がする。といってヘタウマでもない。バスコさんは昔から得体の知れないところがある。若い時はどことなくフェアリーかエルフのような存在を連想させた。唄にもそういうところがあって、この世とあの世のあわいで唄っている雰囲気がある。

 くらべるとトシさんの唄ははっきりとこの世でうたっている。今回は一曲だけ、後半の後半バゥロンのソロからブズーキが入っての〈ニグロ・ジグ〉を経てのジグで唄ったのみだったけれども、声が良く通るのに驚いた。みわトシ鉄心ではコーラスが多いからわからなかったのか。

 オールドタイムのフィドルにもいろいろあって、ブルース・モルスキィのようにさっぱりきっぱり、竹を割ったようなものもある。バスコさんのはとにかくふにゃふにゃしている。芯はしっかり通っている。オールドタイムのメロディはひねくれたものがある。くらべるとアイリッシュのメロディはずっと真直ぐだ。そのひねくれたメロディがバスコさんのフィドルにかかるとさらにくねくねになる。バスコさんのフィドルの響きはまたひどく軽くもあって、その軽い音でおそろしくくねくねしたメロディが奏でられると、猛烈にふにゃふにゃになる。そしてそれが快感なのだ。装飾音は入れていないようなのに、メロディが揺れる。スイングと呼ぶには波長が短すぎるその揺れがいい。リピートのやり方も複雑で、赤澤さんもトシさんも聴いているだけでは捉えきれず、とうとう直接教えてもらったそうだ。オールドタイムはアイリッシュやスコティッシュの音楽とアフリカンの音楽と、さらにさまざまな音楽が混交してできてきた、究極の異種交配音楽の一つと言えるものだ。やっている人たち、つくってきた人たちも何が入っているか、はっきりとはわからないだろう。メロディのくねり方やリピートの複雑さはその交配の果実なのだろう。

 赤澤さんのブズーキはアイリッシュのバックに入る時も意表を突かれることが多い。それでいてメインの楽器や唄を確実に浮揚させる。こういうバッキングのフレーズをどこから思いつくのだろうと聴くたびに不思議になる。バスコさんとは違うところで、この人もこの世離れしているところがある。雰囲気というかたたずまいに、この世ならぬ異界の匂いがまとわりつく。しかもその異界がどこかはわからない。アイルランドのそれではないだろうとは思う。

 たまたま席が赤澤さんの真ん前だったから、もっぱらブズーキに耳をすませていた。フィドルやバゥロンの音は否が応でも耳に入るから、音の小さなブズーキに焦点を合わせてちょうど良い。三曲目〈ミシシッピ・ブレイクダウン〉のブズーキはGコード縛りだったが、コード・ストロークではなく、単音を弾く。

 今回は赤澤さんのソロが何曲もあったのにも喜んだ。スウェーデンの曲をやったり、チャイルド・バラッドをやったり。後者、ビートを通しながらメロディをしっかり聴かせる。バゥロンが入ってテンポ・アップする気に背筋に戦慄が走る。終わるのと間髪入れずにフィドルがソロを始めたのもかっこよかった。

 最初に書いたようにオールドタイム仲間ではやってもらえない曲をバスコさんは持ちこんだらしいが、選曲は実に良い。どれも外れ具合が良くて、一聴していい曲だと思えるものばかり。ラストはステファニー・コールマンの〈Irish polka〉。アイリッシュでもポルカでもない佳曲。スローで入って途中からテンポ・アップするのも美味しい。後に続けたのはアイリッシュの本物のポルカ。バスコさんのふにゃふにゃフィドルのおかげでまるでポルカに聞こえないのも新鮮。ここにはこの夜の、どこまでもオーセンティックでありながら、本流からは外れていく音楽の愉悦が凝縮していたようでもある。

 会場に、たまたま前の日にバスコさんが会ったリチャードというアメリカ人のマンドリン弾きが遊びに来ていて、三曲ほど参加する。ふだんはブルーグラスをやっているらしいが、なかなか達者なマンドリンで、この異種交配のライヴにもう一つ別の要素を加えて愉しい。後で聞いたら、彼の姓はパークス、父親はヴァン・ダイク・パークスだそうだ。

 会場は叡山電車の一乗寺駅からすぐのところ。インキョカフェという名はマスターの姓からとった由。インキョさんのやっている店だからインキョカフェ。マスターはまだ若い。30代でも通る。

