クラン・コラ・ブログ(アイルランド音楽の森)

 アイリッシュ・ミュージックなどのケルトをはじめ、世界各地のルーツ音楽を愉しむブログです。そうした音楽の国内の音楽家も含みます。加えて主宰者の趣味のグレイトフル・デッド。サイエンス・フィクション、幻想文学などの話もあります。情報やメモ、ゴシップ、ただのおしゃべりなどもあります。リンク・フリーです。

タグ:パソコン

 確かにあの薄さに入れられるほど薄い光ディスク・ドライヴを、
Apple は作れなかったのだろう。
松下に作れないものが Apple に作れるはずがない
といわれても仕方はない。

 Apple の、あるいはジョブズのおもしろいところはその先だ。

 松下ならば、あるいはソニーでもいいが、
他のメーカーならば、
そこで「妥協」しただろう。
たとえば作れるかぎり最も薄いドライヴを入れ、
そのドライヴに全体の厚みも合わせる。
光ディスク・ドライヴは不可欠と信じて疑わないからだ。
しかし結果できたものを、
紙の事務封筒から取り出すことはできなかっただろう。

 Apple はそこで薄さを選んだ。
この薄さに入るドライヴは
今の技術では不可能だというのか、
ならばそんなものは取ってしまえ。
無しですませられる方策を考えろ。
とにかく薄くするのだ。

 「妥協」しなかったとジョブズが言うのは
そういうことだ。

 つまり Apple は光ディスク・ドライヴの無いパソコンという
「未来」を選んだ。
他のメーカーはドライヴのあるパソコンという
「過去」に引きずられている。

 Apple はずっとこうやって「未来」を先取りしてきた。
それがすべてうまくいったわけではない。
失敗のほうが多かった。
当然だ。
しかしかれらは「未来」に踏み込むことをためらわない。
むしろ、おもしろがっているようにも見える。
やってみなければ、わからないじゃないか。
「無かったことにした」製品の死屍累々になるのも無理はない。

 そもそも Mac が生まれたのも、
そうやって夢見た「未来」を先取りしたからではないか。
コマンドラインの無いコンピュータという「未来」を
選んだからではないか。
ノート・パソコンも、
iPod も、
そうやって、生まれたのではないか。
「やってみなはれ」を地で行っているのは
いまの松下やソニーよりも
Apple ではないか。

 だから、Apple のやることは面白い。
眼が離せない。
たとえ、製品そのものは買えなくとも、
かれらが次にどんな「未来」を見せてくれるか、
わくわくして待つことになる。
こんなに噂系のサイトがあるメーカーを
ぼくは知らない。

 これを要するに、
Apple はそれ自体が一大娯楽産業なのだ。
Apple の製品について知り、
それを買い、使い、文句を言うことは
極上のエンタテインメントなのである。

 傍でおさまりかえっているのは野暮というものだ。(ゆ)

はやはりウチだけではなかったようで、
ここ数日、アクセス数がやけに増えてると思ったら、そのせいらしい。

 アップル公式サイトのユーザ・フォーラムでも、
頭から湯気が出ているコメント多数
ジャンル名だけではなく、
当然、変更年月日も変わるから、
それで管理しようとすると、おかしなことになる。

 そのフォーラムでは
 iTunes の「情報」で、日本語のチェックをはずす、
という解決法が出ているが、
日本語タイトルもたくさんあるから、
今度はそれが文字化けするのがこわくて、試せない。

 勝手に変更されたものを、手動で元にもどせば、
以後は変更されなくはなる、
とはいうものの、
ライブラリが7万曲を越えてると、
いかに IntelMac でも、
情報表示をクリックしてから
実際に情報のウインドウが出るまで数十秒かかるのだ。
いちいち、そんなことしてられっか。

 はよ、アップデート出せや、アップル、ぷんぷん(-_-#)。(ゆ)

 Mac OS X 10.5 Leopard が届いたので、MacBook Kro(初代)Intel Core Duo 2.0GHz にインストール。はじめ、所要時間3時間と出るが、実際には30分強で終了。デフォルトのインストールでは、設定の移行ややりなおしは一切不要。

