08月24日・水
Dead.net から1972年05月のロンドン4日間の96/24のファイルのダウンロード・リンクが来る。先日リンクが来たロスレスはやはり間違いだったわけだ。今度は速度が速く、ファイル・サイズは4倍なのに、20分かからない。zip ファイルを解凍して確認すると、確かにハイレゾ。
%本日のグレイトフル・デッド
08月24日には1968年から1985年まで6本のショウをしている。公式リリースは完全版が2本。
1. 1968 Shrine Auditorium, Los Angeles, CA
土曜日。このヴェニュー2日連続の2日目。
2時間弱の一本勝負。全体が《Two From The Vault》でリリースされた。
アンコールの〈Morning Dew〉がいきなり終るのは、ここで警察が事実上「プラグを抜いた」ため、と Peter Lavezzoli が DeadBase XI で言う。
2. 1969 Paradise Valley Resort, Squamish, BC, Canada
日曜日。Vancouver Pop Festival。フェスティヴァルは3日間で、デッドはこの日のみ。セット・リスト不明。
デッドの他にポスターから読みとれるアクトは、シカゴ、リトル・リチャード、ソニー・テリー&ブラウニー・マッギー、ラヴ、アリス・クーパー、ポコ、キャンド・ヒート、ゲス・フー、タジ・マハル、グラス・ルーツ、マザーロード、ラスカルズなど。
3. 1971 Auditorium Theatre, Chicago, IL
火曜日。このヴェニュー2日連続の2日目。5.50ドル。開演7時半。
オープナー〈Uncle John's Band〉を含んで第一部から8曲、第二部はオープナー〈St. Stephen〉から3曲とクローザー〈Good Lovin'〉に向けての4曲、計16曲1時間半が《Dick's Picks, Vol. 35》でリリースされた。デッドのアーカイヴにあるテープでは、再生可能なのはこれで全部。
いわゆる「ハウスボート・テープ」の1本。1971年秋、ガルシアがキースに聴いて研究するように与えた箱いっぱいのテープがキースの両親のボートハウスに35年間放置されていた。2004年になって、キースと兄弟たちがホートハウスを整理していて箱を見つけ、ドナに送り、ドナがデヴィッド・レミューに渡した。35年、テープにとっては良い環境ではないところに放置されたものとしてほ、状態は驚くほど良かったらしい。
第一部9曲目で〈Empty Pages〉がデビュー。ピグペンの作詞作曲。この日と2日後のニューヨークの2回のみ演奏された。スタジオ盤収録無し。
4. 1972 Berkeley Community Theatre, Berkeley, CA
木曜日。このヴェニュー4本連続のランの3本目。
この年らしい出来らしい。
5. 1980 Grand Center, Grand Rapids, MI
日曜日。前売8.50ドル、当日9.50ドル。開演7時半。
かっちりとした出来。
6. 1985 Boreal Ridge Ski Resort, Donner Summit, CA
土曜日。15ドル。開演2時。07月14日以来の、夏休み明けのショウ。
高度が高く、機材の調子がひどかったらしい。ロケーションはタホ湖の北東の山中。なぜか、レッドネックが大勢来て、酒を飲みすぎてはところかまわずゲロしていたことも、雰囲気とショウの印章を悪くしているらしい。音楽的にはそう悪くない出来だが、とにかく機材トラブルが続いて、第一部の終りでガルシアが、休憩してこの機材をなんとかしてから続きをやるよ」と宣言したくらいだった。(ゆ)