 駅について時間があったので、駅の反対側にある恵文社一乗寺店に行ってみる。名前だけは昔から聞いていた。こういう店が近所に無くてよかった。もしあったら毎日通って、ただでさえ高い本の山がさらに何倍にも増殖していただろう。実にバランスよく並べられている本をながめているだけで吸いこまれるように一冊買ってしまう。どうしても買わずにいられない気にさせるものがあの店にはある。その後のライヴと同じく、あの店にもそれとは知らず、呼ばれていたのだろう。

 寒いことは寒いが、いい気分でインキョカフェを後にする。このトリオのライヴ、おたがい息のあるうちに、ぜひまたやってもらいたい。どこでやろうとそのときには駆けつけますよ。ますは素晴らしい夜をありがとうございました。(ゆ)

 アラキさんが初めて来日してから20年になるそうな。20年間、ほとんど毎年来日してツアーをしている、そういうことができるのも大したものである。新作《The East West Road》のジャケットには、国内で世話になった人びとの名がずらりと並んでいる。ほとんど全国におよぶ。人なつこいかれの人柄と、そしてもちろん音楽のすばらしいことがその裏にはある。

 バゥロンとヴォーカルの Colleen Raney、ギターの福江元太とのトリオでの、今回東京では唯一のライヴ。ラ・カーニャは世界中で一番好きなヴェニューとアラキさんは言う。あたしもここは好きだ。ミュージシャンとの距離が近いし、ステージが一段高いので、よく見える。マスターの操るサウンドもバランスがとれて気持ち良い。横浜のサムズアップとあたしには双璧だ。

 昼間のジャン=ミシェル・ヴェイヨンからのハシゴで、始まる前は前の余韻が残っていたというか、まだ茫然としたままで地に足が着いていなかった。2曲めあたりで、だんだん地上に降りてこれた。聴き慣れたアイリッシュ主体の楽曲と3人の演奏の親しみやすさのおかげか。

 ジャン=ミシェル・ヴェイヨンの音楽はそこを異界にしてしまうのだが、このトリオの音楽が響いているのは通常の空間だ。どこか tricolor の音楽に通じる。アイリッシュ・ミュージックとしてはあたりまえのことをきっちりと演る。それによって、日常空間を日常のまま位相をずらす。電子レンジでチンした材料で用意したようなふだんの食事が、食べてみるととんでもないご馳走に化けている。

 ブルターニュとの違いを如実に感じて、大袈裟に言えばふるさとに帰った想いがしたのは4曲目のホーンパイプ。やはりホーンパイプこそはアイリッシュの真髄、これをちゃんとできなくては一級のアイリッシュ・ミュージシャンとは言えない。3曲メドレーの2曲めが良かったが、名前がわからん。

 アラキさんはフルートと各種ホィッスルを結構頻繁に持ち替える。レイニィさんのバゥロンはハデなことは一切やらず、シュアにビートを刻むのに徹している。遊んでいるのはむしろ福江さんのギターで、やや大きめの音量とも相俟って、それを追うのも楽しい。

 そして何といってもこのトリオの、あたしにとっての最大のポイントは歌だ。アラキさんも、レイニィさんも一級のシンガーで、二人の歌をたっぷりと聴けたのは、この日、一番嬉しかった。とりわけ新作にも入っている〈Peggy-O〉からはアンコールまで歌が続いて、大いに喜ぶ。

 前半ではレイニィさんの〈Shades of Glory〉がハイライト。後半オープナーの軽快で明るい〈Reynardine〉がすばらしい。アラキさんはこういう「シリアス」なバラッドを、さらっと軽快に明るく唄って、しかも軽薄にならないところが面白い。レイニィさんの唄はむしろ抑えたタメのなかに艶かしさを秘めたところが魅力だ。一つのバンドでこういう二つの異なる色調が楽しめるのは珍しい。そして、どちらも相手がメインのときにつけるハーモニーが快感だ。

 福江さんの MC のおとぼけぶりにも堂が入ってきて、アイリッシュ色が強くなっている。

 一日のうちで、音楽の対極の相を二つながら味わえたのは貴重な体験だが、やはりひどくくたびれる。音楽を聴いている間はよいのだが、ライヴが終ってみると疲労困憊していることに気がついた。(ゆ)

 バゥロンの成田有佳里、ホィッスルの高梨菖子のデュオ、豆のっぽのライヴと聞いて、実はかなりストイックなものを予想したのだが、その予想が嬉しく裏切られたのは、まあ、当然でしょうな。