 一番懸念していた親指シフトはあっさりOK。まったく何もせずに、これまで通り使用できる。というより、10.4.10 までは、再起動やログインしなおすと、システム環境設定で設定しなおさなければならなかったので、その手間がなくなった。ちゃんと自動的に Tesla が入っている。ひょっとするとアップルの方で、こういうサード・パーティ・ツールが使えるように組んでいるのだろうか、とすら思える。Xcode 3 で再コンパイル、ターミナルでファイル・コピーというのを覚悟していたので、正直、ほっとする。やってしまえばそんなにたいへんではないのだが、ふだん縁がないツールを使うのはやはりめんどい。

 Safari でも、あらたに機能がついた Mail でも RSS がまったく読めなくなるというトラブルが出ていて、モーレツに腹が立ったのだが、親指シフトがあっさり通ったのでとたんに機嫌が直る。

 Leopard は外見はあまり変わっていないが、細かいところでいろいろ使い勝手が良くなったり、表示が見やすく、あるいは美しくなっている感じがある。CPUは最新ではないが、全体の動作もよりきびきびしていて、快適。

 ホーム・ディレクトリに「ダウンロード」フォルダができ、メールの添付ファイルもブラウザでダウンロードしたものも、デフォルトではすべてここにまとまる。これまで自分で専用フォルダを作って指定していたが、デフォルトでこういうものがあるのは助かる。このフォルダはドックにも入っている。

 それにしても、今回の発売については、ごく普通のメディアが大々的に取りあげているのに驚いた。iPod 効果でMacそのものの売り上げも増えているそうだが、それ以上に Mac をめぐる風向きが変わっている。これまでは Mac はもう消えゆくのみ、とみなしていたのに。一台でウインドウズと両方使えるというのは、意外なメリットなのだろうか。アメリカの大学や学生の間ではもはや Mac がデファクト・スタンダードになりつつあるような気配だが、それが一般に広がるのも時間の問題か。(ゆ)

 光デジタル・オーディオ出力が付いていることに気がつき、急遽 MacBook を購入することにし、チャンスを窺っていたら、昨日(28日)朝 Apple Store の整備済製品に、一世代前の MacBook の黒がメモリ増設で出る。即注文したら、今朝届く。

 夕刻から起動し、PowerBook G4 12inch から移行。FireWire でつなぎ、元の方をターゲット・モードで再起動、後は自動でデータはもちろん、もろもろの設定までそっくり移してくれる。約2時間半で40GBほどの移行が終る。

 再起動、各種ソフトのアップデート。ファームウエアのアップデート2種。Mac OS X 自体も最新の 10.4.8。1時間弱。これで、そのまま同じ環境で使い始められた。AirMac のつなぎだけ、セキュリティ対策のため、手動で行う。

 親指シフトだけはだめなので、アルファベット入力でやるが、キー配置は Dvorak にする。egbridge は環境設定でキー配置を選ぶだけでできる。egbridge を切れば、普通のQWERTY配列。

 一番の問題は SETI@home を入れると、チップが熱くなり、ファンがフル回転すること。これではできない。

 画面はクリアワイドで、明るさが違う。13インチだが、横に広く、旧12インチの倍ぐらいになった感覚。キーボードも打ちやすい。全体的な動作もきびきびしていて、明らかに PowerBook G4 では太刀打ちできない。あちらの唯一のメリットは12インチのサイズのみ。もっとも比べてみると平面積は広くなっているが、厚みが3分の2で、掴みやすい。重さもほぼ同じか。薄いのは結構メリットで、箱からして半分以下である。PowerBook はアップル・ストアのキャンペーンで下取りに出す。

 心配していた AppleWorks も今のところ、問題なく動いている。OED は、どうしても必要になったら、専用に安いウィンドウズ・マシンを買った方が早いかもしれない。

 あとは親指シフトだが、ヘッダ・ファイルの書換えなども必要らしく、四苦八苦。ミクシで質問してみる。

 これで年が明けたら、SE-U55GX を注文だ。光デジタル出力からつないで、タイムドメインで聞く。楽しみなり。(ゆ)

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