クラン・コラ・ブログ(アイルランド音楽の森)

 アイリッシュ・ミュージックなどのケルトをはじめ、世界各地のルーツ音楽を愉しむブログです。そうした音楽の国内の音楽家も含みます。加えて主宰者の趣味のグレイトフル・デッド。サイエンス・フィクション、幻想文学などの話もあります。情報やメモ、ゴシップ、ただのおしゃべりなどもあります。リンク・フリーです。

タグ:ブリティッシュ・トラッド

 わが国では例年よりむしろ寒いくらいですが、
ヨーロッパではイースターの訪れとともに
フェスティヴァルの季節が始まります。

 今年の復活祭は西方では03/23で、
英国では翌日の月曜日も休日。
この週末にイングランド南岸ワイト島対岸のゴスポート、フェアラムで
屋内会場のものとしてはイングランド最大といわれる
フォーク・フェスティヴァルがあります。

 今年のラインナップは
われらがショウ・オヴ・ハンズ、
オイスターバンド、
キャスリン・ティッケル、
フルック、
ルカ・ブルーム、
スピアズ&ボゥデン、
ジョン・タムス&バリィ・クープ(今年の BBC2 Folk Awards のベスト・デュオ)
ロイ・ベイリー(まだ元気らしい。よかったよかった)
ラウー
ベラ・ハーディ
アスキュー・シスターズ(先日の Winds Cafe でも大好評)
チャンバワンバ(アコースティック版)、
ザ・メン・ゼイ・クドゥント・ハング(まだやってたんだ)
などなど。
各ミュージシャンのサイトのリストはこちら

 フェスティヴァル初心者や慣れない人間にとっては、
夏の屋外のものよりも、
屋内のほうが見やすいかもしれません。
まだ集まる人の数もそう多くないでしょうから、
宿の確保などもしやすいのではないかな。
ケンブリッジなど大規模なものは
テント持ち込みが普通のようですし。

  東京・三軒茶屋での Winds Cafe 134「エキゾティック・イングランド」は無事終了。

  ご来場くださった皆様、ありがとうございました。

  一応皆様、楽しんでいただけたようで、まずはやっただけのことはあったようです。ぼくもひさしぶりにイングランドをまとめて聞いたり、あらためて調べなおしたり、おおいに楽しませていただきました。やってみてあらためて今イングランドの音楽はおもしろいと認識しました。チャンスをくださった主催者の川村龍俊さん、裏で神経細やかなサポートをしてくださった幸子夫人に、心からの感謝を捧げます。

  それにしても、大トリの「イングランドの北島三郎」(笑)ヴィン・ガーバットの反戦歌がおおいにウケたのはうれしかった。この人は現地でも過小評価されていると思うのですが、ほんとうにもっともっと知られ、聞かれてほしい。

  当日かけた曲目やミュージシャンたちの情報はあらためて後日 Winds Cafe のサイト等にアップします。(ゆ)

 かつて東京・渋谷のロック喫茶「ブラックホーク」を根城にした「ブリティッシュ・トラッド愛好会」の創設メンバーで、わが国有数のハイランド・パイパーであり、特に「ピブロック」については第一人者でもある森能文さんが、その愛好会結成以前の「ブラックホーク」での「トラッド」体験について、ブログと掲示板を始められています。

ブログ「パイパー森・My Roots Music
経過について
専用掲示板


 この時期はわが国にブリテンのルーツ/フォーク・ミュージックが紹介され初めた頃で、「ブラックホーク」の「お皿回し」だった故松平維秋氏がその仕掛け人だったわけですが、かれの仕掛けに応えて、これを支えたのが森さんなどの少数の熱心なファンでした。それが本国での盛上りに感応する形で1977年の「愛好会」結成として実を結びます。そのあたりのことやそれ以前のわが国での「トラッド」をめぐる状況、ご本人の思い入れなどが、語られています。

 その頃はミュージシャンの来日など考えられもせず、一にも二にもレコードを聞くことしかできませんでしたから、ブログも当然、様々なレコードを中心に書かれています。

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