 やりたいこと、やってみたいことをとにかくやってみるのが、このユニットの趣旨。なるほど、デュオというのは自由度の高い形式ではある。その気になれば、ほとんど何でもできる。担当楽器を決めていても、応用の幅は相当に広い。これがトリオとかカルテットになると、それぞれの役割は収まるところに収まってきて、フォームとしては固まる傾向にある。むろん、それはそれでまたできることが異なるわけだが、自由度という点ではデュオにまさるものはない。

 二人ともコンサティーナを達者にこなすのは知っていたが、成田さんがギターも持ち出し、高梨さんはコンサティーナとロウ・ホイッスルとホィッスルを持ち替える。さらに、ゲストの梅田さんまでが、ホィッスルを吹き、トライアングルを叩く。始めた時と終る時で、全員異なる楽器を持っている、というのは、見て楽しいだけでなく、音楽としてもなかなかに面白い。これは肝心のところで、ヴィジュアル系ではあるまいし、やはり音楽が面白くなくては、どんなことをやってみせても、意味はない。

 この二人であれば、まずはオリジナルが聴き所になる。二人が属するきゃめるでやっている曲、この日のために書き下ろした曲、どれもやはり面白い。まずは〈おもちセット〉で、2曲目の〈さくらもち〉は名曲だとあらためて思い知らされる。成田さんの新曲は相当の難曲で、吹きおわって高梨さんは息を切らしていた。故意に難しくしようとしているわけではもちろんあるまい。一方で、新しい表現、新しい面白さを追求すると、従来考えられなかったような高度な技が要求されるものになってしまう傾向は、現代に作られる曲の宿命なのかもしれない。シニフィアン・シニフィエがとりあげている、メシアンやペルトにも通じるところがある。

 しかし、案外と言っては失礼になるだろうが、ホィッスルとバゥロンだけでやるトラディショナルが、オリジナルと同じくらい面白かったのは、見事だ。作曲をする人として、新たに作るようにアレンジをしているとも思えたりする。こういう時、伝統曲の柔軟さないし頑丈さが顕わになる。どんな扱いを受けても、曲としての佇まいはゆるがないから、演るほうとしては、むしろ安心して何でもできる。どんなことをしても、受け入れられるのだ。

 しかしあたしにとって最大のサプライズは梅田さんのうただった。せっかくだから1曲ソロで、と言われてやったハープの弾き語り。藤野由佳さんとのデュオでは1年くらい前からやっているそうだが、そちらはまだ見るチャンスが無かったから、初めての体験。すばらしいのは、梅田さんの歌唱はちゃんとうたとして成立していることだ。これはちょっと説明が難しい、というのはあたしもまだやくわかっていないのだが、うたになっているかどうかは、うまさとか、声の良し悪しとかとはまったく別の話のようなのだ。かつてシャロン・シャノンが引っぱりだした、デジー・オハロランのうたが一つの例になろうか。

 オハロランは声は地声で押し出しはないし、音程はふらふらとはまらないし、通常の意味ではお世辞にもうたがうまい、あるいはうたえるとは言えない。しかし、そう、かれには歌心がある、と言ってみようか。その一点で、かれのうたは独自の味わいのあるうたとして聞える。ヘタウマですらない。巧いヘタとは次元が異なる。

 梅田さんのうたはずっときちんとしている。音程がはずれるなんてことはありえない。しかし、やはり巧いヘタとは別のところでうたとしての魅力をしっかりと伝えてくる。聴きごたえがある。もっと聴きたくなる。あるいは、うたが巧いとは本当はそういうことなのかもしれない。

 成田さんと高梨さんは仲が良い。音楽をやっていなくても、きっと仲は良かったと思うと言うが、確かに息が合っている。ひょっとすると、きゃめるも出発はこの二人が軸になったのかもしれない。成田さんは、作曲しながら、ここはこういう風に演ってくれるといいなと思うことがある。一方で、そういうことを演奏者には言わない。演奏者の想像力をそういう形で縛るのは避けたいからだ。ところが、高梨さんはその秘かな願望のとおりに演奏してしまう。

 これもまた仲の良いこととは別のことかもしれない。が、そういうことがあれば、たとえ元は仲が悪くても、だんだん良くなるものではあるだろう。

 梅田さんも含めて、音楽を演っているとき、この人たちはどこか人間ばなれしている。妖怪とかいうと、恐しげな外見で、人間には悪さをするイメージだが、そうではない存在もいるのではないか、と彼女たちの演奏する姿を見ていると思えてくるのはいつものことだ。沖縄のキジムナーはこんな感じなのだろうか。異界の存在にもたぶんいろいろいるのであろう。

 高梨さんは直前に別のバンドに参加してPVを撮っていて、そのために髪を後ろでひっつめてまとめていた。むろんプロの仕事だ。和服を着たらさぞかし似合ったことだろう。その別のバンドの話も伺って、楽しみがまた増えたのだが、それはまた別の機会に。

 このデュオがどうなってゆくかがまず楽しみだ。きゃめるともティプシプーカとも違う、より自由度を高くすることを求めて、最先端へ突出する可能性もある。命ながらえて、見届けたいものではある。

 次はこの土曜日。同じホメリで、「春のゲンまつり!」。梅田さん、中藤さんに、巌裕美子氏のチェロが初見参。アイリッシュやスコティッシュだけでなく、クラシックもあるらしい。(ゆ)

 最近はブランドン・サンダースンとカーヌーン3がマイブーム。
ひとつ、イベントのお知らせです。 


「名プレイヤーで辿るバウロンの歴史とこれから」
バウロン研究会特別編レクチャーライブ
おおしまゆたか+トシバウロン+長濱武明

日時:9月23日(水・祝)
   開場 14:30 開演 15:00
   懇親会 17:30〜19:30
場所:東京・神田 Live & Bar SECOND STEP
(都営地下鉄新宿線 小川町駅・東京メトロ丸の内線 淡路町駅より徒歩2分)
料金:
レクチャーライブ:一般 2,500円+1ドリンク
         学生 2,000円+1ドリンク
懇親会(飲み放題 軽食付):一般 3,000円
              学生 2,000円
申込・問合せ:
バウロン研究会

 なお、定員が36名だそうです。
予約申込は SECOND STEP でもできます。


 今回もバゥロン演奏者としてはわが国トップのお二人(ついでながら、世界でも指折り)に加わっていただきます。音楽は聴いて見てナンボなので、百聞百見は一語に如かず。

 バゥロンというのはアイリッシュ・ミュージックの楽器のなかでもちょっと特別の位置にありますね。打楽器というだけでなく、楽器としての生い立ちというか経歴というか、その由来がこれほど明瞭にわかっているのも伝統音楽では珍しい。

 ブズーキとならんで、伝統音楽の柔軟性をよく表してもいますが、一方でこちらはモノ自体は昔からあったもので、手近にあるものを利用してしまう伝統音楽の貪欲さもうかがわれます。

 そして、その使われ方の展開というか発達というか、演奏法からアンサンブルへの組み込み方まで、これほど短期間にこれほど変化した楽器もまた、世界中見渡しても珍しいでしょう。もはや「単なる」タイコではなく、メロディまで演奏できてしまうほど。しかもそれが複雑で大型のシステムでもデジタル機器でもなく、一見単純な片面太鼓というのが驚きでもあります。さらにその変化はまだまだ継続中。

 アイリッシュ・ミュージックの枠をこえて、広く使われだしたバゥロンですが、それがどのようにして現在の姿を備えるにいたったか、を鍵となるプレーヤーを軸に振り返ってみよう、というのが今回のイベントです。春に出しました『アイルランド音楽 碧の島から世界へ』にもとづくイベントの一環でもあります。先日、アイルランド大使公邸で開催されたイベントのバゥロン版というところ。

 今回はしゃべりだけではなく、映像や音源の資料もあわせて利用すべく準備中です。(ゆ)


P.S.
 これがうまくいけば、他の楽器でもやってみたいんですよね。イルン・パイプなんか、すごく面白いと思うんですが。





 今月号を本日11時に配信しました。未着の方は、まずスパム・フォルダーをご確認ください。それでも届いていない場合、編集部にご一報ください。

 ついでと言うと失礼(ごめん、トシさん!)ですが、これも容量の関係であふれた情報。

 来週の水曜日、下北沢でバウロンのトシさんの入ったライヴがあります。アイリッシュだけでなく、いろいろな音楽の入った、やる人たちも予想がつかないものらしい。

 詳しくはこちら


--引用開始--
08/27(水)
オープン19:30
スタート20:00
下北沢 オフビート
1500円+1オーダー
off BEAT Tel 03-3468-7553

出演:【亀ジャムセッション】

 京都のサックスプレーヤー、亀田真司率いるジャムセッションバンド。
その音楽はあらゆるジャンルを股にかけ、貪欲にチャンプルすることで生まれる、新しい何か。
今回はギターとアイルランドの太鼓バウロンと共にジャムを繰り広げる。

亀田真司/サックス、ピアノ、ウッドベース、他
 2000年沖縄に移住。音楽活動はパンク・ロック・ポップ・レゲエ・
偽スカ・インドポイ・ジャズ・ジャュ・ブルース・チンドン・島唄・
アフリカン・ノイズ・アンビエント・フリージャズ・ミニ吹奏楽・舞踊・
舞踏・ダンス・映像など、いろいろごちゃまぜてーげーちゃんぷるー
 2006年大阪に移住。大阪・京都を中心にぼちぼち音楽活動など。
京都バンド"Pao"、他、大好評ライブ中

 バウロンのトシさんが、なぜか奄美の朝崎郁恵さんと仲良くなり、ライヴでサポートすることになったそうです。今度の日曜日です。

 奄美にバウロン、というのは新しい風を起こすかも。

 また、今月末には東京でザッハトルテのライヴをやはりサポートするそうです。
こいつは見逃せない。

 詳しくはこちら


--引用開始--
【ライブアース松山】
05/18(日)
場所:「道の駅」風早の郷風和里すぐ上
(北条スポーツセンター駐車場)
料金:賛同費確認のためチケット制とさせて頂きます。
☆高校生以上 / 前売賛同費(入場料)1000円
           当日賛同費 1500円
☆中学生以下 / 無料
 (保護者同伴、または生徒手帳持参に限ります)
運営:ライヴ・アースまつやま実行委員会 089-943-9696

☆“LIVE EARTH”とは、アフリカ貧困撲滅支援コンサート “LIVE 8”(2005年)でエミー賞を受賞したケビン・ウォールと、気候の危機を訴えた映画「不都合な真実 - An Inconvenient Truth」の作者であり元アメリカ合衆国副大統領のアル・ゴアを中心に発足した “SOS” が主催する、「地球温暖化の危機」解決に向けたグローバル・キャンペーン・プロジェクト。

 世界各地でこの思いに賛同するミュージシャンが中心となりライブイベントを開催し、その収益を環境や自然保護に役立てるという活動です。

 “LIVE EARTH” の収益の全ては、Alliance for Climate Protection(気候保護同盟)とその会長であるアル・ゴアが中心となり、気候の危機の解決を目的とするグローバル・プロジェクト基金を設立し、それを基に新たな取り組みを継続的に実施していきます。


【LIVE】朝崎郁恵 月例会
05/22(木)
開場18:30 開演19:30
前売¥2500(ドリンク別) 当日¥3000(ドリンク別)
チケット取扱
 月見ル君想フ 店頭&web
 おぼくり 電話予約 03-5466-7441(平日10時ー18時)  
 朝崎郁恵HP お問合せフォーム からも、ご予約可能です。
問合せ 月見ル君想フ  03-5474-8115

 今回の月例会は、ゲストに、その歌声が各方面で話題のビューティフルハミングバードを迎えてお送りします!

 朝崎郁恵は、ピアノに江草啓太を配し、遠く近く、記憶の底を衝き動かすパフォーマンスを見せてくれることでしょう。

 一方、風や空のことを歌う、歌とアコギの二人組・ビューティフルハミングバードは、住友林業やブリヂストン等、数々のテレビCMでその歌声が使用され、また、ノンPAの「耳をすまそうコンサート」を各地で成功させるなど、今、最も注目のユニットです。

 奄美の唄と東京の歌。奥底で通じる「うた」の力に触れる一夜です。


05/30(金)@下北沢440
ザッハトルテ《おやつは3ユーロまで》発売記念ライブ
下北沢440-four forty- (世田谷区代沢)
open 19:00/ start 19:30〜
前売¥2500/ 当日¥3000(オーダー別)
★ゲストミュージシャン★
功刀丈弘(フィドル)
hatao(アイリッシュフルート)
本岡トシ(バウロン)
--引用終了--

 わが国最強のアイリッシュ・バンドのひとつ、バター・ドッグスのライヴ情報です。来月、大阪でのライヴが1本、追加になったそうです。


★04/11 心斎橋 カフェ・コロンビア
出演 BLUE TALK & LOVE/ BUTTER DOGS
19:30スタート
チャージ2,000円(1drink込)
問合せ先 06-6241-9317
 

 対バンは「前回東京ツアーでサポートしてくれたかっぱ君のバンド」だそうですが、この人のバンドかな。ソウル、R&Bのバンドのようで、アイリッシュのバター・ドッグスとは対照的。

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